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Houzzでみつけた日本の都市に建つ家まとめ
国内12エリアに建つ住まいの特徴を、各地域の専門家の解説とともにご紹介してきたシリーズ。これまでご紹介した記事を、専門家から伺った各都市の住まいの特徴とともに、まとめてお届けします。
島国であり、縦に長い形をしていることから、北は寒冷地、南は亜熱帯地など、地域によって気候が異なる日本。さらに、地形や人口などもそれぞれ異なるため、同じ国内に建っていても、住宅の特徴はさまざまです。
Houzzウェブマガジンではこれまで、国内の12エリアに建つ住まいの事例を、地域の専門家の解説とともにご紹介してきました。今回は、専門家から伺った各都市の住まいの特徴をまとめてお届けします。
Houzzウェブマガジンではこれまで、国内の12エリアに建つ住まいの事例を、地域の専門家の解説とともにご紹介してきました。今回は、専門家から伺った各都市の住まいの特徴をまとめてお届けします。
冬には銀世界に変わる自然豊かな街。北海道札幌市
大都市でありながら、市域の6割が山林に占められているという、豊かな自然に恵まれた北海道札幌市。札幌市に建つ住宅には、冬の積雪対策のために無落雪屋根が採用されていたり、寒さ対策のために高気密・高断熱住宅が多かったりと、積雪量の多い寒冷地ならではの特徴が見られました。
また専門家によれば、冬の時期にも“外”を感じられるよう、半屋外空間や景色を楽しめる大開口を希望するオーナーが多いのだそう。アウトドア愛好家も少なくなく、夏には屋外でジンギスカンを楽しめるような、開放感あるテラスや庭を設けた住まいも多く見られました。
詳しい記事はこちらから:短い夏を満喫、長い冬も快適に。街と自然を楽しむ札幌の家11選
大都市でありながら、市域の6割が山林に占められているという、豊かな自然に恵まれた北海道札幌市。札幌市に建つ住宅には、冬の積雪対策のために無落雪屋根が採用されていたり、寒さ対策のために高気密・高断熱住宅が多かったりと、積雪量の多い寒冷地ならではの特徴が見られました。
また専門家によれば、冬の時期にも“外”を感じられるよう、半屋外空間や景色を楽しめる大開口を希望するオーナーが多いのだそう。アウトドア愛好家も少なくなく、夏には屋外でジンギスカンを楽しめるような、開放感あるテラスや庭を設けた住まいも多く見られました。
詳しい記事はこちらから:短い夏を満喫、長い冬も快適に。街と自然を楽しむ札幌の家11選
人々が行き交う日本の中心部。東京都23区
日本の首都が位置する場所、東京都。なかでも23区はその中心部といえるでしょう。
交通量が多く、土地の価格が極端に高い23区では、プライバシーの確保がもっとも重要。実際の事例を見てみても、隣家や隣接する道路などからの視線を遮る対策が施された住まいがほとんどでした。
また狭小地が多いため採光が難しく、室内に光を取り入れるためにさまざまなアイデアが採用されていました。住宅が必然的に縦に長い構造となるため、LDKなどの主要な空間は、比較的明るい2階や3階に配されていることが多いようです。
詳しい記事はこちらから:都市の空間をデザインの工夫で快適に。東京23区内に建つ14の住まい
日本の首都が位置する場所、東京都。なかでも23区はその中心部といえるでしょう。
交通量が多く、土地の価格が極端に高い23区では、プライバシーの確保がもっとも重要。実際の事例を見てみても、隣家や隣接する道路などからの視線を遮る対策が施された住まいがほとんどでした。
また狭小地が多いため採光が難しく、室内に光を取り入れるためにさまざまなアイデアが採用されていました。住宅が必然的に縦に長い構造となるため、LDKなどの主要な空間は、比較的明るい2階や3階に配されていることが多いようです。
詳しい記事はこちらから:都市の空間をデザインの工夫で快適に。東京23区内に建つ14の住まい
交通の便がよく、郊外の雰囲気も楽しめる。東京都下
同じ東京都内でも、23区内と区外では住宅の特徴は大きく異なります。都市部へのアクセスが快適でありながら、東京都下エリアは郊外の豊かな自然環境も楽しめることが印象的でした。
山や森林を望む眺望の良い敷地の住まいでは、景色を楽しめるアイデアが多く見られました。また、登山やキャンプ、自転車などを趣味とするオーナーも多く、それぞれのライフスタイルが反映されていることも特徴的です。
