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グリーンのキッチンに合うバックスプラッシュとは?
キッチンづくりの参考になる、バックスプラッシュのデザインをご紹介します。
Victoria Harrison
2022年12月20日
深みのあるフォレストグリーンから、柔らかいセージグリーン、そしてその中間のあらゆる色合いに至るまで、グリーンはキッチンにドラマ、深み、面白みをもたらすことのできる色です。一方で、グリーンのキャビネットに合う天板、バックスプラッシュ、床材の選定には、多くのデザイン上の決断が必要になります。
この記事では、Houzzのデザイナーたちが、どのようなバックスプラッシュをキッチンに組み合わせているかをご紹介します。ぜひ、キッチンづくりの参考にしてみてください。
この記事では、Houzzのデザイナーたちが、どのようなバックスプラッシュをキッチンに組み合わせているかをご紹介します。ぜひ、キッチンづくりの参考にしてみてください。
鏡を使って軽快さを演出
David L Douglas(デイビッド・L・ダグラス)さんがデザインした、この濃いフォレストグリーンのキャビネットは、艶やかなフローリングと組み合わせることで、ドラマチックでムーディーな雰囲気をつくり出します。しかし、バックスプラッシュと備品のチョイスのおかげで、空間自体は明るく遊び心あるものになっています。
鏡面ガラスをレンジの背面に置くことで、向かい側の窓からの眺めと自然光が反射され、空間全体に光と輝きがもたらされました。この効果は、鏡面仕上げのペンダント照明、食器棚の光輝く真鍮製の取手、光沢のある白い天板によって補完されています。これらのすべてが、空間の質を高めています。
David L Douglas(デイビッド・L・ダグラス)さんがデザインした、この濃いフォレストグリーンのキャビネットは、艶やかなフローリングと組み合わせることで、ドラマチックでムーディーな雰囲気をつくり出します。しかし、バックスプラッシュと備品のチョイスのおかげで、空間自体は明るく遊び心あるものになっています。
鏡面ガラスをレンジの背面に置くことで、向かい側の窓からの眺めと自然光が反射され、空間全体に光と輝きがもたらされました。この効果は、鏡面仕上げのペンダント照明、食器棚の光輝く真鍮製の取手、光沢のある白い天板によって補完されています。これらのすべてが、空間の質を高めています。
ガラスに溶け込ませる
一口にグリーンといっても、非常に多くの色合いがあり、それぞれが独特の特徴を空間にもたらします。このキッチンでは、柔らかいセージグリーンが、オーク材の天板と淡い敷石の床と組み合わされることで、明るいカントリー風の雰囲気をつくり出しています。
デザイナーは、バックスプラッシュで大胆なコントラストをつくり出すのではなく、レンジの背面にシンプルな色ガラスのパネルを設置して、軽快な雰囲気を最大化しました。このガラスパネルは、キャビネットの淡いグリーンにマッチし、全体のカラースキームに溶け込んでいます。
このようなガラスのバックスプラッシュは、光を反射して空間を明るくするので、自然光の量を増やしたい空間に最適です。
一口にグリーンといっても、非常に多くの色合いがあり、それぞれが独特の特徴を空間にもたらします。このキッチンでは、柔らかいセージグリーンが、オーク材の天板と淡い敷石の床と組み合わされることで、明るいカントリー風の雰囲気をつくり出しています。
デザイナーは、バックスプラッシュで大胆なコントラストをつくり出すのではなく、レンジの背面にシンプルな色ガラスのパネルを設置して、軽快な雰囲気を最大化しました。このガラスパネルは、キャビネットの淡いグリーンにマッチし、全体のカラースキームに溶け込んでいます。
このようなガラスのバックスプラッシュは、光を反射して空間を明るくするので、自然光の量を増やしたい空間に最適です。
効果を増幅させるグリーンの組み合わせ
グリーンがメインカラーではなく、アクセントカラーである場合は、バックスプラッシュの色としてデザインに取り入れることもできます。ここでは、グリーンに塗られたアイランドカウンターが、Mercury Mosaics and Tileの美しいグリーンのバックスプラッシュタイルによって上手く引き立てられています。
このデザインは、デザイナーがあえてキャビネット、天板、壁を白にしたため、非常にうまく機能しています。これにより、グリーンのバックスプラッシュとアイランドカウンターが強調され、威圧的ではない、統一感のある見た目になっています。
アクセントに真鍮を取り入れ、フローリングと棚には木製のものを選択することで、暖かく居心地の良い雰囲気がつくり出されています。
キッチン向けタイルのデザインをもっと見る
グリーンがメインカラーではなく、アクセントカラーである場合は、バックスプラッシュの色としてデザインに取り入れることもできます。ここでは、グリーンに塗られたアイランドカウンターが、Mercury Mosaics and Tileの美しいグリーンのバックスプラッシュタイルによって上手く引き立てられています。
このデザインは、デザイナーがあえてキャビネット、天板、壁を白にしたため、非常にうまく機能しています。これにより、グリーンのバックスプラッシュとアイランドカウンターが強調され、威圧的ではない、統一感のある見た目になっています。
アクセントに真鍮を取り入れ、フローリングと棚には木製のものを選択することで、暖かく居心地の良い雰囲気がつくり出されています。
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脇役に徹する
Aflux Designsによるこのキッチンには、グリーンのアイランドカウンター、ブラックのキャビネット、ツートンカラーの天板、ディスプレイ棚など、いくつかの特徴的な要素があり、これらすべてがたくさんの個性と視覚的効果を空間にもたらしています。
