インテリアのアクセントに!アートピースのような家具を置いてみよう
お部屋の雰囲気を、アートのような家具で素敵に変えてみませんか?
ブラッキン・ヘザー
2022年9月17日
Houzz contributor.
Home Life Style インテリア、収納空間デザイン。
「贅沢な時間を過ごせる、あなたらしい心地よい住まいづくり」をモットーに、一人ひとりの個性や「好き」を引き出しながらのインテリアのコーディネーション、
より快適な暮らしのためのライフスタイルに合わせた収納計画のご提案をいたします。
著書「ふつうの住まいでかなえる外国スタイルの部屋づくり(文藝春秋)
Interior decoration and storage space planning in Tokyo, Japan. English/Japanese bilingual, with interior design and decoration experience in Europe and Japan.
Houzz contributor.
Home Life Style インテリア、収納空間デザイン。
「贅沢な時間を過ごせる、あなたらしい心地よい住まいづくり」をモットーに、一人ひとりの個性や「好き」を引き出しながらのインテリアのコーディネーション、
より快適な暮らしのためのライフスタイルに合わせた収納計画のご提案をいたします。
... もっと見る
インテリア空間の中の表情をつくり上げる、主役にもなるアイテム“ステートメントピース”。1点おくだけで、目線を引くフォーカルポイントとなり、空間にパンチを与えることができます。
そんなステートメントピースに、アートのような家具を選んでみてはいかがでしょう。今年の3月に開催されたデザイン見本市『メゾン・エ・オブジェ』でも、オブジェのような家具が目立っていたようです。美しいフォルムやユニークなデザイン、ほかにはない色使いなど、特徴的なアイテムは、空間全体をワンランク上に見せ、生活にさらなる潤いを与えてくれるでしょう。
では、アートピースのような家具とはどのような家具なのでしょう? アートと感じるかは人それぞれですが、この記事でご紹介する家具がちょっとしたヒントになれば幸いです。
そんなステートメントピースに、アートのような家具を選んでみてはいかがでしょう。今年の3月に開催されたデザイン見本市『メゾン・エ・オブジェ』でも、オブジェのような家具が目立っていたようです。美しいフォルムやユニークなデザイン、ほかにはない色使いなど、特徴的なアイテムは、空間全体をワンランク上に見せ、生活にさらなる潤いを与えてくれるでしょう。
では、アートピースのような家具とはどのような家具なのでしょう? アートと感じるかは人それぞれですが、この記事でご紹介する家具がちょっとしたヒントになれば幸いです。
ミュージアムピースのようなユニークな家具
珍しいデザインで引き立つ家具は、まさにアートピースのようです。不思議な形をしたソファはミュージアムで見られそうなユニークなデザイン。「部屋を反転させても座れそう!」と会話が盛り上がるカンバセーションピースとして話題性があったり、ユーモアも含まれていたり、想像力を刺激させるような1点は、空間に面白みを与えてくれます。
*カンバセーションピースの説明があったほうが良いと思います。
珍しいデザインで引き立つ家具は、まさにアートピースのようです。不思議な形をしたソファはミュージアムで見られそうなユニークなデザイン。「部屋を反転させても座れそう!」と会話が盛り上がるカンバセーションピースとして話題性があったり、ユーモアも含まれていたり、想像力を刺激させるような1点は、空間に面白みを与えてくれます。
*カンバセーションピースの説明があったほうが良いと思います。
大胆なデザインでインパクトを出す
背もたれの高いベンチはその形と、ダイナミックな赤で自然と部屋のフォーカルポイントとなるでしょう。どこかロイヤルな雰囲気もありますね。クラシックなスタイルでありながら、モダンなエッセンスが感じられ、シンプルな空間でインパクトを与えることは間違いありません。
背もたれがここまで高くなければ普通の素敵なベンチかもしれませんが、思いきり高さを出した大胆さが、個性とインパクトを与える鍵になっています。ちょっと大袈裟に考えてみるというのも、アートライクな家具を選ぶ際のヒントになるでしょう。
背もたれの高いベンチはその形と、ダイナミックな赤で自然と部屋のフォーカルポイントとなるでしょう。どこかロイヤルな雰囲気もありますね。クラシックなスタイルでありながら、モダンなエッセンスが感じられ、シンプルな空間でインパクトを与えることは間違いありません。
背もたれがここまで高くなければ普通の素敵なベンチかもしれませんが、思いきり高さを出した大胆さが、個性とインパクトを与える鍵になっています。ちょっと大袈裟に考えてみるというのも、アートライクな家具を選ぶ際のヒントになるでしょう。
名作家具は美しいアートそのもの!
