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金沢の工芸のいまと未来をひもとく。「金沢21世紀工芸祭」体験レポート
ただいま開催中の「金沢21世紀工芸祭」。10月に実施されたイベントのレポートと今後の見どころをご紹介。
Yu Ebihara
2016年11月2日
Houzz Japan editorial team staff. / ハウズ ジャパンのエディトリアルスタッフです。
2016年が初開催となる「金沢21世紀工芸祭」は、ユネスコのクラフト創造都市に認定された金沢市が「KOGEIかなざわ2016」の名のもとに展開する工芸の振興イベントのひとつ。これまで諸団体が個別に開催してきた工芸イベント「趣膳食彩」「工芸回廊」「金沢アートスペースリンク」に加え、今回新たに実施する「金沢みらい茶会」「金沢みらい工芸部」をメインコンテンツとして、伝統や未来、アートやデザインなど、さまざまな視点で工芸が持つ多様性や可能性を提示する。
今回は、10 月に開催された「金沢みらい茶会」と「工芸回廊」のレポートをお届けするとともに、これから開催されるプログラム「金沢みらい工芸部」と「金沢アートスペースリンク」に関しても見どころを紹介していく。
会期:2016年10月13日(木)〜2017年2月26日(日)
「金沢みらい茶会」「工芸回廊」10月16日(日)公開終了
「金沢みらい工芸部」2016年11月5日(土)〜2017年2月26日(日)
「金沢アートスペースリンク」2016年11月3日(木・祝)〜2017年2月12日(日)
会場:金沢市内のギャラリー、レンタルスペース、茶室、野外など
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11月の日本&海外デザインイベント情報カレンダー
今回は、10 月に開催された「金沢みらい茶会」と「工芸回廊」のレポートをお届けするとともに、これから開催されるプログラム「金沢みらい工芸部」と「金沢アートスペースリンク」に関しても見どころを紹介していく。
会期:2016年10月13日(木)〜2017年2月26日(日)
「金沢みらい茶会」「工芸回廊」10月16日(日)公開終了
「金沢みらい工芸部」2016年11月5日(土)〜2017年2月26日(日)
「金沢アートスペースリンク」2016年11月3日(木・祝)〜2017年2月12日(日)
会場:金沢市内のギャラリー、レンタルスペース、茶室、野外など
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「金沢みらい茶会」
金沢工芸祭の体験型プログラム「金沢みらい茶会」では、トラディショナルな茶会とコンテンポラリーな茶会の両方を10月15日、16日の2日間で30席以上設けた。
戦国時代、武士の嗜みであり、権力の象徴だった茶の湯文化は、かの百万石大名 前田利家の影響で一気に花開く。江戸時代に入り、三代藩主・前田利常が裏千家の千宗室 仙叟(せんそうしつ せんそう)を指南として招いたことで、加賀藩に裏千家が普及した。廃藩置県後も茶の湯の周辺産業に携わる工芸師を全国から集めて、手厚く保護、活動支援したため、この茶の湯の文化から工芸が発展した。「器(九谷焼、輪島塗)、加賀友禅(茶会の着物)、和菓子とトータルで揃うのも金沢ならではです。そんな文化背景もあり金沢の人は普段の生活から茶席を楽しんでいますね」と話すのは、茶道裏千家業躰 奈良宗久(そうきゅう)さん。
金沢工芸祭の体験型プログラム「金沢みらい茶会」では、トラディショナルな茶会とコンテンポラリーな茶会の両方を10月15日、16日の2日間で30席以上設けた。
