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旬のゴールドやカッパーをシンプルにさりげなく取り入れる8つの方法
温かみのあるメタリック色、ゴールドとカッパーを、小さな部分や意外な場所に取り入れるおしゃれな方法をご紹介。まだトライしていない方も、このアイデアならきっとうまくできます!
ブラッキン・ヘザー
2016年9月26日
Houzz contributor.
Home Life Style インテリア、収納空間デザイン。
「贅沢な時間を過ごせる、あなたらしい心地よい住まいづくり」をモットーに、一人ひとりの個性や「好き」を引き出しながらのインテリアのコーディネーション、
より快適な暮らしのためのライフスタイルに合わせた収納計画のご提案をいたします。
著書「ふつうの住まいでかなえる外国スタイルの部屋づくり(文藝春秋)
Interior decoration and storage space planning in Tokyo, Japan. English/Japanese bilingual, with interior design and decoration experience in Europe and Japan.
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今流行のメタリック素材、メタリックカラーといえば、ゴールドやカッパー。多くの場合ゴールド系の色は、ゴージャスでキラキラしたイメージと結びつけられます。確かに、そのような高級感のある色としてのイメージはもちろん強いですが、今風の使い方はより気軽で、ちょっとアクセントに使ったり、遊び心も含まれたアレンジ。ゴールド系のメタリック色をよりカジュアルに、そしてシンプルに取り入れるのが今、おしゃれです。今回そんな、今まさにトレンドのゴールドやカッパーをよりシンプルに、そしてさりげなく取り入れる方法をご紹介しましょう。
1. ダークカラーを背景に照明で
まず最初にご紹介するのは、ゴールドを最も引き立てるダークカラーと組み合わせた、大人っぽくエレガントな3つの実例です。
最近のゴールドやカッパーの最もポピュラーな取り入れ方は、照明器具に使うことかもしれません。モダンさとエレガントさの素敵なバランスを保つには、背景にダークカラーを使うのが効果的です。ダークグレーの中にさりげなく存在する温かなメタリック色のペンダントライト。スモーキーなグレーが持つクールな雰囲気に、まさに光が灯ったような温かみを与えています。
まず最初にご紹介するのは、ゴールドを最も引き立てるダークカラーと組み合わせた、大人っぽくエレガントな3つの実例です。
最近のゴールドやカッパーの最もポピュラーな取り入れ方は、照明器具に使うことかもしれません。モダンさとエレガントさの素敵なバランスを保つには、背景にダークカラーを使うのが効果的です。ダークグレーの中にさりげなく存在する温かなメタリック色のペンダントライト。スモーキーなグレーが持つクールな雰囲気に、まさに光が灯ったような温かみを与えています。
ブルーとゴールドは、昔から相性がよいといわれる組み合わせ。特にダークブルーと合わせるとそれぞれの魅力が引き立ちます。壁やソファ、飾ったリースなど、ダークブルーの重なり合った空間で、照明だけでなくファブリックの色にも繰り返したゴールドが引き締め役になっています。真鍮製のウォールランプのシャープなラインと角度が目線をソファへ誘導し、そこにリピートされているのがゴールド系統の色を使ったクッションとスロー。ゴールドもダークブルーも、同系色を違う質感で使うことで、奥深さを引き出しています。
黒に近いチャコールグレーの壁をバックに、渋いゴールドのランプシェードがまるでアートのように映えています。ブラックに近いグレーとゴールドの組み合わせにはややフォーマルなイメージもありますが、風合いのある木の椅子やテーブル、さりげなく立てかけている絵が雰囲気を和らげています。
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2. ゴールドフレームのアートをプラス
気軽に簡単にゴールド色を取り入れられる場所といえば、アートです。ニュートラルカラーが多い我が家でもところどころにゴールドのピクチャーフレームを飾っていますが、カジュアルな中に少しエレガントな雰囲気をプラスしてくれています。また、黒や白のモダンなフレームのアレンジの中に1つだけゴールドのアンティークフレームを加えると、このさりげないアクセントが全体に深みを出す効果があります。
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3. アートや写真を飾る壁にゴールドのアクセント
こちらは黒のフレームでまとめたギャラリーウォール。フレームの中の写真はセピアカラーに統一されています。考えてみれば、セピアも少しゴールドがかったトーン。壁色とアルファベットのゴールドがそのことに気づかせてくれているようです。全体をまとめているユニークなアクセント、アルファベットモチーフのZとRは、住み手のイニシャルでしょうか? この大きな文字が、サイズも形も色も同じようなフレームの集まりに、強いインパクトとリズムを与えています。
こちらは黒のフレームでまとめたギャラリーウォール。フレームの中の写真はセピアカラーに統一されています。考えてみれば、セピアも少しゴールドがかったトーン。壁色とアルファベットのゴールドがそのことに気づかせてくれているようです。全体をまとめているユニークなアクセント、アルファベットモチーフのZとRは、住み手のイニシャルでしょうか? この大きな文字が、サイズも形も色も同じようなフレームの集まりに、強いインパクトとリズムを与えています。
4. ゴールドを部分づかいした家具
ライトブルーやピンクなど、可愛らしい色でまとめたファブリック使いと、ソファのクラシックなフォルム、そしてゴールドフレームの組み合わせが今風。この場合は壁のアートをあえてゴールドのフレームにせず、シンプルな白で揃えているのもポイント。「こてこて」になりすぎないバランスを保ち、一点集中でゴールドのエレガントさを引き立てています。
ライトブルーやピンクなど、可愛らしい色でまとめたファブリック使いと、ソファのクラシックなフォルム、そしてゴールドフレームの組み合わせが今風。この場合は壁のアートをあえてゴールドのフレームにせず、シンプルな白で揃えているのもポイント。「こてこて」になりすぎないバランスを保ち、一点集中でゴールドのエレガントさを引き立てています。
こちらは対照的に、テーブルの脚や照明スタンドなど、家具の一部に使われた渋いゴールドが、目立ちすぎることなく自然となじんでいる取り入れ方。光の関係で、窓に掛かったベージュトーンのシェードもゴールドっぽく見え、全体に統一感があります。ゴールドを使っても派手に華やかすぎず、ダスティーピンクのソファのコージーな雰囲気にもよく似合っています。
インテリアのアクセント、トレンドのメタル素材を取り入れるには?