数多くある名作家具は、まさにアートピースです。機能性はもちろんデザイン性も優れていて、1点あるだけで部屋の表情を深めてくれます。
ワーナー・パントンによる『パントンチェア』も、今なお愛される名作家具のうちのひとつ。フィット感に優れているだけでなく、優美な曲線はまるで彫刻のようで、目を惹きつける美しさを持ちます。本棚やアートといった、スクエア系の要素が多いこちらの部屋の中では、優雅なカーブがひときわ引き立っていますが、部屋の中のアートピースとして目を惹くと同時に、どこか自然と馴染んでもいます。
こちらもあわせて
知っておきたい名作家具:《パントンチェア》のある12のインテリア
数多くある名作家具は、まさにアートピースです。機能性はもちろんデザイン性も優れていて、1点あるだけで部屋の表情を深めてくれます。
ワーナー・パントンによる『パントンチェア』も、今なお愛される名作家具のうちのひとつ。フィット感に優れているだけでなく、優美な曲線はまるで彫刻のようで、目を惹きつける美しさを持ちます。本棚やアートといった、スクエア系の要素が多いこちらの部屋の中では、優雅なカーブがひときわ引き立っていますが、部屋の中のアートピースとして目を惹くと同時に、どこか自然と馴染んでもいます。
こちらもあわせて
知っておきたい名作家具:《パントンチェア》のある12のインテリア
オブジェのようなデザインのペンダントライト
天井から吊るすタイプのペンダントライトは、目線の高さに近いこともあり、視線に入りやすいアイテムです。アートピースのようなペンダントライトを、部屋のフォーカルポイントにしてみてはいかがでしょう。
複雑な形でありながら、ナチュラルでシンプルな素材が北欧スタイルを思わせる、彫刻のようなペンダントライト。この有機的なデザインは、日本の住宅にも馴染みそうですね。
アートピースのような家具や暮らしのアイテムは、必ずしもダイナミックに目立つ必要はありません。さりげなく部屋の中に馴染みながら、どこか独特な存在感を持つような、静かに楽しめるアートとして考えるのも良いでしょう。
天井から吊るすタイプのペンダントライトは、目線の高さに近いこともあり、視線に入りやすいアイテムです。アートピースのようなペンダントライトを、部屋のフォーカルポイントにしてみてはいかがでしょう。
複雑な形でありながら、ナチュラルでシンプルな素材が北欧スタイルを思わせる、彫刻のようなペンダントライト。この有機的なデザインは、日本の住宅にも馴染みそうですね。
アートピースのような家具や暮らしのアイテムは、必ずしもダイナミックに目立つ必要はありません。さりげなく部屋の中に馴染みながら、どこか独特な存在感を持つような、静かに楽しめるアートとして考えるのも良いでしょう。
背景でより映える家具
ブルーの壁から飛び出ているように見えるチェスト。形そのものはよく見られるアンティークやクラシックスタイルの家具と似ていますが、真っ白であることでまるで彫刻のように見えます。波のような美しいカーブや、それによって生み出される光や影が絶妙です。まさに光と影の演出といえるでしょう。
さらに、ブルーのアクセントウォールも重要な役割を果たしています。アートピースのような家具を置くときには、ぜひ背景も併せて考えましょう。お気に入りの1点が最も映える背景と共に、1つのアーティスティックな演出をつくり出せます。
アクセントウォールの写真をもっと見る
ブルーの壁から飛び出ているように見えるチェスト。形そのものはよく見られるアンティークやクラシックスタイルの家具と似ていますが、真っ白であることでまるで彫刻のように見えます。波のような美しいカーブや、それによって生み出される光や影が絶妙です。まさに光と影の演出といえるでしょう。
さらに、ブルーのアクセントウォールも重要な役割を果たしています。アートピースのような家具を置くときには、ぜひ背景も併せて考えましょう。お気に入りの1点が最も映える背景と共に、1つのアーティスティックな演出をつくり出せます。
アクセントウォールの写真をもっと見る
動きのある、個性を活かした家具
本棚は、本や飾っているものが主役となりがちですが、本棚そのものをアートピースとして楽しむことで、壁面のデザイン性がさらにアップします。
こちらはデザイナー、ロン・アラッドによる本棚『ブックワームシェルフ』。動きのあるフォルムが自然と目を引きます。形も自由に変えられるため、さまざまな表情を楽しむことができ、まさに自分でつくり出せるたったひとつのアートピースのようです。
本棚は、本や飾っているものが主役となりがちですが、本棚そのものをアートピースとして楽しむことで、壁面のデザイン性がさらにアップします。
こちらはデザイナー、ロン・アラッドによる本棚『ブックワームシェルフ』。動きのあるフォルムが自然と目を引きます。形も自由に変えられるため、さまざまな表情を楽しむことができ、まさに自分でつくり出せるたったひとつのアートピースのようです。
