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9月に訪れたいデザイン・建築・工芸の展覧会&イベント情報
日本とスウェーデン外交関係樹立150周年を記念して開催される展覧会や、「建築家・坂倉準三」「南の島の家づくり」「ガラスのうつわ」展などをご紹介します。
Houzz Japan
2018年9月2日
Houzz Japan 公式アカウント
*休館日や入場料などの詳しい情報は各公式ホームページでご確認ください。
【東京】日本・スウェーデン外交関係樹立150年
インゲヤード・ローマン展
会場:東京国立近代美術館工芸館
会期:9月14日から12月9日
入場料:600円
北欧を代表する世界的デザイナーで、陶芸家としても知られるインゲヤード・ローマンの日本初の大規模展覧会が開催される。2016年にスウェーデン国立美術館で開催した展覧会をベースに〈木村硝子店〉のためのコレクションや建築家とのプロジェクトなど最新作を加え、幅広い活動を紹介する。なかでも工芸館の展示和室(設計:谷口吉郎)での特別展示は日本展ならでは。
スタジオでのインゲヤード・ローマン
photo: Anna Danielsson/Nationalmuseum Stockholm
インゲヤード・ローマン展
会場:東京国立近代美術館工芸館
会期:9月14日から12月9日
入場料:600円
北欧を代表する世界的デザイナーで、陶芸家としても知られるインゲヤード・ローマンの日本初の大規模展覧会が開催される。2016年にスウェーデン国立美術館で開催した展覧会をベースに〈木村硝子店〉のためのコレクションや建築家とのプロジェクトなど最新作を加え、幅広い活動を紹介する。なかでも工芸館の展示和室(設計:谷口吉郎)での特別展示は日本展ならでは。
スタジオでのインゲヤード・ローマン
photo: Anna Danielsson/Nationalmuseum Stockholm
《VIKTIGT/ヴィークティグト》2016年イケア
© Inter IKEA Systems B.V.
機能性を重視した日常づかいのガラス食器や陶磁器は、色も形もきわめてシンプル。一貫して凛とした美しさと、使い手としての真摯な視点が感じられる。
会場では、北欧の伝統あるガラスメーカー〈スクルフ〉や〈オレフォス〉、そして〈イケア〉のためのデザインから日本でのプロジェクトまで、自身が選んだ代表作180点が並ぶ。日常とデザインを切り結ぶ、インゲヤード・ローマンのものづくりの魅力に迫る。
展示デザインはストックホルムの〈グッチ〉や〈ルイ・ヴィトン〉、京都のスフェラ・ビルといった建築、ベルリンのスウェーデン大使館のインテリアデザインなどを手がけ、世界的に注目されている気鋭の北欧建築家グループ〈CKR
(クラーソン・コイヴィスト・ルーネ)〉が手がける。◆詳しくはこちら
© Inter IKEA Systems B.V.
機能性を重視した日常づかいのガラス食器や陶磁器は、色も形もきわめてシンプル。一貫して凛とした美しさと、使い手としての真摯な視点が感じられる。
会場では、北欧の伝統あるガラスメーカー〈スクルフ〉や〈オレフォス〉、そして〈イケア〉のためのデザインから日本でのプロジェクトまで、自身が選んだ代表作180点が並ぶ。日常とデザインを切り結ぶ、インゲヤード・ローマンのものづくりの魅力に迫る。
展示デザインはストックホルムの〈グッチ〉や〈ルイ・ヴィトン〉、京都のスフェラ・ビルといった建築、ベルリンのスウェーデン大使館のインテリアデザインなどを手がけ、世界的に注目されている気鋭の北欧建築家グループ〈CKR
(クラーソン・コイヴィスト・ルーネ)〉が手がける。◆詳しくはこちら
リッラ・ヒュットネースの庭に集うラーション一家
1906-07 年頃
© Carl Larsson-gården
【東京】日本・スウェーデン外交関係樹立150周年記念
カール・ラーション
スウェーデンの暮らしを芸術に変えた画家
会場:東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館
会期:9月22日から12月24日
入場料:1300円
