Houzz父の日企画:「男の空間」ご応募作品のご紹介〈前編〉
書斎、ワークスペース、くつろぎの空間。日本の住宅プロの皆さんからお寄せいただいた創意あふれる作品のご紹介、前編です。
Houzz Japan
2015年6月17日
Houzz Japan 公式アカウント
素敵な「男の空間」のご応募、まことにありがとうございました! 多くの素晴らしい作品をお寄せいただき、Houzzチーム一同、心より御礼申し上げます。週明けに海外のHouzzエディターによる審査で選抜された5作品が発表され、今週はユーザーの皆さんによる投票が行われていますが、この記事では改めて、ご応募作品の詳しいご紹介と、一部ではありますが海外のHouzzエディターの一言を、前後編に分けてお届けします。
〈後編〉を読む
〈後編〉を読む
「現代民家」モデルハウス
滝本 香苗
ヒノキや杉などの国産材や、漆喰などの自然素材を大切にした「現代民家」、そのモデルルームのリビングの一角の、小さな書斎コーナー。家族の気配を感じながら、自分だけの豊かな時間を持てるような空間です。懐かしい和の風合いを大切にしながら、現代の暮らしに合わせたスタイリング。新しいものと時間を経たもの、手作りのものとシンプルな工業製品。それぞれの持ち味がうまく混ざり合って、空間をまとめています。
滝本 香苗
ヒノキや杉などの国産材や、漆喰などの自然素材を大切にした「現代民家」、そのモデルルームのリビングの一角の、小さな書斎コーナー。家族の気配を感じながら、自分だけの豊かな時間を持てるような空間です。懐かしい和の風合いを大切にしながら、現代の暮らしに合わせたスタイリング。新しいものと時間を経たもの、手作りのものとシンプルな工業製品。それぞれの持ち味がうまく混ざり合って、空間をまとめています。
balena
筒井紀博空間工房/KIHAKU TSUTSUI TOPOS STUDIO
ツーリングなどにも積極的に参加し、レース活動もしている輸入車インポーターの家です。幼少の頃からアルフェッタに憧れ、免許を取るとほぼ同時に購入。旧車仲間が集うことのできるこのガレージは、メンテナンスもしやすいように、アウディのファクトリーで使われている特殊なタイルを床に使用しています。一部、アプローチ動線を示すのに利用されている赤いタイルは、フェラーリの本国ショールームにも使われているタイル。建築家のデザインによるオリジナルシンクも用意され、メンテナンス時の利用の他、旧車仲間が集ってエスプレッソを片手にクルマ談義をするのにも役立っています。
暖機時などの臭い対策として壁の一面は珪藻土を使用し、消臭効果も。壁面のアルファロメオのサインは海外オークションで購入した一品です。
●ストーリーを読んで、ご主人の愛車に対する情熱がよく伝わってきました。ここは世界中の車好きの男性の夢のスペースですね。(Houzz ロシア・エディター Elena Ambrosimova)
筒井紀博空間工房/KIHAKU TSUTSUI TOPOS STUDIO
ツーリングなどにも積極的に参加し、レース活動もしている輸入車インポーターの家です。幼少の頃からアルフェッタに憧れ、免許を取るとほぼ同時に購入。旧車仲間が集うことのできるこのガレージは、メンテナンスもしやすいように、アウディのファクトリーで使われている特殊なタイルを床に使用しています。一部、アプローチ動線を示すのに利用されている赤いタイルは、フェラーリの本国ショールームにも使われているタイル。建築家のデザインによるオリジナルシンクも用意され、メンテナンス時の利用の他、旧車仲間が集ってエスプレッソを片手にクルマ談義をするのにも役立っています。
暖機時などの臭い対策として壁の一面は珪藻土を使用し、消臭効果も。壁面のアルファロメオのサインは海外オークションで購入した一品です。
●ストーリーを読んで、ご主人の愛車に対する情熱がよく伝わってきました。ここは世界中の車好きの男性の夢のスペースですね。(Houzz ロシア・エディター Elena Ambrosimova)
imajuku
AR.K architect Ar.K一級建築士事務所
男たちの遊び場になる、海の目の前にある今宿の家。その2Fにあるこのバスルームは、海で遊んだ後や、バイクで山を走ったあとにリラックスしたり、ゲストが訪れたりの際のために用意されました。
