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リビングやダイニングにも、タイルを自由に取り入れよう
タイルを内装に使ったおしゃれなリビングやダイニングが注目されています。水回り以外の素敵なタイルの取り入れ方と種類をご紹介。
Miki Nakajima
2017年6月10日
ライター。町田ひろ子アカデミーにてインテリアコーディネートをはじめ、家具や照明、ディスプレイなど豊かなライフスタイルについて幅広く学ぶ。その後、インテリアショップにて家具やインテリア雑貨の提案の仕事に就く。現在は、知識と経験を活かした豊かなライフスタイルの情報発信、依頼があれば結婚式などのディスプレイを行う。
ライター。町田ひろ子アカデミーにてインテリアコーディネートをはじめ、家具や照明、ディスプレイなど豊かなライフスタイルについて幅広く学ぶ。その後、インテリアショップにて家具やインテリア雑貨の提案の仕事に就く... もっと見る
リビングやダイニングの内装材を決める際、壁紙とフローリングの中から選んでいませんか? もちろん壁紙やフローリングはメリットがいっぱいですが、ぜひ、選択肢の中にタイルも加えてみてください。
水回りに使用するイメージがあるタイルですが、最近はリビングやダイニングの壁や床に、おしゃれに使う家が増えています。さまざまな素材や種類を知ることで、内装材の選択肢の幅を広げることができます。「バスルームのもの」という先入観を打ち破る、タイルを取り入れたインテリア実例を見てみましょう。
タイルの一般的な用途は
タイルとは、粘土またはその他の無機質原料(陶石や石灰石など)からつくられた焼きもの。主に壁や床の装飾や保護のための仕上げ材料としてよく用いられます。耐水性があり頑丈なので、キッチンやバスルームなど水回りに使うのが定番。しかし最近では、ガラス素材や柄、カラフルなものなどバリエーションが豊富になり、新たな用途も続々と出てきています。
タイルとは、粘土またはその他の無機質原料(陶石や石灰石など)からつくられた焼きもの。主に壁や床の装飾や保護のための仕上げ材料としてよく用いられます。耐水性があり頑丈なので、キッチンやバスルームなど水回りに使うのが定番。しかし最近では、ガラス素材や柄、カラフルなものなどバリエーションが豊富になり、新たな用途も続々と出てきています。
リビングやダイニングの壁に取り入れる
壁紙との大きな違いといえば、先述のとおり丈夫で耐水性に優れている点。リビングの壁に取り入れるのはハードルが高いと思う方は、無地のモノトーンやアースカラーのタイルがおすすめです。 特に、つやのないマットなタイプであれば、主張が少なくシンプルで、どこに取り入れても自然とインテリアになじみます。
壁紙との大きな違いといえば、先述のとおり丈夫で耐水性に優れている点。リビングの壁に取り入れるのはハードルが高いと思う方は、無地のモノトーンやアースカラーのタイルがおすすめです。 特に、つやのないマットなタイプであれば、主張が少なくシンプルで、どこに取り入れても自然とインテリアになじみます。
壁素材を使い分けて空間づくり
タイルと壁紙という2つの壁材を使い分けることで、仕切りのない空間をゆるやかに分けることもできます。たとえば写真のリビングとダイニングでは、どちらのスペースも壁はホワイトを基調としていますが、素材を壁紙とタイルで分けることで、ゾーニング、つまり違う空間だということが表現できます。
タイルと壁紙という2つの壁材を使い分けることで、仕切りのない空間をゆるやかに分けることもできます。たとえば写真のリビングとダイニングでは、どちらのスペースも壁はホワイトを基調としていますが、素材を壁紙とタイルで分けることで、ゾーニング、つまり違う空間だということが表現できます。
リビングやダイニングの床に取り入れる
水回り以外のスペースの、定番の床材はフローリングですが、タイルにすることももちろん可能。メリットは丈夫で汚れがつきにくいという点。小さい子供やペットのいる家で、写真のように床をテラコッタ調のタイルにすれば、イタリアンカントリー風のおしゃれなテイストで、メンテナンスもしやすい素敵な空間になります。
