世界の暮らしとデザイン:愛するペットがいちばん大事! 猫、犬、鳥のための工夫がいっぱいの家
ロシアからオーストラリアまで、愛するペットの幸せをいちばんに考えた、驚きの工夫があふれる10人のホームオーナー(とそのペットたち)の暮らしをご紹介します。
Houzz
2015年9月25日
甘やかされて大切に育てられ、幸せな暮らしを送るワンちゃんネコちゃん、その他のペットたち。そんなペット(とその飼い主)が暮らす、10軒の家を世界中から集めました。クリエイティブな空間には驚きの工夫がたくさん。キャットウォークだらけの日本の家から、デンマークの特注ベッド、イギリスのペット用「温室」まで、動物たちが優雅に暮らす住まいをご紹介します。
〈世界の暮らしとデザイン〉は、世界各地のHouzzから、住宅に関するさまざまなデザインやライフスタイルを紹介するシリーズです。
〈世界の暮らしとデザイン〉は、世界各地のHouzzから、住宅に関するさまざまなデザインやライフスタイルを紹介するシリーズです。
1. イギリス、都会暮らしの猫のための室内「温室」
ペット:フラフィー・バンディット
オーナー:エドワード・ウォーカー、ジュリア・クラインスチューバー
職業:経理マネージャー、顧客管理マネージャー
場所:イギリス、ロンドン
規模:24平方メートル
きっかけは?
猫のバンディットは、外の景色も見られなくて、元気がなくなっていたんです。陽当たりが良くて昼寝スポットもある、自分専用のスペースを作ってあげることが必要だと思いました。今では、元気いっぱい動き回っています。前よりやんちゃになって、陽だまりでゴロゴロと喉を鳴らしながら昼寝する姿も幸せそうです。
ヒントはどこから? バンディットの評価は?
バンディットは室内飼いなので、屋外のような場所を屋内に作りたかったんです。ある記事で読んだんですが、室内猫は日光にたくさん当たって、外の景色を見ることが必要なんだそうです。猫は自分だけのスペースと高いところが好きだから、登れるように専用の棚を作って、棚にはバスケットを置きました。バンディットはバスケットに入ったり、棚の一番上に上って外の景色や鳩を眺めたりして、ここで長い時間を過ごしています。
ペット:フラフィー・バンディット
オーナー:エドワード・ウォーカー、ジュリア・クラインスチューバー
職業:経理マネージャー、顧客管理マネージャー
場所:イギリス、ロンドン
規模:24平方メートル
きっかけは?
猫のバンディットは、外の景色も見られなくて、元気がなくなっていたんです。陽当たりが良くて昼寝スポットもある、自分専用のスペースを作ってあげることが必要だと思いました。今では、元気いっぱい動き回っています。前よりやんちゃになって、陽だまりでゴロゴロと喉を鳴らしながら昼寝する姿も幸せそうです。
ヒントはどこから? バンディットの評価は?
バンディットは室内飼いなので、屋外のような場所を屋内に作りたかったんです。ある記事で読んだんですが、室内猫は日光にたくさん当たって、外の景色を見ることが必要なんだそうです。猫は自分だけのスペースと高いところが好きだから、登れるように専用の棚を作って、棚にはバスケットを置きました。バンディットはバスケットに入ったり、棚の一番上に上って外の景色や鳩を眺めたりして、ここで長い時間を過ごしています。
みんなほめてくれますね。猫のためだけじゃなくて、私たちにとっても最高の空間なんです。いろんな植物が家の中にあると、小さいロンドンのアパートメントでもカラフルで生き生きしていいですね。誰か家に来ると、たいていバンディットはバスケットに座っているから「お気に入りの場所なんだね」って言ってくれます。
以前の状況は?
前に住んでいたアパートメントでは、バンディットには自分だけのスペースがなかったから、引っ越してきた時には素敵なお城を作ってあげようと思ったんです。前のアパートメントには南向きの窓がなくて、ほかの窓も小さくて高い位置にあったから、陽射しも入りませんでした。バンディットにも自分の場所がなかったし、専用の登り棚なんて夢のまた夢でしたね!
以前の状況は?
前に住んでいたアパートメントでは、バンディットには自分だけのスペースがなかったから、引っ越してきた時には素敵なお城を作ってあげようと思ったんです。前のアパートメントには南向きの窓がなくて、ほかの窓も小さくて高い位置にあったから、陽射しも入りませんでした。バンディットにも自分の場所がなかったし、専用の登り棚なんて夢のまた夢でしたね!
今後の計画は?
温室はもうすっかりバンディットのお城になったから、あとはさらに改良・拡大していくこと。植物を増やして、壁の棚も追加してもっと登れるように。噴水も付けようかな、なんて考えてます。
注意:植物や花(とくにユリ)の中には猫に有害なものもありますので、猫ちゃんと一緒に育てる植物については専門家と相談しましょう。もし猫ちゃんの様子がおかしいときには獣医さんの診断を受けて下さい。
温室はもうすっかりバンディットのお城になったから、あとはさらに改良・拡大していくこと。植物を増やして、壁の棚も追加してもっと登れるように。噴水も付けようかな、なんて考えてます。
注意:植物や花(とくにユリ)の中には猫に有害なものもありますので、猫ちゃんと一緒に育てる植物については専門家と相談しましょう。もし猫ちゃんの様子がおかしいときには獣医さんの診断を受けて下さい。
2. デンマーク、ワンちゃんの夢見るスーツケース
ペット:チリ(別名ミス・ロス)
オーナー:アンナ・ピロ
職業:ヴィンテージインテリアを扱うネットショップ<ホス・アンナ(Hos Anna)>オーナー
場所:デンマーク、コペンハーゲン
きっかけは?
