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プロに聞く、2018年インテリアトレンドのキーワード
今年トレンドとなりそうなインテリアの素材感や色、コーディネートやスタイルの傾向。4組のプロへのインタビューから、時代の気分を映し出す、2018年のトレンドキーワードを探ってみました。

田村敦子|Atsuko Tamura
2018年1月31日
Freelance Editor
いつものインテリアをアップデートするのに、「今年の気分」を取り入れるのは最適な方法。ではその「気分」はどんな色や素材や組み合わせに? ファッション界よりはゆっくりやってきて長く続くと言われるインテリア界のトレンドも、やはり毎年話題になるものは少しずつ変わる。大きな波が来ては去るというよりは、小さな波が形を変えながらいくつも流れ着いてくる、といったイメージに近いかもしれない。
仕事柄、世界のインテリアトレンドに接する機会の多い4人のプロに、それぞれの立場で観察した2018年の潮流や気になるキーワードを挙げてもらった。単純な一言では言い表せない「今年の気分」のエッセンスを見つけ、皆さんのインテリアに取り入れて楽しむヒントにしていただけたらと思う。
仕事柄、世界のインテリアトレンドに接する機会の多い4人のプロに、それぞれの立場で観察した2018年の潮流や気になるキーワードを挙げてもらった。単純な一言では言い表せない「今年の気分」のエッセンスを見つけ、皆さんのインテリアに取り入れて楽しむヒントにしていただけたらと思う。
マテリアルのトレンドは、思わず触れたくなる “inviting texture”
ヨーロッパ、アジアなど約30に及ぶ海外のファブリック・壁紙ブランドを扱う〈マナトレーディング〉マーケティング部門のマネージャーとして長くトレンドを見ている中尾幸子さんが、この1月のパリの展示会などで目立ったテキスタイル全般の傾向を教えてくれた。「リネンのブームは引き続き、これにウールないしアクリル系などウールライクな生地が充実しています。バルキーでやわらかなテクスチャーが加わったと感じました」。
写真は、コットンリネンにピーチスキン加工を施したファブリックで、イギリスのブランド〈ROMO〉の《リナーラ》の新色。春に向かう気分にも合う、やわらかな質感と色だ。
ヨーロッパ、アジアなど約30に及ぶ海外のファブリック・壁紙ブランドを扱う〈マナトレーディング〉マーケティング部門のマネージャーとして長くトレンドを見ている中尾幸子さんが、この1月のパリの展示会などで目立ったテキスタイル全般の傾向を教えてくれた。「リネンのブームは引き続き、これにウールないしアクリル系などウールライクな生地が充実しています。バルキーでやわらかなテクスチャーが加わったと感じました」。
写真は、コットンリネンにピーチスキン加工を施したファブリックで、イギリスのブランド〈ROMO〉の《リナーラ》の新色。春に向かう気分にも合う、やわらかな質感と色だ。
「ぬくもりを感じさせる木や、上質なやわらかいテキスタイルがたくさん出てきています。本能的に人を惹きつける心地よさをもつテクスチャーに注目したいですね」と語るのは、全国にネットワークのあるインテリアのプログループ〈インテリアスタイリングプロ〉の前代表を務めた、〈freetobeme フリートゥビーミー〉のインテリアデザイナー、前畑順子さん。「2018年のインテリアは、木のトーンではややダークなものが人気を集めると思います。また、ファブリックは引き続きベルベットが旬です」。
ベルベットを、家具にもラグにも壁にも
手触りはしっとりとラグジュアリーながら、視覚的にはどこかしらラフな質感のベルベット。インテリアデザイナー、プロダクトデザイナー、インテリアライターとして活動し、インテリアの最前線をよく知る土橋陽子さんも、ベルベット使いのインテリアに注目する一人だ。「ベルベットは、さまざまなインテリアのムードを一気に新しくしてくれる素材です。豊富な色彩を用いても素材感に統一性があるので、すんなりとなじみます」。
