【2020年2月】建築・デザイン・工芸の展覧会 & イベント情報
建築を通して未来を考える展覧会やデザインスタジオUMA / design farmの展覧会、名作建築・名作家具を改めて見直す展覧会をご紹介します。
Houzz Japan
2020年2月1日
Houzz Japan 公式アカウント
展示風景:「未来と芸術展:AI、ロボット、都市、生命―人は明日どう生きるのか」森美術館(東京)、2019-2020年 撮影:木奥惠三 画像提供:森美術館
【東京】未来と芸術展:AI、ロボット、都市、生命ー人は明日どう生きるのか
会場:森美術館
会期:3月29日まで
入館料:1800円
最先端のテクノロジーの影響を受けて生まれたアート、デザイン、建築を通して、近未来の都市、環境問題など20-30年後の未来のヴィジョンについて考える展覧会が開催中です。
会場は「都市の新たな可能性」、「ネオ・メタボリズム建築へ」、「ライフスタイルとデザインの革新」、「身体の拡張と倫理」、「変容する社会と人間」の5つのセクションで構成されています。
【東京】未来と芸術展:AI、ロボット、都市、生命ー人は明日どう生きるのか
会場:森美術館
会期:3月29日まで
入館料:1800円
最先端のテクノロジーの影響を受けて生まれたアート、デザイン、建築を通して、近未来の都市、環境問題など20-30年後の未来のヴィジョンについて考える展覧会が開催中です。
会場は「都市の新たな可能性」、「ネオ・メタボリズム建築へ」、「ライフスタイルとデザインの革新」、「身体の拡張と倫理」、「変容する社会と人間」の5つのセクションで構成されています。
山梨知彦+Loose Interfaceプロジェクト・チーム(日建設計) 《Loose(ルーズな)Interface(インターフェイス):もう一つの世界の誕生と、ティンバーインターフェイスの可能性》 2019年 4Kビデオ・インスタレーション 540×625×625 cm
展示風景:「未来と芸術展:AI、ロボット、都市、生命―人は明日どう生きるのか」森美術館(東京)、2019-2020年 撮影:木奥惠三 画像提供:森美術館
セクション1の「都市の新たな可能性」では、最先端の都市計画や、アーティスト、建築家が描くユニークな都市像を紹介。セクション2の「ネオ・メタボリズム建築へ」では環境にやさしい有機的建材の開発、先端テクノロジーを駆使した新工法など建築の最新の動向がわかります。
そのほか、会場には近未来の生活をイメージしたコーナーが登場。そう遠くない未来の生活を一足先に体験できます。◆詳しくはこちら
展示風景:「未来と芸術展:AI、ロボット、都市、生命―人は明日どう生きるのか」森美術館(東京)、2019-2020年 撮影:木奥惠三 画像提供:森美術館
セクション1の「都市の新たな可能性」では、最先端の都市計画や、アーティスト、建築家が描くユニークな都市像を紹介。セクション2の「ネオ・メタボリズム建築へ」では環境にやさしい有機的建材の開発、先端テクノロジーを駆使した新工法など建築の最新の動向がわかります。
そのほか、会場には近未来の生活をイメージしたコーナーが登場。そう遠くない未来の生活を一足先に体験できます。◆詳しくはこちら
「遷喬(せんきょう)尋常小学校本館中央棟2階講堂」(旧称、1907、国指定重要文化財) 撮影:小野吉彦
【会期終了:大阪】〝江川式〟擬洋風建築-江川三郎八がつくた岡山・福島の風景
会場:LIXILギャラリー(大阪)
会期:2月18日まで
入場料:無料
元堂宮大工の建築技師・江川三郎八の現存の9作品を中心に紹介する展覧会が開催中です。江川は明治から昭和にかけて、福島と岡山で数々の擬洋風建築を手がけ、両県に西洋の風をもたらしました。意匠やプロポーションに共通性が見られる江川の建築は「江川式」とも呼ばれています。
【会期終了:大阪】〝江川式〟擬洋風建築-江川三郎八がつくた岡山・福島の風景
会場:LIXILギャラリー(大阪)
会期:2月18日まで
入場料:無料
元堂宮大工の建築技師・江川三郎八の現存の9作品を中心に紹介する展覧会が開催中です。江川は明治から昭和にかけて、福島と岡山で数々の擬洋風建築を手がけ、両県に西洋の風をもたらしました。意匠やプロポーションに共通性が見られる江川の建築は「江川式」とも呼ばれています。