ミス・ロスこと私の愛犬チリはお昼寝が大好きで、犬用ベッドで過ごす時間が長いから、特別なベッドを作ってあげようと思ったんです。スーツケースが好きで開けていると必ず飛び込んでいたから、中に入って夢を見るための「ドリームケース」を作ることにしました!
ペット:チリ(別名ミス・ロス)
オーナー:アンナ・ピロ
職業:ヴィンテージインテリアを扱うネットショップ<ホス・アンナ(Hos Anna)>オーナー
場所:デンマーク、コペンハーゲン
きっかけは?
ミス・ロスこと私の愛犬チリはお昼寝が大好きで、犬用ベッドで過ごす時間が長いから、特別なベッドを作ってあげようと思ったんです。スーツケースが好きで開けていると必ず飛び込んでいたから、中に入って夢を見るための「ドリームケース」を作ることにしました!
ヒントはどこから? ミス・ロスの評価は?
彼女が旅に出るとしたら必ず持っていくのは何だろう?と考えて、そのアイテムを集めました。この子のお母さんとお父さんの写真、友達やボーイフレンドたちの写真、それからクイーンとしては忘れちゃいけないのがキラキラの王冠。すごく気に入ってくれてます。
友人やお客さんの反応は?
前は普通の犬用ベッドに寝ていたんですが、彼女にはいまいち似合わなかったんですよね。ミス・ロスはディーバっぽいところもあるけどユーモアのセンスも抜群だから、お部屋もちょっとユーモラスにしました。特製ベッドに座って、いつもお客さんを笑わせてくれるんです。
彼女が旅に出るとしたら必ず持っていくのは何だろう?と考えて、そのアイテムを集めました。この子のお母さんとお父さんの写真、友達やボーイフレンドたちの写真、それからクイーンとしては忘れちゃいけないのがキラキラの王冠。すごく気に入ってくれてます。
友人やお客さんの反応は?
前は普通の犬用ベッドに寝ていたんですが、彼女にはいまいち似合わなかったんですよね。ミス・ロスはディーバっぽいところもあるけどユーモアのセンスも抜群だから、お部屋もちょっとユーモラスにしました。特製ベッドに座って、いつもお客さんを笑わせてくれるんです。
以前はどんな状態?
1920年代に作られた古い、ありきたりなスーツケース。パリのヴィンテージ品マーケットで見つけました。
今後の計画は?
このままでも気にいってくれているけど、おやつ補充器(ディスペンサー)があれば完璧かも。
1920年代に作られた古い、ありきたりなスーツケース。パリのヴィンテージ品マーケットで見つけました。
今後の計画は?
このままでも気にいってくれているけど、おやつ補充器(ディスペンサー)があれば完璧かも。
3. フランス、特注キャットタワー
ペット:リーチーとベンチ
オーナー:フラニー・ヴェルデュ・アンベール、ユリス・ルスレ
職業:〈FUL[L] 〉所属の建築家
場所:フランス、パリ
きっかけは?
うちの猫たちには決まった遊び場所がありませんでした。だから、猫専用のエリアを作って、リビングを占領しなくても楽しく遊べるようにしたかったんです。
ヒントはどこから?
キャットタワーを探したんですが、気に入るものがどこにもなくて。それにうちにはそれほどスペースがないから、あまり圧迫感がないものが欲しかったんです。そこで、リサイクルした木の箱にニスを塗ったり、親戚の家の庭から木の枝を持ってきたりして自分たちで作り、リビングとベッドルームをつなぐ壁に設置しました。収納と遊びを組み合わせて狭い空間を最大限に活用しています。
ペット:リーチーとベンチ
オーナー:フラニー・ヴェルデュ・アンベール、ユリス・ルスレ
職業:〈FUL[L] 〉所属の建築家
場所:フランス、パリ
きっかけは?
うちの猫たちには決まった遊び場所がありませんでした。だから、猫専用のエリアを作って、リビングを占領しなくても楽しく遊べるようにしたかったんです。
ヒントはどこから?
キャットタワーを探したんですが、気に入るものがどこにもなくて。それにうちにはそれほどスペースがないから、あまり圧迫感がないものが欲しかったんです。そこで、リサイクルした木の箱にニスを塗ったり、親戚の家の庭から木の枝を持ってきたりして自分たちで作り、リビングとベッドルームをつなぐ壁に設置しました。収納と遊びを組み合わせて狭い空間を最大限に活用しています。
リーチーとベンチの評価は?
おもちゃを上に置いていたら、リーチーはすぐに登ってくれました。ベンチはちょっとシャイだから、慣れるのに2か月くらいかかりました。今は2匹とも、家の中が見渡せる自分たちの場所ができて、とても喜んでいます。特にリーチーは、お客さんが来るとタワーのいちばん上に寝そべってみんなを観察するのが好きですね!2匹で追いかけっこして遊ぶときには、必ずタワーに登っています。
友人やお客さんの反応は?
みんな気に入ってくれます。遊びに来たら、うちにいる間ほとんどタワーで猫と遊んで過ごしてるかも。
以前の状況は?
家具を置くにも狭かったから、この場所には何もありませんでした。棚を作ろうかとも考えたんですが、断然この方がいいですね。
おもちゃを上に置いていたら、リーチーはすぐに登ってくれました。ベンチはちょっとシャイだから、慣れるのに2か月くらいかかりました。今は2匹とも、家の中が見渡せる自分たちの場所ができて、とても喜んでいます。特にリーチーは、お客さんが来るとタワーのいちばん上に寝そべってみんなを観察するのが好きですね!2匹で追いかけっこして遊ぶときには、必ずタワーに登っています。
友人やお客さんの反応は?
みんな気に入ってくれます。遊びに来たら、うちにいる間ほとんどタワーで猫と遊んで過ごしてるかも。
以前の状況は?
家具を置くにも狭かったから、この場所には何もありませんでした。棚を作ろうかとも考えたんですが、断然この方がいいですね。
今後の計画は?
