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My Houzz:ブルックリンのシンプルで静かな暮らし
白でまとめた空間はできるかぎり飾りを抑えてシンプルに。ブルックリンの賃貸住宅で実現した手作りの暮らしをご紹介します。
Corynne Pless
2015年4月1日
〈ブルックリン・スレート・カンパニー〉の共同設立者であるショーン・ティスさんとクリスティ・ハデカさん。二人の才能の一つが、手を加えたら素敵になりそうな空間を見分けること。ブルックリンのレッドフック地区にある74平方メートルのアパートは、最初に見たときは、壁の色もバラバラで、庭の草木は伸び放題の状態だった。でも、手をかければ洗練された素朴さのあるの家になるはず、という確信が二人にはあった。
グラフィックデザイナーのショーンさんとニューヨークのパーソンズ美術大学卒のクリスティさんは、クリスティさんの実家が所有するニューヨーク州北部の採石場でとれるスレートでプレートをはじめセンスのいいグッズを制作・販売するビジネスを営んでいる。このアパートを借りた二人は、スレートのビジネスと同じく、知恵を絞り、丁寧な手作業で改装に取り組むことに。茶色と青の壁を真っ白に塗り直し、草木はきれいに選定して都会的な庭をつくることにした。
どんなHouzz?
居住者:ショーン・ティスさん、クリスティ・ハデカさん、愛犬ガーブくん
所在地:ニューヨーク市ブルックリン区レッド・フック
規模:74平方メートル(ベッドルームx1、バスルーム(トイレ含む)x1)
グラフィックデザイナーのショーンさんとニューヨークのパーソンズ美術大学卒のクリスティさんは、クリスティさんの実家が所有するニューヨーク州北部の採石場でとれるスレートでプレートをはじめセンスのいいグッズを制作・販売するビジネスを営んでいる。このアパートを借りた二人は、スレートのビジネスと同じく、知恵を絞り、丁寧な手作業で改装に取り組むことに。茶色と青の壁を真っ白に塗り直し、草木はきれいに選定して都会的な庭をつくることにした。
どんなHouzz?
居住者:ショーン・ティスさん、クリスティ・ハデカさん、愛犬ガーブくん
所在地:ニューヨーク市ブルックリン区レッド・フック
規模:74平方メートル(ベッドルームx1、バスルーム(トイレ含む)x1)
「この空間にぴったりあう家具を見つけるのがいちばん大変でした」と、ショーンさん。パイン材をウォルナットオイルで仕上げた本棚は、二人の友人であるフィン・ムーアに特注して作ってもらった。「たいていの家具は大きすぎたり予算オーバーだったりしたので、自分たちでデザインすることにしたんです」とショーンさん。
壁にかかっているアート作品は、ショーンさんの母のアレクサンドラさんが、ショッピングバッグでカンバスをつくって絵を描いたもの。クリスティさんは備え付けのシャンデリアに鹿角をつけて、雰囲気を変えた。
壁にかかっているアート作品は、ショーンさんの母のアレクサンドラさんが、ショッピングバッグでカンバスをつくって絵を描いたもの。クリスティさんは備え付けのシャンデリアに鹿角をつけて、雰囲気を変えた。
ダイニングテーブルの天板はカバの合板を使って手作りした。キズや摩擦から守るため、薄く保護剤を塗り、U字型の脚を手作りクラフトを扱うサイトで購入して二人で組み立てた。大きな窓からはたくさん日光が入り、裏庭を眺めることができる。。
「ダイニングルームで庭やキッチンを眺めて過ごす時間が好きです。料理とガーデニングが趣味なので」とクリスティさん。
テーブルの中央に置かれた四角いプランターは、二人が経営するショップで扱っているジオメトリック・プランター。ショップでは現在、ガーデン用品部門を拡大している。
「ダイニングルームで庭やキッチンを眺めて過ごす時間が好きです。料理とガーデニングが趣味なので」とクリスティさん。
テーブルの中央に置かれた四角いプランターは、二人が経営するショップで扱っているジオメトリック・プランター。ショップでは現在、ガーデン用品部門を拡大している。
ダイニングの本棚には、本のほかにマーサズ・ヴィニヤード島(マサチューセッツ州)で拾った流木で作ったブックエンドや、クリスティさんと妹を撮影した鉄板写真など、細々としたものが飾られている。
キッチンには扉のない収納を設置して収納を増やした。毎日使う皿やカトラリーのほか、家族が受け継いできたアイテムもここに入っている。クリスティさんの曽祖母が使っていたというオレンジ色のダッチ・オーブンもそのひとつ。
キッチン横のトイレは、リフォーム前は青紫色の壁に黒いドアがついていた。二人はペンキを塗り直して部屋を明るくし、前についていた白熱球を外して、できるかぎり大きい電球を見つけてきて付け替えた。フランス窓の内側には、プライバシーを確保するためブラインドを設置した。
ダイニングとベッドルームの間のにある窓のないスペースは、リビングルームとして使うことに。愛犬ガーブくんの寝床も、特注のテレビ棚の下に設置
壁に設置したテレビ棚はショーンさんのお気に入りの家具のひとつ。ヴィンテージのラジオやレコードプレイヤーを置き、メディア・アクセサリ類は隠して収納。
ベッドルームは、以前は茶色の塗料が塗られていて、窓には木製ブラインドがかかっていた。二人はブラインドをはずし、壁と天井を白く塗り直し、自然光があふれる室内に改装した。
寝室を清潔でモダンな印象に仕上げるための、二人のこだわりは、マットレスを床に置いてベッドにすること。今回の新しい住まいも、これまで通りマットレスは床に置きました。
これまでに二人が暮らした3軒の家でも、床の上に直接マットを敷いていた。そのほうが清潔でモダンな気分になれるからだ。今回の家でも同じように生活している。
「今まで暮らした家でも、必ずどこか手を加えて、自分たちらしく生活してきました。だから、今回の改装も、そういうプロジェクトとして取り組みました」とクリスティさん。
これまでに二人が暮らした3軒の家でも、床の上に直接マットを敷いていた。そのほうが清潔でモダンな気分になれるからだ。今回の家でも同じように生活している。
「今まで暮らした家でも、必ずどこか手を加えて、自分たちらしく生活してきました。だから、今回の改装も、そういうプロジェクトとして取り組みました」とクリスティさん。
ベッドルームではリラックスできるように、模様は極力抑え、白でまとめている。壁に飾られた鹿の飾りはクリスティさんの父から贈られたもの。
庭づくりは、草木を加えるよりもむしろ刈り込む仕事がメインだった。都会の喧騒を忘れさせる、緑豊かな空間が完成した。
「私にとってガーデニングとは、鳥、蝶々、虫、太陽、静けさ、泥まみれのビルケンシュトックですね」とクリスティさん。
次は二人で庭を拡張して、スレート敷きの中庭を完成させる予定。アトリエでは、秋に発売予定のスレートのプロダクトづくりに取り組んでいる。
こちらもあわせて
ブルックリンスタイルの写真を見る
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