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【ハイムテキスタイル2022】美しい色づかいとパターン、そしてサステナビリティ
今年のハイムテキスタイルでは、伝統と革新を組み合わせることで、サステナビリティと美しさを両立させた内装用ファブリックが目立ちました。
Thomas Helbing
2022年7月13日
毎年1月に開催されるインテリアの見本市『ハイムテキスタイル』。今年は新型コロナウイルス感染対策の影響で、史上初の夏季開催となりました。“サマースペシャル”とも呼ばれる今年の見本市(2022年6月21~24日)は、例年に比べてこぢんまりとした小規模イベントとして、『テクテキスタイル』、『テックスプロセス』などのほかの見本市と同時に、ドイツのフランクフルトで開催されました。
2年間のパンデミックを経て戻ってきたハイムテキスタイルは果たして成功だったのでしょうか? Houzzが独自に取材しました。
2年間のパンデミックを経て戻ってきたハイムテキスタイルは果たして成功だったのでしょうか? Houzzが独自に取材しました。
写真:Thomas Fedra(トーマス・フェドラ)/Messe Frankfurt Exhibition(メッセ・フランクフルト・エキシビション)
「117カ国からの参加、約6万3000人の来場者、2300社もの出展があり、これからテキスタイルの国際見本市を再びフランクフルト会場で開催していくにあたって、輝かしいスタートを切ることができました」と主催者はコメントを発表しています。
「フランスやアラブ諸国などの世界中の企業や、もちろんドイツ国内の企業も含め、新しい参加者とたくさんの人脈を築くことができました。ただ、ドイツの専門販売店だけはあまり見当たりませんでしたね」とLalee Carpets(ラリー・カーペット)のセールスマネージャーであるRüdiger Speicher(リュディガー・シュパイヒャー)さんは話します。「実は私は6月開催には反対だったんですが、結果的には嬉しい驚きがありました」
夕方からは同敷地内でライブ音楽とビアガーデンによるサマーパーティーが開催されたのも相まって、イベント会場は明るい雰囲気に包まれていました。
「117カ国からの参加、約6万3000人の来場者、2300社もの出展があり、これからテキスタイルの国際見本市を再びフランクフルト会場で開催していくにあたって、輝かしいスタートを切ることができました」と主催者はコメントを発表しています。
「フランスやアラブ諸国などの世界中の企業や、もちろんドイツ国内の企業も含め、新しい参加者とたくさんの人脈を築くことができました。ただ、ドイツの専門販売店だけはあまり見当たりませんでしたね」とLalee Carpets(ラリー・カーペット)のセールスマネージャーであるRüdiger Speicher(リュディガー・シュパイヒャー)さんは話します。「実は私は6月開催には反対だったんですが、結果的には嬉しい驚きがありました」
夕方からは同敷地内でライブ音楽とビアガーデンによるサマーパーティーが開催されたのも相まって、イベント会場は明るい雰囲気に包まれていました。
写真:Pietro Sutera(ピエトロステラ)/メッセ・フランクフルト・エキシビション
テキスタイルの未来へようこそ
2022年のハイムテキスタイルでは、再びサステナビリティが注目の的となりました。ほとんどすべての出展ブースにおいて、リサイクル・アップサイクル・サーキュラーエコノミー(循環型経済)といったキーワードが見られました。
新しいアイデアやイノベーションを紹介する『Heimtextil Trends(ハイムテキスイタイル・トレンド)』展は、例年の見本市で開催されているもので、2021年9月にはHouzzでも同展覧会のプレビューについて特集しました。今年の展示では、テキスタイルの未来を提示し、廃棄物や経済的不均衡を避けるためのユニークなアプローチを特徴とする布・色・柄が爆発的に増えていました。いくつかご紹介しましょう。
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カラフルで生分解可能。未来のテキスタイルとは?【ハイムテキスタイル2022予測】
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新しいアイデアやイノベーションを紹介する『Heimtextil Trends(ハイムテキスイタイル・トレンド)』展は、例年の見本市で開催されているもので、2021年9月にはHouzzでも同展覧会のプレビューについて特集しました。今年の展示では、テキスタイルの未来を提示し、廃棄物や経済的不均衡を避けるためのユニークなアプローチを特徴とする布・色・柄が爆発的に増えていました。いくつかご紹介しましょう。