空間は、浴槽、シャワー、洗面、トイレ、パウダースペースが一体になっています。内装は男性的で、オーナーの好む「ステンレス」「ブラック」を主体に構成され、LED照明や換気、配管などの余分なものはすべてステンレスパネルの裏に隠され、メンテナンスはパネルを外すと容易にできるように設計。LED照明は、光のボリュームだけでなく色味も自由に変えられ、窓は、全部開くように引き込め、網戸もついているので、リラックスして入ることができます。
AR.K architect Ar.K一級建築士事務所
男たちの遊び場になる、海の目の前にある今宿の家。その2Fにあるこのバスルームは、海で遊んだ後や、バイクで山を走ったあとにリラックスしたり、ゲストが訪れたりの際のために用意されました。
空間は、浴槽、シャワー、洗面、トイレ、パウダースペースが一体になっています。内装は男性的で、オーナーの好む「ステンレス」「ブラック」を主体に構成され、LED照明や換気、配管などの余分なものはすべてステンレスパネルの裏に隠され、メンテナンスはパネルを外すと容易にできるように設計。LED照明は、光のボリュームだけでなく色味も自由に変えられ、窓は、全部開くように引き込め、網戸もついているので、リラックスして入ることができます。
屋根裏のアトリエ
ムラカミマサヒコ一級建築士事務所
こちらは建築士の仕事場。パソコン、プリンターを設置し、図面を作成したり、事務作業をしたりするための空間です。この空間の最高天井高はわずか1650mmで、成人男性は立って歩けません。こんな物置以外に使えそうもないとも思える屋根裏部屋を、工夫してリノベーションしました。空間に合わせた家具を製作し、使途を座って行う事務作業に限定することにより、空間の可能性を最大限に追求。狭小空間ですが、ちょっと洞穴を思わせる、すっぽりと覆われた空間には、独特の居心地のよさがあります。
●ピンナップしたメモや資料で埋め尽くされた天井が、まるでインスピレーションでいっぱいの空のようです。飾り立てるのではなく実用的なものとアイデアだけで、この小さなコーナーを彼だけのクリエイティブな場所につくり上げているのが素敵ですね。(Houzz ドイツ・エディター Karen Bofinger)
●この小さな部屋には、ポジティブでエネルギーにあふれた、ちょっとワーカホリック的な、いい意味でのクレイジーさがありますね。私たちも皆、人生で少なくとも一度は何かに夢中になる経験があると思いますが、このスペースはそんな時間を体現しているように思えます。(Houzz イタリア・エディター Leonora Sartori)
ムラカミマサヒコ一級建築士事務所
こちらは建築士の仕事場。パソコン、プリンターを設置し、図面を作成したり、事務作業をしたりするための空間です。この空間の最高天井高はわずか1650mmで、成人男性は立って歩けません。こんな物置以外に使えそうもないとも思える屋根裏部屋を、工夫してリノベーションしました。空間に合わせた家具を製作し、使途を座って行う事務作業に限定することにより、空間の可能性を最大限に追求。狭小空間ですが、ちょっと洞穴を思わせる、すっぽりと覆われた空間には、独特の居心地のよさがあります。
●ピンナップしたメモや資料で埋め尽くされた天井が、まるでインスピレーションでいっぱいの空のようです。飾り立てるのではなく実用的なものとアイデアだけで、この小さなコーナーを彼だけのクリエイティブな場所につくり上げているのが素敵ですね。(Houzz ドイツ・エディター Karen Bofinger)
●この小さな部屋には、ポジティブでエネルギーにあふれた、ちょっとワーカホリック的な、いい意味でのクレイジーさがありますね。私たちも皆、人生で少なくとも一度は何かに夢中になる経験があると思いますが、このスペースはそんな時間を体現しているように思えます。(Houzz イタリア・エディター Leonora Sartori)
Tei
Kiriko design office
1年の大半を屋外で過ごせる温暖な気候、眼下に海を見渡せる高台というすばらしい環境を生かし、退職後ゆっくりと趣味の時間を過ごせる空間を希望されたご主人。奥にある書庫には1万冊の本やCDが収納可能で、書庫からアクセスできる読書デッキに可動式の戸を設置。半屋外空間とすることでこの環境を最大限に楽しめる空間が完成しました。屋外と日常生活をいかにシームレスにリンクできるかに重点を置いて設計。読書はもとより、太平洋に沈む夕陽を眺めながら飲み物を楽しむなど、恵まれた環境を堪能しています。