このキャットタワーの良いところは、部屋の形に合わせてどんどん拡大できること。アパートメント全体に広げたいくらいです。まずは寝室の壁まで延ばして、2匹が自由に歩き回れるようにしようかと思っています。
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このキャットタワーの良いところは、部屋の形に合わせてどんどん拡大できること。アパートメント全体に広げたいくらいです。まずは寝室の壁まで延ばして、2匹が自由に歩き回れるようにしようかと思っています。
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4. スペイン、スタイリッシュな止まり木
ペット: インコ2羽(名前なし)
オーナー:ペドロ・オチャンド
職業:デザイナー、地元大学教員
場所:スペイン、バレンシア
きっかけは?
鳥が大好きで、物心ついたころからずっとペットとして飼っているんです。今は、黄緑色のオスと青のメスの2匹がいます。インコの仲間で、マメルリハという種類の鳥なんですが、おとなしくてほとんど鳴かないんです。マノロという名前の大きな黒い犬も飼っているんですが、とても仲良しですよ。よくマノロの上に止まっています。
家にいる間はできるだけカゴから出してあげるようにしています。あまり飛ばないので、ちょっと練習のために遊びながら運動させようと思って、この「ハンガー」を作ったんですが、うまく行きました。初めて使ったときから、ぶらんこだけじゃなくて全体が揺れるのが気に入ったみたいです。きっと木の枝にいるのと似ているんでしょうね。自然界と同じようにいろんな太さの枝を作って、足の筋肉をしっかり動かして運動できるようにしました。遊んだりついばんだりするためのオリーブの枝も付けました。
ペット: インコ2羽(名前なし)
オーナー:ペドロ・オチャンド
職業:デザイナー、地元大学教員
場所:スペイン、バレンシア
きっかけは?
鳥が大好きで、物心ついたころからずっとペットとして飼っているんです。今は、黄緑色のオスと青のメスの2匹がいます。インコの仲間で、マメルリハという種類の鳥なんですが、おとなしくてほとんど鳴かないんです。マノロという名前の大きな黒い犬も飼っているんですが、とても仲良しですよ。よくマノロの上に止まっています。
家にいる間はできるだけカゴから出してあげるようにしています。あまり飛ばないので、ちょっと練習のために遊びながら運動させようと思って、この「ハンガー」を作ったんですが、うまく行きました。初めて使ったときから、ぶらんこだけじゃなくて全体が揺れるのが気に入ったみたいです。きっと木の枝にいるのと似ているんでしょうね。自然界と同じようにいろんな太さの枝を作って、足の筋肉をしっかり動かして運動できるようにしました。遊んだりついばんだりするためのオリーブの枝も付けました。
ヒントはどこから? インコたちの評価は?
前は本物の木の枝を使っていたのですが、鳥たちが食べてしまうのでやめました。止まり木として売られている製品もありますが、みんな動きがないんです。私は揺れる動きが欲しくて、置き場所も簡単に移動できるものがよかったので、自分で作りました。鳥たちはここで長い時間過ごしています。じっと止まっていたり、ゆらゆら揺れたり、オリーブの枝をつついたり。オリーブは野生の木から取ってきて、ときどき交換しています。
友人やお客さんの反応は?
私の鳥好きは有名だから、友達はこういうのを見てももう驚かないですね。
前は本物の木の枝を使っていたのですが、鳥たちが食べてしまうのでやめました。止まり木として売られている製品もありますが、みんな動きがないんです。私は揺れる動きが欲しくて、置き場所も簡単に移動できるものがよかったので、自分で作りました。鳥たちはここで長い時間過ごしています。じっと止まっていたり、ゆらゆら揺れたり、オリーブの枝をつついたり。オリーブは野生の木から取ってきて、ときどき交換しています。
友人やお客さんの反応は?
私の鳥好きは有名だから、友達はこういうのを見てももう驚かないですね。
以前の状況は?
先代のほぼ同じものがありました。つついて最後にはだめになるから、3年に1度は新しいのを作って交換します。作るのは簡単。天然木の棒を買ってきて、ドリルで穴を開け、接着剤や毒性のあるニスを使わずに組み立てます。いつもくちばしでつつくものなので、そこはとても重要です。
今後の計画は?
ものすごく大きいケージを作りたいと思っています。でもまだ時間が取れないですね。
先代のほぼ同じものがありました。つついて最後にはだめになるから、3年に1度は新しいのを作って交換します。作るのは簡単。天然木の棒を買ってきて、ドリルで穴を開け、接着剤や毒性のあるニスを使わずに組み立てます。いつもくちばしでつつくものなので、そこはとても重要です。
今後の計画は?
ものすごく大きいケージを作りたいと思っています。でもまだ時間が取れないですね。
5. ロシア、犬用ポータブルベッド
ペット:ゾーイ
オーナー:アンナ・ニキティナ、オレグ・コヴァレフ
職業:〈Smart Balls〉のプロダクトデザイナー
場所:ロシア、モスクワ
きっかけは?
犬を飼うと決めたとき、これからはどこに行くにも一緒だと思いました。仕事に行くときも、友達の家に行くときも、レストランやバーに行くときも、買い物も!もちろん旅行も一緒です。だから、いつでも休んだりお昼寝ができる可動式のハウスを用意しました。リードにつないでお出かけできないときには、キャリーが便利なんです。すごくお行儀がよくておとなしいから、犬を連れていることに気付かれないこともあるんですよ。
ペット:ゾーイ
オーナー:アンナ・ニキティナ、オレグ・コヴァレフ
職業:〈Smart Balls〉のプロダクトデザイナー
場所:ロシア、モスクワ
きっかけは?
犬を飼うと決めたとき、これからはどこに行くにも一緒だと思いました。仕事に行くときも、友達の家に行くときも、レストランやバーに行くときも、買い物も!もちろん旅行も一緒です。だから、いつでも休んだりお昼寝ができる可動式のハウスを用意しました。リードにつないでお出かけできないときには、キャリーが便利なんです。すごくお行儀がよくておとなしいから、犬を連れていることに気付かれないこともあるんですよ。
ヒントはどこから?