光源や高さ、位置を自由に調整できるのが、ロナン&エルワン・ブレルック兄弟による特徴的なサスペンションライト『エイム』。枝を伸ばした植物をイメージした自然界をインスピレーションに、シンプルなデザインが特徴的であると同時に、吊したときのケーブルの垂れ方や絡み方が、空間にアーティスティックなアクセントを与えてくれます。
こちらもあわせて
光を消した照明器具は「アートピース」。「フォーカルポイント」として活かす楽しみ方
こちらもあわせて
光を消した照明器具は「アートピース」。「フォーカルポイント」として活かす楽しみ方
アートピースになるデザイン性の高い家具
カラフルさで気持ちをリフトアップできそうなリビングですが、注目していただきたいのが手前のチェアです。キャンバスに塗ったアブストラクトアートをそのまま椅子のカバーにしたよう見えますね。家具そのものだけではなく、椅子の張り替えの際のファブリックの選び方次第で、アートライクな1点に変身させることもできます。
ファブリックペイントを使えば、DIYもできそうですね。ソファのカバーに限らず、想像力を活かして、お持ちの家具や古家具をオリジナルアートにリメイクするのも是非チャレンジしてみたいものです。
カラフルさで気持ちをリフトアップできそうなリビングですが、注目していただきたいのが手前のチェアです。キャンバスに塗ったアブストラクトアートをそのまま椅子のカバーにしたよう見えますね。家具そのものだけではなく、椅子の張り替えの際のファブリックの選び方次第で、アートライクな1点に変身させることもできます。
ファブリックペイントを使えば、DIYもできそうですね。ソファのカバーに限らず、想像力を活かして、お持ちの家具や古家具をオリジナルアートにリメイクするのも是非チャレンジしてみたいものです。
シンプルで洗練されたデザインのコンソールテーブル。飾っているものはもちろん、テーブルそのものの美しさが絶妙です。
アートピースのような家具とデザイン性の優れた家具の境界線とは微妙なところですが、美しいもの、自分が見ていて気持ちの良いもの、特別に感じられるものこそが、アートピースのような家具になるのではないでしょうか。そんな特別な1点を住まいにプラスしてみてはいかがでしょう。
インテリアデザイナー・コーディネーターを探す
アートピースのような家具とデザイン性の優れた家具の境界線とは微妙なところですが、美しいもの、自分が見ていて気持ちの良いもの、特別に感じられるものこそが、アートピースのような家具になるのではないでしょうか。そんな特別な1点を住まいにプラスしてみてはいかがでしょう。
インテリアデザイナー・コーディネーターを探す
おすすめの記事
専門家とのやりとり
プロと一緒に部屋づくりをして、素敵なインテリアを手に入れよう
部屋づくりをインテリアの専門家に依頼すると、自分では思いつかない提案がもらえることも。プロに依頼するメリットや探し方などをご紹介します。
続きを読む
コーディネート・スタイリング
おしゃれな室内インテリアにする、クッションの上手な選び方
文/片岸千代子
クッションはインテリアとしても優秀。春夏のクッションから、秋冬仕様に“衣替え”してみませんか?
続きを読む
暮らしのヒント
テレビのあり方を考えよう。テレビを主役にしないインテリアのススメ
「かっこいいリビングには大きなテレビが必要」と思い込んでいませんか? ライフスタイルが変化している今、テレビのあり方やリビングでの過ごし方について考えてみましょう。
続きを読む
名作デザイン
現代に生きる、ウィリアム・モリスのテキスタイルデザイン
アーツ&クラフツ運動に影響を与えた近代デザインの父、ウィリアム・モリス。多彩なデザイン活動の中で最もよく知られるのはそのテキスタイル。美しい植物文様が現代のインテリアにも盛んに取り入れられています。
続きを読む
名作デザイン
ウィリアム・モリスのものづくり精神とテキスタイルデザイン
イギリスの文化芸術、特に室内装飾の分野で大きな功績を残したモリスのものづくりについて、テキスタイルデザインを中心にご紹介します。
続きを読む
コーディネート・スタイリング
ブランケット、クッション、ファブリックパネルで秋冬のインテリアにチェンジ!
インテリアに季節感を取り入れるのに、最も気軽に使えるのはファブリック。なかでもすぐに試せるブランケット、クッション、ファブリックパネルで小さな模様替えをしてみませんか?
続きを読む
コーディネート・スタイリング
ソファはなきゃダメ?ソファのない暮らしを選ぶ理由
リビングにはソファを置くのが当たり前、と思っていませんか?ライフスタイルによっては、ソファを置かないという選択肢もあります。
続きを読む
寝室の記事
狭い寝室のためのベッドとベッドまわりのアイデア
寝室をリラックスできる空間にし、ぐっすり眠るのは重要です。狭い寝室を快適にするための、インテリアのアイデアをチェックしてみましょう。
続きを読む
いつも素敵なコラムありがとうございます。
話のきっかけとなるような素敵なお品、カンバセーションピースはお部屋を彩るだけでなく、会話も彩ってくれますよね。
(*で始まる言葉は校正のコメントかな、と思いますので、削除なさっておいた方が良いかもしれません。)