●素晴らしく穏やかで静謐な空間。屋外の風景とのつながりによって、部屋にさらなる広がりが感じられます。静かな環境の中でゆったり椅子に腰かけ、考え事や読書をしたりするには最高の隠れ家ですね。(Houzz イギリス・エディター Victoria Harrison)
●リラックスできる落ち着いた雰囲気のこの空間があれば、夜のひとときを楽しむのに多くのものは必要ないですね。私もここでワイングラスを傾けながら読書をしたり、こんな美しい眺めを楽しんだりしたいです。(Houzz スペイン・エディター Rafael Fernandez Bermejo)
Kiriko design office
1年の大半を屋外で過ごせる温暖な気候、眼下に海を見渡せる高台というすばらしい環境を生かし、退職後ゆっくりと趣味の時間を過ごせる空間を希望されたご主人。奥にある書庫には1万冊の本やCDが収納可能で、書庫からアクセスできる読書デッキに可動式の戸を設置。半屋外空間とすることでこの環境を最大限に楽しめる空間が完成しました。屋外と日常生活をいかにシームレスにリンクできるかに重点を置いて設計。読書はもとより、太平洋に沈む夕陽を眺めながら飲み物を楽しむなど、恵まれた環境を堪能しています。
●素晴らしく穏やかで静謐な空間。屋外の風景とのつながりによって、部屋にさらなる広がりが感じられます。静かな環境の中でゆったり椅子に腰かけ、考え事や読書をしたりするには最高の隠れ家ですね。(Houzz イギリス・エディター Victoria Harrison)
●リラックスできる落ち着いた雰囲気のこの空間があれば、夜のひとときを楽しむのに多くのものは必要ないですね。私もここでワイングラスを傾けながら読書をしたり、こんな美しい眺めを楽しんだりしたいです。(Houzz スペイン・エディター Rafael Fernandez Bermejo)
アメリカンヴィンテージな男前インテリア
インデュアホーム大阪南港/ヴィンテージホームズ株式会社
レンガタイルやドアのエイジング、レトロな照明を使ってつくった「男前な書斎」。アンティークのレンガや石、無垢材のフローリング、家具に囲まれたその空間は、ギターや靴がよく似合います。新築ですが、まるで何十年も経ってエイジングされたナチュラル&ヴィンテージな家の雰囲気を醸し出しています。
インデュアホーム大阪南港/ヴィンテージホームズ株式会社
レンガタイルやドアのエイジング、レトロな照明を使ってつくった「男前な書斎」。アンティークのレンガや石、無垢材のフローリング、家具に囲まれたその空間は、ギターや靴がよく似合います。新築ですが、まるで何十年も経ってエイジングされたナチュラル&ヴィンテージな家の雰囲気を醸し出しています。
Tajiri Residence
D.KANZAKI Carpentry
外観で楕円の窓をつくることによって、室内にユニークなポイントができました。そこで、この窓を囲むようにウィンドウシートを設けることに。ちょうど吹抜けで1階とつながったオープンな空間の書斎だったので、書棚も「見せる」ことを意識してデザインされています。
D.KANZAKI Carpentry
外観で楕円の窓をつくることによって、室内にユニークなポイントができました。そこで、この窓を囲むようにウィンドウシートを設けることに。ちょうど吹抜けで1階とつながったオープンな空間の書斎だったので、書棚も「見せる」ことを意識してデザインされています。
Ohji Residence
D.KANZAKI Carpentry
とにかくたくさんの書籍があふれているのをなんとかしたいとのリクエストで、書斎のすべての壁を使い、シンプルでいて存在感のある書棚をつくりました。縦長の上げ下げ窓からきれいな光の差し込む、コンパクトで落ち着いた雰囲気の書斎は、古い図書館のような雰囲気です。
D.KANZAKI Carpentry
とにかくたくさんの書籍があふれているのをなんとかしたいとのリクエストで、書斎のすべての壁を使い、シンプルでいて存在感のある書棚をつくりました。縦長の上げ下げ窓からきれいな光の差し込む、コンパクトで落ち着いた雰囲気の書斎は、古い図書館のような雰囲気です。
BROOKLYN HOUSE
Design Source Co.Ltd.
