ソファのサイズ選びの基本とバランスのよいレイアウトとは?
壁に寄せる? 部屋の真ん中に置く? 2人掛けと3人掛けのどちらがいいの? 1人掛けやアームチェア、オットマンとの組み合わせは? ソファのベストな配置について考えてみましょう。
家を建てたとき、引っ越したとき、新しく買い換えるとき。リビングの主役となるソファに憧れの部屋のイメージを託す人は多いのではないでしょうか。すっきりしたラインのモダンなソファ、体を包み込むふわふわのソファ、家族や友人がみんなで座れる大きなソファ、2人でくつろげるラブソファなど、家族構成やライフスタイルによって理想のソファも違うでしょう。ただ、現実的なソファ選びでまず重要なのは、ソファの大きさや形、そしてレイアウトです。
前回の記事「コーナーソファの選び方と快適なレイアウトとは?」では、L字型ソファのタイプと配置のバリエーションをご紹介しましたが、この記事では、より一般的な2人掛け、3人掛けのソファのサイズ選びやレイアウトに関して、改めてご説明したいと思います。
適したソファサイズの考え方
ソファのサイズ選びは部屋の広さや人数に加え、目的も加味するとよいでしょう。必ずしも人数が多いから大きいソファがよいとは限りません。
たとえば、3人家族だからと3人掛けを選んでも、一列に並ぶと会話がしづらく、真ん中に座る人は居心地がよくないかもしれません。むしろ2人掛けソファにプラスして1人掛けソファを置いた方が快適。コミュニケーションもしやすく、それぞれがゆったりと座れます。
来客が多く、大勢でソファを囲んでお茶や食事を楽しむなどのカジュアルな集まりが頻繁にある家なら、3人掛けを使いこなせます。また、2人でも贅沢にゆったり座るために3人掛けを選ぶ家もあるでしょう。
ソファのサイズ選びは部屋の広さや人数に加え、目的も加味するとよいでしょう。必ずしも人数が多いから大きいソファがよいとは限りません。
たとえば、3人家族だからと3人掛けを選んでも、一列に並ぶと会話がしづらく、真ん中に座る人は居心地がよくないかもしれません。むしろ2人掛けソファにプラスして1人掛けソファを置いた方が快適。コミュニケーションもしやすく、それぞれがゆったりと座れます。
来客が多く、大勢でソファを囲んでお茶や食事を楽しむなどのカジュアルな集まりが頻繁にある家なら、3人掛けを使いこなせます。また、2人でも贅沢にゆったり座るために3人掛けを選ぶ家もあるでしょう。
部屋全体とのバランスも大切
ソファのサイズを選ぶ際、部屋全体とのバランスを考えることも大切です。たとえばソファを窓の前や壁際に置いたときに、左右に適度な空間が余ったほうがバランスよく見えます。写真のリビングのように、ソファの横にスタンドや観葉植物、サイドテーブルが置けるぐらいゆったり感があるのが理想的です。窓の前に置く場合は、窓の幅とのバランスも確認しましょう。
ソファのサイズを選ぶ際、部屋全体とのバランスを考えることも大切です。たとえばソファを窓の前や壁際に置いたときに、左右に適度な空間が余ったほうがバランスよく見えます。写真のリビングのように、ソファの横にスタンドや観葉植物、サイドテーブルが置けるぐらいゆったり感があるのが理想的です。窓の前に置く場合は、窓の幅とのバランスも確認しましょう。
幅や奥行きはもちろん、高さの確認も重要です。配置する場所によっては、背の部分の高さが部屋全体の見え方に影響することもあります。たとえば、天井が低い部屋で背の高いソファを置くと圧迫感を感じます。また窓の下に置く場合は、背の部分がカーテンやシェードと重なったり、開け閉めの邪魔になったりしないよう注意しましょう。
サイズ選びのもうひとつの要注意点が、搬入口の確認です。ドアはもちろん、エレベーターに入るか、階段の角の部分を曲がりきれるかなども含めて確認しましょう。ドアや階段から入れるのが不可能な場合は、窓から吊るしたりクレーンを使ったりして搬入する可能性もあり、当然、その分割高になります。買う前にお店や配送業者に搬入口のサイズを伝えて確認することをおすすめします。
次に、部屋の間取りや他の家具との関連を考えたレイアウト例を見ていきましょう。
次に、部屋の間取りや他の家具との関連を考えたレイアウト例を見ていきましょう。
壁際に寄せて配置する
ソファを壁につけるレイアウトは、空間を有効に使え、床面積がたくさん見える分、部屋が広く感じられるのがメリットです。ソファの前にラグを敷けば空間全体が締まり、ゾーニングもできます。
壁際に置く場合は、ソファと壁の色の相性を考えましょう。白い壁の前に白いソファを置くと、壁とソファが同化して、全体がフラットに見えてしまうこともあります。ダークカラーの壁なら白いソファを、白い壁なら少し濃い色のソファを置くとソファが際立ち、立体感とめりはりが生まれます。やや似た色になるなら、違う色のクッションでアクセントをつける方法もあります。
ソファを壁につけるレイアウトは、空間を有効に使え、床面積がたくさん見える分、部屋が広く感じられるのがメリットです。ソファの前にラグを敷けば空間全体が締まり、ゾーニングもできます。