手触りはしっとりとラグジュアリーながら、視覚的にはどこかしらラフな質感のベルベット。インテリアデザイナー、プロダクトデザイナー、インテリアライターとして活動し、インテリアの最前線をよく知る土橋陽子さんも、ベルベット使いのインテリアに注目する一人だ。「ベルベットは、さまざまなインテリアのムードを一気に新しくしてくれる素材です。豊富な色彩を用いても素材感に統一性があるので、すんなりとなじみます」。
ラグやクッションのみならず、壁にもベルベットを使ったシックでゴージャスな寝室。「ラフなテクスチャーのベルベットを壁に大胆に使ったインテリアに、今年らしさを感じます。窓際のデイベッドにもキーカラーのライラック色が映え、〈moooi〉(〈トーヨーキッチン スタイル〉扱い)のシャンデリアがコンテンポラリーなアクセントとして効いています」。
ベルベット+温かな輝きのメタル使い
ベルベット素材をポイントにした空間には、温かみのあるメタル使いが似合う。ゴールドやカッパー、ブラスは、2018年も人気続行中。「少し加えるだけで一気にトレンド空間になるので、取り入れやすい素材です。直線的かつ丸みを帯びた、レトロ感のあるシンプルなフォルムを選ぶと、より今年らしい印象になります」と前畑さんは言う。
ベルベット素材をポイントにした空間には、温かみのあるメタル使いが似合う。ゴールドやカッパー、ブラスは、2018年も人気続行中。「少し加えるだけで一気にトレンド空間になるので、取り入れやすい素材です。直線的かつ丸みを帯びた、レトロ感のあるシンプルなフォルムを選ぶと、より今年らしい印象になります」と前畑さんは言う。
活力のある鮮やかな色がトレンドに
2018年のインテリアの人気カラーの傾向について、前畑さんはこう説明する。「ベージュやブラウン、ライトグレーなどのニュートラルな色が戻るいっぽうで、活力のある鮮やかな色もトレンドです。明るい太陽を感じさせるイエローや赤みのオレンジも気になります」。
2018年のインテリアの人気カラーの傾向について、前畑さんはこう説明する。「ベージュやブラウン、ライトグレーなどのニュートラルな色が戻るいっぽうで、活力のある鮮やかな色もトレンドです。明るい太陽を感じさせるイエローや赤みのオレンジも気になります」。
特筆すべきは、広がるグリーンのバリエーション。「グリーンは幅広いトーンで展開されています。ファブリックや壁紙、アートで補色対比させながら、ディープトーンのトレンド色であるエバーグリーンやロイヤルブルーと組み合わせれば、照明や額装、カーテンレールのゴールドも映えるトレンド空間になります。今年のトレンド色のバイオレットとも好相性なので、一緒に使うと取り入れやすいと思います」と前畑さん。
グリーンの人気について、中尾さんの分析と証言はこうだ。「ブルーからグリーン系の色域は、生命の始まりの色であり、森・海・水・空などの大自然と直結した色。私たちは今こういった要素を渇望しているのでしょう。深いインディゴ系のブルーの人気も引き続いていますが、特に旬のカラーは、マラカイト(孔雀石)のような濃く鮮やかで個性的な青緑色。パリのおしゃれなホテルやブティックの壁に、必ずこの色が使われていました」。
緑に囲まれた都会のオアシス
雄大なイメージの深いグリーンやブルーを渇望する気分は、インテリアテイストにも影響しているよう。インテリアセミナーでのわかりやすいトレンド解説に定評のある〈Color Design Firm〉主宰のインテリアデザイナー、網村眞弓さんはこう分析する。「人々の生活がますます都市に集中してきています。そんななか、緑に囲まれたジャングルモチーフなどが奏でるインテリアは、身も心もリラックスさせる都会のオアシスとなります。ダークな色合いの森を思わせるフォレストグリーンやセージグリーンは、スマートフォンやPCによる酷使で疲れた目にも優しい色です。そんなリラックスカラーで彩るオアシスのモチーフは都会生活の一服の清涼剤。アーバンオアシスは、身も心もリラックスさせてくれる注目のトレンドです」(網村さん)。
