冬支度と春の庭の仕込みを始めよう【11月のガーデニング】
冬の気配を感じる11月。秋の景色を楽しみながら寒さ対策も始めましょう。
日に日に秋が深まり、樹木の葉も色づき始める11月。月の前半はまだ秋らしい気候ですが、後半にはぐっと冷え込み冬の気配が感じられ、秋の賑やかだった庭も、徐々に静かな庭になっていきます。冬は一年で最も花が少ない季節ですが、美しい春の庭を楽しむためには冬の仕込みが大切です。また、植物にとって冬は過酷な季節となるため、冬支度が必要です。本格的な寒さが始まる前にしておきたい、11月の庭仕事をご紹介します。
肥料
ほとんどの植物が生育を休止するので、施肥は必要ありません。開花を続ける植物には、二週間に一度程度薄めの液体肥料を施します。
植え替えや植え付けをする場合は、元肥としてゆっくり効果が出る有機質の固形肥料を与えます。
ほとんどの植物が生育を休止するので、施肥は必要ありません。開花を続ける植物には、二週間に一度程度薄めの液体肥料を施します。
植え替えや植え付けをする場合は、元肥としてゆっくり効果が出る有機質の固形肥料を与えます。
畑
今月植えつけられる野菜はタマネギ、ソラマメ、エンドウなどです。いずれも苗からの植え付けです。収穫時期は翌春5月頃なので、栽培期間が半年間と長いですが、冬の間は病害虫が少なく生育もゆっくりなので、あまり手間がかからないという利点があります。年内の野菜の植え付けは今月が最後となります。
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今月植えつけられる野菜はタマネギ、ソラマメ、エンドウなどです。いずれも苗からの植え付けです。収穫時期は翌春5月頃なので、栽培期間が半年間と長いですが、冬の間は病害虫が少なく生育もゆっくりなので、あまり手間がかからないという利点があります。年内の野菜の植え付けは今月が最後となります。
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10月からコマツナやホウレンソウ、カブなどを栽培している場合は一度間引きと追肥を行うタイミングです。防虫ネットを使用している場合は、今月後半には外してしまっても大丈夫ですが、防寒のためにそのまま設置していてもOK。温暖地では防寒は絶対に必要ではありませんが、急な冷え込みへの対策としてあると安心でしょう。
この時期の一年草
冬の花壇の主役と言ってもよい、色とりどりのパンジー、ビオラが園芸店に並び始めました。かわいらしい色から、アンティークカラーの大人っぽい色まで様々です。たくさんの色があるので目移りしてしまいますが、無秩序に選んでしまうと子供っぽい花壇になってしまうので、トーンを意識して色選びをしましょう。
明るいビビッド、くすみのあるスモーキー、柔らかなペールなど、同じトーンの中なら様々な色が混ざっても落ち着いた花壇になります。同系色で選ぶ場合も、トーンを揃えるとまとめやすいですよ。
冬の花壇の主役と言ってもよい、色とりどりのパンジー、ビオラが園芸店に並び始めました。かわいらしい色から、アンティークカラーの大人っぽい色まで様々です。たくさんの色があるので目移りしてしまいますが、無秩序に選んでしまうと子供っぽい花壇になってしまうので、トーンを意識して色選びをしましょう。
明るいビビッド、くすみのあるスモーキー、柔らかなペールなど、同じトーンの中なら様々な色が混ざっても落ち着いた花壇になります。同系色で選ぶ場合も、トーンを揃えるとまとめやすいですよ。
植木
落葉樹は落葉後休眠期に入ります。休眠期は剪定、移植、植え付けの適期です。強い剪定も行えるので、大きさを抑えたい樹木がある場合は休眠期の間に手入れを行いましょう。落葉している状態での剪定は、枝ぶりが確認しやすいというメリットもあります。
常緑樹は寒い時期の強剪定や移植はダメージを与えてしまうので避けましょう。混みあった枝があれば軽く剪定する程度にしておきます。
落葉樹は落葉後休眠期に入ります。休眠期は剪定、移植、植え付けの適期です。強い剪定も行えるので、大きさを抑えたい樹木がある場合は休眠期の間に手入れを行いましょう。落葉している状態での剪定は、枝ぶりが確認しやすいというメリットもあります。
常緑樹は寒い時期の強剪定や移植はダメージを与えてしまうので避けましょう。混みあった枝があれば軽く剪定する程度にしておきます。
多年草
根だけで冬越しする宿根草は、そろそろ地上部(葉や茎)が枯れる頃です。葉が緑の間はなるべく日に当て、枯れてきたら地際から刈り取ります。