バーに行ってカウンターに座ったら、犬はどうしよう?―そんなときに独立型のポータブルハウスが必要なんです。ジャックラッセルテリアなのでけっこう大きくて(重さ8キロの幸せのかたまりのような子です)、通常のスリングは使えません。それに、デザインも満足いくものはなかなか見つからなくて。私たちは自分たちで縫製の仕事をしているので、特製の犬用キャリーを自分たちで作るというのはごく自然な解決法でした。難しかったのは、どんな形にして、どのくらいの大きさが最適か決めることでしたね。
ゾーイの評価は?
いろんなところに行って、いろんな人や動物と出会うことができるから、喜んでいます。友達の家に遊びに行くのも買い物に行くのも一緒。みんな大満足です。
周囲の反応は?
最初のひとつを作っていたときは、製品化は考えていませんでした。でも私たちと同じように、犬を連れて歩けるキャリーバッグが欲しいと思っている人がたくさんいることが分かってきたんです。道を歩いていて知らない人に「そのキャリーどこで買ったの?」って聞かれたり。ゾーイを連れているおかげでみんなに覚えてもらえるんですよ。今ではレストランの予約をする時も「テーブルを予約したいんですが、ゾーイの飼い主のオレグとアンナです」と言うと通じるんです。便利ですよね!
バーに行ってカウンターに座ったら、犬はどうしよう?―そんなときに独立型のポータブルハウスが必要なんです。ジャックラッセルテリアなのでけっこう大きくて(重さ8キロの幸せのかたまりのような子です)、通常のスリングは使えません。それに、デザインも満足いくものはなかなか見つからなくて。私たちは自分たちで縫製の仕事をしているので、特製の犬用キャリーを自分たちで作るというのはごく自然な解決法でした。難しかったのは、どんな形にして、どのくらいの大きさが最適か決めることでしたね。
ゾーイの評価は?
いろんなところに行って、いろんな人や動物と出会うことができるから、喜んでいます。友達の家に遊びに行くのも買い物に行くのも一緒。みんな大満足です。
周囲の反応は?
最初のひとつを作っていたときは、製品化は考えていませんでした。でも私たちと同じように、犬を連れて歩けるキャリーバッグが欲しいと思っている人がたくさんいることが分かってきたんです。道を歩いていて知らない人に「そのキャリーどこで買ったの?」って聞かれたり。ゾーイを連れているおかげでみんなに覚えてもらえるんですよ。今ではレストランの予約をする時も「テーブルを予約したいんですが、ゾーイの飼い主のオレグとアンナです」と言うと通じるんです。便利ですよね!
以前の状況は?
家には、私たちが作ったゾーイ用のベッドがあるんです。もともと、オレグが2008年のラインナップ用にデザインした「チュシュカ」というソファベッドがあるんですが(当時の製品の中ではいちばん四角く直線的なデザインでした)、その形をちょっと犬向きに変えて、「ドッグ・チュシュカ」を作りました。
今後の計画は?
ゾーイは私たちのため、ブランドや製品のために働いてくれているから(ソファやスツールの写真用にこれ以上のモデルはいません)、うちの会社のPR担当だってよく冗談で言っています。今後は、< Smart Balls >の新しいペット製品ラインで犬用のキャリーやベッドやおもちゃを作る計画なんですが、そのスターモデルになってもらおうと思っています。
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家には、私たちが作ったゾーイ用のベッドがあるんです。もともと、オレグが2008年のラインナップ用にデザインした「チュシュカ」というソファベッドがあるんですが(当時の製品の中ではいちばん四角く直線的なデザインでした)、その形をちょっと犬向きに変えて、「ドッグ・チュシュカ」を作りました。
今後の計画は?
ゾーイは私たちのため、ブランドや製品のために働いてくれているから(ソファやスツールの写真用にこれ以上のモデルはいません)、うちの会社のPR担当だってよく冗談で言っています。今後は、< Smart Balls >の新しいペット製品ラインで犬用のキャリーやベッドやおもちゃを作る計画なんですが、そのスターモデルになってもらおうと思っています。
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6.アメリカ、コンテンポラリーなニワトリ小屋
ペット:ペーパー、ジンギス・チカーン、アッティラ
オーナー:アシュリン&ティム・ギブソン夫妻、息子のケイドンとギャビン
職業:アシュリンはフリーランスのデザイナー、ティムは臨床研究会社の営業開発担当
場所:アメリカ、カリフォルニア州サンノゼ
きっかけは?
ニワトリを飼い始めて、家のミッドセンチュリー・モダンな雰囲気にも合うようなニワトリ小屋が欲しかったんです。いろいろ見たけれど、値段がちょうどいいと思うと見た目が良くないし、いいデザインだと高い。そこで、ティムと私で数か月かけてアイデアを出し合って、デザインを紙にスケッチし、それからGoogleのスケッチアップ(SketchUp)を使ってモデリングして設計。作るのは子どもたちも一緒に行いました。
小屋の壁の半分以上は空気が通り抜けるようになっているので、アンモニア臭が溜まってしまうこともないし、暑い日にもニワトリたちが涼しく過ごすことができます。2階構造にして、たっぷりスペースを用意しました。場所の取り合いになってけんかすることもありません。
ペット:ペーパー、ジンギス・チカーン、アッティラ
オーナー:アシュリン&ティム・ギブソン夫妻、息子のケイドンとギャビン
職業:アシュリンはフリーランスのデザイナー、ティムは臨床研究会社の営業開発担当
場所:アメリカ、カリフォルニア州サンノゼ
きっかけは?