家族をモティーフにした作品で知られるスウェーデンの国民的人気画家カール・ラーションの展覧会が開催される。伝統が残るダーラナ地方に「リッラ・ヒュットネース(「岬の小さな精錬小屋」という意味)」と呼ばれる家を入手し、画家である妻カーリンとともに理想の家へ改装していった。その暮らしぶりを描いた画集は現代のスウェーデンのインテリアに深い影響を与え、各国でも翻訳・出版されている。展覧会では、絵画をはじめ、夫妻がデザインした家具やカーリンのテキスタイル、日本美術のコレクションなど日本初公開を含む品々が展示され、世界を魅了したライフスタイルに迫る。
1906-07 年頃
© Carl Larsson-gården
【東京】日本・スウェーデン外交関係樹立150周年記念
カール・ラーション
スウェーデンの暮らしを芸術に変えた画家
会場:東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館
会期:9月22日から12月24日
入場料:1300円
家族をモティーフにした作品で知られるスウェーデンの国民的人気画家カール・ラーションの展覧会が開催される。伝統が残るダーラナ地方に「リッラ・ヒュットネース(「岬の小さな精錬小屋」という意味)」と呼ばれる家を入手し、画家である妻カーリンとともに理想の家へ改装していった。その暮らしぶりを描いた画集は現代のスウェーデンのインテリアに深い影響を与え、各国でも翻訳・出版されている。展覧会では、絵画をはじめ、夫妻がデザインした家具やカーリンのテキスタイル、日本美術のコレクションなど日本初公開を含む品々が展示され、世界を魅了したライフスタイルに迫る。
カール・ラーション《アザレアの花》
1906年 水彩
ティールスカ・ギャラリー
Photo:The Thiel Gallery / Tord Lund ©The ThielGallery/ ThielskaGalleriet, Stockholm
ラーションの家は暗褐色の内装が流行っていた19世紀後半に、17〜18世紀のスウェーデン骨董家具や、ダーラナ地方伝統の、赤や緑といった鮮やかな原色で彩られた。アンティーク家具のペイントや手芸といった簡素な方法で家のなかをあたたかみのある雰囲気にセルフ・リノベーションしたふたり。《アザレアの花》は、窓辺で振り返る妻・カーリンを繊細なタッチで描いた作品。アザレアの左手に制作途中の食堂のタペストリが見て取れるように、カールの作品からはインテリアや手仕事を楽しむライフスタイルを垣間みることができる。◆詳しくはこちら
1906年 水彩
ティールスカ・ギャラリー
Photo:The Thiel Gallery / Tord Lund ©The ThielGallery/ ThielskaGalleriet, Stockholm
ラーションの家は暗褐色の内装が流行っていた19世紀後半に、17〜18世紀のスウェーデン骨董家具や、ダーラナ地方伝統の、赤や緑といった鮮やかな原色で彩られた。アンティーク家具のペイントや手芸といった簡素な方法で家のなかをあたたかみのある雰囲気にセルフ・リノベーションしたふたり。《アザレアの花》は、窓辺で振り返る妻・カーリンを繊細なタッチで描いた作品。アザレアの左手に制作途中の食堂のタペストリが見て取れるように、カールの作品からはインテリアや手仕事を楽しむライフスタイルを垣間みることができる。◆詳しくはこちら
©sakakura associates
【東京】「建築家・坂倉準三 パリ‐東京:生き続ける建築」
会場:アンスティチュ・フランセ東京 ホール、ギャラリー
会期:9月6日から9月30日
入場料:無料
1951年に建築家坂倉準三が完成させたアンスティチュ・フランセ東京の建物で、坂倉の展覧会が開催される。1931年から1936年まで、建築家ル・コルビュジエとピエール・ジェンヌレに師事した坂倉は1937年パリ万国博覧会日本館の設計を任されたことで国際的に高い評価を得る。帰国後、住宅から公共施設、家具デザイン、展示構成から都市計画に至るまで、さまざまなプロジェクトを手がけた。師であるル・コルビュジエを通じ、モダン・ムーブメントの建築に関心を抱き、シャルロット・ぺリアンやジャン・プルーヴェといったル・コルビュジエの仲間と交流し、のちに共に仕事をすることになる。
【東京】「建築家・坂倉準三 パリ‐東京:生き続ける建築」
会場:アンスティチュ・フランセ東京 ホール、ギャラリー
会期:9月6日から9月30日
入場料:無料
