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インテリアのプロに仕事を頼むとき、確認しておくべき10のポイント
新築やリノベーション、模様替えにインテリアコーディネーターやデザイナーに仕事を頼むなら、最初に確認しておくべきことがいくつかあります。
Abigail Owens
2016年5月13日
プロのインテリアコーディネーターやデザイナーに仕事を依頼するとき、どんな人にお願いしたらよいのでしょうか? 決めるのは簡単ではありませんし、正式に依頼するまでは結構長くかかる場合もあります。大切なのは、疑問や不安は最初にすっきりさせておくこと。自分のと相性がよい人かどうかを見きわめるには、最初の時点で大事なポイントを押さえて確認しておく必要があります。
そこで、仕事をお願いする前に、ぜひともプロに聞いておきたい項目をまとめてみました。あなたの大事な決断のお役に立てていただければ幸いです。
そこで、仕事をお願いする前に、ぜひともプロに聞いておきたい項目をまとめてみました。あなたの大事な決断のお役に立てていただければ幸いです。
ちょっと変わったアイテムの調達もお願いできますよね?
経験豊富なインテリアデザイナーなら、これまでの経験でつちかった豊富な知識やつながりがありますから、ひと味違うアートやアクセサリ類だって見つけてくれるはずです。いい関係が築ければ、選ぶときに一緒に行くのもいいですね。
欧米では、多くの店で、購入前に家具などを実際に家に置いてみて、しっくりこなければ返すことができるサービスがあります。主張のあるアイテムの場合は特に、投資する前に試すことができればリスクも減らせます。デザイナーの側も、新しいものを購入する際は十分納得したうえで決めてほしいと思っています。
新しく買おうと思っている大型のアイテムは、あらかじめデザイナーにも知らせておくこと。そうすれば、そのアイテムも含めて全体がまとまるようにアレンジを考えてもらえます。
経験豊富なインテリアデザイナーなら、これまでの経験でつちかった豊富な知識やつながりがありますから、ひと味違うアートやアクセサリ類だって見つけてくれるはずです。いい関係が築ければ、選ぶときに一緒に行くのもいいですね。
欧米では、多くの店で、購入前に家具などを実際に家に置いてみて、しっくりこなければ返すことができるサービスがあります。主張のあるアイテムの場合は特に、投資する前に試すことができればリスクも減らせます。デザイナーの側も、新しいものを購入する際は十分納得したうえで決めてほしいと思っています。
新しく買おうと思っている大型のアイテムは、あらかじめデザイナーにも知らせておくこと。そうすれば、そのアイテムも含めて全体がまとまるようにアレンジを考えてもらえます。
これまで使っていた家具を新しい家で生かしてもらえますか?
新しい家へ移る場合、現在の家にある家具で引き続き使う予定のものは何かを明確にし、デザイナーに伝えておくことが大切です。
新居でも引き続き使うつもりのものがたくさんある場合、デザイナーなら写真と寸法つきの一覧を作って、全部がうまく収まるように考えてくれるはず。年季の入ったアームチェアであれ家族向けの大きなダイニングテーブルであれ、新しい家にもちゃんと合わせるのがプロの仕事です。
ただし、新しい家のスタイルができあがっていくうちに「この家具は手放してもいいかな」と気持ちが変わっていく場合もあるかもしれません。
新しい家へ移る場合、現在の家にある家具で引き続き使う予定のものは何かを明確にし、デザイナーに伝えておくことが大切です。
新居でも引き続き使うつもりのものがたくさんある場合、デザイナーなら写真と寸法つきの一覧を作って、全部がうまく収まるように考えてくれるはず。年季の入ったアームチェアであれ家族向けの大きなダイニングテーブルであれ、新しい家にもちゃんと合わせるのがプロの仕事です。
ただし、新しい家のスタイルができあがっていくうちに「この家具は手放してもいいかな」と気持ちが変わっていく場合もあるかもしれません。
あなたの理想の家ではなくて、私の理想の家を実現してほしいのですが、大丈夫でしょうか?