戦国時代、武士の嗜みであり、権力の象徴だった茶の湯文化は、かの百万石大名 前田利家の影響で一気に花開く。江戸時代に入り、三代藩主・前田利常が裏千家の千宗室 仙叟(せんそうしつ せんそう)を指南として招いたことで、加賀藩に裏千家が普及した。廃藩置県後も茶の湯の周辺産業に携わる工芸師を全国から集めて、手厚く保護、活動支援したため、この茶の湯の文化から工芸が発展した。「器(九谷焼、輪島塗)、加賀友禅(茶会の着物)、和菓子とトータルで揃うのも金沢ならではです。そんな文化背景もあり金沢の人は普段の生活から茶席を楽しんでいますね」と話すのは、茶道裏千家業躰 奈良宗久(そうきゅう)さん。
青宝茶会
金沢みらい茶会のプログラムの中でも、トラディショナルな茶会として位置づけられた『青宝茶会』。金沢青年会議所の茶道同好会「青宝会」が亭主を務め、奈良さん(写真左)が茶会の監修と席主を務めた。各回20名程度の定員のところ、それを上回る人数が参加したということからも、盛況ぶりがうかがえる。
金沢みらい茶会のプログラムの中でも、トラディショナルな茶会として位置づけられた『青宝茶会』。金沢青年会議所の茶道同好会「青宝会」が亭主を務め、奈良さん(写真左)が茶会の監修と席主を務めた。各回20名程度の定員のところ、それを上回る人数が参加したということからも、盛況ぶりがうかがえる。
金沢市内の和菓子の名店「吉はし」の上生菓子が出されたのち、青年会メンバーが客人ひとりひとりにお点前を披露した。茶碗や菓子皿、銘々皿は「工芸回廊」に出品している30余名の若手作家の作品を使用することで、茶と工芸の融合を堂々と披露した。席主を務める奈良さんによる器1点1点の解説も楽しい時間となった。
最初は表情が固く、なかなか菓子に手をつけなかった客人も、ガラスの器や漆器、九谷焼の器など、ひとつとして同じものがない個性豊かな作品たちと接するうちに緊張がほぐれたようで、積極的に奈良さんに質問を投げかける様子が見受けられた。
最初は表情が固く、なかなか菓子に手をつけなかった客人も、ガラスの器や漆器、九谷焼の器など、ひとつとして同じものがない個性豊かな作品たちと接するうちに緊張がほぐれたようで、積極的に奈良さんに質問を投げかける様子が見受けられた。
「流れる」ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。
浅野川の河川敷で水泡をイメージしたビニール製のドームの中で、遠州流の竹内師範によるお点前をいただく。
一期一会の出会いを水の流れに見立て、そのドームに水の流れや水面のゆらめきをイメージしたインスタレーションを投影した。内部から見ると川との一体感が体験でき、まるで、水中でお点前をいただいているような幻想的な空間。茶菓子も川にちなんで「竜田川」という名の菓子を用意した。「ドームの膨らみを保つために常に空気を吹き込んでいますが、不思議なことにそのエアーの音がだんだん激しい川の流れの音に聞こえてくるんです」と金沢みらい茶会プロデューサーの金田みやびさん。
浅野川の河川敷で水泡をイメージしたビニール製のドームの中で、遠州流の竹内師範によるお点前をいただく。
一期一会の出会いを水の流れに見立て、そのドームに水の流れや水面のゆらめきをイメージしたインスタレーションを投影した。内部から見ると川との一体感が体験でき、まるで、水中でお点前をいただいているような幻想的な空間。茶菓子も川にちなんで「竜田川」という名の菓子を用意した。「ドームの膨らみを保つために常に空気を吹き込んでいますが、不思議なことにそのエアーの音がだんだん激しい川の流れの音に聞こえてくるんです」と金沢みらい茶会プロデューサーの金田みやびさん。
参加者である金沢市内在住の40代の女性は、「金沢で暮らしていると、お茶会に参加する機会が本当に多いですね。友人宅に招かれたときでもお点前をいただきます」と普段から茶席に慣れ親しんでいるという。
「野点に参加することもあるのですが、アートと絡めたようなちょっと変わったものも多くて。こんなドームの中で行うのももちろん初めての体験ですが、『金沢ならやっていても不思議ではない』という印象なんです(笑)」。
「野点に参加することもあるのですが、アートと絡めたようなちょっと変わったものも多くて。こんなドームの中で行うのももちろん初めての体験ですが、『金沢ならやっていても不思議ではない』という印象なんです(笑)」。