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上:Vera Roggli(ヴェラ・ログリ)による展示。右下:Studio Adaptive Skins(スタジオ・アダプティブ・スキン)によるテキスタイル。左下:植物によって染色された布の展示。写真:ピエトロステラ/メッセ・フランクフルト・エキシビション、トーマス・ヘルビング/Houzz
これらの革新的な素材も、大量生産に対応するには未だ改善の余地があるでしょう。デンマークのトレンドリサーチ専門家であり、ハイムテキスタイル・トレンドのキュレーターの1人であるAnja Bisgaard Gaede(アーニャ・ビスガード・ゲーデ)さんによると「何においても、100%なんてものは存在しません。ただ、できる限りサステナブルであるよう目指すべきなのには変わりません」とのこと。
彼女の同僚であり、Stijlinstituut Amsterdam(スタイルインスティテュート・アムステルダム)の代表であるAnne Marie Commandeur(アン・マリー・コマンドール)も「時間はかかるでしょうね」と言います。「伝統的な製法やデザイン工程から移行するにあたって、各メーカーが応用できる部分と、変化や改善の余地がある部分を見極める価値があるでしょう」
- アボカドの種、タマネギの皮、クルミの殻で染色された布。また、自然由来の染色が布地の耐久性にどのように影響するかについての調査発表もありました。
- マニラ麻としても知られる、バナナと同じバショウ科のアバカで作られた新素材『バナナテックス®』。ちなみにアバカは、フィリピンでは昔から使われてきた繊維素材です。
- スタジオ・アダプティブ・スキンは、海洋プラスチックごみをリサイクルした素材と、海藻とセルロースによってできた天然素材「シーセル」を使って、新たなサステナブル繊維を開発しました。水に濡らせば、三次元的な形状をつくることができます。
- 「Pond Cycle®(ポンド・サイクル)」は、温室効果のある二酸化炭素から植物が生成する糖を使って、バイオプラスチックをつくり出しました。それをさらに紡いで、生分解性のあるポリエステル繊維を製造しています。
- デザイナーのヴェラ・ログリは、古くなった布巾をアップサイクルして、新しい素材や装飾をつくっています。
これらの革新的な素材も、大量生産に対応するには未だ改善の余地があるでしょう。デンマークのトレンドリサーチ専門家であり、ハイムテキスタイル・トレンドのキュレーターの1人であるAnja Bisgaard Gaede(アーニャ・ビスガード・ゲーデ)さんによると「何においても、100%なんてものは存在しません。ただ、できる限りサステナブルであるよう目指すべきなのには変わりません」とのこと。
彼女の同僚であり、Stijlinstituut Amsterdam(スタイルインスティテュート・アムステルダム)の代表であるAnne Marie Commandeur(アン・マリー・コマンドール)も「時間はかかるでしょうね」と言います。「伝統的な製法やデザイン工程から移行するにあたって、各メーカーが応用できる部分と、変化や改善の余地がある部分を見極める価値があるでしょう」
写真:Dekoma(デコマ)
素材のトレンドは、サステナビリティ一色?
ファブリックの未来を展示している ハイムテキスタイル・トレンドの反対側では、ファブリックの現在が垣間見える展示もされていました。
ポーランドのポズナン発の生地ブランドであるデコマの出展ブースは、リネンとコットンで彩られていました。「時代に呼応するにはこうしたほうがいい、と息子に言われたんです」と同ブランドのオーナーであるMaciej Kuchareczko(マチェイ・クハレツコ)さんは言います。「もちろん何かは変えるべきでしょう。ただ結局のところ、バイヤーや消費者にとっては、すべてがコスト要因になりえるんです。リネンは高価で、世界市場で手に入れるのは、今ではほぼ不可能になっています。合成繊維や混合素材の方が安価で、お手入れも簡単です。耐久性の面も無視できないでしょう」と語ってくれました。
また、彼は素材の加工特性についても言及しています。たとえば、自然素材は、カーブした縫い目をつくると破けやすいという難点があるのに対し、曲線を縫うのに適した素材もあります。クハレツコさんによると、このような素材のちょっとした性能によっても全体的な耐久性に差が出る、とのこと。
そしてクハレツコさんが今回発表したのが、モヘア100%の表地にコットンの裏地を合わせた、布張り用生地『Lincoln(リンカーン)』です。この生地は、マーチンデール摩耗試験150万回の耐摩耗度を誇っています(平均的な素材での耐摩耗度は5~6万回)。つまり、伝統も革新になり得る、ということです。
素材のトレンドは、サステナビリティ一色?
