ソファのクッションをプロ流にアレンジしてみよう!
手軽な模様替えにおすすめなのが、クッションアレンジです。プロが使っている法則をご紹介しましょう。
ブラッキン・ヘザー
2023年11月22日
Houzz contributor.
Home Life Style インテリア、収納空間デザイン。
「贅沢な時間を過ごせる、あなたらしい心地よい住まいづくり」をモットーに、一人ひとりの個性や「好き」を引き出しながらのインテリアのコーディネーション、
より快適な暮らしのためのライフスタイルに合わせた収納計画のご提案をいたします。
著書「ふつうの住まいでかなえる外国スタイルの部屋づくり(文藝春秋)
Interior decoration and storage space planning in Tokyo, Japan. English/Japanese bilingual, with interior design and decoration experience in Europe and Japan.
Houzz contributor.
Home Life Style インテリア、収納空間デザイン。
「贅沢な時間を過ごせる、あなたらしい心地よい住まいづくり」をモットーに、一人ひとりの個性や「好き」を引き出しながらのインテリアのコーディネーション、
より快適な暮らしのためのライフスタイルに合わせた収納計画のご提案をいたします。
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リビングのインテリアを手軽に変えたいと思ったら、ソファのクッションをアレンジしてみましょう。
クッションカバーやアレンジの仕方で、同じソファでも部屋の表情を大きく変えることができます。その時の気分や季節によって、気軽な模様替えにもぜひ活用したいアイテムの一つです。いくつかのポイントをつかんで、プロ流のクッションのアレンジにぜひ挑戦してみてください!
クッションカバーやアレンジの仕方で、同じソファでも部屋の表情を大きく変えることができます。その時の気分や季節によって、気軽な模様替えにもぜひ活用したいアイテムの一つです。いくつかのポイントをつかんで、プロ流のクッションのアレンジにぜひ挑戦してみてください!
1. アレンジを考える
【シンメトリー vs アシンメトリー】
ソファの両サイドに同じクッションを、やや内側に向けて置けば出来上がり。両側に1つずつとシンプルに、またはさらにボリュームを出したり、よりアクセントにしたい時には少し重ねるように2つずつ置くと効果的です。
フォーマルやトラッドな印象もありますが、落ち着いた、整理整頓したイメージを与えることができます。
覚えておきたいヒント:
複数のクッションをアレンジする時には外側から内側に向けて並べていきましょう。理想としては大きめのクッションが外側、そして内側に向けて徐々に小さくしていくときれいに見えます。
【シンメトリー vs アシンメトリー】
- シンメトリーは整った印象が強くなる
ソファの両サイドに同じクッションを、やや内側に向けて置けば出来上がり。両側に1つずつとシンプルに、またはさらにボリュームを出したり、よりアクセントにしたい時には少し重ねるように2つずつ置くと効果的です。
フォーマルやトラッドな印象もありますが、落ち着いた、整理整頓したイメージを与えることができます。
覚えておきたいヒント:
複数のクッションをアレンジする時には外側から内側に向けて並べていきましょう。理想としては大きめのクッションが外側、そして内側に向けて徐々に小さくしていくときれいに見えます。
- シンメトリーを崩してみましょう
例えば、真ん中に小さめで形の違うクッションをプラスするのも「崩し」をつくる一つの方法です。異なる色、または柄ものですとさらにアクセントになります。
左右対称の整った印象を残しながら、簡単にカジュアル感を出す方法です。
覚えてきおきたいヒント:
偶数の数はどちらかと言えばフォーマルに見え、奇数はよりカジュアルに仕上がることを覚えておくとよいでしょう。
- アシンメトリーはカジュアル感が溢れる
こちらのように2対1で、どこかで色を統一することで数や大きさ、形が異なってもきれいにバランスがとりやすくなります。
クッションが主張しすぎず、片側だけに集めた落ち着いた雰囲気のリビングルームです。反対側が物足りないと思った時には軽くスローやブランケットをかけてみるとより安定感のあるバランスをつくり出すことができます。
- センターにまとめる
肘掛から少し離し、センターを中心にまとめたスタイルは写真のようなカーブしたソファや、肘掛がないソファにはとくにおすすめです。
センターにまとめたクッションは強いアイキャッチになります。色や柄、素材をミックスして遊び心のあるアレンジの見せ場でもあるので思い切って大胆なアレンジを楽しんでみませんか?
