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1年中快適に過ごせるラグの選び方
オールシーズン使いやすいラグ選びについてお伝えします!

sayaka_sumiyoshi
2023年7月19日
暖かさをプラスするためのアイテム、という印象のあるラグ。「暑い夏には不要なのでは?」というご質問を受けることがあります。ラグは選び方のポイントを押さえれば、1年を通してリビングを快適にしてくれるアイテムです。ラグの役割と選ぶ時のポイントを解説します。
ラグの役割①空間を分ける
まずはデザイン的な役割からご紹介します。LDKのようにひとつの大きな空間にいくつかの場所がある場合、ラグを敷くことでそれぞれの場所が際立ち、空間にメリハリがつきます。
ソファの前にラグを敷くことで、くつろぐ場が生まれ、リラックス度がアップしますよ。
まずはデザイン的な役割からご紹介します。LDKのようにひとつの大きな空間にいくつかの場所がある場合、ラグを敷くことでそれぞれの場所が際立ち、空間にメリハリがつきます。
ソファの前にラグを敷くことで、くつろぐ場が生まれ、リラックス度がアップしますよ。
ラグの役割②音・衝撃を吸収する
ラグを敷くのはもっぱらフローリングの上なので、フローリングだけの場合と、ラグを使用した場合で比べてみましょう。
フローリングは硬いので足音などが階下に伝わりやすく、食器などを落とすと割れてしまうことも。フローリングの種類によってはメンテナンス性を高めるために表面がコートされているものもあり、滑りやすくなっています。
一方のラグは音を吸収して足音などが階下に響くのを軽減してくれます。また、ものを落としても衝撃を吸収してくれるので、割れる危険性が低くなり、床に傷がつくのも防いでくれます。
ラグを敷くのはもっぱらフローリングの上なので、フローリングだけの場合と、ラグを使用した場合で比べてみましょう。
フローリングは硬いので足音などが階下に伝わりやすく、食器などを落とすと割れてしまうことも。フローリングの種類によってはメンテナンス性を高めるために表面がコートされているものもあり、滑りやすくなっています。
一方のラグは音を吸収して足音などが階下に響くのを軽減してくれます。また、ものを落としても衝撃を吸収してくれるので、割れる危険性が低くなり、床に傷がつくのも防いでくれます。
ラグの役割③ホコリを吸着する
「フローリングは清潔!」という意識を持っている人は多いと思います。確かに、一般的なフローリングは水拭きができ、汚れも落としやすいので、清潔そうですね。しかしそれは、お掃除直後のこと。
生活する上でどうしても出てくる「ホコリ」や花粉、ハウスダストなどは軽くて舞い上がりやすく、フローリングの場合、エアコンの風や人が移動するだけで床から20cmくらい舞い上がってしまいます。
一方ラグは、それらのホコリを吸着して舞い上がるのを防止してくれます。畳にも同じような効果があり、夏、ゴロンと横になるのに適しているのはフローリングではなくラグや畳なのです。
「フローリングは清潔!」という意識を持っている人は多いと思います。確かに、一般的なフローリングは水拭きができ、汚れも落としやすいので、清潔そうですね。しかしそれは、お掃除直後のこと。
生活する上でどうしても出てくる「ホコリ」や花粉、ハウスダストなどは軽くて舞い上がりやすく、フローリングの場合、エアコンの風や人が移動するだけで床から20cmくらい舞い上がってしまいます。
一方ラグは、それらのホコリを吸着して舞い上がるのを防止してくれます。畳にも同じような効果があり、夏、ゴロンと横になるのに適しているのはフローリングではなくラグや畳なのです。
ラグの役割と利用するメリットについて、ご理解いただけたでしょうか?でも、冬は暖かいラグも夏は暑苦しいよ、と思っている人もいると思います。続いて、一年中快適に過ごせるラグの選び方をご紹介します。
ラグの選び方①天然素材を選ぼう
一年中快適に過ごすためには、素材選びが重要です。ラグの素材は大きく分けて化学繊維のナイロンやポリエステルのものと、天然素材のウールやコットン、リネンなどのものに分けられます。
化学繊維のラグは安価で種類が多いのが特徴です。デザイン性が高いものも多い一方で、静電気が起きやすくなります。夏場はべたっとするので、直接素足で歩いたり寝転がったりしないライフスタイルの方に向いています。
天然素材はのラグは化学繊維よりも高価なものが多いですが、肌触りが良く、長く使えるのが特徴です。
