モダンとヴィンテージが融合した、ロンドンの美しい古民家
大胆な色づかいに、柔らかさを加味してくれるアンティーク家具がマッチした、家族4人がくつろげる、居心地の良い住まいです。
Jill Morgan
2022年10月18日
小さな子どもがいるヴァネッサ・ボールドさん一家にとって、新しく手に入れた住まいについて時間をかけて知ることが、とても重要なことでした。「熟考して、価値のある、よく考えられた改修しかしたくなかったのです」と彼女は話します。大きな変更を行う前に、すべての季節をこの建物で暮らすことで、それぞれの部屋にどのように光が入ってくるか、どのようにしたら最大限空間を活用できるかを考えたそうです。
住宅の裏手の1階部分の、2つの天窓がついた切妻屋根で、奥の壁がほぼ全面開口になっている、広い増築部分の設計をHayley Hammond Architectsに依頼し、その後、K Spaceのデザイナーであるクリスティーナ・マーティン=ドミンゲスさんに、内装デザインを依頼しました。
住宅の裏手の1階部分の、2つの天窓がついた切妻屋根で、奥の壁がほぼ全面開口になっている、広い増築部分の設計をHayley Hammond Architectsに依頼し、その後、K Spaceのデザイナーであるクリスティーナ・マーティン=ドミンゲスさんに、内装デザインを依頼しました。
どんなHouzz?
住まい手: 夫妻+子供2人
所在地:ロンドンの南西部
改修実施場所:エドワーディアン様式の建物の4つの寝室+2つのバスルーム
デザイン:K Space(クリスティーナ・マーティン=ドミンゲス)
設計:Hayley Hammond Architects
写真:Kasia Fiszer
「私は(過度な装飾が排されて、全体が直線で構成されている)エドワーディアン様式の家を手掛けることが大好きです」とクリスティーナさん。「四角いから、素敵な使いやすいプランをつくりやすいのです」
ヴァネッサさんとクリスティーナさんは、インテリアの好みが似ており、ともに本物の素材やアンティークを好みます。「ヴァネッサさんは、お母さまがアンティークショップを営んでいたため、デザインやさまざまな素材に対する感性が高いです」とクリスティーナさんは説明します。「私自身、いかなる無駄をも嫌う職人の家系のため、最初からヴァネッサさんと気が合いました」
住まい手: 夫妻+子供2人
所在地:ロンドンの南西部
改修実施場所:エドワーディアン様式の建物の4つの寝室+2つのバスルーム
デザイン:K Space(クリスティーナ・マーティン=ドミンゲス)
設計:Hayley Hammond Architects
写真:Kasia Fiszer
「私は(過度な装飾が排されて、全体が直線で構成されている)エドワーディアン様式の家を手掛けることが大好きです」とクリスティーナさん。「四角いから、素敵な使いやすいプランをつくりやすいのです」
ヴァネッサさんとクリスティーナさんは、インテリアの好みが似ており、ともに本物の素材やアンティークを好みます。「ヴァネッサさんは、お母さまがアンティークショップを営んでいたため、デザインやさまざまな素材に対する感性が高いです」とクリスティーナさんは説明します。「私自身、いかなる無駄をも嫌う職人の家系のため、最初からヴァネッサさんと気が合いました」
クリスティーナさんはキッチンに、現しのレンガ壁やコンクリート床、壁付の電気設備を取り入れました。ラタンのランプは柔らかで自然な心地よさをもたらしており、また、多くの独立家具を配置することによって、空間をリラックスした雰囲気に仕上げています。
青緑のゼリージュタイルを使った美しいテーブルトップはアイランドカウンターに強い印象をもたらし、壁ユニット奥のバックスプラッシュの真鍮と、鮮やかなコントラストを生み出しています。
バックスプラッシュはこの空間のために特注されたものであり、下地板に液体金属を吹き付けて製作されました。
インテリアデザイナー・コーディネーターを探す
バックスプラッシュはこの空間のために特注されたものであり、下地板に液体金属を吹き付けて製作されました。
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クリスティーナさんはピクチャーウインドウの下に収納付きのベンチをデザインしています。
ゆったりとした奥行きがあり、広い庭への眺めも相まって、読書やくつろぎ、朝のコーヒーを楽しむのにぴったりな場所となっています。
ゆったりとした奥行きがあり、広い庭への眺めも相まって、読書やくつろぎ、朝のコーヒーを楽しむのにぴったりな場所となっています。
新たな増築部分に隣接する使い勝手の良い書斎は、在宅ワークや静かに勉強をするのに最適な場所になっています。
プロジェクトチームは、1階のほとんどで既存のヘリボーン・フローリングを修復し、再コーティングしました。自然なテクスチャや動きのある暖かな雰囲気をつくり出しています。
通常より長いデスクは、誰もが使える機能的な作業スペースとなっています。このデスクとあわせて、コーナーを回り込むように使い勝手のよい本棚を設置しました。
ビビットなウィリアム・モリスの壁紙とピンクの巾木が、廊下に遊び心を加えます。
クリスティーナさんはドアの上に本棚を付け足すことで、この空間の高い天井を活かしました。
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現代に生きる、ウィリアム・モリスのテキスタイルデザイン
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コンクリートのまぐさ石(窓や出入り口などの上に水平に渡した構造)は、あえて廊下に残されています。
「施工者は天井を張って隠すつもりでしたが、そうするとこの印象的な天井高が20cmもが低くなってしまいます」とクリスティーナさん。
「現しするように主張したところ、彼らは不満なようでしたが、私もオーナーも、まぐさ石を風変わりで面白い特徴だと思っています」
「施工者は天井を張って隠すつもりでしたが、そうするとこの印象的な天井高が20cmもが低くなってしまいます」とクリスティーナさん。
「現しするように主張したところ、彼らは不満なようでしたが、私もオーナーも、まぐさ石を風変わりで面白い特徴だと思っています」
リビングは家の正面にあり、北側に面しています。暗い色の木製家具や贅沢な生地は、空間に暖かな印象をもたらしています。
オークションサイトマニアのヴァネッサさんは、特徴的で個性的な作品を見つけ出すことが好きです。例えばここでは、ヴィンテージのトランクを頑丈なコーヒーテーブルに転用しています。
オークションサイトマニアのヴァネッサさんは、特徴的で個性的な作品を見つけ出すことが好きです。例えばここでは、ヴィンテージのトランクを頑丈なコーヒーテーブルに転用しています。
2階の主寝室には、青緑色のフィーチャーウォールに、ピンクと緑色のベッドリネンを合わせています。ダークカラーの木製ベッドボードが、インダストリアルなサイドテーブルと対比しています。
額に飾られたアンティークの版画は、柔らかい淡いピンクの壁にヴィンテージ感をもたらします。
シャワー室は、現代的な金物とヴィンテージのアクセントがミックスされています。手作り風のメトロタイルによって縁どられたウォークインシャワーは、袖壁によって切られています。
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