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枝ものの花や葉を部屋に飾って楽しむ
桜の開花が本格的な春の到来を告げる、ほんの少し前の今の季節。インテリアに枝ものを飾って、可憐な花々の芽吹きを楽しんでみませんか。
Rie Yoshihara
2016年3月13日
フレンチ&ナチュラルなインテリア雑貨のオンラインショップ。白いインテリアとシャビー、ジャンクな古びた風合いの似合うインテリアを提案。
DIYでリフォームした自宅ですべての撮影を行っています。
個人では、著書あり。
「手作りで楽しむナチュラルインテリア」「小さな手作りとナチュラルインテリア」(以上主婦の友社)「私の手仕事」(毎日コミュニケーションズ)
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春までもう少しというこの時期。庭の枝ものも芽吹き始め、お花屋さんにもいろいろな枝もの植物が出てきます。蕾が少しずつお部屋の中で芽吹く様子を眺めながら、春の到来を待ちたいと思います。
春に向けて、庭でも少しずつ植物たちが動き出す頃。「三寒四温」というように、寒い日、温かい日を行きつ戻りつ、繰り返しながらやってくる春はとても待ち遠しいですが、まだ寒い日も多く、実際はお庭も寂しげですね。
でもこの時期は、寒さのなかじっと温存していた蕾をたくさんつける枝ものが、いよいよにぎやかになる季節でもあります。梅に始まり、ネコヤナギ、ユキヤナギ、コデマリ、ボケ。ソメイヨシノが咲くまでの間、凛とした雰囲気でインテリアに楽しみを添えてくれる枝ものたち。お部屋に飾ってみた写真をいろいろご紹介したいと思います。
でもこの時期は、寒さのなかじっと温存していた蕾をたくさんつける枝ものが、いよいよにぎやかになる季節でもあります。梅に始まり、ネコヤナギ、ユキヤナギ、コデマリ、ボケ。ソメイヨシノが咲くまでの間、凛とした雰囲気でインテリアに楽しみを添えてくれる枝ものたち。お部屋に飾ってみた写真をいろいろご紹介したいと思います。
もう時期は過ぎてしまいましたが、冬のさなか、春が近づいたことを一番に教えてくれるのが梅。
この梅は、私の両親の家に昔からある、原種に近い白梅です。樹齢はおそらく100年くらい経っていて、枝の伸び方がとても複雑。枝のくねりを楽しむように、あえて少し斜めに挿して飾りました。花瓶として使っているのは、保存用のガラスキャニスターです。どっしりしたガラスなので、重い枝ものにぴったり。梅の花は落ちやすいので、なるべく蕾が多い枝を選ぶと、お部屋のなかで開花し、いい香りを楽しませてくれます。
この梅は、私の両親の家に昔からある、原種に近い白梅です。樹齢はおそらく100年くらい経っていて、枝の伸び方がとても複雑。枝のくねりを楽しむように、あえて少し斜めに挿して飾りました。花瓶として使っているのは、保存用のガラスキャニスターです。どっしりしたガラスなので、重い枝ものにぴったり。梅の花は落ちやすいので、なるべく蕾が多い枝を選ぶと、お部屋のなかで開花し、いい香りを楽しませてくれます。
枝もののなかでも、花にも見えない特殊な姿のネコヤナギ。こちらも春を告げる植物です。
このふわふわな部分は、実は花ではなく花穂で、これから花が咲きますが、咲いた状態よりも、蕾からこの花穂の間が一番の鑑賞期間だと思います。
蕾は真っ赤なので、蕾の時期に刈り取り、花穂になるまで育てるのがおすすめです。
このふわふわな部分は、実は花ではなく花穂で、これから花が咲きますが、咲いた状態よりも、蕾からこの花穂の間が一番の鑑賞期間だと思います。
蕾は真っ赤なので、蕾の時期に刈り取り、花穂になるまで育てるのがおすすめです。
こちらは、庭の紫陽花。
紫陽花は梅雨の時期に元気な花ですが、花が枯れて剪定をした後、冬の間を枯れ枝のまま過ごし、春になると、こんなふうに鮮やかな葉が芽吹いてきます。今年は例年より暖冬のせいか、少し早い気もしますが、この時期の新緑の芽は見ているだけで元気をもらえそうです。先を水揚げするようにカットして、葉っぱが大きくなるよう見守っていくのも、楽しみです。
白い枝に新緑がとてもきれいで、インテリアに美しく映えます。
紫陽花は梅雨の時期に元気な花ですが、花が枯れて剪定をした後、冬の間を枯れ枝のまま過ごし、春になると、こんなふうに鮮やかな葉が芽吹いてきます。今年は例年より暖冬のせいか、少し早い気もしますが、この時期の新緑の芽は見ているだけで元気をもらえそうです。先を水揚げするようにカットして、葉っぱが大きくなるよう見守っていくのも、楽しみです。
白い枝に新緑がとてもきれいで、インテリアに美しく映えます。
鮮やかなこの枝花は、ボケの花。
丸い花びら、丸い蕾が可愛いお花です。少し短めにカットして、和の器に活けてみました。
生け花の知識も、専用の器も持っていませんが、剣山だけ使えば、それとなく雰囲気が出てくる気がします。小さく活けているので、テーブルの上などにおくと、来客時の目を引くポイントになりそうです。
なにより、鮮やかな赤が色のない季節に彩りを添えてくれますね。
丸い花びら、丸い蕾が可愛いお花です。少し短めにカットして、和の器に活けてみました。
生け花の知識も、専用の器も持っていませんが、剣山だけ使えば、それとなく雰囲気が出てくる気がします。小さく活けているので、テーブルの上などにおくと、来客時の目を引くポイントになりそうです。
なにより、鮮やかな赤が色のない季節に彩りを添えてくれますね。
こちらはちょうど今の時期咲き出す、小さな鈴のようなアセビ。
常緑の低木で、細い枝にびっしりと鈴なりに花が垂れ下がって咲きます。大ぶりの枝ものは存在感がありますが、こういった小ぶりの枝ものも、手軽でおすすめです。
こちらのアセビは白もあり、繊細で女性らしい雰囲気の枝ものです。そのまま乾いていくので、ドライにしても。
常緑の低木で、細い枝にびっしりと鈴なりに花が垂れ下がって咲きます。大ぶりの枝ものは存在感がありますが、こういった小ぶりの枝ものも、手軽でおすすめです。
こちらのアセビは白もあり、繊細で女性らしい雰囲気の枝ものです。そのまま乾いていくので、ドライにしても。
グリーンの葉と小さな白い花。可愛いコデマリは、自由奔放に伸びた細い枝を楽しむようにラフに飾りました。コデマリは水をたくさんあげるので、毎日水を取り替えてください。コデマリやユキヤナギ、アセビなど、細い枝ものや小さな花のついているものは、リースにも向いています。細い枝部分のみを使って丸く仕上げるだけで、可愛いリースができ上がります。
枝もの、というと「和」のイメージが強いかもしれませんが、実際に枝ものを飾ってみると、洋室にも春の息吹を印象づけてくれる素敵なコーナーになります。花器にあえてガラスやブリキなどを使ったり、雑貨と一緒にディスプレイしたり、気負わずに枝の自然のかたちを楽しむようにして飾ってみてください。
もうすぐ桜の時期。桜も今は、いろいろな種類の桜の枝ものがお花屋さんに出回っていますので、ソメイヨシノが開花する前の今、お部屋のなかで一足先に楽しむのもいいかもしれません。普段、食事や団欒をするテーブルに、大きな枝ものをひとつ飾り、花を見上げながら春を待つのはいかがですか?
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