雄大なイメージの深いグリーンやブルーを渇望する気分は、インテリアテイストにも影響しているよう。インテリアセミナーでのわかりやすいトレンド解説に定評のある〈Color Design Firm〉主宰のインテリアデザイナー、網村眞弓さんはこう分析する。「人々の生活がますます都市に集中してきています。そんななか、緑に囲まれたジャングルモチーフなどが奏でるインテリアは、身も心もリラックスさせる都会のオアシスとなります。ダークな色合いの森を思わせるフォレストグリーンやセージグリーンは、スマートフォンやPCによる酷使で疲れた目にも優しい色です。そんなリラックスカラーで彩るオアシスのモチーフは都会生活の一服の清涼剤。アーバンオアシスは、身も心もリラックスさせてくれる注目のトレンドです」(網村さん)。
トレンドカラーを取り入れた、まさに今年らしいスタイリング。写真のトロピカルな棕櫚の葉シルエット柄の壁紙とソファはマラカイトグリーン。深いブルーのクッションをアクセントにして、ミッドセンチュリーの家具を組み合わせている。「観葉植物の鉢植えをいくつも配置し、かごをハンギングすると、とても今らしいグリーン使いになりますね。レジデンシャル、ホテル、オフィスなどどんな空間にも似合います」(中尾さん)。
アウトドアとインテリアの融合
屋外の気分を室内に取り入れ、シームレスにつなぐアウトドアリビングの人気が続いているが、今年はさらに加速しそうだ。「アウトドア用品をインテリアで使ったときに感じる、ちょっとした自由な雰囲気。2018年はもっと積極的に、アーティスティックなアプローチのスタイリングが気になります。大きな花柄やリアルな植物と、壁紙やオリエンタルな壺などの柄の組み合わせでつくる、幻想的でダークなロマンチックスタイルは、シックで心躍るものがあります」と土橋さんも言う。「写真は、ベルベットが張り地にもクッションにも使われた旬のスタイリング。植物モチーフのラグに、キーカラーのラベンダーやライラックとグリーンが映え、窓枠やラグ、木部に使われたブラックも効果的です」。
屋外の気分を室内に取り入れ、シームレスにつなぐアウトドアリビングの人気が続いているが、今年はさらに加速しそうだ。「アウトドア用品をインテリアで使ったときに感じる、ちょっとした自由な雰囲気。2018年はもっと積極的に、アーティスティックなアプローチのスタイリングが気になります。大きな花柄やリアルな植物と、壁紙やオリエンタルな壺などの柄の組み合わせでつくる、幻想的でダークなロマンチックスタイルは、シックで心躍るものがあります」と土橋さんも言う。「写真は、ベルベットが張り地にもクッションにも使われた旬のスタイリング。植物モチーフのラグに、キーカラーのラベンダーやライラックとグリーンが映え、窓枠やラグ、木部に使われたブラックも効果的です」。
家と仕事場のボーダーレス化
同時代を生きる人々の暮らし方や社会の傾向がインテリア空間に反映した例として、家のインテリアと仕事場のインテリアが近づいてきていることもよく指摘される。中尾さんいわく「通信機器のモバイル化が進んでいる今は、いつでも、どこからでも外の世界と密に通信し、コミュニケーションをすることができます。仕事場は必ずしも会社でなくともよく、家を仕事場にすることもさらに増えるでしょう。また仕事場も、従来のように堅苦しくなく、家のような空間であることが求められます。くつろげるソファやお茶の間のようなスペースがあり、植物をたくさん置くなどもその例です」。
屋外と室内の境界がなくなってきているのと同様、オフィスとホームもボーダーレス化が進み、社会全体がぐっとカジュアル化していると感じるそう。「ただしカジュアルといっても、だらしなくチープなのは格好悪く、心地よくもシンプルかつスタイリッシュ、そしてリュクスなスタイルが正解です」(中尾さん)。