「工芸回廊」
町家が残る東山、割烹や料亭が軒を連ねる主計町(かずえまち)、金沢21世紀美術館を有する広坂と、個性的な3エリアで開催された展示イベント。通常の展示空間とは異なる場所と見せ方で、新たな工芸の魅力を感じることができた。市内に点在するギャラリーだけでなく、昼営業のないバーや、一般人の立ち入りが禁止されている芸妓の練習場、旧家、観光客で賑わう物販店までもが舞台となった。作家やギャラリストとの出会いや交流もまた魅力だった。
参加した作家は、九谷焼、輪島塗、加賀友禅など石川を代表する伝統工芸から、染色作家、ガラス工芸作家、現代美術まで多岐にわたった。
町家が残る東山、割烹や料亭が軒を連ねる主計町(かずえまち)、金沢21世紀美術館を有する広坂と、個性的な3エリアで開催された展示イベント。通常の展示空間とは異なる場所と見せ方で、新たな工芸の魅力を感じることができた。市内に点在するギャラリーだけでなく、昼営業のないバーや、一般人の立ち入りが禁止されている芸妓の練習場、旧家、観光客で賑わう物販店までもが舞台となった。作家やギャラリストとの出会いや交流もまた魅力だった。
参加した作家は、九谷焼、輪島塗、加賀友禅など石川を代表する伝統工芸から、染色作家、ガラス工芸作家、現代美術まで多岐にわたった。
暮らしの中の木と漆
輪島キリモト
朴(ホオ)の木でできた片口には、木目が見えるほど薄く漆が重なっている。木目を殺さぬよう、漆で何度も拭き取る「摺り漆技法」が用いられた作品だ。
輪島キリモトの作品は、グレーやベージュなど、和にも洋にも合うような実用的な器が多く、黒や朱、ハレの日に使うものという輪島塗のイメージが覆されるはずだ。そして、内側からにじみ出るようなしっとりとした艶が美しい。使えば使うほどこの艶は増すのだという。
輪島キリモト
朴(ホオ)の木でできた片口には、木目が見えるほど薄く漆が重なっている。木目を殺さぬよう、漆で何度も拭き取る「摺り漆技法」が用いられた作品だ。
輪島キリモトの作品は、グレーやベージュなど、和にも洋にも合うような実用的な器が多く、黒や朱、ハレの日に使うものという輪島塗のイメージが覆されるはずだ。そして、内側からにじみ出るようなしっとりとした艶が美しい。使えば使うほどこの艶は増すのだという。
江戸時代後期から明治にかけては輪島漆器の製造販売を営んでおり、昭和の初めからは木地屋として成長してきたキリモトも、三代目の桐本泰一さんが大学でプロダクトデザインを学んだことで、デザイン、プロデュース、漆器監修などを始めるようになった。酒器や椀などをつくりつつ、商業施設のインテリアに漆を利活用する提案なども積極的に行っている。
「物がありふれている時代に、長く使いたい、ほっとする、しかも見た目もいいと思えるものをつくりたいですね。漆の酒器はお酒が美味しくなると言われていますが、お酒が漆の成分で変質するわけではなく、漆は湿度を与えて乾かす(固化する)塗料だから、水分との相性がよく、お酒の口当たりがよく感じられるんです。つまり漆は“食べ物を応援する道具”。器で食べ物がこんなにも変わるんだという体験をしてほしいです」と桐本さん。
「物がありふれている時代に、長く使いたい、ほっとする、しかも見た目もいいと思えるものをつくりたいですね。漆の酒器はお酒が美味しくなると言われていますが、お酒が漆の成分で変質するわけではなく、漆は湿度を与えて乾かす(固化する)塗料だから、水分との相性がよく、お酒の口当たりがよく感じられるんです。つまり漆は“食べ物を応援する道具”。器で食べ物がこんなにも変わるんだという体験をしてほしいです」と桐本さん。
主計町検番「flower」
世襲じゃない工芸作家集団 IKON
森内瑞枝(友禅)、稲積佳谷(陶磁)、河田里美(陶磁)、出口瑞花(陶磁)
検番とは芸妓さんの練習場のこと。普段は一般の人は立ち入ることができないため、この工芸祭で初めて入ったという地元の人も多かった。世襲じゃない工芸作家集団「IKON」のメンバーで本展示ディレクターの吉岡正義さんは、この検番から見える桜の木に感化され、県内の女流工芸作家による金沢の花をテーマにした展示『flower』を指揮した。