「倉敷幼稚園舎」(旧称、1915、国登録有形文化財)の1/30の構造模型 所蔵:真庭市・真庭市教育委員会 撮影:小野吉彦
「江川式建築」は岡山県の建築デザインを特徴付けるまでになりました。その真骨頂は故郷・福島で出会った洋式の橋梁構造(トラス)を取り入れた独自の「江川式小屋組」です。「遷喬尋常小学校本館」(旧称、1907、岡山、国指定重要文化財)の講堂が好例で、圧巻の美しい大空間を創造しました。
会場では江川式擬洋風建築を、撮り下ろし写真や古写真、また模型他実資料など約80点で紹介。知る人ぞ知る、「江川式建築」の存在に迫っています。3月5日からは東京のLIXILギャラリーで開催予定です。◆詳しくはこちら
「江川式建築」は岡山県の建築デザインを特徴付けるまでになりました。その真骨頂は故郷・福島で出会った洋式の橋梁構造(トラス)を取り入れた独自の「江川式小屋組」です。「遷喬尋常小学校本館」(旧称、1907、岡山、国指定重要文化財)の講堂が好例で、圧巻の美しい大空間を創造しました。
会場では江川式擬洋風建築を、撮り下ろし写真や古写真、また模型他実資料など約80点で紹介。知る人ぞ知る、「江川式建築」の存在に迫っています。3月5日からは東京のLIXILギャラリーで開催予定です。◆詳しくはこちら
UR都市機構の色彩計画(2017-) V I , 色彩計画, サイン計画
Photo: YOSHIRO MASUDA
【東京】UMA / design farm 展
Tomorrow is Today: Farming the Possible Fields
会場:クリエイションギャラリーG8
会期:2月25日〜3月28日
入場料:無料
大阪を拠点に活動し、さまざまなデザイン賞を受賞している注目のデザインスタジオUMA / design farmの展覧会が開催されます。
2007年に原田祐馬が設立したUMA / design farm。グラフィックだけでなく、建築家や編集者と協働し、図書館や学校、障害者福祉施設などの仕組みづくりからサイン計画も手がけています。プロジェクトの上流から地域やその場に媒介し、当事者と「共に考え・共につくる」を大切に対話と実験を繰り返すデザインを実践しています。
Photo: YOSHIRO MASUDA
【東京】UMA / design farm 展
Tomorrow is Today: Farming the Possible Fields
会場:クリエイションギャラリーG8
会期:2月25日〜3月28日
入場料:無料
大阪を拠点に活動し、さまざまなデザイン賞を受賞している注目のデザインスタジオUMA / design farmの展覧会が開催されます。
2007年に原田祐馬が設立したUMA / design farm。グラフィックだけでなく、建築家や編集者と協働し、図書館や学校、障害者福祉施設などの仕組みづくりからサイン計画も手がけています。プロジェクトの上流から地域やその場に媒介し、当事者と「共に考え・共につくる」を大切に対話と実験を繰り返すデザインを実践しています。
UR都市機構の色彩計画(2017-) V I , 色彩計画, サイン計画
Photo: Yurika Kono
UMA / design farmが手がけたプロジェクトにどんな人たちが関わり、何を思い、共につくりあげたのか。インタビューやデザインプロセス、紡がれた物語を交えて展示します。UR都市機構での6つの団地の外壁修繕色彩計画では、デザインがどのように地域の人々の暮らしの一部になっているのかを紹介します。
人、場所、分野といった領域を横断的にプロジェクトを行うUMA / design farmの活動は、社会におけるデザインの役割を考えるきっかけとなるでしょう。◆詳しくはこちら
Photo: Yurika Kono
UMA / design farmが手がけたプロジェクトにどんな人たちが関わり、何を思い、共につくりあげたのか。インタビューやデザインプロセス、紡がれた物語を交えて展示します。UR都市機構での6つの団地の外壁修繕色彩計画では、デザインがどのように地域の人々の暮らしの一部になっているのかを紹介します。