海外に頻繁に行き来する、グローバルなご主人は、趣味のサーフボードや自転車を土間でメンテナンスすることもあるそう。NY・ブルックリン区に建つような家が欲しい、そんな何気ない設計デザイナーとの会話から家づくりがスタート。外観はワイルドかつシンプル、玄関に入ると土間が広がっています。スキップフロアを基本とし、男前な家具でしつらえられた空間です。造作キッチン、カップボード、ソファやダイニングテーブル、照明や観葉植物まで標準装備。ただ家という箱を作るのではなく、中身もぎっしり詰まった家づくりでした。
Design Source Co.Ltd.
海外に頻繁に行き来する、グローバルなご主人は、趣味のサーフボードや自転車を土間でメンテナンスすることもあるそう。NY・ブルックリン区に建つような家が欲しい、そんな何気ない設計デザイナーとの会話から家づくりがスタート。外観はワイルドかつシンプル、玄関に入ると土間が広がっています。スキップフロアを基本とし、男前な家具でしつらえられた空間です。造作キッチン、カップボード、ソファやダイニングテーブル、照明や観葉植物まで標準装備。ただ家という箱を作るのではなく、中身もぎっしり詰まった家づくりでした。
GARDEN SHED
Design Source Co.Ltd.
クルマとともに遊び、過ごすビルトインガレージ。クラシックカーレースが趣味のご主人の「愛車を眺めながら生活したい」という希望をかなえた週末ハウスです。単にクルマを眺めてくつろぐだけの場所ではなく、そこで気持ちよく働くことで脳が休まり、リフレッシュできる、そんな場であることも重要でした。見どころはガレージ部分の無垢材フローリングと、クルマを眺められるベッドルーム。自由にカッコよく、自分らしいライフスタイルを追求した、遊びの達人のためのガレージハウスです。
Design Source Co.Ltd.