水回り以外のスペースの、定番の床材はフローリングですが、タイルにすることももちろん可能。メリットは丈夫で汚れがつきにくいという点。小さい子供やペットのいる家で、写真のように床をテラコッタ調のタイルにすれば、イタリアンカントリー風のおしゃれなテイストで、メンテナンスもしやすい素敵な空間になります。
インテリア雑貨やDIY素材として
豊富なデザインのタイルは、インテリア雑貨としてもさまざまな使い方ができます。DIY材料として単品で買えるものもあり、インテリアショップで雑貨として販売されていることもあります。棚やフォトフレームに付けたり、大きめのタイルをコースターとして使ったり、オリジナルの工夫も楽しいものです。
豊富なデザインのタイルは、インテリア雑貨としてもさまざまな使い方ができます。DIY材料として単品で買えるものもあり、インテリアショップで雑貨として販売されていることもあります。棚やフォトフレームに付けたり、大きめのタイルをコースターとして使ったり、オリジナルの工夫も楽しいものです。
アクセントに使える、小さなモザイクタイル
モザイクタイルとは、50平方センチメートル以下の小さなタイルのこと。どのメーカーでも種類や色が豊富です。定番の陶器製やガラス製以外に、メタリック素材を透かしたガラス、柄が入っているものやシェルが原材料のものなど、デザイン性の高い種類も多くあります。
モザイクタイルとは、50平方センチメートル以下の小さなタイルのこと。どのメーカーでも種類や色が豊富です。定番の陶器製やガラス製以外に、メタリック素材を透かしたガラス、柄が入っているものやシェルが原材料のものなど、デザイン性の高い種類も多くあります。
光沢のあるタイプは、それぞれが光を反射し、きらびやかな美しさがあります。壁紙にはない、タイルならではの個性です。写真のように壁一面に貼り付け、インパクトがあるアクセントウォールにするのもひとつの方法。他の部分をマットなタイルにし、モザイクタイルをライン使いする方法も取り入れやすく、上品に仕上がります。
モザイクタイルはひとつひとつのサイズが小さいので、文字通りモザイクアートで壁に柄をつくることも可能。遊び心がある楽しい壁のポイントになります。このように、さまざまなデザインやテイストに取り入れやすいのが、モザイクタイルのメリットです。
柄タイルの取り入れ方
それ自体にデザインが施されているので個性を出しやすいのが柄タイルです。無地よりも取り入れるのが難しい分、存在感とインパクトがあり、アートのような柄や幾何学模様など、バラエティに富んでいます。
スパニッシュや和など、インテリアの個性やテイストを強調する柄も多くあるので、部屋のイメージに合わせた柄を選ぶことで、一気に目指すテイストに近づけることができます。
それ自体にデザインが施されているので個性を出しやすいのが柄タイルです。無地よりも取り入れるのが難しい分、存在感とインパクトがあり、アートのような柄や幾何学模様など、バラエティに富んでいます。
スパニッシュや和など、インテリアの個性やテイストを強調する柄も多くあるので、部屋のイメージに合わせた柄を選ぶことで、一気に目指すテイストに近づけることができます。
柄タイルに抵抗がない方は、壁一面に貼ってアクセントウォールにしてみてはいかがでしょうか。ワンランク上のコーディネートに仕上がります。
壁に柄を取り入れたいけれど、いきなり柄タイルを使うのは少しハードルが高いという方は、無地タイルのライン使いやポイント使いがおすすめ。小さなモザイクタイルや落ち着いたトーンのタイルなら、より気軽に使えるでしょう。
壁に柄を取り入れたいけれど、いきなり柄タイルを使うのは少しハードルが高いという方は、無地タイルのライン使いやポイント使いがおすすめ。小さなモザイクタイルや落ち着いたトーンのタイルなら、より気軽に使えるでしょう。
写真のように階段周りの空間を無地を基調にし、階段部分に柄タイルを取り入れるのもインパクトがあり、空間が華やかになります。
このように、タイルは他の内装材のように、どの部屋にも自由に取り入れることができます。ぜひリビングやダイニングのコーディネートを考える際、選択肢のひとつに加えてみてください。
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リビングとダイニングのタイル使い、気になるものはどれですか?
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