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ブランケット、クッション、ファブリックパネルで秋冬のインテリアにチェンジ!
インテリアに季節感を取り入れるのに、最も気軽に使えるのはファブリック。なかでもすぐに試せるブランケット、クッション、ファブリックパネルで小さな模様替えをしてみませんか?

Miki Nakajima
2023年11月11日
ライター。町田ひろ子アカデミーにてインテリアコーディネートをはじめ、家具や照明、ディスプレイなど豊かなライフスタイルについて幅広く学ぶ。その後、インテリアショップにて家具やインテリア雑貨の提案の仕事に就く。現在は、知識と経験を活かした豊かなライフスタイルの情報発信、依頼があれば結婚式などのディスプレイを行う。
ライター。町田ひろ子アカデミーにてインテリアコーディネートをはじめ、家具や照明、ディスプレイなど豊かなライフスタイルについて幅広く学ぶ。その後、インテリアショップにて家具やインテリア雑貨の提案の仕事に就く... もっと見る
最初に選んだ家具やテイストで、一度コーディネートを完成させた部屋でも、住んでいる間には季節に合わせて変化をつけたり、何かアクセントを加えたりしたくなるもの。でも家具を買い替えたり、壁紙を替えたりなどの大掛かりな模様替えはちょっと大変です。そこで、柔軟に模様替えに対応できるファブリックを活かして、季節に合ったプラスコーディネートを楽しんでみましょう。今回はなかでも特に気軽に手に入れられるインテリア小物3種を使って、リビングまわりを中心に秋冬らしい取り入れ方をご提案します。
カジュアルで温かな雰囲気をつくる、ブランケット
これからの季節、活躍するのはブランケット。ソファやベッドに掛けておけば肌寒いときに羽織れ、かつおしゃれな小道具にもなります。まず、ソファのひじ掛けや背もたれに、座面へ向かって斜めに掛けてみましょう。ゆったりとした大きいソファであれば、上の写真のように座面に掛けるのもおすすめです。ポンと無造作に置いたような形を意識すると、自然な形のディスプレイになります。
これからの季節、活躍するのはブランケット。ソファやベッドに掛けておけば肌寒いときに羽織れ、かつおしゃれな小道具にもなります。まず、ソファのひじ掛けや背もたれに、座面へ向かって斜めに掛けてみましょう。ゆったりとした大きいソファであれば、上の写真のように座面に掛けるのもおすすめです。ポンと無造作に置いたような形を意識すると、自然な形のディスプレイになります。
ブランケットを使うとカジュアルな雰囲気がプラスされるので、ゴージャスなスタイルよりも、木の質感を活かした北欧スタイルやナチュラルテイストのほうが相性がよいです。
写真はファブリックをふんだんに使用した北欧テイストで、ホワイトをベースに、ブランケットとクッションにブルーを取り入れ、アクセントにしています。秋冬には寒色(ブルー系のカラー)を避ける考えもありますが、ウールなど暖かい素材であれば、寒い季節にもじゅうぶん活用できます。
写真はファブリックをふんだんに使用した北欧テイストで、ホワイトをベースに、ブランケットとクッションにブルーを取り入れ、アクセントにしています。秋冬には寒色(ブルー系のカラー)を避ける考えもありますが、ウールなど暖かい素材であれば、寒い季節にもじゅうぶん活用できます。
ハイグレードな印象のある、エレガントやモダンなテイストの部屋にブランケットを使うなら、ナチュラルでカジュアルなテイストを少しミックスしましょう。木製のテーブルなど温かみのある素材を合わせることで、ブランケットのくだけた印象となじむようになります。
写真は、ブランケットを含むファブリック類を、グレイッシュカラーやホワイト系のやわらかい印象のカラーで統一。エレガントな空間になじんでいます。ボリュームのあるカーテンやたくさんのクッションがあると、より温かい印象の空間に仕上がります。
写真は、ブランケットを含むファブリック類を、グレイッシュカラーやホワイト系のやわらかい印象のカラーで統一。エレガントな空間になじんでいます。ボリュームのあるカーテンやたくさんのクッションがあると、より温かい印象の空間に仕上がります。
ファーやフェイクファー素材のブランケットは、一気に秋冬らしいコーディネートになるのでおすすめです。一人掛けソファに掛ければ上品に、より大きいサイズのソファに掛ければ、部屋自体がリッチな印象になります。
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ブランケットはリビングのソファまわり以外に、寝室でも活躍します。