ファブリックの未来を展示している ハイムテキスタイル・トレンドの反対側では、ファブリックの現在が垣間見える展示もされていました。
ポーランドのポズナン発の生地ブランドであるデコマの出展ブースは、リネンとコットンで彩られていました。「時代に呼応するにはこうしたほうがいい、と息子に言われたんです」と同ブランドのオーナーであるMaciej Kuchareczko(マチェイ・クハレツコ)さんは言います。「もちろん何かは変えるべきでしょう。ただ結局のところ、バイヤーや消費者にとっては、すべてがコスト要因になりえるんです。リネンは高価で、世界市場で手に入れるのは、今ではほぼ不可能になっています。合成繊維や混合素材の方が安価で、お手入れも簡単です。耐久性の面も無視できないでしょう」と語ってくれました。
また、彼は素材の加工特性についても言及しています。たとえば、自然素材は、カーブした縫い目をつくると破けやすいという難点があるのに対し、曲線を縫うのに適した素材もあります。クハレツコさんによると、このような素材のちょっとした性能によっても全体的な耐久性に差が出る、とのこと。
そしてクハレツコさんが今回発表したのが、モヘア100%の表地にコットンの裏地を合わせた、布張り用生地『Lincoln(リンカーン)』です。この生地は、マーチンデール摩耗試験150万回の耐摩耗度を誇っています(平均的な素材での耐摩耗度は5~6万回)。つまり、伝統も革新になり得る、ということです。
左上:Rafias Prisim(ラフィアス・プリズム)による素材の展示
左下:Audejas(アウデーヤス)ブースに展示されるヘンプ素材
右:Termolst(テルモルスト)の生地『Harmolan(ハーモラン)』、Bauhaus(バウハウス)コレクションより。テルモストの写真:トーマス・ヘルビング/Houzz
アルゼンチンのメーカーであるラフィアス・プリズムも、天然素材の展示を行いました。1966年創業の家族経営によるこのメーカーは、ブエノスアイレスにて、ラフィア、リネン、コットン、ジュートなどの素材を使ったテキスタイルを、手作業や機械で製造してきました。今でも一部の素材は、19世紀からの織機を使用して製造されています。硬くて粗い素材は、一見するとよくある麻袋にも見えますが、色や柄が加わることによって、いきいきとした心地よい素材に様変わりします。
リトアニアのアウデーヤスは、天然繊維であるヘンプの隠れた可能性を紹介しました。ヘンプは、綿よりもはるかに少ない水で栽培できる上に、栽培も簡単で、農薬の使用量も少なく、天然の抗菌性をもち、大量の二酸化炭素を吸収し、繊維の収穫量も綿と比べてはるかに多い、と同社は説明しています。「リトアニアでは、ヘンプでできたテキスタイルは長い伝統を持っているんです」とEgle Tamosauskiene(エグレ・タモソスキン)さんも話します。「この小さなコレクションを通して、伝統を復活させたいんです」
全く異なるアプローチがとくに目を引いたのは、ベルギーのテルモストによる『ハーモラン』という、プラスチック製造工程の副産物として生まれたポリプロピレン繊維を使った布地の展示でした。製造に水が不要なため、資源の節約になるだけでなく、リサイクル可能で、汚れにくく耐久性も高いという特性を持っています。
左下:Audejas(アウデーヤス)ブースに展示されるヘンプ素材
右:Termolst(テルモルスト)の生地『Harmolan(ハーモラン)』、Bauhaus(バウハウス)コレクションより。テルモストの写真:トーマス・ヘルビング/Houzz
アルゼンチンのメーカーであるラフィアス・プリズムも、天然素材の展示を行いました。1966年創業の家族経営によるこのメーカーは、ブエノスアイレスにて、ラフィア、リネン、コットン、ジュートなどの素材を使ったテキスタイルを、手作業や機械で製造してきました。今でも一部の素材は、19世紀からの織機を使用して製造されています。硬くて粗い素材は、一見するとよくある麻袋にも見えますが、色や柄が加わることによって、いきいきとした心地よい素材に様変わりします。
リトアニアのアウデーヤスは、天然繊維であるヘンプの隠れた可能性を紹介しました。ヘンプは、綿よりもはるかに少ない水で栽培できる上に、栽培も簡単で、農薬の使用量も少なく、天然の抗菌性をもち、大量の二酸化炭素を吸収し、繊維の収穫量も綿と比べてはるかに多い、と同社は説明しています。「リトアニアでは、ヘンプでできたテキスタイルは長い伝統を持っているんです」とEgle Tamosauskiene(エグレ・タモソスキン)さんも話します。「この小さなコレクションを通して、伝統を復活させたいんです」
全く異なるアプローチがとくに目を引いたのは、ベルギーのテルモストによる『ハーモラン』という、プラスチック製造工程の副産物として生まれたポリプロピレン繊維を使った布地の展示でした。製造に水が不要なため、資源の節約になるだけでなく、リサイクル可能で、汚れにくく耐久性も高いという特性を持っています。
