海外から学ぶカラフルキッチンのヒント
色とりどりのキッチンに思い切ってチャレンジしてみませんか?海外の素敵な事例から、色の組み合わせや使い方のコツを解説します。
ブラッキン・ヘザー
2022年8月8日
Houzz contributor.
Home Life Style インテリア、収納空間デザイン。
「贅沢な時間を過ごせる、あなたらしい心地よい住まいづくり」をモットーに、一人ひとりの個性や「好き」を引き出しながらのインテリアのコーディネーション、
より快適な暮らしのためのライフスタイルに合わせた収納計画のご提案をいたします。
著書「ふつうの住まいでかなえる外国スタイルの部屋づくり(文藝春秋)
Interior decoration and storage space planning in Tokyo, Japan. English/Japanese bilingual, with interior design and decoration experience in Europe and Japan.
Houzz contributor.
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「贅沢な時間を過ごせる、あなたらしい心地よい住まいづくり」をモットーに、一人ひとりの個性や「好き」を引き出しながらのインテリアのコーディネーション、
より快適な暮らしのためのライフスタイルに合わせた収納計画のご提案をいたします。
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日本ではニュートラルカラーのキッチンが人気ですが、海外ではカラフルなキッチンもよく見られます。とくに最近では、「家の中心部であるキッチンは、楽しく、わくわくさせてくれる空間であって欲しい」という想いから、積極的に色を取り入れる人が増えているようです。
最近注目されているのが、2色以上使ったキッチン。複数の色を使うときのコツやアイディアをご紹介しましょう。
最近注目されているのが、2色以上使ったキッチン。複数の色を使うときのコツやアイディアをご紹介しましょう。
欧米で人気なのが、ペイントしたキッチンです。
一般的でもある木製のキャビネットは何回も塗り替えられるのが最大のメリット。飽きたときには自分たちで塗り替えるのが当たり前な文化だからこそ、大胆な色を使ったり、キッチンのイメージをガラリと変えることもできるのです。
最近ではSNSでも、キッチンリメイクの投稿が数多く見られるようになりました。日本のキッチンは、直接ペンキを塗るのが難しい素材が多いため、シートを上から貼って模様替えされる人も少なくないようですね。
一般的でもある木製のキャビネットは何回も塗り替えられるのが最大のメリット。飽きたときには自分たちで塗り替えるのが当たり前な文化だからこそ、大胆な色を使ったり、キッチンのイメージをガラリと変えることもできるのです。
最近ではSNSでも、キッチンリメイクの投稿が数多く見られるようになりました。日本のキッチンは、直接ペンキを塗るのが難しい素材が多いため、シートを上から貼って模様替えされる人も少なくないようですね。
キッチンのリフォームとはそれなりにコストがかかるもの。だからこそ、色選びや色の使い方について、じっくり考えることが大切です。
もちろん好みもありますが、そうすぐに飽きないためには、慎重なプランニング、そして上手なバランスの取り方が欠かせません。Houzzの事例写真を参考にしながら、キッチンのカラー計画のヒントを見つけてみましょう。
キッチンxカラーに関する記事をもっと読む
もちろん好みもありますが、そうすぐに飽きないためには、慎重なプランニング、そして上手なバランスの取り方が欠かせません。Houzzの事例写真を参考にしながら、キッチンのカラー計画のヒントを見つけてみましょう。
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自然素材と馴染む色
コントラストカラーであるオレンジやブルーのトーンを少し落とし、木と馴染むような落ち着いた雰囲気に仕上げたキッチン。木のパーツと色がバランス良く入り混じって互いを引き立てており、色ばかりが目立ちすぎず、全体に一体感があります。丸い取手がチャーミングなアクセントになり、色だけでなく、さまざまな要素に視線を向けられるのがポイントです。
細かいディティールにこだわりながら、すっきりとした、コンテンポラリーなキッチンとなっています。