同時代を生きる人々の暮らし方や社会の傾向がインテリア空間に反映した例として、家のインテリアと仕事場のインテリアが近づいてきていることもよく指摘される。中尾さんいわく「通信機器のモバイル化が進んでいる今は、いつでも、どこからでも外の世界と密に通信し、コミュニケーションをすることができます。仕事場は必ずしも会社でなくともよく、家を仕事場にすることもさらに増えるでしょう。また仕事場も、従来のように堅苦しくなく、家のような空間であることが求められます。くつろげるソファやお茶の間のようなスペースがあり、植物をたくさん置くなどもその例です」。
屋外と室内の境界がなくなってきているのと同様、オフィスとホームもボーダーレス化が進み、社会全体がぐっとカジュアル化していると感じるそう。「ただしカジュアルといっても、だらしなくチープなのは格好悪く、心地よくもシンプルかつスタイリッシュ、そしてリュクスなスタイルが正解です」(中尾さん)。
温かみの加わった「ソフトミニマル」なインテリア
いっぽうで、ミニマリズム人気にも少し変化の兆しが見える。網村さんはこう観察している。「ソフトミニマルとは、機能的で効率のよいミニマルな空間にソフトさが加わり、ときに無機質になりがちな空間に心地よいアクセントがプラスされたスタイルです。明るく濁りのない色や、計算されたファクトリーライクな仕上げや素材などの上質でシンプルなインテリアエレメントが、機能と効率に偏りがちなインテリアに家庭的な暖かさと遊び心をもたらします」。
手作り感のある金属の照明や鏡などによる温かな光にも注目。「これらの小道具はちょっとしたリゾート気分を盛り上げ、都会のコンパクトでデジタライズされた空間に、温もりと個性を与えてくれるでしょう」。
いっぽうで、ミニマリズム人気にも少し変化の兆しが見える。網村さんはこう観察している。「ソフトミニマルとは、機能的で効率のよいミニマルな空間にソフトさが加わり、ときに無機質になりがちな空間に心地よいアクセントがプラスされたスタイルです。明るく濁りのない色や、計算されたファクトリーライクな仕上げや素材などの上質でシンプルなインテリアエレメントが、機能と効率に偏りがちなインテリアに家庭的な暖かさと遊び心をもたらします」。
手作り感のある金属の照明や鏡などによる温かな光にも注目。「これらの小道具はちょっとしたリゾート気分を盛り上げ、都会のコンパクトでデジタライズされた空間に、温もりと個性を与えてくれるでしょう」。
「日本的都市型生活」がミニマルな暮らしの手本に
ミニマルでコンパクトであることは豊かなこと、という認識も世界で定着しつつあると中尾さんは感じると言う。「心地よくシンプルでスタイリッシュなインテリアのお手本として注目されているのが、日本のアーバンモダンなインテリアです。狭い空間の中で、ミニマルでいて必要なものがすべて手の届くところにコンパクトにきれいに揃っており、茶の間が書斎にも寝室にもなる、そんな空間や家具のフレキシブルな使い方が評価されています。究極は “カプセルホテル” かもしれません。日本に観光にきた外国人の中には、あえてそこに泊まりに来る人もいるほどです。コンパクトな中でよく工夫された住空間、そのミニマルさが逆に豊かさになっています」。
ミニマルでコンパクトであることは豊かなこと、という認識も世界で定着しつつあると中尾さんは感じると言う。「心地よくシンプルでスタイリッシュなインテリアのお手本として注目されているのが、日本のアーバンモダンなインテリアです。狭い空間の中で、ミニマルでいて必要なものがすべて手の届くところにコンパクトにきれいに揃っており、茶の間が書斎にも寝室にもなる、そんな空間や家具のフレキシブルな使い方が評価されています。究極は “カプセルホテル” かもしれません。日本に観光にきた外国人の中には、あえてそこに泊まりに来る人もいるほどです。コンパクトな中でよく工夫された住空間、そのミニマルさが逆に豊かさになっています」。
明るい色味の家具+ダークトーンのウッド