時計周りに:Luks(ラックス)による光沢のあるベルベットとジャカード織の展示。Lanerossi(ラネロッシ)による硬く粗い編み生地。Libeco(リベコ)によるリネン、リネンブレンド、ウール、コットン、シルク素材。Lech Fabrics(レッヒ・ファブリックス)によるカラーバリーエーションのあるツイード素材。写真:トーマス・ヘルビング/Houzz、トーマス・フェドラ/メッセ・フランクフルト・エキシビション
見て触って決めて
多くの消費者にとって、素材がどんな感触であるかは、テキスタイルを選ぶにあたっての大きな決め手となるでしょう。テルモストは、合成繊維でもまるでカシミヤのような柔らかさのニットを再現できることを示しました。その一方で、リベコによるリネンのカーテンをわざわざ選ぶ人は、くしゃくしゃの見た目によっぽどこだわりがあるのでしょう。また、椅子張りの素材としてブークレやツイードも目立ちましたが、これらは耐久性が高く、コーヒーなどのシミも気になりません。Lanerossi(ラネロッシ)による太いウール糸で編まれたインテリア用テキスタイルも、飾り気のない雰囲気を醸し出していました。
また、展示会では、柔らかくて高級感のある素材が流行しており、あらゆるブースで光沢のあるベルベットとジャカード織が散見されました。さらには、熱や圧縮によって見た目や手触りが変化する3Dファブリックも注目を集めていました。
見て触って決めて
多くの消費者にとって、素材がどんな感触であるかは、テキスタイルを選ぶにあたっての大きな決め手となるでしょう。テルモストは、合成繊維でもまるでカシミヤのような柔らかさのニットを再現できることを示しました。その一方で、リベコによるリネンのカーテンをわざわざ選ぶ人は、くしゃくしゃの見た目によっぽどこだわりがあるのでしょう。また、椅子張りの素材としてブークレやツイードも目立ちましたが、これらは耐久性が高く、コーヒーなどのシミも気になりません。Lanerossi(ラネロッシ)による太いウール糸で編まれたインテリア用テキスタイルも、飾り気のない雰囲気を醸し出していました。
また、展示会では、柔らかくて高級感のある素材が流行しており、あらゆるブースで光沢のあるベルベットとジャカード織が散見されました。さらには、熱や圧縮によって見た目や手触りが変化する3Dファブリックも注目を集めていました。
写真:ピエトロステラ/メッセ・フランクフルト・エキシビション
多様性バンザイ!なカラーとパターン
今年のハイムテキスタイル・トレンドを見れば、カラーとパターンに関して不可能はないということがわかるでしょう。メーカーのブースから、以下のようなトレンドが全体的に見てとれました。
多様性バンザイ!なカラーとパターン
今年のハイムテキスタイル・トレンドを見れば、カラーとパターンに関して不可能はないということがわかるでしょう。メーカーのブースから、以下のようなトレンドが全体的に見てとれました。
Jover(ホベール)の魚が印象的なテキスタイル(左)、Dekoma(デコマ)の銅系色(右上)、各国の伝統的な織物(右下)
写真:トーマス・ヘルビング/Houzz、トーマス・フェドラ/メッセ・フランクフルト・エキシビション
人気のパターン:グラフィック、幾何学的、または世界各国の伝統的なパターンが目立ち、パッチワークとして使わているケースもありました。また、魚、タツノオトシゴ、藻類、サンゴなどの海のパターンもたくさん見られました。 花や熱帯の模様なども根強い人気でした。
より革新的なトレンド:金や銅を派手に使ってみたり、時にはきらめく織り糸を大胆に使っているケースも見られました。
写真:トーマス・ヘルビング/Houzz、トーマス・フェドラ/メッセ・フランクフルト・エキシビション
人気のパターン:グラフィック、幾何学的、または世界各国の伝統的なパターンが目立ち、パッチワークとして使わているケースもありました。また、魚、タツノオトシゴ、藻類、サンゴなどの海のパターンもたくさん見られました。 花や熱帯の模様なども根強い人気でした。
より革新的なトレンド:金や銅を派手に使ってみたり、時にはきらめく織り糸を大胆に使っているケースも見られました。
時計回りに左から: ハイムテキスタイルトレンドに展示されていたナチュラルカラー、 Satiの夏らしいカラー; Gebrüder Munzert社のアクアと青のコラージュ、 ハイムテキスタイルトレンド協議会が最もパワフルなパステルカラーと名づけた白に近いパステルカラー。写真:トーマス・ヘルビング、ピエトロステラ/Houzz、トーマス・フェドラ/メッセ・フランクフルト・エキシビション
トレンドカラーは海と空を象徴するブルー
特筆すべきは、すべての色合いに青が遍在していたこと。 自然な白とリネンのベージュ、自然な緑、灰色、そしてアースカラーなど、ナチュラルカラーと青の相性は抜群です。これらはパステルカラー、または大胆で派手なアクセントカラーとも組み合わされていました。また一方で、力強く夏らしい色調も目立っていました。南を思わせるオレンジ、赤、黄色などが人気でした。
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