人、場所、分野といった領域を横断的にプロジェクトを行うUMA / design farmの活動は、社会におけるデザインの役割を考えるきっかけとなるでしょう。◆詳しくはこちら
エミール・ガレ 花器 竹型 1877年頃-1904年 個人蔵
【茨城】ガレの陶芸-世紀末の煌めき 昆虫・植物・ジャポニスム-
会場:茨城県陶芸美術館
会期:3月8日まで
観覧料:730円
19世紀末、アール・ヌーヴォーの立役者として活躍したエミール・ガレの陶芸作品を紹介する展覧会が開催中です。
ガレは、31歳で家業のガレ商会を継ぎ、アート・ディレクター的役割を果たします。ガラス・木工家具・陶芸のすべての作品のフォルムや装飾図案を決定し、数多くの作品を世に出しました。
【茨城】ガレの陶芸-世紀末の煌めき 昆虫・植物・ジャポニスム-
会場:茨城県陶芸美術館
会期:3月8日まで
観覧料:730円
19世紀末、アール・ヌーヴォーの立役者として活躍したエミール・ガレの陶芸作品を紹介する展覧会が開催中です。
ガレは、31歳で家業のガレ商会を継ぎ、アート・ディレクター的役割を果たします。ガラス・木工家具・陶芸のすべての作品のフォルムや装飾図案を決定し、数多くの作品を世に出しました。
エミール・ガレ 植込鉢 瓢箪形 1877年頃−1904年 個人蔵
ガラス作品で知られるガレですが、陶芸作品も多く制作。会場では初期の陶芸作品から1880年代後半の大作まで約90点を紹介しています。
ガレは昆虫や、植物といった身近な自然や、日本をはじめとする異国の文物を着想源に作品を生み出していきました。新しい芸術表現を模索し続けたガレの飽くなき創意と情熱を、多彩な陶芸作品から感じとることができるでしょう。◆詳しくはこちら
ガラス作品で知られるガレですが、陶芸作品も多く制作。会場では初期の陶芸作品から1880年代後半の大作まで約90点を紹介しています。
ガレは昆虫や、植物といった身近な自然や、日本をはじめとする異国の文物を着想源に作品を生み出していきました。新しい芸術表現を模索し続けたガレの飽くなき創意と情熱を、多彩な陶芸作品から感じとることができるでしょう。◆詳しくはこちら
写真左:東京ステーションホテル、写真右:ホテルニューグランド
建築倉庫ミュージアムは2月29日(土)〜3月16日(月)まで 臨時休館となります。最新情報は公式ウェブサイトから。
【東京】クラシックホテル展 -開かれ進化する伝統とその先-
会場:建築倉庫ミュージアム 展示室A
会期:2月8日〜5月31日
入場料:3100円(オンラインチケット制、展示室Bの観覧料含む。)
日本のサービスの礎を築いたホテルの原点とでもいうべき、日本を代表する12のクラシックホテルを紹介する展覧会が開催されます。会場では建築図面や写真、映像、言葉、グラフィックなどさまざまな角度からクラシックホテルを体感できます。
建築倉庫ミュージアムは2月29日(土)〜3月16日(月)まで 臨時休館となります。最新情報は公式ウェブサイトから。
【東京】クラシックホテル展 -開かれ進化する伝統とその先-
会場:建築倉庫ミュージアム 展示室A
会期:2月8日〜5月31日
入場料:3100円(オンラインチケット制、展示室Bの観覧料含む。)
日本のサービスの礎を築いたホテルの原点とでもいうべき、日本を代表する12のクラシックホテルを紹介する展覧会が開催されます。会場では建築図面や写真、映像、言葉、グラフィックなどさまざまな角度からクラシックホテルを体感できます。
写真左:奈良ホテル、写真右:蒲郡クラシックホテル
建築家、吉田五十八のもとで大阪ロイヤルホテル(現:リーガロイヤルホテル(大阪))の設計に携わっていた今里隆ほか、竣工時に実務を担当していた建築家たちのインタビュー映像は必見です。また、陶芸家、バーナード・リーチの着想をもとに生まれたバー空間に設置された椅子や長年ホテル空間を演出してきた家具の実物も展示されます。
そしてこの展覧会のために各ホテルを撮りおろし。クラシックホテルの魅力を深堀りできる機会となります。◆詳しくはこちら
建築家、吉田五十八のもとで大阪ロイヤルホテル(現:リーガロイヤルホテル(大阪))の設計に携わっていた今里隆ほか、竣工時に実務を担当していた建築家たちのインタビュー映像は必見です。また、陶芸家、バーナード・リーチの着想をもとに生まれたバー空間に設置された椅子や長年ホテル空間を演出してきた家具の実物も展示されます。