インテリアデザイナーの中には、特定のスタイルを得意とする人もいます。だからこそ「この人にお願いしたい」という場合もあれば、「それならやめておこう」となる場合もあるでしょう。
Houzzなど、インターネットで事例をいくつか見て、そのデザイナーがこれまでに手がけてきた仕事をもっと見てみたいと思ったなら、ポートフォリオをじっくり見せてもらうの手です。スタイルにバリエーションがあるようなら、いろいろなスタイルやタイプの違う仕事を歓迎してくれると考えていいでしょう。自分らしいスタイルを創りたい人にとっては、向いている可能性が高いです。
インテリアデザイナー・コーディネーターを探す
インテリアデザイナーの中には、特定のスタイルを得意とする人もいます。だからこそ「この人にお願いしたい」という場合もあれば、「それならやめておこう」となる場合もあるでしょう。
Houzzなど、インターネットで事例をいくつか見て、そのデザイナーがこれまでに手がけてきた仕事をもっと見てみたいと思ったなら、ポートフォリオをじっくり見せてもらうの手です。スタイルにバリエーションがあるようなら、いろいろなスタイルやタイプの違う仕事を歓迎してくれると考えていいでしょう。自分らしいスタイルを創りたい人にとっては、向いている可能性が高いです。
インテリアデザイナー・コーディネーターを探す
派手で、人によっては変な趣味といわれそうなデザインが好きなのですが、だめでしょうか?
あなたの理想を形にしていくのが、依頼を受けたデザイナーの仕事。雇い主はあなたです。優れたインテリアデザイナーなら、限界を超える新しい試みや新しいデザインにも前向きに取り組み、クライアントが描くイメージをできるだけ形にしようとするものです。
私個人としては、悪い趣味というものはないと思っています。見た目がガチャガチャしているなら、コーディネートの仕方や置き方がしっくりこないだけかもしれません。ある人にとってガラクタでも他の人にとっては宝物、ということはあるのですから。
あなたの理想を形にしていくのが、依頼を受けたデザイナーの仕事。雇い主はあなたです。優れたインテリアデザイナーなら、限界を超える新しい試みや新しいデザインにも前向きに取り組み、クライアントが描くイメージをできるだけ形にしようとするものです。
私個人としては、悪い趣味というものはないと思っています。見た目がガチャガチャしているなら、コーディネートの仕方や置き方がしっくりこないだけかもしれません。ある人にとってガラクタでも他の人にとっては宝物、ということはあるのですから。
庭の設計もお願いできますか?
最近は屋内と屋外の空間をつなぐスタイルの住宅が主流になっていますから、両者を一体として考える視点は必須といえます。インテリアデザイナーと造園デザイナーが意見を交換し合い、双方のデザインを調和させるのは大前提といっていいでしょう。照明デザイナーに加わってもらう場合もあります。
人にもよりますが、外のテラススペースに置く屋外家具のアレンジや、庭に置くオブジェ類や外装デザインの考案、調達なども、インテリアデザイナーの仕事に含まれます。
屋外とつながり、暮らしが広がる。アウトドアリビングを楽しもう
最近は屋内と屋外の空間をつなぐスタイルの住宅が主流になっていますから、両者を一体として考える視点は必須といえます。インテリアデザイナーと造園デザイナーが意見を交換し合い、双方のデザインを調和させるのは大前提といっていいでしょう。照明デザイナーに加わってもらう場合もあります。
人にもよりますが、外のテラススペースに置く屋外家具のアレンジや、庭に置くオブジェ類や外装デザインの考案、調達なども、インテリアデザイナーの仕事に含まれます。
屋外とつながり、暮らしが広がる。アウトドアリビングを楽しもう
長年集めてきた大切なものを活用してもらえますか?
住まいに息を吹き込むのは、暮らす人にとって思い入れのあるものたちです。考えてみてください。インテリアデザイナーが仕事を終えて帰ったところで、棚にしまった大切なものとりだす、などというのは、本末転倒です。日々暮らすためには、自分を心地よくしてくれるものが必要です。そもそも、その家はデザイナーの理想ではなく、あなたが暮らす家なのですから。
最初にデザイナーとの関係に違和感を覚えた場合、放置しても改善されることはありません。依頼内容や自分の思い描くイメージが相手にちゃんと伝わっているかを確認したうえで、正式に依頼しましょう。
住まいに息を吹き込むのは、暮らす人にとって思い入れのあるものたちです。考えてみてください。インテリアデザイナーが仕事を終えて帰ったところで、棚にしまった大切なものとりだす、などというのは、本末転倒です。日々暮らすためには、自分を心地よくしてくれるものが必要です。そもそも、その家はデザイナーの理想ではなく、あなたが暮らす家なのですから。
最初にデザイナーとの関係に違和感を覚えた場合、放置しても改善されることはありません。依頼内容や自分の思い描くイメージが相手にちゃんと伝わっているかを確認したうえで、正式に依頼しましょう。
建築家が建てた家を仕上げる仕事に興味はありますか?