コントラストカラーであるオレンジやブルーのトーンを少し落とし、木と馴染むような落ち着いた雰囲気に仕上げたキッチン。木のパーツと色がバランス良く入り混じって互いを引き立てており、色ばかりが目立ちすぎず、全体に一体感があります。丸い取手がチャーミングなアクセントになり、色だけでなく、さまざまな要素に視線を向けられるのがポイントです。
細かいディティールにこだわりながら、すっきりとした、コンテンポラリーなキッチンとなっています。
色でゾーニング
こちらのキッチンは、カラーブロックによってゾーニングされています。カウンター下は濃いめのブルー、奥の吊り戸棚や冷蔵庫まわりのエリアは淡いブルーグリーン、家電収納はソフトなピンクで、3色がバランス良く配合されています。
濃い色は、低い位置に使うことで圧迫感が減ります。また、淡いパステルの甘さを抑え全体を引き締める役割も担い、しっかりとしたアンカーをつくりあげてくれています。
こちらのキッチンは、カラーブロックによってゾーニングされています。カウンター下は濃いめのブルー、奥の吊り戸棚や冷蔵庫まわりのエリアは淡いブルーグリーン、家電収納はソフトなピンクで、3色がバランス良く配合されています。
濃い色は、低い位置に使うことで圧迫感が減ります。また、淡いパステルの甘さを抑え全体を引き締める役割も担い、しっかりとしたアンカーをつくりあげてくれています。
強いアクセントは小さな面積で
こちらは、黄色いバックスプラッシュが印象的なキッチンです。鮮やかな色は小さな面積でも十分なインパクトを持つため、まわりは落ち着いた色でまとめると、飽きずにより長く楽しめます。ヴィヴィッドな黄色と、オリーブグリーンやスモーキなブルーといった中間色とのコントラストが絶妙です。黄色によって、くすみ色の落ち着きや美しさがより引き立てられています。
また、上部の白いキャビネットは壁や天井と馴染ませ、しっかりとした白のベースをつくることで、全体が明るく、開放感も得られています。ベースカラー、アソートカラー、アクセントカラーと、色の比率を考えるのも、飽きのこない色使いに効果的です。
「キッチンの顔」、バックスプラッシュの選び方
こちらは、黄色いバックスプラッシュが印象的なキッチンです。鮮やかな色は小さな面積でも十分なインパクトを持つため、まわりは落ち着いた色でまとめると、飽きずにより長く楽しめます。ヴィヴィッドな黄色と、オリーブグリーンやスモーキなブルーといった中間色とのコントラストが絶妙です。黄色によって、くすみ色の落ち着きや美しさがより引き立てられています。
また、上部の白いキャビネットは壁や天井と馴染ませ、しっかりとした白のベースをつくることで、全体が明るく、開放感も得られています。ベースカラー、アソートカラー、アクセントカラーと、色の比率を考えるのも、飽きのこない色使いに効果的です。
「キッチンの顔」、バックスプラッシュの選び方
上部のキャビネットだけにカラーを取り入れた、ユニークなキッチンですね。
ベースは白と黒で落ち着きを保ちながら、吊り戸棚をアクセントにしています。ブルーのグラデーションに、黄色を入れてパンチを効かせています。
ベースは白と黒で落ち着きを保ちながら、吊り戸棚をアクセントにしています。ブルーのグラデーションに、黄色を入れてパンチを効かせています。
白をメインに、差し色をプラス
ヴィヴィッドカラーが特徴的なキッチンです。これだけ鮮やかな色の場合は、白をしっかりと残し、色は差し色として考えると良いでしょう。
実はこちらのキッチンでは、カラーを使っているのはアイランドの内側と、椅子の後ろのキャビネットの1方向のみ。キッチン側に立つと、ハッピーカラーに囲まれて、気持ちが盛り上がりそうです。
ヴィヴィッドカラーが特徴的なキッチンです。これだけ鮮やかな色の場合は、白をしっかりと残し、色は差し色として考えると良いでしょう。
実はこちらのキッチンでは、カラーを使っているのはアイランドの内側と、椅子の後ろのキャビネットの1方向のみ。キッチン側に立つと、ハッピーカラーに囲まれて、気持ちが盛り上がりそうです。
上の写真と同じキッチンです。カウンターの反対側から見えるキッチンは真っ白。大きな窓に映る景色は落ち着いたナチュラルな色合いで、唯一のカラーは赤い椅子やカウンターに置いてあるアイテムです。
落ち着いた面と、元気でカラフルな面と、2つの顔を持つキッチンもなかなか優れたアイディアですね。料理しているときにはわくわくした気分、食べるときには落ち着いた気持ちで、といった思いでデザインされたのかもしれません。
