狭い庭を活かすための4つのヒント
狭い庭では何も出来ない?そんなことはありません。狭い庭を活かすアイデアをご紹介します。
日本の住宅事情では広々とした庭を持つことは中々難しいものです。家を建てた残りのスペースが庭になるということが多く、狭すぎて何もできないと庭を持て余してしまうこともしばしば。けれどせっかくの自分だけの庭、楽しまなければもったいない!狭い庭を有効活用するアイデアをご紹介します。
また、囲うことで周囲からの視線も気にならなくなるので、もう一つの部屋のようにな感覚で生活に取り入れやすくなります。テーブルや椅子を置いて、外の空気を吸いながらお茶をしたり、読書をしたり。しっかりと周囲を囲えば、気兼ねなく自由に過ごせます。大きなものでなくても、ちょっとしたファニチャーを置くだけで、庭の用途がぐっと広がりますよ。
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鑑賞する庭にする
狭い庭は使う庭にするのではなく、鑑賞する庭にするのもおすすめです。広い庭をきれいな見た目に整えるのはなかなか骨が折れる作業となりますが、小さな庭は管理がしやすいので、鑑賞する庭には最適。この場合も周囲を囲って背景を作ることで、庭の景色の完成度が上がります。
狭い庭は使う庭にするのではなく、鑑賞する庭にするのもおすすめです。広い庭をきれいな見た目に整えるのはなかなか骨が折れる作業となりますが、小さな庭は管理がしやすいので、鑑賞する庭には最適。この場合も周囲を囲って背景を作ることで、庭の景色の完成度が上がります。
坪庭とは建物と建物の間にあるスペースを活用して作られた庭を指します。京町屋のような広い庭が造れない住宅にも見られる日本独自のものです。
狭い庭は日当たりが悪いことが多いですが、和風の坪庭スタイルは日当たりの悪い庭に最適です。日当たりの悪い場所は青々とした芝生のある庭は難しいですが、坪庭ならば砂利敷きやコケを使えば趣のある雰囲気が作れます。植物も日陰を好むようなもの(アオキやナンテン)が坪庭にはよく合います。
狭い庭は日当たりが悪いことが多いですが、和風の坪庭スタイルは日当たりの悪い庭に最適です。日当たりの悪い場所は青々とした芝生のある庭は難しいですが、坪庭ならば砂利敷きやコケを使えば趣のある雰囲気が作れます。植物も日陰を好むようなもの(アオキやナンテン)が坪庭にはよく合います。
鑑賞する庭として狭いながらも見応えのある庭にするには、アイキャッチがポイントとなります。目を引く場所を一か所造ることで、全体がぐっと引き締まり、メリハリのある庭となります。和風の庭には、アイキャッチとして水鉢やつくばいがよく合います。シダやジャノヒゲなどを組み合わせれば、本当の水が無くても瑞々しさを感じられる空間になります。
洋風の庭では壺やプランター、バードバスをアイキャッチにしてはいかがでしょうか。存在感のある壺はむき出しで置かず、植栽で少し隠すようにすると庭に馴染みます。日当たりが良ければ華やかな花を選べますが、日当たりが良くない場所では、ギボウシや斑入りヤブラン、ヒューケラなど葉色を楽しめるものにすると、花が少なくても洋風の植栽になります。
斜めのラインを使ったゾーニング
狭い庭の計画でチャレンジしたいのが、斜めのラインを使った設計です。斜めに空間を使うことで生まれる「余白」の部分をうまく使うことで狭いながらも変化に富んだゾーニングが可能に。すると、視線の動きが変わることで、実際よりも空間を広く感じられます。
狭い庭の計画でチャレンジしたいのが、斜めのラインを使った設計です。斜めに空間を使うことで生まれる「余白」の部分をうまく使うことで狭いながらも変化に富んだゾーニングが可能に。すると、視線の動きが変わることで、実際よりも空間を広く感じられます。
狭い庭の植栽ポイント
庭があれば、植物のある暮らしを楽しみたいですね。しかし、狭い庭に植える樹木は注意が必要です。狭い庭に向いている樹木のタイプは次のようなものです。
庭があれば、植物のある暮らしを楽しみたいですね。しかし、狭い庭に植える樹木は注意が必要です。狭い庭に向いている樹木のタイプは次のようなものです。
- 成長がゆっくりなもの(例:ソヨゴ、ハイノキ)
- 樹高が高くなりすぎないもの(例:ライラック、アメリカテマリシモツケ)
- スリムな樹形のもの(例:ヒメシャラ)
- 株立ちのもの(単幹のものより生育がゆっくなので)
草花類は高さのある花壇を植栽スペースにするのもおすすめです。低木や草花でも高さを持たせてることで、より緑のボリュームを感じることができます。また、庭に立体感が出るので、実際よりも空間の広がりを感じられます。
高さのある花壇は手入れがしやすいのも大きなメリット。小さな花壇をしっかりと手入れできれば、広い庭に見劣りしない景色が造れるはずです。
高さのある花壇は手入れがしやすいのも大きなメリット。小さな花壇をしっかりと手入れできれば、広い庭に見劣りしない景色が造れるはずです。
狭い庭を囲ってしまうと、より圧迫感を感じて使いにくいのでは?と思ってしまいますが、しっかりと周囲から区切り背景を作ることで空間として認識しやすくなるので、狭いと思っていた庭も意外とスペースがあるものだと感じられます。
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