ベッドをスタイリングするアイテムのひとつに「ベッドスロー(Bed Throw)」があります。もともとは海外の土足文化により、足元のシーツが汚れないように掛けるベッドライナーで、現在もコーディネートに活かされています。ブランケットをスロー風に使ってみるのもひとつの方法です。ソファと同じように足元の位置に斜めに掛けたり、足元を覆うような位置に掛けたりするとさまになります。
ブランケットのワンアクセントだけならシンプルな仕上がりに。プラスしてクッションをたくさん置くと、さらに華やかになります。
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さまざまな組み合わせを試したい、クッション
柄やカラー、素材がとても豊富なクッション。価格も安価なイメージがありますが、高価で質の高いファブリックを使用したものもあります。とはいえ小さな面積なので、高級素材でも比較的取り入れやすい価格なのが魅力です。多くは中材とカバーが別売りになっているので、気軽に季節ごとに変えることが可能です。
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組み合わせもとても幅広く、空間の印象もかなり変わってくるのでコーディネートのしがいがあります。無地のみでトーンを統一してカラフルにするのも楽しいですし、イラストや柄だけの組み合わせも面白いコーディネートになります。
重厚感のあるエレガントなテイストの空間であれば、ベルベットや毛足の長い素材のクッションを。無地やデコラティブな柄を選ぶとバランスがよくなります。
上品に仕上げるためには、カラーは同系色で、トーン(色の明るさと鮮やかさを合わせたもの)を揃えるようにしましょう。落ち着いたトーンはエレガントテイストとよく似合います。クッションは多くて3、4個までにすると、上品に仕上がります。
上品に仕上げるためには、カラーは同系色で、トーン(色の明るさと鮮やかさを合わせたもの)を揃えるようにしましょう。落ち着いたトーンはエレガントテイストとよく似合います。クッションは多くて3、4個までにすると、上品に仕上がります。
モダンやナチュラルといったシンプルなテイストの部屋には、コットンやウールのカジュアルな素材のクッションが合います。
落ち着いたカラーと定番のタータンチェックやストライプを選ぶことで、一気に秋冬らしくなります。キリム柄(幾何学模様のような柄が特色の、遊牧民の織物)のクッションなども、ナチュラルテイストの部屋をシックに仕上げる上級者向けのおすすめ秋冬柄です。
落ち着いたカラーと定番のタータンチェックやストライプを選ぶことで、一気に秋冬らしくなります。キリム柄(幾何学模様のような柄が特色の、遊牧民の織物)のクッションなども、ナチュラルテイストの部屋をシックに仕上げる上級者向けのおすすめ秋冬柄です。
他のアイテムとのコーディネートも楽しい、ファブリックパネル
ファブリックパネルとは北欧発祥の、木製の板などにファブリックを貼りつけたもの。アートのように壁に掛けたり、チェストの上に立てかけたりすることで、部屋のアクセントになります。ファブリックをカーテンやクッションと同じものにして統一感が出せるのもメリット。また、比較的安価で軽量なので、壁を飾る際に取り入れやすいアイテムです。
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市販されているものは北欧のデザイナーズの柄が多いですが、北欧スタイルだけでなく、ナチュラルテイスト全般と相性がよいです。モダンとのミックススタイルにも似合います。それ以外にも、好きなファブリックを選んでDIYすることで、幅広いテイストに対応できます。
絵やポスターなど他ののアートよりも、柄や素材感で季節感も表現できるのもおすすめポイントです。タータンチェック柄や毛足が長い素材のファブリックを選べば、さらに秋冬らしくなります。
絵やポスターなど他ののアートよりも、柄や素材感で季節感も表現できるのもおすすめポイントです。タータンチェック柄や毛足が長い素材のファブリックを選べば、さらに秋冬らしくなります。
季節に合った模様替えで部屋の景色を変える醍醐味は、四季のはっきりしている日本だからこそ。また、季節ごとに「どういったカラーにしよう」「素材はどうしよう」と自分の部屋と向き合うことで、インテリアをさらに楽しみ、コーディネートも上達できます。
ぜひ、四季折々に合わせてコーディネートを変えることで、より深くインテリアを楽しんでみませんか。
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