落ち着いた面と、元気でカラフルな面と、2つの顔を持つキッチンもなかなか優れたアイディアですね。料理しているときにはわくわくした気分、食べるときには落ち着いた気持ちで、といった思いでデザインされたのかもしれません。
ナチュラルなキッチンにさりげなく色を取り入れる
日本でも人気のある木製キッチン。木のぬくもりを残しながら、ところどころにアクセントカラーをプラスした個性的なスタイルです。色は赤や黄色やオレンジといった暖色で、木の自然な色ともよく馴染んでいます。派手なコントラストはなく、色からも素材からもぬくもりが感じられるようになっています。
日本でも人気のある木製キッチン。木のぬくもりを残しながら、ところどころにアクセントカラーをプラスした個性的なスタイルです。色は赤や黄色やオレンジといった暖色で、木の自然な色ともよく馴染んでいます。派手なコントラストはなく、色からも素材からもぬくもりが感じられるようになっています。
いちばん見える場所にアクセントカラーを
最近の日本のキッチンでは、アイランド型やペニンシュラ型のオープンキッチンが増えているので、リビングダイニングから見える、背面の壁が目立つポイントになることが多いでしょう。壁の色を変えることで、部屋全体のイメージが大きく変わります。
また、壁の仕上げはキッチン本体に比べると色を変えやすく、コスト面も抑えることができます。最近では自分でペンキを塗ったり、壁紙を貼る人も増えてきました。複数のカラーを取り入れたキッチンの中で、自分でも手を加えられる場所があれば、ちょっとした変化が楽しめます。
最近の日本のキッチンでは、アイランド型やペニンシュラ型のオープンキッチンが増えているので、リビングダイニングから見える、背面の壁が目立つポイントになることが多いでしょう。壁の色を変えることで、部屋全体のイメージが大きく変わります。
また、壁の仕上げはキッチン本体に比べると色を変えやすく、コスト面も抑えることができます。最近では自分でペンキを塗ったり、壁紙を貼る人も増えてきました。複数のカラーを取り入れたキッチンの中で、自分でも手を加えられる場所があれば、ちょっとした変化が楽しめます。
色柄豊富なエクレクティックスタイル
大胆な壁紙と赤いキャビネットがインパクト大! これまで紹介してきたシンプルなカラーブロックとは異なり、色が混ざり合った華やかさ溢れたキッチンです。
赤だけではなく、壁紙の中の葉の色と合うグリーンの椅子や、カウンター上の小物類にもご注目を。一見ガーリーな花柄と思いがちですが、ディティールのポップな色づかい、モダンな家電や水栓のミックスが、このキッチンがもつ独特なエッセンスをつくりあげています。
大胆な壁紙と赤いキャビネットがインパクト大! これまで紹介してきたシンプルなカラーブロックとは異なり、色が混ざり合った華やかさ溢れたキッチンです。
赤だけではなく、壁紙の中の葉の色と合うグリーンの椅子や、カウンター上の小物類にもご注目を。一見ガーリーな花柄と思いがちですが、ディティールのポップな色づかい、モダンな家電や水栓のミックスが、このキッチンがもつ独特なエッセンスをつくりあげています。
工事なし、賃貸でもOK!カラフルなアイテムを取り入れる
シンプルなキッチンをキャンバスに、小物使いでさまざまな表情をつくり出せます。こちらは、鮮やかな色の小物や家電、コカコーラのサインをスプラッシュバッグにした、ミッドセンチュリーを思わせるような楽しいキッチン。賃貸であったり、コストをそれほどかけられない場合でも、小物使いでイメージをガラリと変えることができますよ。
Houzzでインテリアの専門家を探す
シンプルなキッチンをキャンバスに、小物使いでさまざまな表情をつくり出せます。こちらは、鮮やかな色の小物や家電、コカコーラのサインをスプラッシュバッグにした、ミッドセンチュリーを思わせるような楽しいキッチン。賃貸であったり、コストをそれほどかけられない場合でも、小物使いでイメージをガラリと変えることができますよ。
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良記事ありがとうございます。お礼と言ってはなんですが・・・
日本人に好まれる、最適な色の組み合わせ。
https://drive.google.com/file/d/1rG5EbzVSsLAj_51htX_Q6yTxRU2C3JBs/view?usp=sharing