さて、今年らしい「気分」をインテリアに取り入れるためのアドバイスを、いくつか土橋さんに聞いてみた。「トレンドの明るい色彩に満ちたハッピーなインテリアに、ダークな木を組み合わせると素敵です。大胆な幾何学模様のラグやインダストリアルなフロアランプ、彩度の高いグリーンのソファに、あえて暗めトーンの木のテーブル。こんなバランスが新鮮に映ります」。
さて、今年らしい「気分」をインテリアに取り入れるためのアドバイスを、いくつか土橋さんに聞いてみた。「トレンドの明るい色彩に満ちたハッピーなインテリアに、ダークな木を組み合わせると素敵です。大胆な幾何学模様のラグやインダストリアルなフロアランプ、彩度の高いグリーンのソファに、あえて暗めトーンの木のテーブル。こんなバランスが新鮮に映ります」。
ダークなアクセントウォール
従来は目立つ色でフォーカルポイントにしていたアクセントウォールに、ダークカラーを使うのも今の気分だ。写真はトレンドのベルベットを駆使した例。「同じカラーのタイルのようなパターンに起毛させたベルベットを壁に、スムースなテクスチャーのベルベットを張り地に。ダークトーンを効かせると、ミニマルながら奥行きのあるインテリアになります。つややかな木や革の質感が、空間にほどよい緊張感を与えます」(土橋さん)。
従来は目立つ色でフォーカルポイントにしていたアクセントウォールに、ダークカラーを使うのも今の気分だ。写真はトレンドのベルベットを駆使した例。「同じカラーのタイルのようなパターンに起毛させたベルベットを壁に、スムースなテクスチャーのベルベットを張り地に。ダークトーンを効かせると、ミニマルながら奥行きのあるインテリアになります。つややかな木や革の質感が、空間にほどよい緊張感を与えます」(土橋さん)。
都会的なBOHOスタイル
ボヘミアンでフォークロアなBOHOスタイルに都会のエッセンスを少し。こんな洗練ミックスも今年の気分。「少しくすんだニュートラルなトーンのインテリアに民族調のラグやクッションなどをアクセント使いするような従来のボヘミアンスタイルよりも、もう少し積極的な “都会的ボヘミアンスタイル” が気になります。彩度の高い複数の色づかいや、アートや植物と家具やファブリックのリンク、大理石や耳付きの無垢板など天然素材を組み合わせることで表現できると思います」。
ボヘミアンでフォークロアなBOHOスタイルに都会のエッセンスを少し。こんな洗練ミックスも今年の気分。「少しくすんだニュートラルなトーンのインテリアに民族調のラグやクッションなどをアクセント使いするような従来のボヘミアンスタイルよりも、もう少し積極的な “都会的ボヘミアンスタイル” が気になります。彩度の高い複数の色づかいや、アートや植物と家具やファブリックのリンク、大理石や耳付きの無垢板など天然素材を組み合わせることで表現できると思います」。
旬の色、小道具づかい
「ちょっとしたことですが、オットマンをローテーブルのように使うスタイルも今っぽいと感じます」(土橋さん)。パントン・カラー研究所が発表した2018年の色は「ウルトラバイオレット」。紫系のバリエーションも増えており、写真のようなポイント使いも人気を呼びそうだ。
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「ベーシックな洋服にアクセントを加えて自分なりの流行を楽しむように、トレンドアイテムですべてを更新するのではなく、気になった一部を効果的に取り入れてみましょう。少し違った我が家の魅力に、ワクワクした気持ちで毎日を過ごせるといいですね」と土橋さん。「“好き” の密度を上げていくことが、自分らしいスタイルのある暮らしをつくっていくのではないでしょうか」。
2018年は始まったばかり。自分によく似合うアクセサリーを探すように、みなさんも、さまざまなトレンド要素から今年取り入れたいものをピックアップして楽しんでみてはいかがだろうか?
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