ニワトリを飼い始めて、家のミッドセンチュリー・モダンな雰囲気にも合うようなニワトリ小屋が欲しかったんです。いろいろ見たけれど、値段がちょうどいいと思うと見た目が良くないし、いいデザインだと高い。そこで、ティムと私で数か月かけてアイデアを出し合って、デザインを紙にスケッチし、それからGoogleのスケッチアップ(SketchUp)を使ってモデリングして設計。作るのは子どもたちも一緒に行いました。
小屋の壁の半分以上は空気が通り抜けるようになっているので、アンモニア臭が溜まってしまうこともないし、暑い日にもニワトリたちが涼しく過ごすことができます。2階構造にして、たっぷりスペースを用意しました。場所の取り合いになってけんかすることもありません。
ヒントはどこから?
休暇でオレゴン州ポートランドに行ったとき、(園芸用品などを売っている)〈ピスティルズ・ナーサリー〉(Pistils Nursery)>でシーダーパイン材のニワトリ小屋を見て、それまででいちばんのデザインだと思ったんです。それから、ティムの両親がセコイア材の古いウッドデッキを取り壊したときに低コストで高品質の廃材が手に入りました。そこで庭の奥にあった細長いスペースの寸法に合わせて小屋をデザインし、この形になりました。
うちの子どもたちは動物や科学が大好き。ニワトリを飼うことにしたのは主に子どもたちのためですね。子どもの背の高さに産卵箱を置いて、扉の掛け金などはすべて子どもの小さな手でも扱いやすいように作りました。人間も屈まずに歩ける大きさにしたので、子どもたちも掃除の手伝いがしやすいですね。
ペーパー、ジンギス・チカーン、アッティラの評価は?
みんな幸せそうですよ。安全で安心だし、陽だまりでのんびりしたり、日陰で寄り添ったりする場所がたっぷりあります。構造がしっかりしているので私たちも安心です。コンクリートの基盤を作って、ツーバイフォーの枠組みに金網をタッカー留めしています。最初はちょっとやりすぎかと思ったんですが、ある夜、大きなアライグマが中に入ろうとして、小屋の全部の壁を押して試しているのを目撃したんです。10分以上粘ってあきらめていましたね。本当に頑丈な造りなんです。
休暇でオレゴン州ポートランドに行ったとき、(園芸用品などを売っている)〈ピスティルズ・ナーサリー〉(Pistils Nursery)>でシーダーパイン材のニワトリ小屋を見て、それまででいちばんのデザインだと思ったんです。それから、ティムの両親がセコイア材の古いウッドデッキを取り壊したときに低コストで高品質の廃材が手に入りました。そこで庭の奥にあった細長いスペースの寸法に合わせて小屋をデザインし、この形になりました。
うちの子どもたちは動物や科学が大好き。ニワトリを飼うことにしたのは主に子どもたちのためですね。子どもの背の高さに産卵箱を置いて、扉の掛け金などはすべて子どもの小さな手でも扱いやすいように作りました。人間も屈まずに歩ける大きさにしたので、子どもたちも掃除の手伝いがしやすいですね。
ペーパー、ジンギス・チカーン、アッティラの評価は?
みんな幸せそうですよ。安全で安心だし、陽だまりでのんびりしたり、日陰で寄り添ったりする場所がたっぷりあります。構造がしっかりしているので私たちも安心です。コンクリートの基盤を作って、ツーバイフォーの枠組みに金網をタッカー留めしています。最初はちょっとやりすぎかと思ったんですが、ある夜、大きなアライグマが中に入ろうとして、小屋の全部の壁を押して試しているのを目撃したんです。10分以上粘ってあきらめていましたね。本当に頑丈な造りなんです。
友人やお客さんの反応は??
子どもたちの友達が遊びに来たら、真っ先に小屋を見せに行くんです。ニワトリを飼ってることを羨ましがる子もいるし、自分の家でも飼ってる子たちは小屋をほめてくれますね。
以前の状況は?
引っ越してきたときは、庭の茂みが育ちすぎて9メートル以上になっていたんです。おかげでお隣の庭にはまったく太陽が当たらない。だから切り倒したときにはすごく喜ばれて、ニワトリ小屋を作っても全然問題ないと言ってくれました。それどころかニワトリの鳴き声も気に入ってくれています。一斉に鳴いてるのが聞こえたら、卵を産んだ合図だから、「卵ができたみたいよ!」と声をかけてくれたり。隣人にも恵まれていますね。
今後の計画は?
鶏囲いを作ろうと思っています。フリーレンジで自由に芝生の上や茂みの中を歩き回らせているんですが、野菜畑が好物だからちょっと困っているんです。
この小屋は、できるだけ二酸化炭素排出量を減らし、できれば吸収量のほうが多くなるように気を付けてデザインしました。使えるところには老齢株のセコイアの廃材を使い、ニワトリが雑草や虫を食べてくれることで庭で出るゴミのリサイクルにもなっています。フンは有機栽培の庭のコンポストになります。あとは雨水貯留システムを作りたいですね。傾斜の大きいトタン屋根は雨水を集めるのにぴったりです。
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子どもたちの友達が遊びに来たら、真っ先に小屋を見せに行くんです。ニワトリを飼ってることを羨ましがる子もいるし、自分の家でも飼ってる子たちは小屋をほめてくれますね。
以前の状況は?
引っ越してきたときは、庭の茂みが育ちすぎて9メートル以上になっていたんです。おかげでお隣の庭にはまったく太陽が当たらない。だから切り倒したときにはすごく喜ばれて、ニワトリ小屋を作っても全然問題ないと言ってくれました。それどころかニワトリの鳴き声も気に入ってくれています。一斉に鳴いてるのが聞こえたら、卵を産んだ合図だから、「卵ができたみたいよ!」と声をかけてくれたり。隣人にも恵まれていますね。
今後の計画は?