詳しい記事はこちらから:都内にいながら、自然を感じられる快適な暮らし。東京都下に建つ16の住まい
同じ東京都内でも、23区内と区外では住宅の特徴は大きく異なります。都市部へのアクセスが快適でありながら、東京都下エリアは郊外の豊かな自然環境も楽しめることが印象的でした。
山や森林を望む眺望の良い敷地の住まいでは、景色を楽しめるアイデアが多く見られました。また、登山やキャンプ、自転車などを趣味とするオーナーも多く、それぞれのライフスタイルが反映されていることも特徴的です。
詳しい記事はこちらから:都内にいながら、自然を感じられる快適な暮らし。東京都下に建つ16の住まい
自然豊かな港町。神奈川県横浜市
幕末より外国貿易で栄えてきた横浜港がある神奈川県・横浜市。港町のイメージが強いものの、住宅の多くは緑豊かで起伏の多い土地にあります。
傾斜地や高低差のある土地は住宅地においてネックに捉えられることが多いものの、横浜市の専門家の多くは、土地の特徴を活かして唯一無二のデザインを実現する技術に長けています。
実際、記事の中では、高低差をスキップフロアによって解消している住まいや、への字型プランの住まい、擁壁に掘り込み式の駐車場を築造した住まいなど、個性豊かな事例が登場しています。
詳しい記事はこちらから:土地の魅力を引き出すデザインで快適に。横浜に建つ13の住まい
幕末より外国貿易で栄えてきた横浜港がある神奈川県・横浜市。港町のイメージが強いものの、住宅の多くは緑豊かで起伏の多い土地にあります。
傾斜地や高低差のある土地は住宅地においてネックに捉えられることが多いものの、横浜市の専門家の多くは、土地の特徴を活かして唯一無二のデザインを実現する技術に長けています。
実際、記事の中では、高低差をスキップフロアによって解消している住まいや、への字型プランの住まい、擁壁に掘り込み式の駐車場を築造した住まいなど、個性豊かな事例が登場しています。
詳しい記事はこちらから:土地の魅力を引き出すデザインで快適に。横浜に建つ13の住まい
寒暖差の激しい、中部地方最大の都市。愛知県名古屋市
中部地方の中心である名古屋市には、寒暖差が激しいという気候的な特徴があります。とくに夏の暑さは厳しく、また湿度もかなり高くなるため、風通しや日射遮蔽などの対策の施された住まいが多く見られました。
また、中部地方最大の都市であり、人口も高いことからプライバシーの確保も重要なポイント。記事内では、天然の岩石を破砕した“砕石”をステンレス製のカゴに詰めた蛇籠を外壁や、開口部をフルオープンしてリビングとひとつながりになるテラスなど、プライバシーを守りつつも外界を感じられるユニークなアイデアが登場しています。
詳しい記事はこちらから:プライバシーと開放感を両立した明るい暮らし。名古屋に建つ11の住まい
中部地方の中心である名古屋市には、寒暖差が激しいという気候的な特徴があります。とくに夏の暑さは厳しく、また湿度もかなり高くなるため、風通しや日射遮蔽などの対策の施された住まいが多く見られました。
また、中部地方最大の都市であり、人口も高いことからプライバシーの確保も重要なポイント。記事内では、天然の岩石を破砕した“砕石”をステンレス製のカゴに詰めた蛇籠を外壁や、開口部をフルオープンしてリビングとひとつながりになるテラスなど、プライバシーを守りつつも外界を感じられるユニークなアイデアが登場しています。
詳しい記事はこちらから:プライバシーと開放感を両立した明るい暮らし。名古屋に建つ11の住まい
古くからの町並みが美しく残り続ける、京都府京都市
神社仏閣や史跡、古くからの町並みの美しさが人々を魅了する、千年の都・京都市。国内屈指の景観条例規制区域であり、文化遺産的建築物が多く存在しているため、町の印象を守る落ち着いた外観の住まいが多いことが一番の特徴です。
また、“うなぎの寝床”と呼ばれる縦に長い敷地が多く、採光や通気のための工夫が施されていることがほとんど。さらに、周囲を山に囲まれた盆地のため、冬には寒さが厳しくなるという気候的な特徴もあり、断熱性・気密性、換気等の住宅性能の高い住まいも、近年は増えてきているようです。
詳しい記事はこちらから: 美しい伝統を守りながら、現代的技術で暮らしを快適に。京都に建つ14の住まい
