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狭い庭も緑豊かな空間に。おすすめの植物と庭づくりのポイント
狭いからといって、庭づくりを諦める必要はありません。小さい庭を素敵な空間に変えるためのヒントをご紹介します。

庭づくりをしたいと思っていても、敷地面積などの条件から、大きな庭を持つことが難しいこともあります。とくに街中では、アプローチや庭は最低限の広さになってしまうということがほとんどでしょう。「狭い場所だから樹木は植えられない」と諦めてしまう方も多いですが、狭い場所でも育てられる植物はたくさんあります。
この記事では、小さな庭に適した植物と、庭づくりのポイントをご紹介します。
この記事では、小さな庭に適した植物と、庭づくりのポイントをご紹介します。
デメリットばかりじゃない! 狭い庭のメリット
一方、狭い庭を整えるのにそんなに労力は必要ないので、日常的に美しい庭が保ちやすいのです。
- 管理の手間が少なくなる
一方、狭い庭を整えるのにそんなに労力は必要ないので、日常的に美しい庭が保ちやすいのです。
- 庭を作り込みやすい
庭で駆けまわることはできなくても、家の中から眺める分には、小さくても全く問題ありません。狭い庭ならば、家族で力を合わせて庭を仕上げることも可能でしょう。
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狭い庭に植える樹木の選び方のポイント
- 枝が広がりすぎないものを選ぶ
- 強い剪定に耐えられるものを選ぶ
- 成長が遅いものを選ぶ
- シンボルツリーには低木を
人が手を加えない自然の状態の高木は、10m以上になるものがほとんどです。一方、低木は1メートル前後の高さで販売されているものが多く、大きくなったとしても2~3m程度。狭い庭では理想的な大きさといえるでしょう。
次の項目では、狭い庭におすすめの樹木を、具体的にご紹介しましょう。
庭づくりの第一歩。シンボルツリーに適した樹木とは?
狭い庭におすすめの木
①ハイノキ<常緑高木>
ハイノキは成長がとてもゆっくりな樹木なので、狭い庭でも安心して植えられます。ほとんど剪定をしなくても樹形が乱れることはありません。剪定をする場合は強剪定は避け、軽く不要な枝を取り除く程度にしましょう。常緑樹でも重たい感じがなく、涼しげな姿が魅力です。
強い日差しが苦手なので、半日陰の場所に植えましょう。日差しの強い場所では葉が焼けてしまったり、枯れてしまうこともあります。
①ハイノキ<常緑高木>
ハイノキは成長がとてもゆっくりな樹木なので、狭い庭でも安心して植えられます。ほとんど剪定をしなくても樹形が乱れることはありません。剪定をする場合は強剪定は避け、軽く不要な枝を取り除く程度にしましょう。常緑樹でも重たい感じがなく、涼しげな姿が魅力です。
強い日差しが苦手なので、半日陰の場所に植えましょう。日差しの強い場所では葉が焼けてしまったり、枯れてしまうこともあります。
②ソヨゴ<常緑高木>
ソヨゴも成長がゆっくりな樹木です。葉はハイノキよりも厚いため、重たい感じもしますが、波打ったような形の葉が、全体の印象を柔らかくしています。強剪定は苦手なので、毎年軽く剪定をして、太い枝を切らないで済むようにします。
強い夏の西日が当たるようなところは避けて植えるようにしましょう。とはいえ、ソヨゴは大変丈夫なので、半日陰~日向まで適応します。病害虫の問題も少なく、管理がしやすい樹木です。
ソヨゴも成長がゆっくりな樹木です。葉はハイノキよりも厚いため、重たい感じもしますが、波打ったような形の葉が、全体の印象を柔らかくしています。強剪定は苦手なので、毎年軽く剪定をして、太い枝を切らないで済むようにします。
強い夏の西日が当たるようなところは避けて植えるようにしましょう。とはいえ、ソヨゴは大変丈夫なので、半日陰~日向まで適応します。病害虫の問題も少なく、管理がしやすい樹木です。
③アメリカリョウブ<落葉低木>
アメリカリョウブは、自然樹形でも横に広がりにくく、コンパクトにまとまっていきます。日本に自生するリョウブは落葉高木で背が高くなる樹木です。狭い庭にはリョウブではなく、アメリカリョウブを選びましょう。
7~8月に咲く涼しげな花と、丈夫な性質から人気があります。日向を好むので、十分日照を確保できる場所に植えましょう。
アメリカリョウブは、自然樹形でも横に広がりにくく、コンパクトにまとまっていきます。日本に自生するリョウブは落葉高木で背が高くなる樹木です。狭い庭にはリョウブではなく、アメリカリョウブを選びましょう。
7~8月に咲く涼しげな花と、丈夫な性質から人気があります。日向を好むので、十分日照を確保できる場所に植えましょう。
④ブルーベリー<落葉低木>
「せっかく庭があるのだから、家庭菜園や果樹栽培をして収穫を楽しみたい」という方は多いかと思いますが、ブルーベリーは小さい庭でも楽しめるおすすめの果樹です。低木なので大きくなりすぎず、剪定をすればコンパクトな状態に保ちながら収穫が楽しめます。