鶏囲いを作ろうと思っています。フリーレンジで自由に芝生の上や茂みの中を歩き回らせているんですが、野菜畑が好物だからちょっと困っているんです。
この小屋は、できるだけ二酸化炭素排出量を減らし、できれば吸収量のほうが多くなるように気を付けてデザインしました。使えるところには老齢株のセコイアの廃材を使い、ニワトリが雑草や虫を食べてくれることで庭で出るゴミのリサイクルにもなっています。フンは有機栽培の庭のコンポストになります。あとは雨水貯留システムを作りたいですね。傾斜の大きいトタン屋根は雨水を集めるのにぴったりです。
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7. イタリア、4匹の猫が遊ぶ屋外運動場
ペット:マルゲリータ、ジェルソミーノ、ピヌッチャ、ミンマ
オーナー:マリア・A・マンマレラ
職業:会社員
場所:イタリア、ローマ
規模:60平方メートルの屋外スペース
きっかけは?
うちの猫たちは冒険好きで高いところからいろんなものを見下ろすのが好きなんです。だからオリーブの木にバスケットを付けて、梯子で登れるようにしました。遊び場としても、見張り台としても人気です。猫にとって快適な庭にしたかったから、昼寝場所の木陰にはクッションを置きました。ほかにも、かくれんぼができるような場所をいくつか用意しました。
ペット:マルゲリータ、ジェルソミーノ、ピヌッチャ、ミンマ
オーナー:マリア・A・マンマレラ
職業:会社員
場所:イタリア、ローマ
規模:60平方メートルの屋外スペース
きっかけは?
うちの猫たちは冒険好きで高いところからいろんなものを見下ろすのが好きなんです。だからオリーブの木にバスケットを付けて、梯子で登れるようにしました。遊び場としても、見張り台としても人気です。猫にとって快適な庭にしたかったから、昼寝場所の木陰にはクッションを置きました。ほかにも、かくれんぼができるような場所をいくつか用意しました。
ヒントはどこから? マルゲリータ、ジェルソミーノ、ピヌッチャ、ミンマ
の評価は?
昔から猫が好きでしたが、前に住んでいた家では庭に植えたものを猫がぜんぶ掘り返してしまって、さらには隣人の庭まで同じような状態に。だから、庭をもっと猫フレンドリーな遊び場にしようと決めたんです。うまく行ったようで、何カ月か経つと近所の猫たちまで遊びに来るようになって、木の上で遊んだり日陰で寝たり楽しそうでした。
庭を変えたら、植木や花を掘り返すこともなくなったので、やっぱり猫は遊ぶのが好きなんだな、と思いました。だから今の家に引っ越して来たとき、最初にしたのが猫の運動場を作ること。すごく気に入ってもらえました! 朝、庭に出ると、真っ先にバスケットまで走って競争なんです。
の評価は?
昔から猫が好きでしたが、前に住んでいた家では庭に植えたものを猫がぜんぶ掘り返してしまって、さらには隣人の庭まで同じような状態に。だから、庭をもっと猫フレンドリーな遊び場にしようと決めたんです。うまく行ったようで、何カ月か経つと近所の猫たちまで遊びに来るようになって、木の上で遊んだり日陰で寝たり楽しそうでした。
庭を変えたら、植木や花を掘り返すこともなくなったので、やっぱり猫は遊ぶのが好きなんだな、と思いました。だから今の家に引っ越して来たとき、最初にしたのが猫の運動場を作ること。すごく気に入ってもらえました! 朝、庭に出ると、真っ先にバスケットまで走って競争なんです。
友人やお客さんの反応は?
庭に座って、猫が駆け回って遊ぶのを眺めて楽しんでいます。
以前の状況は?
普通のテラス。植物は引っ越したときに持ってきたものです。
今後の計画は?
見張り台用のバスケットと梯子をもっと増やして、先では冬場も外で遊べるように温室を作ろうかと考えています。
庭に座って、猫が駆け回って遊ぶのを眺めて楽しんでいます。
以前の状況は?
普通のテラス。植物は引っ越したときに持ってきたものです。
今後の計画は?
見張り台用のバスケットと梯子をもっと増やして、先では冬場も外で遊べるように温室を作ろうかと考えています。
8. 日本、キャットウォークだらけの家
ペット:とと(さび猫)、すず(灰猫)
オーナー: 佐々木玄磨さん、幸恵さん夫妻
職業:ともにシステムエンジニア
場所:日本、大阪
規模:67.07平方メートル
設計: 斉藤建築設計室
きっかけは?ヒントはどこから?
わが家はメゾネットで、リビングルームの真上、階段のいちばん上も吹き抜けの天井になっています。猫たちはこの杉材の梁の上を歩いて渡るのが好きなのですが、天井が相当高いので、もし誤って落ちたりしたら……と心配でした。そこでこの家を設計した斉藤建築設計室さんに相談したところ、梁と梁の間にガラス板をはめ込んだらどうか、と提案してくれたのですが、これは本当に素晴らしいアイデアでした。おかげで猫たちは安全に梁づたいのウォークを楽しむことができますし、それに彼らがガラス板の上で寝そべると、階段の下からちょうど、猫たちのおなかや足の裏が見えるんです! とても楽しい眺めです。
ペット:とと(さび猫)、すず(灰猫)
オーナー: 佐々木玄磨さん、幸恵さん夫妻
職業:ともにシステムエンジニア
場所:日本、大阪
規模:67.07平方メートル
設計: 斉藤建築設計室
きっかけは?ヒントはどこから?
わが家はメゾネットで、リビングルームの真上、階段のいちばん上も吹き抜けの天井になっています。猫たちはこの杉材の梁の上を歩いて渡るのが好きなのですが、天井が相当高いので、もし誤って落ちたりしたら……と心配でした。そこでこの家を設計した斉藤建築設計室さんに相談したところ、梁と梁の間にガラス板をはめ込んだらどうか、と提案してくれたのですが、これは本当に素晴らしいアイデアでした。おかげで猫たちは安全に梁づたいのウォークを楽しむことができますし、それに彼らがガラス板の上で寝そべると、階段の下からちょうど、猫たちのおなかや足の裏が見えるんです! とても楽しい眺めです。
とととすずの評価は?