一年中快適に過ごすためには、素材選びが重要です。ラグの素材は大きく分けて化学繊維のナイロンやポリエステルのものと、天然素材のウールやコットン、リネンなどのものに分けられます。
化学繊維のラグは安価で種類が多いのが特徴です。デザイン性が高いものも多い一方で、静電気が起きやすくなります。夏場はべたっとするので、直接素足で歩いたり寝転がったりしないライフスタイルの方に向いています。
天然素材はのラグは化学繊維よりも高価なものが多いですが、肌触りが良く、長く使えるのが特徴です。
特にウールは冬暖かく、夏はサラッと過ごしやすい素材なので、ラグにぴったり!ウールには適度に油分が含まれており、汚れを弾いて染み込みにくいので、飲み物をこぼしてしまっても、すぐに対処すれば染みになりにくいのも嬉しいですね。
化学繊維のラグは汚れやすく耐久年数も短いので「汚れたら買い換える」という感覚で使っている方もいるかもしれませんが、天然素材のラグはきちんとメンテナンスをすれば長く使えます。
涼しげな夏インテリアをつくるには?3つのポイント
化学繊維のラグは汚れやすく耐久年数も短いので「汚れたら買い換える」という感覚で使っている方もいるかもしれませんが、天然素材のラグはきちんとメンテナンスをすれば長く使えます。
涼しげな夏インテリアをつくるには?3つのポイント
ラグの選び方②毛足の長さ
素材だけでなく、ラグの毛足の長さも肌触りやメンテナンスに関わるので、ご自身のライフスタイルにあったものを選びましょう。
毛足の長いタイプ
シャギーと呼ばれる毛足の長いラグで、近年人気のベニワレンなどもこのタイプ。掃除機をかける際は毛が抜けないよう、ブラシのないフローリング用を使うようにしてください。
素材だけでなく、ラグの毛足の長さも肌触りやメンテナンスに関わるので、ご自身のライフスタイルにあったものを選びましょう。
毛足の長いタイプ
シャギーと呼ばれる毛足の長いラグで、近年人気のベニワレンなどもこのタイプ。掃除機をかける際は毛が抜けないよう、ブラシのないフローリング用を使うようにしてください。
毛足の短いタイプ
毛足の短いラグには、ギャッベのようにソフトな踏み心地のカットパイルと、弾力と適度な硬さがあるループパイルがあります。ペットがいる場合は、爪が引っかからないカットパイルがおすすめです。
織物タイプ
キリムのようにパイルがなく、布のように織られたラグも人気です。パイルがないので薄いのが特徴で、パイルのあるラグよりも硬めの質感です。家具の跡が付きにくいので、ダイニングにぴったりです。
毛足の短いラグには、ギャッベのようにソフトな踏み心地のカットパイルと、弾力と適度な硬さがあるループパイルがあります。ペットがいる場合は、爪が引っかからないカットパイルがおすすめです。
織物タイプ
キリムのようにパイルがなく、布のように織られたラグも人気です。パイルがないので薄いのが特徴で、パイルのあるラグよりも硬めの質感です。家具の跡が付きにくいので、ダイニングにぴったりです。
ラグの選び方③床暖房で配慮すべきは滑り止めの素材
我が家は床暖房だからラグが使えない、と思っている人も多いようですが、滑り止めの素材に配慮すれば大丈夫です。
ラグの滑り止めにはゴムやシリコン素材が使われており、その中の一部は熱に弱い(低い熱でも溶けてしまう)ものもあります。一般的な商品は、床暖房対応かどうかが明記されています。記載がない場合は、事前に問い合わせると安心ですね。
また、ラグのサイズや敷く場所によっては、滑り止めが不要な場合もあります。心配な場合、まずは滑り止めなしで使ってみても良いでしょう。
我が家は床暖房だからラグが使えない、と思っている人も多いようですが、滑り止めの素材に配慮すれば大丈夫です。
ラグの滑り止めにはゴムやシリコン素材が使われており、その中の一部は熱に弱い(低い熱でも溶けてしまう)ものもあります。一般的な商品は、床暖房対応かどうかが明記されています。記載がない場合は、事前に問い合わせると安心ですね。
また、ラグのサイズや敷く場所によっては、滑り止めが不要な場合もあります。心配な場合、まずは滑り止めなしで使ってみても良いでしょう。
ラグの役割と1年中快適に使うための選び方を解説いたしました。リビングダイニングだけでなく、寝室にもラグはおすすめです。サイズや柄など、選び方に困ったら、インテリアのプロに相談してみても良いでしょう。
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