1951年に建築家坂倉準三が完成させたアンスティチュ・フランセ東京の建物で、坂倉の展覧会が開催される。1931年から1936年まで、建築家ル・コルビュジエとピエール・ジェンヌレに師事した坂倉は1937年パリ万国博覧会日本館の設計を任されたことで国際的に高い評価を得る。帰国後、住宅から公共施設、家具デザイン、展示構成から都市計画に至るまで、さまざまなプロジェクトを手がけた。師であるル・コルビュジエを通じ、モダン・ムーブメントの建築に関心を抱き、シャルロット・ぺリアンやジャン・プルーヴェといったル・コルビュジエの仲間と交流し、のちに共に仕事をすることになる。
アンスティチュ・フランセ東京 アーカイブ
坂倉準三の作品は変化に富み、特に建物の内と外の関係については、日本の伝統建築に基づいた独自のとらえ方を感じ取ることができる。また、人間に対して特有のとらえ方を持ち、ル・コルビュジエのように、建物を建てる際の寸法として考えるのではく、建物によって包み、守り、開放すべき感情を持つ存在として、人間をとらえていた。会場では映像や写真、当時の資料や家具によって坂倉作品の特徴を紹介し、そのエレガンスや大胆さ、そして温かさを浮き彫りにする。
来年、アンスティチュ・フランセ東京は〈藤本壮介建築設計事務所〉による増築と改修を予定している。新たな進化の前に今一度現在の姿を目に留めておくまたとない機会となる。◆詳しくはこちら
坂倉準三の作品は変化に富み、特に建物の内と外の関係については、日本の伝統建築に基づいた独自のとらえ方を感じ取ることができる。また、人間に対して特有のとらえ方を持ち、ル・コルビュジエのように、建物を建てる際の寸法として考えるのではく、建物によって包み、守り、開放すべき感情を持つ存在として、人間をとらえていた。会場では映像や写真、当時の資料や家具によって坂倉作品の特徴を紹介し、そのエレガンスや大胆さ、そして温かさを浮き彫りにする。
来年、アンスティチュ・フランセ東京は〈藤本壮介建築設計事務所〉による増築と改修を予定している。新たな進化の前に今一度現在の姿を目に留めておくまたとない機会となる。◆詳しくはこちら
慣習家屋建替工事(インドネシア/スンバ島)
【東京】南の島の家づくりー東南アジア島嶼部の建築と生活ー
会場:GALLERY A4(ギャラリー エー クワッド)
会期:9月28日まで開催中
入館料:無料
東南アジア島嶼(とうしょ)部地域の木造建築と生活文化に焦点をあてた展覧会が開催中だ。フィリピン、インドネシア、マレーシア、ベトナムにまたがる地域の主要民族はオーストロネシア語族。すべてのものに霊魂が宿るという考え(アニミズム)を基盤としながら、中国、インド、イスラム、そしてヨーロッパの影響をうけ、民族ごとにユニークで多様な建築世界を形成している。
【東京】南の島の家づくりー東南アジア島嶼部の建築と生活ー
会場:GALLERY A4(ギャラリー エー クワッド)
会期:9月28日まで開催中
入館料:無料
東南アジア島嶼(とうしょ)部地域の木造建築と生活文化に焦点をあてた展覧会が開催中だ。フィリピン、インドネシア、マレーシア、ベトナムにまたがる地域の主要民族はオーストロネシア語族。すべてのものに霊魂が宿るという考え(アニミズム)を基盤としながら、中国、インド、イスラム、そしてヨーロッパの影響をうけ、民族ごとにユニークで多様な建築世界を形成している。
ニアス島家屋模型(インドネシア/ニアス島)
そんな地域の建築をつくる技術とはどんなものだろうか? 道具を携えて渡来した職人もいれば、そもそも職人そのものが存在しない地域もある。身近な生活圏から得られる材料を熟知し、使いこなす知恵。多様な文化が混在する東南アジアの世界を建築技術の側面から紹介する。◆詳しくはこちら
そんな地域の建築をつくる技術とはどんなものだろうか? 道具を携えて渡来した職人もいれば、そもそも職人そのものが存在しない地域もある。身近な生活圏から得られる材料を熟知し、使いこなす知恵。多様な文化が混在する東南アジアの世界を建築技術の側面から紹介する。◆詳しくはこちら
舩木倭帆
後/「三彩花瓶」
制作年不明
前/「モザイク文鉢」
制作年不明
ともに松尾地所株式会社蔵
撮影:池田紀幸
【石川】特別展「ガラスのうつわ 手から生まれる暮らしのかたち」
会場:石川県能登島ガラス美術館展示室A、D
会期:11月4日まで開催中
入館料:800円
日々の生活で使うガラスのうつわに着目した展覧会が開催中だ。1960年代のアメリカで作家たちが自身の工房で自分の “作品” を作ろうと起こった「スタジオ・グラス運動」は日本でのガラス素材への認識を一変させた。日々使うもののなかに美を見出す民藝の思想が育ち、ガラス教育機関が充実。作家の姿勢や思考が反映された多種多様なガラスのうつわが作家の手によって作られるようになった。