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5. テーブルウェアやキッチンまわりに
ゴールドより少しピンクがかった色が特徴のカッパーは、メタリックの中でも今年のトレンドとして注目を浴びていますが、来年もこの人気は続くと予想されています。カッパーとはどんな色ともなじみやすい優しい色ですが、特にピンク系と組み合わせると主張すぎず、輝きが生かされながら落ち着いた印象をつくり出します。ダイニングやキッチンに適した色といえるでしょう。
ゴールドより少しピンクがかった色が特徴のカッパーは、メタリックの中でも今年のトレンドとして注目を浴びていますが、来年もこの人気は続くと予想されています。カッパーとはどんな色ともなじみやすい優しい色ですが、特にピンク系と組み合わせると主張すぎず、輝きが生かされながら落ち着いた印象をつくり出します。ダイニングやキッチンに適した色といえるでしょう。
銅鍋をスタイリッシュにキッチンに「見せて収納」するのが海外では大人気。カントリースタイルのキッチンでは定番アイテムですが、こちらのようにモダンなキッチンでもおしゃれなアクセントになっています。
6. 取っ手や金具など小さなパーツに取り入れる
家具の取っ手はほとんどの場合、簡単に自分で取り替えることができます。小さな部分ですが、家具の表情も大きく変わるリメイクです。たとえば古い家具に、ゴールドカラーの取っ手を取り付けるのはいかがでしょう。この3段の引き出しの取っ手は、微妙に色や質感が違うところに注目。アンティークや古いものはなかなか揃ったデザインが見つからないこともありますが、多少不揃いになっても、それがまた古い家具らしく、いい味わいになります。
家具の取っ手はほとんどの場合、簡単に自分で取り替えることができます。小さな部分ですが、家具の表情も大きく変わるリメイクです。たとえば古い家具に、ゴールドカラーの取っ手を取り付けるのはいかがでしょう。この3段の引き出しの取っ手は、微妙に色や質感が違うところに注目。アンティークや古いものはなかなか揃ったデザインが見つからないこともありますが、多少不揃いになっても、それがまた古い家具らしく、いい味わいになります。
意外とおざなりになりがちなのが電気のスイッチまわり。スイッチプレートは壁になじむよう白を選ぶことが多いですが、ここをゴールド色にするのも高級感のあるアクセントになり、素敵です。マットに近い、ヘアライン仕上げの真鍮製であれば光りすぎず指紋もそれほど気にならず、さりげなく部屋になじみます。アートのフレームと揃えたアンティークテイストのスイッチプレートが、白い空間に風合いをプラス。家の中の小さな部分ですが、こんなこだわりがより満足度の高い住まいをつくり上げてくれます。
個性を楽しむスイッチと、機能的にデザインされたコンセントのアイデア
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7. 家具の一部をゴールドにペイント
こちらの本棚は、棚板の手前側の縁だけをゴールドに塗っています。棚板の側面を違う色にしてみようと思うなんてなかなかユニークな発想ですが、普通の白い本棚にインパクトが加わり、ちょっと特別な感じを与えていて素敵ですね。市販のゴールドのペイントを使ってすぐに自分でもできそうな、簡単で個性的なDIYアイデアです。
こちらの本棚は、棚板の手前側の縁だけをゴールドに塗っています。棚板の側面を違う色にしてみようと思うなんてなかなかユニークな発想ですが、普通の白い本棚にインパクトが加わり、ちょっと特別な感じを与えていて素敵ですね。市販のゴールドのペイントを使ってすぐに自分でもできそうな、簡単で個性的なDIYアイデアです。
アイランドキッチンのサイドパネルを思い切ってゴールドにした例。ちょっと勇気が必要かもしれませんが、なかなか思いつかないオリジナリティのあるアイデアです。こちらのキッチンでは照明器具もゴールドで、インパクトと統一感があります。こちらを応用して、家具の側面をゴールド色に塗ってみるのもありかもしれません。
8. ゴールド色のファブリックを活用
白をベースにしたモノトーンの部屋にゴールドのアクセントを配したリビング。中央のシンプルなポスターにゴールドが使われていますが、2番目の写真と同じように、ゴールド系統に見える色のファブリックを活躍させています。ゴールドのクッションとマスタードイエローのスローを加えた3点を、「三角構成」を意識して置くことで全体にバランスよく落ち着いて見えます。
トレンドカラー:流行のマスタードイエローをインテリアにとりいれるコツは?
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大人っぽいイメージが一般的なゴールドですが、ドット柄のクッションに、ヴィヴィッドなピンクのオットマンの組み合わせは新鮮で、若々しさがあります。
従来、「高級感」や「大人っぽさ」を追求してゴールドを取り入れることが多かったと思いますが、このように遊び心をもってアクセントに使うのが、今らしいおすすめの方法。気軽でさりげないゴールド色の使い方を、もっと楽しんでみたいものです。
Houzzでインテリアの専門家を探す
従来、「高級感」や「大人っぽさ」を追求してゴールドを取り入れることが多かったと思いますが、このように遊び心をもってアクセントに使うのが、今らしいおすすめの方法。気軽でさりげないゴールド色の使い方を、もっと楽しんでみたいものです。
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