クルマとともに遊び、過ごすビルトインガレージ。クラシックカーレースが趣味のご主人の「愛車を眺めながら生活したい」という希望をかなえた週末ハウスです。単にクルマを眺めてくつろぐだけの場所ではなく、そこで気持ちよく働くことで脳が休まり、リフレッシュできる、そんな場であることも重要でした。見どころはガレージ部分の無垢材フローリングと、クルマを眺められるベッドルーム。自由にカッコよく、自分らしいライフスタイルを追求した、遊びの達人のためのガレージハウスです。
Shabby House
一級建築士事務所アトリエm
この「酒部屋」は、造り酒屋を回るのが趣味というご主人の、唯一と言ってよいリクエストでした。わずか3畳の空間に、小さな床もしつらえ、壁は美しい墨色。天井には葦簀に海老茶の塗装を施しました。躙り口から入ると小縁があり、坊主畳が2枚あります。水屋に酒専用のクーラーも備え、大人がお酒をたしなむ小宇宙が完成しました。
一級建築士事務所アトリエm
この「酒部屋」は、造り酒屋を回るのが趣味というご主人の、唯一と言ってよいリクエストでした。わずか3畳の空間に、小さな床もしつらえ、壁は美しい墨色。天井には葦簀に海老茶の塗装を施しました。躙り口から入ると小縁があり、坊主畳が2枚あります。水屋に酒専用のクーラーも備え、大人がお酒をたしなむ小宇宙が完成しました。
加美の家 / Kami Residence
一級建築士事務所アトリエm
子どもも独立し、夫婦だけになったので、ご主人が一度は自分の好きな「RC打放し」の家を建てたいというのが依頼の動機でした。庭、中庭などの外部と、内部の空間は、躯体のずれが生む中間領域によって結びつけられています。RC壁式構造の躯体を、美しさへと高めるのは“贅肉のない造形”。取り除けるものは徹底的に排除し、大人の男性が満足できる空間になりました。
一級建築士事務所アトリエm
子どもも独立し、夫婦だけになったので、ご主人が一度は自分の好きな「RC打放し」の家を建てたいというのが依頼の動機でした。庭、中庭などの外部と、内部の空間は、躯体のずれが生む中間領域によって結びつけられています。RC壁式構造の躯体を、美しさへと高めるのは“贅肉のない造形”。取り除けるものは徹底的に排除し、大人の男性が満足できる空間になりました。
IDEA Design
IDEA DESIGN Inc.
この空間を使用しているのは店舗設計を得意とするインテリアデザイナー。賃貸マンションで躯体や間仕切りを変更することはできないため、左右の壁や天井は既存のビニールクロスの上にモルタルエイジングで仕上げています。国内外でパフォーマンス活動をしている書道家や、普段アミューズメントパークやショップを手がけているエイジング業者、海外のホテルやショップを手がける音響デザイナーなどによるコラボレーションで、楽しい空間に仕上がりました。正面の壁はもとは和室の襖と個室への扉。そこに和紙など様々な下地を重ね、色を重ね、さらに書道家によるメッセージも書き込まれています。のんびり落ち着いてお酒を飲むことを意識した照明や音響設定も快適な部屋です。
●たくさんの制約があったのに、魅力的なアイデアで個性的な空間をつくり上げていますね。襖など、伝統の日本の住宅らしいデザインを生かしているところも好きです。(Houzz ロシア・エディター Elena Ambrosimova)
IDEA DESIGN Inc.
この空間を使用しているのは店舗設計を得意とするインテリアデザイナー。賃貸マンションで躯体や間仕切りを変更することはできないため、左右の壁や天井は既存のビニールクロスの上にモルタルエイジングで仕上げています。国内外でパフォーマンス活動をしている書道家や、普段アミューズメントパークやショップを手がけているエイジング業者、海外のホテルやショップを手がける音響デザイナーなどによるコラボレーションで、楽しい空間に仕上がりました。正面の壁はもとは和室の襖と個室への扉。そこに和紙など様々な下地を重ね、色を重ね、さらに書道家によるメッセージも書き込まれています。のんびり落ち着いてお酒を飲むことを意識した照明や音響設定も快適な部屋です。
●たくさんの制約があったのに、魅力的なアイデアで個性的な空間をつくり上げていますね。襖など、伝統の日本の住宅らしいデザインを生かしているところも好きです。(Houzz ロシア・エディター Elena Ambrosimova)
大倉山プロジェクト / Okurayama Project
