自宅で映画館のような臨場感を!ホームシアターのある住まい
家にいながら好きな映画を大迫力で楽しめるホームシアター。こだわりやポイントについて、専門家にインタビューしました。
外出自粛の“おうち時間”は、映画好きの人にとっては、劇場へ足を運ぶことのできないつらい期間かもしれません。テレビで好きな映画を観るのもいいけれど、大きなスクリーンで迫力ある映像を楽しみたいですよね。
今回は、自宅にいながら劇場さながらの気分を味わえるホームシアターを、Houzzの事例写真と専門家コメントとともにご紹介します。
今回は、自宅にいながら劇場さながらの気分を味わえるホームシアターを、Houzzの事例写真と専門家コメントとともにご紹介します。
「別荘には、自宅とは異なる非日常な空間をお望みでしたので、ゲストスペースのエントランス部に本格的なカウンターバーを併設したシアターを提案させていただきました」と杉本さん。
コンサートホールのVIP席に使われる6席のシートと、オーナーこだわりのAV機器を備え、家族や友人と楽しめるプライベートな映画館が実現しました。
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コンサートホールのVIP席に使われる6席のシートと、オーナーこだわりのAV機器を備え、家族や友人と楽しめるプライベートな映画館が実現しました。
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ガレージとホームシアターは相性抜群
ウッドアートスタジオが手がけたこちらのホームシアターは、ガレージの中につくられています。
「オーナー様はご友人やご家族と楽しく遊べるガレージを要望されており、その一部としてホームシアターを取り入れました。このお家の中でガレージという空間は“第2のリビング”としてつくられているので、一般的なガレージよりも、車も置ける“特大のプレイルーム”といった内容になっています」と話すのは、西崎佳祐さん。
ウッドアートスタジオが手がけたこちらのホームシアターは、ガレージの中につくられています。
「オーナー様はご友人やご家族と楽しく遊べるガレージを要望されており、その一部としてホームシアターを取り入れました。このお家の中でガレージという空間は“第2のリビング”としてつくられているので、一般的なガレージよりも、車も置ける“特大のプレイルーム”といった内容になっています」と話すのは、西崎佳祐さん。
西崎さんは、ガレージという特殊な空間は、ホームシアターととても相性が良いと話します。
「5.1chの音響システムも広いガレージなら簡単に設置できますし、大音量を出すスピーカーは普通の木材の床ではビビリ音や反響の原因となりますが、土間コンクリートにより軽減されます」
ガレージ内にはミニキッチンも備えられていて、映画を楽しみながらコーヒーを淹れることもできます。オーナー家族からは、「ガレージエリアは土足のため、子どもたちが飲み物やお菓子をこぼしても気にならないのがいい」という喜びの声もあったそうです。
「5.1chの音響システムも広いガレージなら簡単に設置できますし、大音量を出すスピーカーは普通の木材の床ではビビリ音や反響の原因となりますが、土間コンクリートにより軽減されます」
ガレージ内にはミニキッチンも備えられていて、映画を楽しみながらコーヒーを淹れることもできます。オーナー家族からは、「ガレージエリアは土足のため、子どもたちが飲み物やお菓子をこぼしても気にならないのがいい」という喜びの声もあったそうです。
「当初は駐車のためのガレージのみ建てるご依頼でしたが、打合せを進める中で、ホームシアターも導入することになりました。それは、ご家族やご友人とも楽しい時間を共有したいとい うオーナー様の優しさがあってのことでした」と話すのは、堺武治さん。
映画を観るだけでなく、スポーツ中継を観ながらご友人とBBQを楽しんだり、管楽器を演奏するお子さんの練習場所にしたりと、多様な楽しみ方ができる空間になっています。
映画を観るだけでなく、スポーツ中継を観ながらご友人とBBQを楽しんだり、管楽器を演奏するお子さんの練習場所にしたりと、多様な楽しみ方ができる空間になっています。