壁際に置く場合は、ソファと壁の色の相性を考えましょう。白い壁の前に白いソファを置くと、壁とソファが同化して、全体がフラットに見えてしまうこともあります。ダークカラーの壁なら白いソファを、白い壁なら少し濃い色のソファを置くとソファが際立ち、立体感とめりはりが生まれます。やや似た色になるなら、違う色のクッションでアクセントをつける方法もあります。
壁とソファの色が似たトーンの場合、ソファを少しだけ壁から離して配置するのも一案です。10cmほど開けるだけで印象が変わり、めりはりがついてソファが際立ちます。ライトブルーの壁の前にブルーのソファを置いた写真の例では、壁から離していることがフラットに見せない効果を上げています。
狭いリビングでは、できるだけ部屋の隅にソファを寄せたくなるもの。でもあまりピタッと壁につけてしまうより、ほんの少し壁とソファの間にスペースを置いておくほうが余裕が感じられ、バランスよく見えます。
落ち着いた和モダンのこちらのリビングでは、ソファはコンパクトですが、テーブルが少し大きめです。ソファが小さいとテーブルも小さいものを選びがちですが、逆に少し大きめのテーブルがリビング全体を引き締め、落ち着いたコーナーに仕上げています。
窓際に置いたソファの写真をもっと見る
落ち着いた和モダンのこちらのリビングでは、ソファはコンパクトですが、テーブルが少し大きめです。ソファが小さいとテーブルも小さいものを選びがちですが、逆に少し大きめのテーブルがリビング全体を引き締め、落ち着いたコーナーに仕上げています。
窓際に置いたソファの写真をもっと見る
部屋の真ん中に配置する
ソファをLDの中央に、ダイニングに背を向けるように配置すれば、空間を軽く区切るゾーニングの役割を果たします。壁際に収納がある場合や、窓やテレビとの位置関係によっては、ソファを中央に置くのがベストな配置になる場合も多いものです。
一方、広々としたリビングや細長い形をしたリビングで、ソファを壁際に寄せてしまうと、余白が多くなりすぎてバランスが悪く見えることも。家具を置く場所と余白スペースの割合を考えることも大切です。
ソファをLDの中央に、ダイニングに背を向けるように配置すれば、空間を軽く区切るゾーニングの役割を果たします。壁際に収納がある場合や、窓やテレビとの位置関係によっては、ソファを中央に置くのがベストな配置になる場合も多いものです。
一方、広々としたリビングや細長い形をしたリビングで、ソファを壁際に寄せてしまうと、余白が多くなりすぎてバランスが悪く見えることも。家具を置く場所と余白スペースの割合を考えることも大切です。
圧迫感が出て狭く見えるのではと、ソファを部屋の真ん中に置くことに抵抗のある人も多いでしょう。でも、背もたれの低いソファなら案外気にならないものです。また、写真のような脚の見えるタイプのソファは、下の床が見える分、部屋の面積を広く感じさせます。
部屋の中心にソファとテーブルを置くときはまとまり感をつくることが重要なポイントとなります。ラグを敷くのはおすすめの方法。全体がまとまり、はっきりとしたゾーンが生み出されます。
部屋の中心にソファとテーブルを置くときはまとまり感をつくることが重要なポイントとなります。ラグを敷くのはおすすめの方法。全体がまとまり、はっきりとしたゾーンが生み出されます。
ソファを中央に配置するときに気になるのがソファの背面のデザインです。購入の際には背面のデザインもよく確認しましょう。海外事例でよく見られる、ソファの背面に低めの家具を置く方法も一案です。奥行きが浅めの本棚やチェストを置けば、ソファの背面が隠れ、収納やディスプレイの場所も増えて一石二鳥です。
ソファを2台組み合わせる
複数でソファに座る場合、1列に並びながら会話するのは難しいもの。ソファを1台置くとやはり欲しくなるのがセカンドソファ、またはアームチェアです。ソファを2台置く場合のレイアウト、大きく分けて2通りあります。
複数でソファに座る場合、1列に並びながら会話するのは難しいもの。ソファを1台置くとやはり欲しくなるのがセカンドソファ、またはアームチェアです。ソファを2台置く場合のレイアウト、大きく分けて2通りあります。
- 2台を向かい合わせに配置
- 2台をL字に配置
1人掛けチェアやオットマンを組み合わせる
ソファを2つ置くスペースがなければ、1人掛けのアームチェアをプラスするだけでもかなりくつろいだ雰囲気に。アームチェアならソファに比べて気軽に動かせ、ニーズに合わせて位置を変えられます。ソファとペアでもいいですし、異なるデザインで表情を変えるのも素敵です。
ソファを2つ置くスペースがなければ、1人掛けのアームチェアをプラスするだけでもかなりくつろいだ雰囲気に。アームチェアならソファに比べて気軽に動かせ、ニーズに合わせて位置を変えられます。ソファとペアでもいいですし、異なるデザインで表情を変えるのも素敵です。
座るスペースを少しだけプラスしたいとき、とても便利なのがオットマン。一人でくつろぎたいときには脚をのせられ、人数が増えたらスツール代わりに、フレキシブルにに使える家具です。コンパクトで簡単に動かせるので邪魔にもならず、コンパクトなリビングにおすすめ。写真のようにソファの一部につければL字型ソファのようにも使えます。
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