以前より明らかに活発に動き回るようになりましたね。壁のキャットウォークを昇って梁を渡り、ガラスフロアのロフトで遊んでまた降りて…を一日に何度も繰り返しています。低い位置につけてもらった窓から外を眺めるのも好きです。
友人やお客さんの反応は?
最初に家に入ってくるとまずびっくりされますね。それから「よほどの猫好きなんですね……猫ちゃんたち、幸せだねぇ!」と笑ってくれます。「人間の家なのか猫の家なのか、どちらの家かわからないですね」と言った人もいました。両方が満足できる家にするつもりだったので、その言葉を聞いたとき「私たちの家づくりは成功したな」とうれしく思いました。
以前より明らかに活発に動き回るようになりましたね。壁のキャットウォークを昇って梁を渡り、ガラスフロアのロフトで遊んでまた降りて…を一日に何度も繰り返しています。低い位置につけてもらった窓から外を眺めるのも好きです。
友人やお客さんの反応は?
最初に家に入ってくるとまずびっくりされますね。それから「よほどの猫好きなんですね……猫ちゃんたち、幸せだねぇ!」と笑ってくれます。「人間の家なのか猫の家なのか、どちらの家かわからないですね」と言った人もいました。両方が満足できる家にするつもりだったので、その言葉を聞いたとき「私たちの家づくりは成功したな」とうれしく思いました。
以前はどんな状態?
私たちの外出中、猫たちはいつも玄関の前に座って待っていたので、以前の家ではドアを開けた途端に脱走してしまうのではないかといつも心配でした。この件についても、私たちと同じ大の愛猫家である建築家の斉藤さんに相談し、内側にもうひとつ、脱走防止用のドアを設置してもらいました。猫たちは部屋の中でものびのび遊べて脱走の恐れもなくなり、人間にも猫にも快適な家になってとても満足です。
今後の計画は?
今の家はすべてにおいて満足しているので、さしあたって次の計画は特に思いつきません…猫たちにでも聞いてみましょうかね。
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私たちの外出中、猫たちはいつも玄関の前に座って待っていたので、以前の家ではドアを開けた途端に脱走してしまうのではないかといつも心配でした。この件についても、私たちと同じ大の愛猫家である建築家の斉藤さんに相談し、内側にもうひとつ、脱走防止用のドアを設置してもらいました。猫たちは部屋の中でものびのび遊べて脱走の恐れもなくなり、人間にも猫にも快適な家になってとても満足です。
今後の計画は?
今の家はすべてにおいて満足しているので、さしあたって次の計画は特に思いつきません…猫たちにでも聞いてみましょうかね。
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9. オーストラリア、収納できる犬用ベッド
ペット:ルナ
オーナー:アリソン・ターンブル
職業:マーケティングコンサルタント
場所:オーストラリア、ヴィクトリア州
きっかけは?
ランドリールームに犬用ベッドを置いてたんですが、デザインがいまいちだし、しょっちゅうつまずいていて、うんざりしてたんです。ゴールデンレトリーバーのルナは私たちにとって子どものような存在。1年半ほど前、キューの町にある1910年築の連邦遺産登録物件に引っ越してきたんですが、当時のランドリールームは狭くて暗く、犬用ベッドを置く十分な場所もない。建築家と改装の相談をした時、大きな要望のひとつはルナの寝場所を確保することでした。ランドリーを拡大するために間取りを設計しなおして、ランドリー内のデザインについて建築家と夫と3人でアイデアを出し合っていたときに、壁収納式のベッドを思いついたんです。建築家の人は一瞬驚いて固まったあと、「それいいね!」と言ってくれました。
結果は大成功でした!ルナは自分専用の寝室スペースができて、寝心地のいい壁収納ベッドもあるし犬用ドアにも近いんです。昼間はベッドを壁にしまってランドリーはすっきり片付くので、つまづくこともありません。
ペット:ルナ
オーナー:アリソン・ターンブル
職業:マーケティングコンサルタント
場所:オーストラリア、ヴィクトリア州
きっかけは?
ランドリールームに犬用ベッドを置いてたんですが、デザインがいまいちだし、しょっちゅうつまずいていて、うんざりしてたんです。ゴールデンレトリーバーのルナは私たちにとって子どものような存在。1年半ほど前、キューの町にある1910年築の連邦遺産登録物件に引っ越してきたんですが、当時のランドリールームは狭くて暗く、犬用ベッドを置く十分な場所もない。建築家と改装の相談をした時、大きな要望のひとつはルナの寝場所を確保することでした。ランドリーを拡大するために間取りを設計しなおして、ランドリー内のデザインについて建築家と夫と3人でアイデアを出し合っていたときに、壁収納式のベッドを思いついたんです。建築家の人は一瞬驚いて固まったあと、「それいいね!」と言ってくれました。
結果は大成功でした!ルナは自分専用の寝室スペースができて、寝心地のいい壁収納ベッドもあるし犬用ドアにも近いんです。昼間はベッドを壁にしまってランドリーはすっきり片付くので、つまづくこともありません。
ヒントはどこから? ルナの評価は?