施工のポイントとして、堺さんは「ある程度の防音対策は必要だと思います。スピーカーやアンプなどのシアター機材をどこに配置するかや、スピーカーは振動するため、床仕上げをどうするかなども重要です」と話します。「また照明には、まぶしくないようにグレアレスの器具を使ったり、空調や換気システムにも気を使う必要があります」
愛車と暮らす家づくり
愛車と暮らす家づくり
最高峰のオーディオを備えるホームシアター
澤村昌彦建築設計事務所が手がけたのは、とことんまでオーディオにこだわったホームシアター。こちらの住宅は住居棟と、玄関、ガレージ、オーディオルーム棟に分かれていて、このオーディオルーム専用の広い空間が平屋に設けられています。
澤村昌彦さんは、「最高峰のオーディオを備える空間ですので、音楽スタジオを手掛けているプロフェショナルと施主様を交えて議論を繰り返し、高いクオリティーで作りこまれています」と話します。
澤村昌彦建築設計事務所が手がけたのは、とことんまでオーディオにこだわったホームシアター。こちらの住宅は住居棟と、玄関、ガレージ、オーディオルーム棟に分かれていて、このオーディオルーム専用の広い空間が平屋に設けられています。
澤村昌彦さんは、「最高峰のオーディオを備える空間ですので、音楽スタジオを手掛けているプロフェショナルと施主様を交えて議論を繰り返し、高いクオリティーで作りこまれています」と話します。
「最高峰のオーディオの性能を最大限に引き出すための工夫が散りばめられています」と澤村さん。「デザインと性能を融合させるために、議論は夜遅くまでお酒を飲みながら行われました。また、高価なオーディオケーブルの選択には関係者が全員集まって投票方式で選ばれました」
プロフェッショナルがつくり上げたオーディオルームでは、厚みある迫力あるサウンドで映画が楽しめそうです。
プロフェッショナルがつくり上げたオーディオルームでは、厚みある迫力あるサウンドで映画が楽しめそうです。
デザイン性と機能性を兼ね備えたホームシアター
最後にご紹介するのは、株式会社GLANCEが手がけたホームシアター。「CEDIA AWARDS 2019」の『Best Media Room Level 1部門』で、最優秀賞に輝いたホームシアターです。
松﨑圭志さんは、「もともと映画や音楽にご興味のあるオーナー様でしたが、ご自宅のリフォームを機に家族で楽しめるホームシアターを作りたいという想いがあったようです」と話します。
最後にご紹介するのは、株式会社GLANCEが手がけたホームシアター。「CEDIA AWARDS 2019」の『Best Media Room Level 1部門』で、最優秀賞に輝いたホームシアターです。
松﨑圭志さんは、「もともと映画や音楽にご興味のあるオーナー様でしたが、ご自宅のリフォームを機に家族で楽しめるホームシアターを作りたいという想いがあったようです」と話します。
「最新のフォーマットを生活空間でもあるリビングで実現するため、さまざまな工夫を施しました。例えば、『Dolby Atmos』の5.1.4chスピーカーレイアウトを再現するため、ソファ左右にサラウンドスピーカーを配置し、配線が見えないようにしています」と松﨑さん。
「4Kプロジェクターはリビングとダイニングの天井の段差を利用し、超薄型金具を用いて、天井に張り付いているような仕上がりとなりました。また、フロントスピーカーのウォルナットとできるだけ近い素材のものを建築側に探して頂き、リビングの顔となるように調整しています」
映像や音のクオリティだけでなく、インテリアの景観を損ねないデザイン性を追求することで、リビングとしても快適な空間が実現しています。
シアタールームの写真をもっと見る
「4Kプロジェクターはリビングとダイニングの天井の段差を利用し、超薄型金具を用いて、天井に張り付いているような仕上がりとなりました。また、フロントスピーカーのウォルナットとできるだけ近い素材のものを建築側に探して頂き、リビングの顔となるように調整しています」
映像や音のクオリティだけでなく、インテリアの景観を損ねないデザイン性を追求することで、リビングとしても快適な空間が実現しています。
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山肌に建つ、2階建ての別荘。こちらのホームシアターは、その1階部分につくられています。一級建築士事務所シンクスタジオの杉本清史さんは、「居室としては採光の取りにくい場所を、有効に利用するために作りました」と話します。