後/「三彩花瓶」
制作年不明
前/「モザイク文鉢」
制作年不明
ともに松尾地所株式会社蔵
撮影:池田紀幸
【石川】特別展「ガラスのうつわ 手から生まれる暮らしのかたち」
会場:石川県能登島ガラス美術館展示室A、D
会期:11月4日まで開催中
入館料:800円
日々の生活で使うガラスのうつわに着目した展覧会が開催中だ。1960年代のアメリカで作家たちが自身の工房で自分の “作品” を作ろうと起こった「スタジオ・グラス運動」は日本でのガラス素材への認識を一変させた。日々使うもののなかに美を見出す民藝の思想が育ち、ガラス教育機関が充実。作家の姿勢や思考が反映された多種多様なガラスのうつわが作家の手によって作られるようになった。
小谷眞三
右/「手付長角瓶」
制作年不明
左/「白泡ゴブレット」
制作年不明
前/「ワイングラス」
制作年不明
全て作家蔵
撮影:池田紀幸
この展覧会では、個人で制作活動を始めた先駆者である舩木倭帆、小谷眞三、日々の暮らしを見つめて制作を行う小谷栄次、栄木卓、翁再生硝子工房、オオタ硝子研究室の6名の作家を紹介し、暮らしに寄りそうガラスのうつわに見る表現・かたちの現在(いま)を紹介する。会期中ビー玉を使ったランプシェードの制作や、作家の作品を使ってコーヒーをいれる講座といった暮らしとガラスの距離を縮めてくれるワークショップが開催されている◆詳しくはこちら
右/「手付長角瓶」
制作年不明
左/「白泡ゴブレット」
制作年不明
前/「ワイングラス」
制作年不明
全て作家蔵
撮影:池田紀幸
この展覧会では、個人で制作活動を始めた先駆者である舩木倭帆、小谷眞三、日々の暮らしを見つめて制作を行う小谷栄次、栄木卓、翁再生硝子工房、オオタ硝子研究室の6名の作家を紹介し、暮らしに寄りそうガラスのうつわに見る表現・かたちの現在(いま)を紹介する。会期中ビー玉を使ったランプシェードの制作や、作家の作品を使ってコーヒーをいれる講座といった暮らしとガラスの距離を縮めてくれるワークショップが開催されている◆詳しくはこちら
山脇巌《バウハウス・デッサウ》
1931年 武蔵野美術大学 美術館・図書館/大阪新美術館建設準備室
©山脇巌・道子資料室
【京都】バウハウスへの応答
会場:京都国立近代美術館(4階コレクションギャラリー)
会期:10月8日まで開催中
観覧料:430円
1919年にドイツのヴァイマールで設立された、建築・絵画そして彫刻などの総合的造形芸術教育機関、バウハウス。2019年に創設100周年を迎えるバウハウスが、設立に際して公にした「バウハウス宣言」の世界的な受容と展開について、特に日本とインドでの事例に焦点を当てながら紹介する展覧会が開催中だ。
1931年 武蔵野美術大学 美術館・図書館/大阪新美術館建設準備室
©山脇巌・道子資料室
【京都】バウハウスへの応答
会場:京都国立近代美術館(4階コレクションギャラリー)
会期:10月8日まで開催中
観覧料:430円
1919年にドイツのヴァイマールで設立された、建築・絵画そして彫刻などの総合的造形芸術教育機関、バウハウス。2019年に創設100周年を迎えるバウハウスが、設立に際して公にした「バウハウス宣言」の世界的な受容と展開について、特に日本とインドでの事例に焦点を当てながら紹介する展覧会が開催中だ。
バウハウスの教育理念とそのカリキュラムが、内部での展開だけではなく、受容された各国で地域の社会や文化とどのように結びつき、いかなる展開を遂げたのか。その足跡を100点あまりの関連資料や記録によってたどる。◆詳しくはこちら
ライオネル・ファイニンガー 《「バウハウス宣言」表紙》1919年
大阪新美術館建設準備室
ライオネル・ファイニンガー 《「バウハウス宣言」表紙》1919年
大阪新美術館建設準備室
トーマス・ルフ「h.t.b. 02」(c)Thomas Ruff/Courtesy of Gallery Koyanagi
【東京】「建築」への眼差し -現代写真と建築の位相-
会場:建築倉庫ミュージアム
会期:10月8日まで開催中
入館料:3000円
ホンマタカシや杉本博司、トーマス・ルフなど国内外で活躍中の13名の写真家、現代美術家による有名建築を被写体とした写真展が開催中だ。被写体となったのはル・コルビュジエの「サヴォア邸」から、ミース・ファン・デル・ローエの「トゥーゲントハット邸」までモダニズム建築の名作をはじめとした国内外の13の有名建築。