神社仏閣や史跡、古くからの町並みの美しさが人々を魅了する、千年の都・京都市。国内屈指の景観条例規制区域であり、文化遺産的建築物が多く存在しているため、町の印象を守る落ち着いた外観の住まいが多いことが一番の特徴です。
また、“うなぎの寝床”と呼ばれる縦に長い敷地が多く、採光や通気のための工夫が施されていることがほとんど。さらに、周囲を山に囲まれた盆地のため、冬には寒さが厳しくなるという気候的な特徴もあり、断熱性・気密性、換気等の住宅性能の高い住まいも、近年は増えてきているようです。
詳しい記事はこちらから: 美しい伝統を守りながら、現代的技術で暮らしを快適に。京都に建つ14の住まい
観光地としても人気の高い大都市。大阪府大阪市
近年では観光地としての人気も高い近畿地方の中心都市、大阪府大阪市。商業地域のため高層ビルが多く、プライバシーの確保が必要となること、また準防火地域以上の場所が多く、耐火性への対策が義務付けられているなど、大都市ならではの特徴が多く見られます。
また間口の狭い土地や奥行きのある土地も多く、通風や採光に工夫が求められることも多い様子。記事の中では、光の入りにくい1階に駐車場やホームシアターを設けたり、建物の上部をあえて凹ませ、床のズレを作ることで下階に光を取り込むなどのアイデアも紹介されています。
詳しい記事はこちらから: 風と光を気持ちよく届けるデザインを都市部で実現。大阪に建つ12の住まい
近年では観光地としての人気も高い近畿地方の中心都市、大阪府大阪市。商業地域のため高層ビルが多く、プライバシーの確保が必要となること、また準防火地域以上の場所が多く、耐火性への対策が義務付けられているなど、大都市ならではの特徴が多く見られます。
また間口の狭い土地や奥行きのある土地も多く、通風や採光に工夫が求められることも多い様子。記事の中では、光の入りにくい1階に駐車場やホームシアターを設けたり、建物の上部をあえて凹ませ、床のズレを作ることで下階に光を取り込むなどのアイデアも紹介されています。
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山や海を望む、気候の穏やかな港町。兵庫県神戸市
港町というだけでなく、六甲山をはじめとする山々や美しい河川の流れる自然豊かな街でもある、兵庫県神戸市。神戸市内には景勝地に建つ住まいが多く、借景や眺望を意識した窓の配置が見られました。
また、大阪や京都に比べ、夏は涼しく冬は暖かいという特徴も。そのため、内外の境が曖昧な、住まいにいながら自然との一体感を感じられるような住まいも、記事内では多く登場していました。
詳しい記事はこちらから:窓から山と海を望む、自然と快適に共存する暮らし。神戸に建つ13の住まい
港町というだけでなく、六甲山をはじめとする山々や美しい河川の流れる自然豊かな街でもある、兵庫県神戸市。神戸市内には景勝地に建つ住まいが多く、借景や眺望を意識した窓の配置が見られました。
また、大阪や京都に比べ、夏は涼しく冬は暖かいという特徴も。そのため、内外の境が曖昧な、住まいにいながら自然との一体感を感じられるような住まいも、記事内では多く登場していました。
詳しい記事はこちらから:窓から山と海を望む、自然と快適に共存する暮らし。神戸に建つ13の住まい
都市部・山間部・海岸部・農村部が共存する、福岡県福岡市
九州の拠点都市である福岡市。地形が比較的平坦で移動がしやすく、一年を通して気候が温暖なため、ここ数年人口が増え続けている人気の街です。
市内には空港やターミナルのある都市部のほかにも、山間部や海岸部、農村部などさまざまな住環境があり、同じ市内に建っていても、住まいの形はさまざまでした。たとえば、海岸部に面したエリアでは、気団や海風の影響を防ぐため、調湿性の高い素材を採用したり、換気システムを取り入れたりと、湿度対策が施されている住まいが多いようです。
詳しい記事はこちらから: 住まい手のライフスタイルを反映させた間取りとデザイン。福岡市に建つ9つの住まい
九州の拠点都市である福岡市。地形が比較的平坦で移動がしやすく、一年を通して気候が温暖なため、ここ数年人口が増え続けている人気の街です。
市内には空港やターミナルのある都市部のほかにも、山間部や海岸部、農村部などさまざまな住環境があり、同じ市内に建っていても、住まいの形はさまざまでした。たとえば、海岸部に面したエリアでは、気団や海風の影響を防ぐため、調湿性の高い素材を採用したり、換気システムを取り入れたりと、湿度対策が施されている住まいが多いようです。