カウチやコーナーのようなL字のソファではセンターにまとめるのと同じように、角の部分にクッションを集めるときゅっと引き締まったアレンジとなり、コージーな印象も与えてくれます。
2. 数を考える
【少ない vs たくさん】
コントラストの強い色や反対色というと、鮮やかすぎるイメージが大きいようですが、こちらのようにくすんだ落ち着いた色同士のコントラストも大人の雰囲気で素敵です。
【少ない vs たくさん】
- 少ない数で美しいソファを引き立てる
コントラストの強い色や反対色というと、鮮やかすぎるイメージが大きいようですが、こちらのようにくすんだ落ち着いた色同士のコントラストも大人の雰囲気で素敵です。
クッションが少ない分、ソファの見える面積が多くなります。きれいな色やデザインのソファの引き立て役としてもクッションを活用すると良いでしょう。
さりげない柄のシンプルなクッションは、美しいエメラルドグリーンとぴったりのマッチングです。全体にエレガントなニュアンスが感じられます。
さりげない柄のシンプルなクッションは、美しいエメラルドグリーンとぴったりのマッチングです。全体にエレガントなニュアンスが感じられます。
- たくさん置いてボリュームを出す
柄ものを上手にミックスするコツは、柄の大きさに差をつけることです。同じサイズですと視線の取り合いとなってしまいます。
大きめな柄はより目を引くので、まずは大柄をメインに置き、そして中、小と徐々に小ぶりの柄のクッションを足すときれいに見えます。大中小とは限らず、2つの大きさの柄の組み合わせでも同じ考えでアレンジしてみてください。
- 柄と無地を合わせると落ち着く
また、無地があるからこそ、柄が引き立ちます。すでにお気に入りの柄のクッションカバーがあれば、柄の中の色を1つか2つ拾って同じ色の無地のクッションをプラスしてみましょう。
こちらの広めのソファでは、柄ものとプレーンのクッションを交互に並べていることで落ち着いた、洗練された雰囲気が印象的です。整頓なイメージでありながら、アシンメトリーでアレンジに若干「崩れ」が入っていることでそれほど硬い感じはしません。
海外のこのような事例を見て「たくさんのクッションは邪魔にならない?」とよく質問されます。たくさんクッションをアレンジするのは素敵だけれど、座る時はどうなる?と思っていませんか?
海外のこのような事例を見て「たくさんのクッションは邪魔にならない?」とよく質問されます。たくさんクッションをアレンジするのは素敵だけれど、座る時はどうなる?と思っていませんか?
3. ソファ以外の場所でも使って見せ場をつくる
ソファに座っていない時は好みのアレンジでリビングの「見せ場」としてクッションは楽しめるものです。
実際にソファに座る際にはもちろん、座り心地が良くなるように動かしながら調整することになるでしょう。
腰を支えるために体と背もたれとの間に挟んだり、肘掛として使ったり、昼寝の際には枕がわりになど、便利で多様な使い方ができるインテリアアイテムです。個人的にはクッションを抱きながらテレビを見たり、おしゃべりするのが好きでなんとなく気持ちが落ち着きます。
また、使っていない時にはポイと簡単に入れられるお洒落なカゴをリビングに置くのも一つの方法です。カゴは空間の表情をより深める素敵なインテリアアイテムにもなります。
ソファに座っていない時は好みのアレンジでリビングの「見せ場」としてクッションは楽しめるものです。
実際にソファに座る際にはもちろん、座り心地が良くなるように動かしながら調整することになるでしょう。
腰を支えるために体と背もたれとの間に挟んだり、肘掛として使ったり、昼寝の際には枕がわりになど、便利で多様な使い方ができるインテリアアイテムです。個人的にはクッションを抱きながらテレビを見たり、おしゃべりするのが好きでなんとなく気持ちが落ち着きます。
また、使っていない時にはポイと簡単に入れられるお洒落なカゴをリビングに置くのも一つの方法です。カゴは空間の表情をより深める素敵なインテリアアイテムにもなります。
クッションを使ってたくさんな素敵な世界観を生み出すことができます。カバーの交換も手軽にできるため、ぜひ一年を通して様々なアレンジを楽しんでみてはいかがでしょう。
クッションアレンジについてもっと知りたい方はベッドのデコラティブクッションに関してのこちらの記事も、合わせてぜひご覧になってください。
ベッドにクッションをたくさん置くのはなぜ? 寝室を素敵にするピローの飾り方ルール
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Thank you for including my work in your article. It was a lovely project, situated on Sydney Harbour with the most beautiful water views and the iconic Sydney Opera House. If you would like to view more photos of this project, they are on my profile.
あなたの記事に私の仕事を含めてくれてありがとう。これは素敵なプロジェクトで、最も美しい水の景色と象徴的なシドニーオペラハウスがあるシドニーハーバーに位置していました。このプロジェクトの写真をもっと見たい場合は、私のプロフィールにあります。
ありがとうございました Danielle Trippett Interior Design www.danielletrippett.com