開花を続けるキクやマーガレットなどの一部の多年草は薄目の液体肥料を二週間に一度程度施します。
そろそろシクラメンの鉢花が目に入ってきますが、庭で育てられる原種シクラメンの苗も出回る時期です。原種シクラメンは園芸用に改良されていないもので、花や葉は小さく派手さは無いですが、一年中植えっぱなしでも育つほど強い性質を持っています。細い花茎に蝶のような花が咲き、独特な佇まいが魅力的です。多湿に弱く、夏の休眠期にダメになってしまうことが多いので、水はけのよい場所に植えると良いでしょう。
根だけで冬越しする宿根草は、そろそろ地上部(葉や茎)が枯れる頃です。葉が緑の間はなるべく日に当て、枯れてきたら地際から刈り取ります。
開花を続けるキクやマーガレットなどの一部の多年草は薄目の液体肥料を二週間に一度程度施します。
そろそろシクラメンの鉢花が目に入ってきますが、庭で育てられる原種シクラメンの苗も出回る時期です。原種シクラメンは園芸用に改良されていないもので、花や葉は小さく派手さは無いですが、一年中植えっぱなしでも育つほど強い性質を持っています。細い花茎に蝶のような花が咲き、独特な佇まいが魅力的です。多湿に弱く、夏の休眠期にダメになってしまうことが多いので、水はけのよい場所に植えると良いでしょう。
秋に植える宿根草
宿根草は春に花が咲くものが多いですが、秋に植えつけることで春先からたくさんの花を咲かせてくれます。秋植えにすることで、根がしっかりして、冬の寒さに当たることで開花が促されます。もうすぐ地上部が枯れてしまうので、春の芽吹きを楽しみに待ちましょう。ちょうど球根の植え付けの時期でもあるので、球根との組み合わせを考えながら植えるのもおすすめです。
宿根草は春に花が咲くものが多いですが、秋に植えつけることで春先からたくさんの花を咲かせてくれます。秋植えにすることで、根がしっかりして、冬の寒さに当たることで開花が促されます。もうすぐ地上部が枯れてしまうので、春の芽吹きを楽しみに待ちましょう。ちょうど球根の植え付けの時期でもあるので、球根との組み合わせを考えながら植えるのもおすすめです。
寒さ対策
冬本番に向けて寒さ対策を始めましょう。今月後半には寒さに弱い鉢植えは室内に取り込みます。できるだけ日が当たる場所が望ましいですが、窓に近すぎる場所は夜間に温度が急激に下がることもあるので注意しましょう。庭植えのもので寒さに弱いものは、落ち葉やバーク堆肥でマルチングをするか、不織布をかけて霜よけをしましょう。
冬本番に向けて寒さ対策を始めましょう。今月後半には寒さに弱い鉢植えは室内に取り込みます。できるだけ日が当たる場所が望ましいですが、窓に近すぎる場所は夜間に温度が急激に下がることもあるので注意しましょう。庭植えのもので寒さに弱いものは、落ち葉やバーク堆肥でマルチングをするか、不織布をかけて霜よけをしましょう。
観葉植物
暖かい環境を好むものばかりなので、11月にはほとんど生育は止まります。肥料は施さず、水のあげすぎに注意しましょう。観葉植物の失敗の多くは、冬に水をあげすぎてしまうことです。土が乾いたのを確認してから、水やりは暖かい時間に鉢底から水が出るまでたっぷり行いましょう。鉢皿に水をためると根腐れの原因になるので、毎回捨てるようにしてください。
室内が空調で乾燥しているようなら、霧吹きで葉水を与えてカイガラムシやハダニを予防しましょう。葉裏にもしっかりかけるのがポイントです。
庭づくりの記事を読む
暖かい環境を好むものばかりなので、11月にはほとんど生育は止まります。肥料は施さず、水のあげすぎに注意しましょう。観葉植物の失敗の多くは、冬に水をあげすぎてしまうことです。土が乾いたのを確認してから、水やりは暖かい時間に鉢底から水が出るまでたっぷり行いましょう。鉢皿に水をためると根腐れの原因になるので、毎回捨てるようにしてください。
室内が空調で乾燥しているようなら、霧吹きで葉水を与えてカイガラムシやハダニを予防しましょう。葉裏にもしっかりかけるのがポイントです。
庭づくりの記事を読む
気温が下がるとともに水の要求量は減ります。庭植えのものはよほど乾燥しない限り、水やりは必要ありません。鉢植えのものは乾いたらたっぷり与えるようにします。気温と日照の低下により、土が乾きづらくなっていますが、空気が乾燥しているため、風の強い日などは急激に土が乾くこともあります。土の状態をよく観察するようにしましょう。土の中の水が冷えると根が傷むため、水やりは夕方を避けて、午前中にに行いましょう。