腰越耕太建築設計事務所
この家のコンセプトは「海辺のファクトリー」。空間の特徴であるリビングの大きな吹き抜けの上部が仕事部屋になっていて、上下階をゆるやかに繋ぎながら、開放的な雰囲気で仕事ができるようになっています。壁は構造用合板に塗装しただけの簡素な仕上げ、天井はガルバリウム鋼板の波板など、海の家をイメージした素材を用いています。ファブリックも海の青や夕暮れのオレンジを選び、家づくりのコンセプトに合わせました。外部照明にマリンランプを取り付けたり、外壁にシャワーが直付けされていたり、個室と吹き抜けをつなぐ部分に分電盤の扉を取り付けるなど、遊び心満載の家です。
●仕事を楽しむためにつくられた上下階のスペース。行き来できる自由さがとてもいいですね。仕事場の大きな木のテーブルのナチュラルな質感が、シリアスな表情のグレーの壁と素敵なコントラストをつくっているのにも惹かれました。(Houzz イタリア・エディター Leonora Sartori)
腰越耕太建築設計事務所
この家のコンセプトは「海辺のファクトリー」。空間の特徴であるリビングの大きな吹き抜けの上部が仕事部屋になっていて、上下階をゆるやかに繋ぎながら、開放的な雰囲気で仕事ができるようになっています。壁は構造用合板に塗装しただけの簡素な仕上げ、天井はガルバリウム鋼板の波板など、海の家をイメージした素材を用いています。ファブリックも海の青や夕暮れのオレンジを選び、家づくりのコンセプトに合わせました。外部照明にマリンランプを取り付けたり、外壁にシャワーが直付けされていたり、個室と吹き抜けをつなぐ部分に分電盤の扉を取り付けるなど、遊び心満載の家です。
●仕事を楽しむためにつくられた上下階のスペース。行き来できる自由さがとてもいいですね。仕事場の大きな木のテーブルのナチュラルな質感が、シリアスな表情のグレーの壁と素敵なコントラストをつくっているのにも惹かれました。(Houzz イタリア・エディター Leonora Sartori)
スキマのある家
ワークスペース
津野建築設計室/troom
一面の本棚と外壁から連続する白壁にはさまれた書斎。ご主人はIT系の職業で、在宅で仕事をすることもあり、仕事も兼ねたガジェット集め、カメラいじり、車、オーディオなど機械系の豊富な趣味をもっています。2畳に満たないスペースですが、道路から1メートルほどの高さで、道路境界ぎりぎりまではね出した6メートルの天井高の吹抜スペースと、縦長の背の高い窓から道路の数百メートル先まで見通せる視界の奥行きとで、雄大なワークスペースとなっています。
●この部屋の光の入り方と、高い天井が気に入りました。とても狭い場所なのに、きちんと考え抜かれ、整頓されているので、実に広々とした空間に感じますね。(Houzz スペイン・エディター Rafael Fernandez Bermejo)
ワークスペース
津野建築設計室/troom
一面の本棚と外壁から連続する白壁にはさまれた書斎。ご主人はIT系の職業で、在宅で仕事をすることもあり、仕事も兼ねたガジェット集め、カメラいじり、車、オーディオなど機械系の豊富な趣味をもっています。2畳に満たないスペースですが、道路から1メートルほどの高さで、道路境界ぎりぎりまではね出した6メートルの天井高の吹抜スペースと、縦長の背の高い窓から道路の数百メートル先まで見通せる視界の奥行きとで、雄大なワークスペースとなっています。
●この部屋の光の入り方と、高い天井が気に入りました。とても狭い場所なのに、きちんと考え抜かれ、整頓されているので、実に広々とした空間に感じますね。(Houzz スペイン・エディター Rafael Fernandez Bermejo)
スキマのある家
インナーガーデンのような駐車場
津野建築設計室/troom
ダイニングと中庭に対して大きなピクチャーウィンドウでつながった3メートルの天井高を持つ駐車場。奥を突っ切る階段は子ども室につながります。中庭とダイニングから1メートル下がった位置にあるため、駐車しても庭やダイニングからの視界を遮ることなく、好きな車を眺められる、ショールームのような駐車場になっています。
●この部屋は、私が20代を過ごしたイタリアのトレヴィゾにあるベネトンのコミュニケーション・リサーチセンター「ファブリカ」(安藤忠雄氏が修復・拡張を担当)の雰囲気を思い起こさせました。むき出しのコンクリートの壁に囲まれた、潔く何もない空間が印象に残ります。(Houzz イタリア・エディター Leonora Sartori)