「世襲ではないからこそ、型破りな創作活動ができるのが私たちIKONの強みです。でも、こうして崩すことで伝統のすごさを知ることもありました。挑戦的な試みは先人たちが積み上げてきた伝統があるからこそなんです」と、吉岡さんは話す。
写真の鮮やかな青の皿は、九谷焼陶芸家で金沢市内に工房を構える稲積佳谷(かこく)さんの作品。
世襲じゃない工芸作家集団 IKON
森内瑞枝(友禅)、稲積佳谷(陶磁)、河田里美(陶磁)、出口瑞花(陶磁)
検番とは芸妓さんの練習場のこと。普段は一般の人は立ち入ることができないため、この工芸祭で初めて入ったという地元の人も多かった。世襲じゃない工芸作家集団「IKON」のメンバーで本展示ディレクターの吉岡正義さんは、この検番から見える桜の木に感化され、県内の女流工芸作家による金沢の花をテーマにした展示『flower』を指揮した。
「世襲ではないからこそ、型破りな創作活動ができるのが私たちIKONの強みです。でも、こうして崩すことで伝統のすごさを知ることもありました。挑戦的な試みは先人たちが積み上げてきた伝統があるからこそなんです」と、吉岡さんは話す。
写真の鮮やかな青の皿は、九谷焼陶芸家で金沢市内に工房を構える稲積佳谷(かこく)さんの作品。
四代徳田八十吉(陶芸 九谷焼)
徳田八十吉は世襲の九谷焼作家。その四代目となる徳田八十吉さんは女性で、本籍までも「八十吉」に改名した。彼女の父である三代八十吉は徳田八十吉の代名詞とも言える計算し尽くされた緻密なグラデーション技法を確立させた。色の決め手となる釉薬の配合は、八十吉の名を継ぐものにしか知らされない、まさに一子相伝の技法。四代八十吉は、その父ができなかった赤の釉薬使いを会得し、〈猩々(しょうじょう)〉(写真左)〈太古の赤富士〉(写真右)などを制作した。
徳田八十吉は世襲の九谷焼作家。その四代目となる徳田八十吉さんは女性で、本籍までも「八十吉」に改名した。彼女の父である三代八十吉は徳田八十吉の代名詞とも言える計算し尽くされた緻密なグラデーション技法を確立させた。色の決め手となる釉薬の配合は、八十吉の名を継ぐものにしか知らされない、まさに一子相伝の技法。四代八十吉は、その父ができなかった赤の釉薬使いを会得し、〈猩々(しょうじょう)〉(写真左)〈太古の赤富士〉(写真右)などを制作した。
【金沢21世紀工芸祭関連イベント】
金沢21世紀美術館「工芸とデザインの境目」展 監修:深澤直人
工芸祭の関連イベントとして開催されている金沢21世紀美術館の『工芸とデザインの境目』展も見逃せない。2017年3月20日まで。
金沢21世紀美術館「工芸とデザインの境目」展 監修:深澤直人
工芸祭の関連イベントとして開催されている金沢21世紀美術館の『工芸とデザインの境目』展も見逃せない。2017年3月20日まで。
「工芸」か「デザイン」か……
工芸とデザインはものづくりという点では同じであるが、深澤直人氏はこう解釈する。
工芸とデザインは相入れるのか? そこに境目はあるのか? を観ている人に問う展示だ。深澤氏いわく、「問うてもしょうがない問いをあえて突きつけてみようとするのがこの展覧会の目論見である」。
工芸とデザインはものづくりという点では同じであるが、深澤直人氏はこう解釈する。
- 工芸は作者と作り手が同じ人物である。分業の場合もあるが、それは作者が1つの物に対し複数存在するということである。デザインは作者と作り手が異なる。作り手は人ではなく機械である場合も少なくない。これを工業製品といい、デザイナーとモノの間に設計者ががいる。
- 工芸は「作品」といい、デザインは「製品」と呼ぶ。
- 工芸が生み出す手の技は、デザインの機械の精度と比べても仕方がないが、そこに価値の違いが現れる。
工芸とデザインは相入れるのか? そこに境目はあるのか? を観ている人に問う展示だ。深澤氏いわく、「問うてもしょうがない問いをあえて突きつけてみようとするのがこの展覧会の目論見である」。
