7 COOL ARCHITECTS:世界で活躍する7人の建築家による、特別なセブンチェア
モダン家具の不朽の名作、セブンチェアの発売60周年を記念して、世界的な建築家7組がつくりだした特別なセブンチェアを展示する展覧会「7 COOL ARCHITECTS(セブン クール アーキテクツ)が10月24日から東京で開催されます。
Houzz Japan
2015年10月19日
Houzz Japan 公式アカウント
今から60年前、1955年にアルネ・ヤコブセンがデザインし、フリッツ・ハンセンが製造を開始した、モダンチェアの名作、セブンチェア。ヤコブセンが手がけた他の作品とは異なり、特定のプロジェクトのためにデザインされたものではないこのチェアは、シンプルで洗練された美しさと快適な座り心地を兼ね備えており、さまざまな空間で使うことのできる究極のモダンチェアである。
セブンチェアの60周年を記念して企画されたのが「7 COOL ARCHITECTS(セブン クール アーキテクツ)」というプロジェクトだ。世界で活躍する7組の建築事務所が、それぞれ自身の作品を念頭に置きつつ、これまでにない独創的なセブンチェアをつくりだした。ヨーロッパ各国を巡回し、好評を博したチェアの数々が、いよいよ10月24日からデザイン展〈AnyTokyo〉の一環として、東京でも展示されることに。東京会場の展示デザインは、今年のミラノサローネでも話題を呼んだ建築家・篠崎弘之が担当する。
それぞれの建築家が、セブンチェアという名作を素材として生み出した、建築や家具、人や社会への思いと意味を込めた作品は、写真で見ていてももちろん美しいが、ぜひ会場で実物を眺めてほしい。
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知っておきたい名作家具:セブンチェア
セブンチェアの60周年を記念して企画されたのが「7 COOL ARCHITECTS(セブン クール アーキテクツ)」というプロジェクトだ。世界で活躍する7組の建築事務所が、それぞれ自身の作品を念頭に置きつつ、これまでにない独創的なセブンチェアをつくりだした。ヨーロッパ各国を巡回し、好評を博したチェアの数々が、いよいよ10月24日からデザイン展〈AnyTokyo〉の一環として、東京でも展示されることに。東京会場の展示デザインは、今年のミラノサローネでも話題を呼んだ建築家・篠崎弘之が担当する。
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ザハ・ハディド・アーキテクツ
シェルからベースがシームレスにつながり、地面に軽く触れる、調和のとれたフォルムは、構造の美と力を示している。ナチュラルで流線的な形状にインスパイアされたデザインだ。ザハの建築作品と同じく、置かれた場所に新しいコンテクストを創出する作品になっている。
シェルからベースがシームレスにつながり、地面に軽く触れる、調和のとれたフォルムは、構造の美と力を示している。ナチュラルで流線的な形状にインスパイアされたデザインだ。ザハの建築作品と同じく、置かれた場所に新しいコンテクストを創出する作品になっている。
スノヘッタ
「どうすれば椅子は社会的なツールになるのか?」「どうすればデザインプロジェクトは人間の相互作用と社会的イノベーションを救済するものになるのだろうか?」といった課題を念頭に置き、スノヘッタは「社交のサポートツール」となる椅子として、レッグを取り去ったセブンチェアを考案。屋内外で使えるチェアだ。
「どうすれば椅子は社会的なツールになるのか?」「どうすればデザインプロジェクトは人間の相互作用と社会的イノベーションを救済するものになるのだろうか?」といった課題を念頭に置き、スノヘッタは「社交のサポートツール」となる椅子として、レッグを取り去ったセブンチェアを考案。屋内外で使えるチェアだ。
ビャルケ・インゲルス グループ
セブンチェアの象徴的なフォルムを幾重にも巧みに重ねたチェアをつくりだした。シェルの積層合板の構造とスタッキングという機能性をコンセプトとした作品である。
セブンチェアの象徴的なフォルムを幾重にも巧みに重ねたチェアをつくりだした。シェルの積層合板の構造とスタッキングという機能性をコンセプトとした作品である。
ジャン・ヌーヴェル・デザイン
「椅子をデザインすることと、建物を構想することに違いはありません」と話すジャン・ヌーヴェルがデザインしたのは、向き合って置かれた、陰陽を思わせるモノクロのセブンチェア。
「椅子をデザインすることと、建物を構想することに違いはありません」と話すジャン・ヌーヴェルがデザインしたのは、向き合って置かれた、陰陽を思わせるモノクロのセブンチェア。
ネリ & フー
上海の外灘(バンド)地区、クール・ドックスに位置するブティックホテル〈ザ・ウォーターハウス〉。1930年代には旧日本軍本部ビルとして使用されていた3階建の建物のリノベーションを手がけたネリ&フーは、「古いものと新しいもの」「再設計とオリジナル」をめぐる二重性をテーマに、社会と人とのつながりを感じさせる2脚1組のチェアをデザインした。
上海の外灘(バンド)地区、クール・ドックスに位置するブティックホテル〈ザ・ウォーターハウス〉。1930年代には旧日本軍本部ビルとして使用されていた3階建の建物のリノベーションを手がけたネリ&フーは、「古いものと新しいもの」「再設計とオリジナル」をめぐる二重性をテーマに、社会と人とのつながりを感じさせる2脚1組のチェアをデザインした。
カルロス・オット建築事務所&カルロス・ポンセ・デ・レオン建築事務所
ウルグアイにある〈セレブラ・オフィス・タワー〉のバーティカルガーデンに使われている数種類の植物をグリーンのファブリックに置き換えている。椅子の自然な木の色味を背景として、色調の異なる緑色が美しいパターンを見せている。
《展覧会情報》
7 COOL ARCHITECTS (セブン クール アーキテクツ) 世界を舞台に活躍する 7 つの設計事務所による特別なセブンチェア
会期 :2015年10月24日(土)~11月3日(祝・火) 11時~20時
展示会場 :AnyTokyo 2015 増上寺 光摂殿 (東京都港区芝公園 4-7-35)
入場無料
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