愛犬と暮らす、ピーチカラーの柔らかな住まい
愛犬2匹と暮らす夫婦の住まい。アーチ状の壁のある淡いカラーの空間は、明るさと軽やかさに満ちています。

Verlaine Marquez
2023年6月19日
シンガポールの公営住宅にある、5ベッドルームの部屋。ここに住むのは、建築家と韓国人の奥さま、そして2匹の犬たち(シニア犬のマルチーズと若いダックスフント)です。
「自宅で犬の交流会を主催することもあるほど、彼らのライフスタイルは愛犬たちが中心です」。そう語るのは、Studio FortyFour(スタジオ・フォーティー・フォー)のヴァンドラ・パン。同僚のウィルソン・テンとともに、この家のリノベーションを担当しました。
住まいには「Archi-Home」というニックネームがつけられました。「2つのアーチ(arches)があることに気付いてもらえるよう、建築家(architect)という言葉に掛けてみました」とパン。インテリアは、奥さまの故郷である韓国の生活習慣をうかがわせつつ、カラーパレットや仕上げに見られるように、全体的にはモダンなミニマリストスタイルです。
「自宅で犬の交流会を主催することもあるほど、彼らのライフスタイルは愛犬たちが中心です」。そう語るのは、Studio FortyFour(スタジオ・フォーティー・フォー)のヴァンドラ・パン。同僚のウィルソン・テンとともに、この家のリノベーションを担当しました。
住まいには「Archi-Home」というニックネームがつけられました。「2つのアーチ(arches)があることに気付いてもらえるよう、建築家(architect)という言葉に掛けてみました」とパン。インテリアは、奥さまの故郷である韓国の生活習慣をうかがわせつつ、カラーパレットや仕上げに見られるように、全体的にはモダンなミニマリストスタイルです。
写真:Nieve Photography
どんなHouzz?
住まい手:夫婦と2匹の犬
所在地:シンガポール、イーシュン
面積:110平方メートル
プロジェクト期間:12週間
玄関を居住空間と切り離すことは、夫妻の最優先事項でした。「奥様からのリクエストで、韓国の家庭の習慣だそうです」とパンはいいます。スイングドアに施された木目調の格子は、充分な光と風を通すようデザインされています。
どんなHouzz?
住まい手:夫婦と2匹の犬
所在地:シンガポール、イーシュン
面積:110平方メートル
プロジェクト期間:12週間
玄関を居住空間と切り離すことは、夫妻の最優先事項でした。「奥様からのリクエストで、韓国の家庭の習慣だそうです」とパンはいいます。スイングドアに施された木目調の格子は、充分な光と風を通すようデザインされています。
ひし形のタイルと青い目地の床は、玄関に遊び心を与えつつ、生活空間から独立した空間をつくりだします。
キャビネットには分電盤と靴を収納。パンによると、「扉は格子になっているので通気性が良く、靴の収納に最適です」とのこと。
床材: An Huat、フック:ノーマン・コペンハーゲン
キャビネットには分電盤と靴を収納。パンによると、「扉は格子になっているので通気性が良く、靴の収納に最適です」とのこと。
床材: An Huat、フック:ノーマン・コペンハーゲン
リビングルーム、ダイニングルーム、キッチンは、愛犬への配慮から1つのオープンスペースとして繋げ、家具とオブジェは全体として統一感を持つようデザインされています。特にリビングルームはすっきりしたライン使いが特徴で、自然光をたっぷり取り込みます。飼い主たちが集まったり、愛犬たちが歩き回って遊んだりするスペースも十分です。
奥の壁にはすっきりとした収納を造り付け、本、アート、おもちゃのコレクションを収納しています。1つ目のアーチが、壁に愛犬専用のくつろぎコーナーをつくりだします。
ソファ:Blafink、コーヒーテーブル:スケアラック、プフ(大):フリッツ・ハンセン、プフ(小):DesignBite、プランター:Ferm Living、床材:Rice、ソファ用クッション:Dot、Hay
Houzzで建築家を探す
奥の壁にはすっきりとした収納を造り付け、本、アート、おもちゃのコレクションを収納しています。1つ目のアーチが、壁に愛犬専用のくつろぎコーナーをつくりだします。
ソファ:Blafink、コーヒーテーブル:スケアラック、プフ(大):フリッツ・ハンセン、プフ(小):DesignBite、プランター:Ferm Living、床材:Rice、ソファ用クッション:Dot、Hay
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「リビングルーム用に特注したソファの色は、部屋をぱっと明るくするブラッシュピンクをセレクト。カラフルなプフがアクセントになっています」とパン。
テレビボードのデザインは、玄関にある格子戸を模したもの。
2つ目のアーチは、キッチンへの開口部です。料理好きな奥様にとってキッチンは重要なスペースです。奥様のリクエストで、ゲストもてなす際に韓国料理の前菜の小皿を置けるアイランドカウンターを設けました。
「ダイニングルームが近くにあると、ゲストに料理を提供したり、補充したりするのに便利ですよ」とパンは話します。
ダイニングテーブルとベンチ:スタイルクラフト、ランプと花瓶:Bibliotek、床材:Rice
「ダイニングルームが近くにあると、ゲストに料理を提供したり、補充したりするのに便利ですよ」とパンは話します。
ダイニングテーブルとベンチ:スタイルクラフト、ランプと花瓶:Bibliotek、床材:Rice
もう一つ、この家で取り入れた韓国の文化は、直接床の上で寝ること。床下に収納と照明を仕込むことにより、快適で実用的なベッドルームとなっています。パンは、「階段があることで、就寝時に犬たちが簡単にベッドへ上がってくることができます」と言います。
床材:Floor Xpert、時計:Departures & Arrivals、フック:Bibliotek
床材:Floor Xpert、時計:Departures & Arrivals、フック:Bibliotek
バスルームは、淡いパステルカラーと木目調のタイルでクールな印象に。黒い金物がエッジの効いた都会的な雰囲気を添えます。
マスターベッドルームには深い浴槽を設置。「浴槽は韓国では一般的なものなので、奥様もリラックスできる」とのこと。水色のタイルが落ち着いた雰囲気を演出しています。
浴室の壁タイル:アン・ファット、床タイル:Hafary、シンク:Bathroom Warehouse、水栓とシャワーヘッド:G-Ferretti
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