壁収納ベッドをテレビのリノベーション番組やインターネットで見ていて、多目的な部屋にはピッタリだと思っていたんです。ランドリーをデザインすることになって、壁沿いに棚を並べるスペースを見たとき、このベッドのアイデアをルナのために使えないかと思いつきました。建築家の人にとっても初めての試みだし、大工さんもこんなキャビネットを作るのは初めて。でも2人とも気に入って、ほかでもまた使いたいと言っていました。
ルナはとても気に入ってます。最初はちょっと入るのが不安だったようですが、おやつを使ってそれも解決。今では、夜になったら「ベッドタイムよ」と言うだけですぐに走って行ってベッドに飛び込むんです。自分の特別な場所だとわかっているんですね。
壁収納ベッドをテレビのリノベーション番組やインターネットで見ていて、多目的な部屋にはピッタリだと思っていたんです。ランドリーをデザインすることになって、壁沿いに棚を並べるスペースを見たとき、このベッドのアイデアをルナのために使えないかと思いつきました。建築家の人にとっても初めての試みだし、大工さんもこんなキャビネットを作るのは初めて。でも2人とも気に入って、ほかでもまた使いたいと言っていました。
ルナはとても気に入ってます。最初はちょっと入るのが不安だったようですが、おやつを使ってそれも解決。今では、夜になったら「ベッドタイムよ」と言うだけですぐに走って行ってベッドに飛び込むんです。自分の特別な場所だとわかっているんですね。
友人やお客さんの反応は?
初めて家に来た人には、まずルナの壁収納ベッドを見てもらうんです。みんな、斬新だけど実用的でいいアイデアだねって言ってくれます。意外なほど楽に出したりしまったりできるので、みんな驚きます。でも、私たちがどれだけルナを大切にしてるかみんな知ってるから、ルナに配慮して家をデザインしたことについては驚かれないですね。
以前の状況は?
改装前のランドリーは狭くて暗く、ルナのベッドが床面の4分の1を占めていました。ベッドを廊下に出さないと戸棚を開けられなかったくらい。ずっと床にベッドが置かれていると、邪魔で不便でした。
今後の計画は?
次のリノベーションでは、キッチンと居間の拡大も考えています。欲しいもののひとつは、裏口から入ってきたときにみんなが各自のバッグやコートや靴を脱いで置くことができるクロークスペース。もちろん、ルナのためにもリードやおもちゃなどを置くスペースを確保しますよ。
初めて家に来た人には、まずルナの壁収納ベッドを見てもらうんです。みんな、斬新だけど実用的でいいアイデアだねって言ってくれます。意外なほど楽に出したりしまったりできるので、みんな驚きます。でも、私たちがどれだけルナを大切にしてるかみんな知ってるから、ルナに配慮して家をデザインしたことについては驚かれないですね。
以前の状況は?
改装前のランドリーは狭くて暗く、ルナのベッドが床面の4分の1を占めていました。ベッドを廊下に出さないと戸棚を開けられなかったくらい。ずっと床にベッドが置かれていると、邪魔で不便でした。
今後の計画は?
次のリノベーションでは、キッチンと居間の拡大も考えています。欲しいもののひとつは、裏口から入ってきたときにみんなが各自のバッグやコートや靴を脱いで置くことができるクロークスペース。もちろん、ルナのためにもリードやおもちゃなどを置くスペースを確保しますよ。
10.ドイツ、猫のためのアパートメント
ペット:オスカーとミープス
オーナー:ゾエ・ベック
職業:出版、ライター、翻訳
場所:ドイツ、ベルリン、ゼーレンドルフ
アパートメントの規模:140平方メートル
きっかけは?
猫にとっても、私と同じくらい居心地良い家にしたかったんです。獣医さんにアパートメントを見てもらって相談したところ、2匹それぞれのための居場所や遊び場所をつくるようにとアドバイスをもらいました。気が向いた時には、もう1匹の猫からも私からも離れてひとりになれる場所が必要なんです。今では家の中に7つも猫用スポットがあります! でも実際のところ、たいてい私についてきて一緒にいるんですが……。
ペット:オスカーとミープス
オーナー:ゾエ・ベック
職業:出版、ライター、翻訳
場所:ドイツ、ベルリン、ゼーレンドルフ
アパートメントの規模:140平方メートル
きっかけは?
猫にとっても、私と同じくらい居心地良い家にしたかったんです。獣医さんにアパートメントを見てもらって相談したところ、2匹それぞれのための居場所や遊び場所をつくるようにとアドバイスをもらいました。気が向いた時には、もう1匹の猫からも私からも離れてひとりになれる場所が必要なんです。今では家の中に7つも猫用スポットがあります! でも実際のところ、たいてい私についてきて一緒にいるんですが……。
ヒントはどこから? オスカーとミープスの評価は?
ベルリンの小さなお店で面白い形の爪とぎを見つけたんです。ベルリンの〈Cat-On〉社が作っている段ボール製のもので、特にオスカーが気に入ってます。違うスタイルをいくつか持っていて、家中のいろんなところに置いています。もう1匹のミープスのお気に入りは<モロソ>社のスシシリーズのチェア「ジュジュ」や、猫にもぴったりなパッチワークの犬用バスケット。
ベルリンの小さなお店で面白い形の爪とぎを見つけたんです。ベルリンの〈Cat-On〉社が作っている段ボール製のもので、特にオスカーが気に入ってます。違うスタイルをいくつか持っていて、家中のいろんなところに置いています。もう1匹のミープスのお気に入りは<モロソ>社のスシシリーズのチェア「ジュジュ」や、猫にもぴったりなパッチワークの犬用バスケット。
友人やお客さんの反応は?
珍しくて面白がってくれます。猫を飼っている人は、こういう段ボールの置物が何なのかすぐわかりますが、そうでない人にはちょっと不思議ですよね。
以前の状況は?
爪とぎアイテムを用意する前は、カーペットや家具が爪あとだらけになっていました。
今後の計画は?
もっと猫専用の場所を増やすこと。
珍しくて面白がってくれます。猫を飼っている人は、こういう段ボールの置物が何なのかすぐわかりますが、そうでない人にはちょっと不思議ですよね。
以前の状況は?
爪とぎアイテムを用意する前は、カーペットや家具が爪あとだらけになっていました。
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もっと猫専用の場所を増やすこと。
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