建築家は一般的にインテリアデザイナーを指定すると快く受け入れてくれます。いいインテリアデザイナーは建築家が建物について抱いているビジョンに関心を寄せ、それに応えるものです。床材など重要な素材の選択は、家全体のまとまりを決める大事な要素です。
すばらしい家ができあがるプロジェクトは、建築家とインテリアデザイナーが同じ方向を目指してともに取り組むことで実現します。インテリアは建物そのものと共鳴していなければなりません。
建築家は一般的にインテリアデザイナーを指定すると快く受け入れてくれます。いいインテリアデザイナーは建築家が建物について抱いているビジョンに関心を寄せ、それに応えるものです。床材など重要な素材の選択は、家全体のまとまりを決める大事な要素です。
すばらしい家ができあがるプロジェクトは、建築家とインテリアデザイナーが同じ方向を目指してともに取り組むことで実現します。インテリアは建物そのものと共鳴していなければなりません。
照明についてもお願いできますか?
通常、インテリアデザイナーは照明デザイナーを交えて仕事を進めていきます。インテリアデザイナーが装飾面で照明を考え、照明デザイナーは建築設計の一環として照明のプランニングを行います。とはいえ優れたインテリアデザイナーは照明設計についても知識があり、空間の可能性を最大限引き出すため、部屋のどこにどう光を当てると効果的かを把握しているものです。
新築の家や、何かに指定されている建造物など重要な建物の場合は、できれば専門の照明デザイナーに依頼すると安心です。床に埋め込むフロアソケットの位置から先端技術を取り入れたスマートライティングまで、インテリアデザイナーと照明デザイナーがタッグを組んで、提案し・完成していきます。
リビング照明はどう選ぶ?明るさや光の色、おすすめの照明器具の使い方
通常、インテリアデザイナーは照明デザイナーを交えて仕事を進めていきます。インテリアデザイナーが装飾面で照明を考え、照明デザイナーは建築設計の一環として照明のプランニングを行います。とはいえ優れたインテリアデザイナーは照明設計についても知識があり、空間の可能性を最大限引き出すため、部屋のどこにどう光を当てると効果的かを把握しているものです。
新築の家や、何かに指定されている建造物など重要な建物の場合は、できれば専門の照明デザイナーに依頼すると安心です。床に埋め込むフロアソケットの位置から先端技術を取り入れたスマートライティングまで、インテリアデザイナーと照明デザイナーがタッグを組んで、提案し・完成していきます。
リビング照明はどう選ぶ?明るさや光の色、おすすめの照明器具の使い方
家の他にも、たとえば別荘なども一緒にお願いできますか?
家だけにとどまらず、別荘やオフィスなども一緒に手がけてもらうケースは多くあります。
仕事の範囲についてはあまり厳しく決めなくていいというデザイナーもいますが、最初の段階で業務内容にきちんと盛り込んでおく方がいいでしょう。そうしておけば、見積の際にはなかった内容が急に追加されることになりお互いに嫌な思いをする、といったことを避けられます。
仕事内容を明確にし、どこまでが含まれるのかをオープンにしっかり話し合っておくことで、適正な料金で気持ちよく仕事をお願いできます。
家だけにとどまらず、別荘やオフィスなども一緒に手がけてもらうケースは多くあります。
仕事の範囲についてはあまり厳しく決めなくていいというデザイナーもいますが、最初の段階で業務内容にきちんと盛り込んでおく方がいいでしょう。そうしておけば、見積の際にはなかった内容が急に追加されることになりお互いに嫌な思いをする、といったことを避けられます。
仕事内容を明確にし、どこまでが含まれるのかをオープンにしっかり話し合っておくことで、適正な料金で気持ちよく仕事をお願いできます。
私たち家族を中心に考えた家づくりをしてもらえますか?
実用的で住みやすい、家族に優しい家にすることは、家のスタイルや個性を犠牲にしなくてはいけないということではありません。
例えば、子どもがベタベタした手で触ったりちょっとしたアクシデントに見舞われたりしても大丈夫な素材やファブリックもたくさんあります。子どもたちのことを考えた環境設計をするのは、住む人にとってもデザイナーにとってもひと味違ったおもしろいものを生み出す機会でもあります。
ただし、ひと味違ったものを創り出すとカスタムメイドになることが多いため、家に合わせたユニークな何かを取り入れる場合は、少し予算を上乗せする覚悟がいるかもしれません。
インテリアコーディネーターに相談する
実用的で住みやすい、家族に優しい家にすることは、家のスタイルや個性を犠牲にしなくてはいけないということではありません。
例えば、子どもがベタベタした手で触ったりちょっとしたアクシデントに見舞われたりしても大丈夫な素材やファブリックもたくさんあります。子どもたちのことを考えた環境設計をするのは、住む人にとってもデザイナーにとってもひと味違ったおもしろいものを生み出す機会でもあります。
ただし、ひと味違ったものを創り出すとカスタムメイドになることが多いため、家に合わせたユニークな何かを取り入れる場合は、少し予算を上乗せする覚悟がいるかもしれません。
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