会場には写真とともに、被写体となった6つの建築物の模型も展示している。模型を通じて建築物の全体像を把握しつつ、写真表現の魅力をより深く楽しむことができる。◆詳しくはこちら
名作住宅の記事を読む
【東京】「建築」への眼差し -現代写真と建築の位相-
会場:建築倉庫ミュージアム
会期:10月8日まで開催中
入館料:3000円
ホンマタカシや杉本博司、トーマス・ルフなど国内外で活躍中の13名の写真家、現代美術家による有名建築を被写体とした写真展が開催中だ。被写体となったのはル・コルビュジエの「サヴォア邸」から、ミース・ファン・デル・ローエの「トゥーゲントハット邸」までモダニズム建築の名作をはじめとした国内外の13の有名建築。
会場には写真とともに、被写体となった6つの建築物の模型も展示している。模型を通じて建築物の全体像を把握しつつ、写真表現の魅力をより深く楽しむことができる。◆詳しくはこちら
名作住宅の記事を読む
©Gottingham
【東京】藤村龍至展 ちのかたち――建築的思考のプロトタイプとその応用
会場:TOTOギャラリー・間
会期:9月30日まで開催中
入場料:無料
単純な形状から出発し、クライアントから提示された設計要綱をひとつひとつ反映させながら、多数の模型で比較・検討を重ねていく独自の設計手法「超線形設計プロセス」を展開してきた藤村龍至の展覧会が開催中だ。藤村は、多くの情報や意見から集合的な知を形成して最適な解を導き、社会の課題に応えることができるのでは、と考える。会場では各プロジェクトで実際に使用した300あまりの模型群や、数千にもおよぶ画像をAIに学習させデザインした椅子、施工風景を含む映像など、藤村の理念と実践が紹介される。◆詳しくはこちら
【東京】藤村龍至展 ちのかたち――建築的思考のプロトタイプとその応用
会場:TOTOギャラリー・間
会期:9月30日まで開催中
入場料:無料
単純な形状から出発し、クライアントから提示された設計要綱をひとつひとつ反映させながら、多数の模型で比較・検討を重ねていく独自の設計手法「超線形設計プロセス」を展開してきた藤村龍至の展覧会が開催中だ。藤村は、多くの情報や意見から集合的な知を形成して最適な解を導き、社会の課題に応えることができるのでは、と考える。会場では各プロジェクトで実際に使用した300あまりの模型群や、数千にもおよぶ画像をAIに学習させデザインした椅子、施工風景を含む映像など、藤村の理念と実践が紹介される。◆詳しくはこちら
イサム・ノグチ《あかり》
デザイン1953年〜
紙、竹、金属香川県立ミュージアム蔵
【東京】イサム・ノグチー彫刻から身体・庭へー
会場:東京オペラシティアートギャラリー
会期:9月24日まで開催中
入場料:1400円(同時開催の展覧会含む)
彫刻をはじめ、家具、照明デザイン、陶芸、ランドスケープ・デザインまで、幅広い分野にわたって制作活動を行ったイサム・ノグチの情熱の広がりに着目した展覧会が開催中だ。
ノグチの情熱は抽象彫刻の分野にあっても常に「身体」を意識し続けた。その意識は子どものための遊具デザインやランドスケープといった人間をとりまく環境へ向かい、ノグチ自身がいう「空間の彫刻」=庭園に拡大していった。ノグチの多様な作品を通して、「異文化の融合」や「生活と環境の一体化」をめざしたその活動の全容に迫る。◆詳しくはこちら
デザイン1953年〜
紙、竹、金属香川県立ミュージアム蔵
【東京】イサム・ノグチー彫刻から身体・庭へー
会場:東京オペラシティアートギャラリー
会期:9月24日まで開催中
入場料:1400円(同時開催の展覧会含む)
彫刻をはじめ、家具、照明デザイン、陶芸、ランドスケープ・デザインまで、幅広い分野にわたって制作活動を行ったイサム・ノグチの情熱の広がりに着目した展覧会が開催中だ。
ノグチの情熱は抽象彫刻の分野にあっても常に「身体」を意識し続けた。その意識は子どものための遊具デザインやランドスケープといった人間をとりまく環境へ向かい、ノグチ自身がいう「空間の彫刻」=庭園に拡大していった。ノグチの多様な作品を通して、「異文化の融合」や「生活と環境の一体化」をめざしたその活動の全容に迫る。◆詳しくはこちら
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