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自然豊かな東北最大都市。宮城県仙台市
東北地方最大の都市・宮城県仙台市。周囲を広瀬川や青葉山などの自然に囲まれ、都市部にも公園や緑地が多いことから、“杜(もり)の都”の愛称を持つエリアですが、建築においても県産材の利用が市をあげて推奨されており、宮城県産のスギ材などを利用した、地域の自然と一体になる住まいが多く見られました。
また、寒さの厳しい東北エリアに位置するにもかかわらず、一年を通して日射量が多く、外からの光がふんだんに入り込む明るい印象の住まいが多いことも特徴的でした。
詳しい記事はこちらから: 地域の自然と眺望を活かした、明るく気持ちのいい空間。仙台に建つ13の住まい
東北地方最大の都市・宮城県仙台市。周囲を広瀬川や青葉山などの自然に囲まれ、都市部にも公園や緑地が多いことから、“杜(もり)の都”の愛称を持つエリアですが、建築においても県産材の利用が市をあげて推奨されており、宮城県産のスギ材などを利用した、地域の自然と一体になる住まいが多く見られました。
また、寒さの厳しい東北エリアに位置するにもかかわらず、一年を通して日射量が多く、外からの光がふんだんに入り込む明るい印象の住まいが多いことも特徴的でした。
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降雨量・降雪量の多い水の都。新潟県新潟市
日本海に流れ込む信濃川と阿賀野川など水辺空間に恵まれており、“水の都”の異名も持つ新潟県新潟市。全国的に見ても降雨量・降雪量の非常に多いエリアで、また年間の日照時間も少ないことから、住まいにおいては採光のためのさまざまなアイデアが見られました。
また、移動には車が必須となるため、一世帯2台以上の車を所有していることが一般的である一方、降雪から愛車を守る対策が必要となることも特徴的。実際、地域の専門家も、屋外駐車場ではカーポートの設置が必要となるため、デザイン性の両立が課題となると解説していました。
詳しい記事はこちらから:少ない日照時間でも明るさを取り込む。新潟市の家11選
日本海に流れ込む信濃川と阿賀野川など水辺空間に恵まれており、“水の都”の異名も持つ新潟県新潟市。全国的に見ても降雨量・降雪量の非常に多いエリアで、また年間の日照時間も少ないことから、住まいにおいては採光のためのさまざまなアイデアが見られました。
また、移動には車が必須となるため、一世帯2台以上の車を所有していることが一般的である一方、降雪から愛車を守る対策が必要となることも特徴的。実際、地域の専門家も、屋外駐車場ではカーポートの設置が必要となるため、デザイン性の両立が課題となると解説していました。
詳しい記事はこちらから:少ない日照時間でも明るさを取り込む。新潟市の家11選
瀬戸内海と丘陵地帯に挟まれた、広島県広島市
南は瀬戸内海に面しており、中心部を流れる太田川の河口に開けた三角州上に形成された市街地が、西・北・東の丘陵地帯に囲まれている、広島県広島市。山間部には傾斜地も多く、住まいの向きや開口部の配置において眺望が意識されていることが多いようでした。
一方、都市部は土地の価格が高いため狭小地も少なくなく、プライバシーや採光に工夫が施されている住まいもいくつか登場しています。プライバシーの保護においては、ほかの都市同様に、道路からの視線を遮るため2階にリビングを配するケースも多く見られました。
詳しい記事はこちらから:唯一無二の眺めと自分らしいデザインを楽しむ。広島市に建つ14の住まい
南は瀬戸内海に面しており、中心部を流れる太田川の河口に開けた三角州上に形成された市街地が、西・北・東の丘陵地帯に囲まれている、広島県広島市。山間部には傾斜地も多く、住まいの向きや開口部の配置において眺望が意識されていることが多いようでした。
一方、都市部は土地の価格が高いため狭小地も少なくなく、プライバシーや採光に工夫が施されている住まいもいくつか登場しています。プライバシーの保護においては、ほかの都市同様に、道路からの視線を遮るため2階にリビングを配するケースも多く見られました。
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