そのため、白い石のバックスプラッシュは、これらの要素が干渉し合うことなく共存できる、シンプルでさりげない背景として機能しています。シンクの背面で天井まで垂直に立ち上がるこのバックスプラッシュには、目で確認できる継ぎ目はありません。シームレスで手入れしやすいデザインとなっています。
Aflux Designsによるこのキッチンには、グリーンのアイランドカウンター、ブラックのキャビネット、ツートンカラーの天板、ディスプレイ棚など、いくつかの特徴的な要素があり、これらすべてがたくさんの個性と視覚的効果を空間にもたらしています。
そのため、白い石のバックスプラッシュは、これらの要素が干渉し合うことなく共存できる、シンプルでさりげない背景として機能しています。シンクの背面で天井まで垂直に立ち上がるこのバックスプラッシュには、目で確認できる継ぎ目はありません。シームレスで手入れしやすいデザインとなっています。
クラシックでシンプルに
クラシックなバックスプラッシュには、シンプルな白タイルを選択すれば間違いありません。deVOL Kitchensによるこのエレガントなカントリー風のキッチンでは、すっきりとした白目地が入った細長のつや消しタイルにより、大型レンジの背面に、柔らかな質感の表面がつくり出されています。
このバックスプラッシュを、セージグリーンとクリーム色に塗られたキャビネット、あたたかみのあるオーク材の天板、そして淡い色の石の床と組み合わせることで、この明るく開放的な空間に、モダン・カントリー風の印象を与えています。
オープンキッチンをタイルでおしゃれに彩るコツ
クラシックなバックスプラッシュには、シンプルな白タイルを選択すれば間違いありません。deVOL Kitchensによるこのエレガントなカントリー風のキッチンでは、すっきりとした白目地が入った細長のつや消しタイルにより、大型レンジの背面に、柔らかな質感の表面がつくり出されています。
このバックスプラッシュを、セージグリーンとクリーム色に塗られたキャビネット、あたたかみのあるオーク材の天板、そして淡い色の石の床と組み合わせることで、この明るく開放的な空間に、モダン・カントリー風の印象を与えています。
オープンキッチンをタイルでおしゃれに彩るコツ
白で窮屈さを解消
この食器棚のオリーブ色のような、鮮やかで濃いグリーンを使う場合は、より軽めの色調の天板やバックスプラッシュを取り入れて、グリーンの強さを和らげた方が良いかもしれません。
この小さなキッチンスペースで、デザイナーのGreg Natale(グレッグ・ナターリ)さんは、作業台と食器棚の間にクリーンな白の大理石製のバックスプラッシュを挿入しました。このバックスプラッシュは、上下のキャビネットの間の視覚的な切れ目として機能し、この小さいスペースを広く感じさせてくれます。
上部キャビネットの下に取り付けられた小さなスポットライトは、窓のないこのキッチンの明るさを補います。食器棚の塗装にはやや光沢があるため、向かい側の食器棚の表面が、バックスプラッシュの白をわずかに反射し、空間に奥行きをもたらします。
この食器棚のオリーブ色のような、鮮やかで濃いグリーンを使う場合は、より軽めの色調の天板やバックスプラッシュを取り入れて、グリーンの強さを和らげた方が良いかもしれません。
この小さなキッチンスペースで、デザイナーのGreg Natale(グレッグ・ナターリ)さんは、作業台と食器棚の間にクリーンな白の大理石製のバックスプラッシュを挿入しました。このバックスプラッシュは、上下のキャビネットの間の視覚的な切れ目として機能し、この小さいスペースを広く感じさせてくれます。
上部キャビネットの下に取り付けられた小さなスポットライトは、窓のないこのキッチンの明るさを補います。食器棚の塗装にはやや光沢があるため、向かい側の食器棚の表面が、バックスプラッシュの白をわずかに反射し、空間に奥行きをもたらします。
レトロな雰囲気を高める
フレッシュでクリーン、そして遊び心のあるミントグリーンは、空間を優しくレトロな雰囲気にしてくれます。
このキッチンでは、ミントグリーンの食器棚と黒白のグラフィックのバックスプラッシュを組み合わせることで、アールデコ調の楽しげな雰囲気がつくり出されました。
このデザインでは、角張ったゴールドの取手、ゴールドのペンダント照明、そして大胆な模様の大理石の天板がアクセントになっています。さらにチェリーレッドを差し込むことで、よりシャープな印象を与えています。
フレッシュでクリーン、そして遊び心のあるミントグリーンは、空間を優しくレトロな雰囲気にしてくれます。
このキッチンでは、ミントグリーンの食器棚と黒白のグラフィックのバックスプラッシュを組み合わせることで、アールデコ調の楽しげな雰囲気がつくり出されました。
このデザインでは、角張ったゴールドの取手、ゴールドのペンダント照明、そして大胆な模様の大理石の天板がアクセントになっています。さらにチェリーレッドを差し込むことで、よりシャープな印象を与えています。
光沢を利用する
このHerringbone Kitchensのキッチンは、柔らかなセージグリーンの食器棚、光沢のあるゴールドのペンダント照明、そしてわずかに反射する白い石のバックスプラッシュによって、明るくエレガントな雰囲気になっています。
背面の壁に沿って配置された光沢のある表面が、右手のガラス扉から入ってくる光を捕らえて反射させるため、開放的な空間がさらに明るく感じられるようになっているのです。
壁側の天板とアイランドカウンターに同じ素材を使用し、カラーパレットをシンプルに保つことで、デザインが引き立ち、静かでエレガントな空間をつくることができます。
こちらの記事もあわせて
「キッチンの顔」バックスプラッシュの選び方
海外から学ぶカラフルキッチンのヒント
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