インナーガーデンのような駐車場
津野建築設計室/troom
ダイニングと中庭に対して大きなピクチャーウィンドウでつながった3メートルの天井高を持つ駐車場。奥を突っ切る階段は子ども室につながります。中庭とダイニングから1メートル下がった位置にあるため、駐車しても庭やダイニングからの視界を遮ることなく、好きな車を眺められる、ショールームのような駐車場になっています。
●この部屋は、私が20代を過ごしたイタリアのトレヴィゾにあるベネトンのコミュニケーション・リサーチセンター「ファブリカ」(安藤忠雄氏が修復・拡張を担当)の雰囲気を思い起こさせました。むき出しのコンクリートの壁に囲まれた、潔く何もない空間が印象に残ります。(Houzz イタリア・エディター Leonora Sartori)
光と風を共有する家
ワークスペース
津野建築設計室/troom
通路の片隅の小さなデスクですが、ご主人の大好きなモノたちで「基地化」したワークスペースです。玄関からこのコーナーの間は、靴と洋服のコレクションがぎっしり詰め込まれたクローゼットでつながっています。明かり取りの窓に、同じく趣味で集めたアンティークの看板をアクセントにはめ込み、小さいながらもお気に入りばかりに囲まれた密度の高いスペースとなっています。
ワークスペース
津野建築設計室/troom
通路の片隅の小さなデスクですが、ご主人の大好きなモノたちで「基地化」したワークスペースです。玄関からこのコーナーの間は、靴と洋服のコレクションがぎっしり詰め込まれたクローゼットでつながっています。明かり取りの窓に、同じく趣味で集めたアンティークの看板をアクセントにはめ込み、小さいながらもお気に入りばかりに囲まれた密度の高いスペースとなっています。
Nakano Midside Residence
SAKAI DESIGN NETWORK inc
リビングルームに隣接する、両面使いの間仕切り収納棚と、クールなガラスの素材感とで落ち着いた大人の男性らしい空間構成を設えた書斎スペース。この間仕切り収納棚は、リビングルーム側はTVボードになっています。コレクションしているワインやグラス、自分好みのプロダクトに囲まれて、心ゆくまでゆったりと過ごすことができるスペースです。
SAKAI DESIGN NETWORK inc
リビングルームに隣接する、両面使いの間仕切り収納棚と、クールなガラスの素材感とで落ち着いた大人の男性らしい空間構成を設えた書斎スペース。この間仕切り収納棚は、リビングルーム側はTVボードになっています。コレクションしているワインやグラス、自分好みのプロダクトに囲まれて、心ゆくまでゆったりと過ごすことができるスペースです。
Lions Nagoya Station Residence
SAKAI DESIGN NETWORK inc
スタイリッシュなリビングルームの一角に、ブックシェルフで軽く間仕切りを設えたライブラリースペースと書斎をつくりました。ちょっとしたライブラリーをがあることで、リビング空間に知的で贅沢なゆとりを感じさせる書斎の雰囲気を醸し出しています。
SAKAI DESIGN NETWORK inc
スタイリッシュなリビングルームの一角に、ブックシェルフで軽く間仕切りを設えたライブラリースペースと書斎をつくりました。ちょっとしたライブラリーをがあることで、リビング空間に知的で贅沢なゆとりを感じさせる書斎の雰囲気を醸し出しています。
Wellith Omiya Residence
SAKAI DESIGN NETWORK inc
ワインやマティーニを楽しむのがお好きなご夫婦のために、リビングルームの一角にデザインされた、ラグジュアリーで落ち着いた雰囲気のホームバーコーナー。ご主人がプライベートBARで奥様をもてなすシーンをコンセプトにしています。
SAKAI DESIGN NETWORK inc
ワインやマティーニを楽しむのがお好きなご夫婦のために、リビングルームの一角にデザインされた、ラグジュアリーで落ち着いた雰囲気のホームバーコーナー。ご主人がプライベートBARで奥様をもてなすシーンをコンセプトにしています。
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施主様の書斎です。籠れるようにドアがついていて、たくさんの本も収容できるように棚を両サイドに。ダークカラーでかっこよく。
皆様の空間もカッコい感じのお部屋がやはり多いですね。