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ホームパーティの季節、ダイニング空間に取り入れたい色とは?
料理をおいしそうに見せ、会話を弾ませ、落ち着きや安心感を与え、にぎやかさや高級感も演出。目的ごとに効果のある色を使えば、おもてなしはもっと楽しくなります!
カツウラアキツ
2017年11月27日
冬のホリデーシーズンが間近となり、クリスマスや年末年始、大切なゲストを我が家に招く機会も多くなります。今回は、家族だけでなくお客様とも食をともにする、ダイニング空間のカラーリングに注目してみましょう。
ダイニング空間に求められること
食事をとるスペースであるダイニング。しかし現代の日本の住まいでは、食事だけが目的のダイニングルームはあまり見かけることがありません。リビング+ダイニングやダイニング+キッチンというひと続きの空間が主流となり、隣接するスペースの色が影響しやすい場所がダイニングといえます。
家族が毎日顔を合わせ、お客様を招いて食事をするコミュニケーションスペースであることを考えると、ダイニングの環境に求められるのは、食卓を囲んだときに楽しい会話が弾み、安心感のある心地よい空気感を共有したい、ということでしょう。
ダイニングのインテリア事例写真を見る
食事をとるスペースであるダイニング。しかし現代の日本の住まいでは、食事だけが目的のダイニングルームはあまり見かけることがありません。リビング+ダイニングやダイニング+キッチンというひと続きの空間が主流となり、隣接するスペースの色が影響しやすい場所がダイニングといえます。
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暖色系、特にオレンジ色が最適
そんなポジティブな雰囲気を演出してくれる色は、赤、オレンジ色、黄色などの暖色系。これから本格的に寒い季節がやってきますが、ダイニングに暖かさを感じる色があるだけで、居心地のよさが増幅されます。
なかでもオレンジ色は、食欲の湧く色としてテーブル周りに適した色です。おいしい食べ物を連想させるだけでなく、実際に料理をおいしそうに見せてくれます。また、コミュニケーションを円滑にするカラーとしても知られており、この色を使うことで、ダイニングでの会話を弾ませる後押しをしてくれるでしょう。
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色のインテリア効果:コミュニケーションと団らんに最適な「オレンジ色」
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ブラウンやナチュラルな木の色もおすすめ
ダイニングテーブルや椅子の素材に、木材を選んでいる人は非常に多いと思います。木材の色である茶色やベージュは、もともとは暖色系で、そのトーンを暗くしたりくすませるとできる色です。深みや重みを感じさせるブラウン系はを豊かな大地のイメージがあり、安心感を与える効果があります。その意味でも、温もりと落ち着きのある木の色は、ダイニングにぴったりといえます。
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色のインテリア効果:ぬくもりをくれる大地の色「ブラウン」
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グリーンとオレンジの組み合わせ
暖色系以外の色をチョイスしたい場合はどうでしょう。写真は、キッチンカウンターや扉、壁紙に配されているアソートカラーとしてグリーンが印象的に使われたダイニングキッチン。リラックス効果が高く、ストレスを感じにくいグリーンは万人に好かれるので、家族だけでなくゲストを招くダイニングにも使いやすい色です。
また、ここではダイニングの椅子にややくすんだ穏やかなオレンジ色が使われていますが、背景にあるグリーンと同じトーンでまとめられており、統一感のあるコーディネートになっています。
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色のインテリア効果:心身のバランスを整えてくれる癒しの色「グリーン」
色の使い方の基本:ベースカラーのアシスタント、自由に使える「アソートカラー」
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ブルーとイエローの組み合わせ
では、ダイニング空間に寒色を使いたい場合はどうでしょう。たとえば、ブルー系は食べ物にはほとんど含まれない色で、食欲を抑制する効果もあるため、俗にダイエットカラーとも呼ばれる色。ダイニング空間に使うのは向かないように思われますが、テーブルリネンに黄色など暖色系の色を使えば、さわやかで快活な印象の空間になります。
一般的にダイニング空間には暖色が向くとはいえ、このようにあえてブルーを使うことももちろん可能。インテリアにブルー系の色を取り入れるトレンドは続行中なので、注目したい組み合わせです。
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色のインテリア効果:黄色で空間を明るくポジティブに
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にぎやかな集まりはマルチカラーで
これからの時期、ゲストを招いてのホームパーティが盛んになります。気のおけない仲間と過ごす楽しい時間を、元気でカラフルな色で盛り上げるのもいいでしょう。
子供たちも一緒に過ごすなら、ダイニングの周りは鮮やかで明るいポップなトーンを使うのがおすすめです。ここでは色数は抑える必要はありません。たくさんの色を使うことでにぎやかな印象を演出できます。
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色の使い方の基本:バランスのよいマルチカラー配色の法則
楽しくて心が弾む、ハッピーなインテリアの配色とその使い方とは?
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反対色を取り入れて華やかに
大人だけの集まりなら、鮮やかさはそのままに、明るさを少し抑えたトーンの色を使うといいでしょう。色数もやや少なめに。色相の反対色にあたる2色を組み合わせると、コントラストの強さでダイニングの空間が華やぎます。クリスマスの赤と緑のカラーコーディネートはまさにその典型の配色です。
取り入れ方は、写真のように花を印象的に使う方法でもいいですし、テーブルリネンやペーパーナプキン、器などの色を変える手もあります。ダイニングスペースにはアイテムが多いので、いろいろなテーブル小道具にきれいな色を使って試してみるといいでしょう。
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色の使い方の基本:隣り合う色で印象が変わる色の対比効果
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グレイッシュトーンの中に白を配する
シックなグレイッシュトーンのダイニングなら、無理にカラフルなデコレーションをせず、静かで品のあるスタイルのほうが向いています。最も似合う色は、ずばり白。使い方によってはとてもゴージャスな印象となる特別な色が白です。写真のダイニングは、周りの空間全体がほぼ同じようなグレイッシュトーン。この中に白を使うと、まるで輝くように引き立って見えます。
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色のインテリア効果:洗練された印象で、他の色を引き立てる「グレー」
色のインテリア効果:「白」をもっと上手に使いこなすために
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格調の高さを表現する黒
同じくモノトーン系の黒も、高級なイメージを与える代表色です。格調高いとびきりのディナーを演出するなら、もってこいの色です。ただ、モノトーンだけでは非日常的すぎて味気なくなってしまうので、カッパーや真鍮など、温もりのある色合いのメタリックキャンドルスタンドやカトラリーを合わせると、ほんのりとした暖かさをプラスすることができます。また、キャンドルの光や温かな色を放つ照明も同じ効果をもたらしてくれるでしょう。
会話を弾ませる、食欲を湧かせる、落ち着きや安心感を醸し出す、にぎやかさや高級感を演出する……目的次第でさまざまな色づかいが楽しめるダイニング。テーブル小物を含め、使えるアイテムも多いので、テーマによって色を変えることで楽しみ方は格段に広がります。目的に合った色を工夫して使い、家族やゲストとの語らいの時間をさらに楽しく過ごしてください。
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リビングルームにどんな色を選ぶ?
旬のゴールドやカッパーをシンプルにさりげなく取り入れる8つの方法
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