そしてこの展覧会のために各ホテルを撮りおろし。クラシックホテルの魅力を深堀りできる機会となります。◆詳しくはこちら
ブルーノ・タウト「旧日向別邸」1936年
撮影:斎藤さだむ
パナソニック汐留美術館は、2月29日(土)から3月15日(日)まで臨時休館となります。最新情報はこちらから。
【東京】モダンデザインが結ぶ暮らしの夢
会場:パナソニック汐留美術館
会期:3月22日まで
入館料:800円
ブルーノ・タウト、井上房一郎、アントニン&ノエミ・レーモンド夫妻、剣持勇、ジョージ・ナカシマ、イサム・ノグチによる1930年代から1960年代につくられた工芸品、家具、建築の図面、模型写真など約160点を紹介する展覧会が開催中です。
撮影:斎藤さだむ
パナソニック汐留美術館は、2月29日(土)から3月15日(日)まで臨時休館となります。最新情報はこちらから。
【東京】モダンデザインが結ぶ暮らしの夢
会場:パナソニック汐留美術館
会期:3月22日まで
入館料:800円
ブルーノ・タウト、井上房一郎、アントニン&ノエミ・レーモンド夫妻、剣持勇、ジョージ・ナカシマ、イサム・ノグチによる1930年代から1960年代につくられた工芸品、家具、建築の図面、模型写真など約160点を紹介する展覧会が開催中です。
ジョージ・ナカシマ「コノイドスタジオ外観」1957年
Courtesy of Nakashima Foundation for Peace
1930年代は世界、そして日本各地でモダンデザインに新しい上質な暮らしを夢見た人々の交流があった時代です。そこから戦争を経て、彼らの交流と作品はどのように受け継がれたのか、また人々の暮らしと価値観にどのような影響を与えたのかを追います。
会場構成は、これまで数々の建築展に携わり2019年日本建築学会賞(文化)を受賞した前田尚武が担当。柱・梁・床で構成された日本の伝統的空間をモチーフにデザインされた展示空間も見所のひとつです。◆詳しくはこちら
Courtesy of Nakashima Foundation for Peace
1930年代は世界、そして日本各地でモダンデザインに新しい上質な暮らしを夢見た人々の交流があった時代です。そこから戦争を経て、彼らの交流と作品はどのように受け継がれたのか、また人々の暮らしと価値観にどのような影響を与えたのかを追います。
会場構成は、これまで数々の建築展に携わり2019年日本建築学会賞(文化)を受賞した前田尚武が担当。柱・梁・床で構成された日本の伝統的空間をモチーフにデザインされた展示空間も見所のひとつです。◆詳しくはこちら
イラスト:沼田汐里
2月21、22日に開催予定だった以下内容の「断熱展2020」は延期となっています。詳細はHEAD研究会エネルギーTFのFacebookページへ。
【延期】断熱展2020〜持続可能な暮らしに向かう、暖かい家〜
断熱の今とこれからがわかるHEAD研究会エネルギーTF主催の「断熱展」が今年も開催されます。家が寒すぎるので何とかしたい方や、お金のこと、成功のコツを知りたい方におすすめです。建築家・エネルギーまちづくり社代表取締役の竹内昌義をはじめとしたゲストのトークイベントのほか、全国の断熱・熱環境に関する企業がブースを出展するので直接話を聞くことができます。
22日土曜はシティラボ東京1Fで開催されるアート&クラフト市に断熱空間を体感できる「断熱タイニーハウス」も登場します。
2月21、22日に開催予定だった以下内容の「断熱展2020」は延期となっています。詳細はHEAD研究会エネルギーTFのFacebookページへ。
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断熱の今とこれからがわかるHEAD研究会エネルギーTF主催の「断熱展」が今年も開催されます。家が寒すぎるので何とかしたい方や、お金のこと、成功のコツを知りたい方におすすめです。建築家・エネルギーまちづくり社代表取締役の竹内昌義をはじめとしたゲストのトークイベントのほか、全国の断熱・熱環境に関する企業がブースを出展するので直接話を聞くことができます。
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