本展示では、「プロセスと素材」「手と機械」「かたち」「経年変化」といった視点で工芸とデザインの境目を浮き彫りにした。展示のスタイルとして、一本の経線を引き両端に「工芸」「デザイン」の文字を配置し、その経線上にモノを置くことで、「工芸」VS「デザイン」とあえて対立させるような見せ方をしているのが特徴だ。ただし、「これは工芸である」、「デザインである」と言い切れるのはごくわずかであり、工芸20%、デザイン80%のように曖昧な審判が下るものもあれば、その折衷のもの、つまり工芸50%、デザイン50%のものもある。
たとえば、柳宗理のデザインは工芸的であるが、型を用いて一度の工程で大量生産している。果たしてこれは「工芸」なのか「デザイン」なのか? 深澤氏はこれを「工芸的デザイン」と呼び、工芸とデザインの間と位置づけた。
自分が身につけている物や購入する物が「工芸」なのか、「デザイン」なのか、それともその中間なのか。想像しながらいくと案外ひっかかりを覚えたり、自分のなかで明確な基準があることに気づかされるだろう。
たとえば、柳宗理のデザインは工芸的であるが、型を用いて一度の工程で大量生産している。果たしてこれは「工芸」なのか「デザイン」なのか? 深澤氏はこれを「工芸的デザイン」と呼び、工芸とデザインの間と位置づけた。
自分が身につけている物や購入する物が「工芸」なのか、「デザイン」なのか、それともその中間なのか。想像しながらいくと案外ひっかかりを覚えたり、自分のなかで明確な基準があることに気づかされるだろう。
金沢21世紀工芸祭 今後の見どころ
11月5日(土)からはノエチカ レンタルスペースなどで「金沢みらい工芸部」が開催。若手工芸作家が講師となり、伝統工芸の技法体験から、最新テクノロジーの体験、作家の思いを追体験できるアートワークなど、工芸の可能性を体験できる“部活動”だ。工芸をもっと身近なものとして楽しむ良い機会となりそうだ。
写真は加賀友禅の正月飾りをつくるワークショップのイメージ。12月3日(土)14:00〜16:00 料金は2000円。部活動参加の申し込みは工芸祭の公式ページにて。
11月5日(土)からはノエチカ レンタルスペースなどで「金沢みらい工芸部」が開催。若手工芸作家が講師となり、伝統工芸の技法体験から、最新テクノロジーの体験、作家の思いを追体験できるアートワークなど、工芸の可能性を体験できる“部活動”だ。工芸をもっと身近なものとして楽しむ良い機会となりそうだ。
写真は加賀友禅の正月飾りをつくるワークショップのイメージ。12月3日(土)14:00〜16:00 料金は2000円。部活動参加の申し込みは工芸祭の公式ページにて。
ギャラリー名:ガレリアポンテ
作家名:中村有希
11月5日(土)から始まる展示のもうひとつが、金沢のアートシーンのいまがわかる「金沢アートスペースリンク」。金沢市やその近郊のギャラリーやアートスペースが連携して現代美術作家の展示を行う。金沢の風情ある路地を巡りながら鑑賞する現代アート。ここでしか体験できないコントラストを楽しんでほしい。
教えてHouzz
金沢と工芸についてどんなイメージをお持ちですか?
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和と洋が融合し、美しく調和したニッポンの住まい
My Houzz:日本の伝統工芸品とヴィクトリア様式の空間が出会った、ロンドンのエクレクティックなインテリア
作家名:中村有希
11月5日(土)から始まる展示のもうひとつが、金沢のアートシーンのいまがわかる「金沢アートスペースリンク」。金沢市やその近郊のギャラリーやアートスペースが連携して現代美術作家の展示を行う。金沢の風情ある路地を巡りながら鑑賞する現代アート。ここでしか体験できないコントラストを楽しんでほしい。
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