春に咲く花や秋の紅葉も美しく、シンボルツリーとしての鑑賞価値も高い低木です。
「せっかく庭があるのだから、家庭菜園や果樹栽培をして収穫を楽しみたい」という方は多いかと思いますが、ブルーベリーは小さい庭でも楽しめるおすすめの果樹です。低木なので大きくなりすぎず、剪定をすればコンパクトな状態に保ちながら収穫が楽しめます。
春に咲く花や秋の紅葉も美しく、シンボルツリーとしての鑑賞価値も高い低木です。
⑤アナベル<落葉低木>
アナベルは、アメリカ原産の、アジサイの仲間であるアメリカノリノキの園芸品種です。アジサイと思われている方も多いのですが、厳密には違う種類。
6~7月に咲く白くて丸い花が一番の特長です。咲き始めは緑がかった色をしていますが、咲き進むにつれ真っ白に変化していきます。咲き終わった花はドライにして楽しむこともできます。
アジサイは花後すぐに翌年の花芽が形成されるので、剪定は花後に行わないと、翌年は花付きが悪くなってしまいます。しかし、アナベルはその年に伸びた新梢に花芽がつくので、翌春まで剪定可能。そのため、冬の間に強剪定することができるので、小さな庭でも大きくさせすぎることなく育てられます。
アナベルは、アメリカ原産の、アジサイの仲間であるアメリカノリノキの園芸品種です。アジサイと思われている方も多いのですが、厳密には違う種類。
6~7月に咲く白くて丸い花が一番の特長です。咲き始めは緑がかった色をしていますが、咲き進むにつれ真っ白に変化していきます。咲き終わった花はドライにして楽しむこともできます。
アジサイは花後すぐに翌年の花芽が形成されるので、剪定は花後に行わないと、翌年は花付きが悪くなってしまいます。しかし、アナベルはその年に伸びた新梢に花芽がつくので、翌春まで剪定可能。そのため、冬の間に強剪定することができるので、小さな庭でも大きくさせすぎることなく育てられます。
庭づくりのポイント
①下草と組み合わせる
樹木だけを植えるのでは、空間が単調になってしまいます。下草を組み合わせて植えることで階層をつくり、空間の広がりを与えましょう。
下草は葉色や質感に違いのあるものを選ぶと、豊かな植栽を演出できます。例えば、大きな葉のギボウシと、葉が細いフウチソウ、深い緑の葉を持つクリスマスローズなどのような組み合わせです。カラーリーフを上手に取り入れてもいいでしょう。
①下草と組み合わせる
樹木だけを植えるのでは、空間が単調になってしまいます。下草を組み合わせて植えることで階層をつくり、空間の広がりを与えましょう。
下草は葉色や質感に違いのあるものを選ぶと、豊かな植栽を演出できます。例えば、大きな葉のギボウシと、葉が細いフウチソウ、深い緑の葉を持つクリスマスローズなどのような組み合わせです。カラーリーフを上手に取り入れてもいいでしょう。
②砂利や石を使う
植物だけでなく、砂利や石を使って、より空間に奥行きをもたせましょう。砂利にごろた石を追加することで、自然そのままの風景のように見せることもできます。雑草の繁茂を予防する効果もあり、一石二鳥です。
DIYも可能ですが、砂利や石の運搬は思った以上に重労働ですから、プロに依頼するのもひとつの手です。プロならばホームセンターでは手に入らないような、庭にぴったりの砂利や石も手配してくれます。
植物だけでなく、砂利や石を使って、より空間に奥行きをもたせましょう。砂利にごろた石を追加することで、自然そのままの風景のように見せることもできます。雑草の繁茂を予防する効果もあり、一石二鳥です。
DIYも可能ですが、砂利や石の運搬は思った以上に重労働ですから、プロに依頼するのもひとつの手です。プロならばホームセンターでは手に入らないような、庭にぴったりの砂利や石も手配してくれます。
③背景をつくる
狭い庭を庭らしくする一番効果的な方法は、フェンスなどで背景をつくることです。「狭い庭をフェンスで囲ったら、より一層狭く見えるのでは?」と心配されるかもしれませんが、しっかりと区切った方がより空間を認識しやすくなるので、逆に広く感じられることもよくあります。
樹木は背景がしっかりあると、より美しく見えてきます。背の高いフェンスは風の影響を受けやすいため、しっかりとプロに施工してもらうのが安心です。
狭い庭を活かすための4つのヒント
狭い庭を庭らしくする一番効果的な方法は、フェンスなどで背景をつくることです。「狭い庭をフェンスで囲ったら、より一層狭く見えるのでは?」と心配されるかもしれませんが、しっかりと区切った方がより空間を認識しやすくなるので、逆に広く感じられることもよくあります。
樹木は背景がしっかりあると、より美しく見えてきます。背の高いフェンスは風の影響を受けやすいため、しっかりとプロに施工してもらうのが安心です。
狭い庭を活かすための4つのヒント
狭い庭でもアイデア次第で豊かな緑が感じられるスペースにすることが可能です。庭が狭いから無理かもしれない、と諦めず、ぜひ緑が楽しめる庭づくりに挑戦してみてください。
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