世界のHouzzから:朝のコーヒーや紅茶、どんな風に準備していますか?
朝、1杯のコーヒーや紅茶で1日を始めるという人はたくさんいます。でも、その準備のしかたにはお国柄があるようです。11ヵ国のHouzzで調査したアンケートを元に、朝のコーヒー・紅茶をめぐる世界各国の傾向と習慣をまとめてみました!
Victoria Harrison
2015年12月17日
私は毎日コーヒーをたくさん飲みます。コーヒーの淹れ方は毎日同じ。午前11時、エスプレッソマシンにコーヒーポッドを1つを入れ、小さなエスプレッソカップにコーヒーを淹れたら、そのままブラックで。メールのチェックも止めて、一息つくのが習慣になっています。一方、私の友人は、朝7時に起きると何よりもまずまず電気ケトルのスイッチを入れて、お茶を煎れるのだそう。こうしないと一日が始まらない、と言っています。
朝の習慣は人によっても、ライフスタイルによっても、そして、興味深いことに国によっても違っています。そこでHouzzは11ヵ国のHouzzユーザーに、エスプレッソメーカー、ドリップ式コーヒーメーカー、電気ケトル、昔ながらのティーケトルややかん、エスプレッソマシンのどれかを選んでもらうグローバルアンケートを実施。すると、国によって驚くほど違う習慣があることがわかりました。世界のHouzzユーザーの朝のコーヒーやお茶の楽しみ方をご紹介しましょう。
朝の習慣は人によっても、ライフスタイルによっても、そして、興味深いことに国によっても違っています。そこでHouzzは11ヵ国のHouzzユーザーに、エスプレッソメーカー、ドリップ式コーヒーメーカー、電気ケトル、昔ながらのティーケトルややかん、エスプレッソマシンのどれかを選んでもらうグローバルアンケートを実施。すると、国によって驚くほど違う習慣があることがわかりました。世界のHouzzユーザーの朝のコーヒーやお茶の楽しみ方をご紹介しましょう。
1. イタリア人はコンロで使うエスプレッソメーカーが大好き
コーヒーはイタリア式エスプレッソメーカー(パーコレーター)で淹れるのがベスト、という回答がいちばん多かったのは、もちろんイタリア。イタリアでは、62%の回答者が、コンロで使う直火式エスプレッソメーカー(ビアレッティ)を使っている、と答えました。
1930年代にアルフォンソ・ビアレッティがデザインしたエスプレッソメーカーは、使い方が簡単でコンパクト。カフェのエスプレッソのように美味しいエスプレッソを自宅で楽しめるようにしてくれた、初期のエスプレッソメーカーの1つです。素敵なデザインはもはやクラシックとなっています。
「シンプルですぐれたデザインで、イタリア人なら目にしたとたんに家庭を思い浮かべますね。私自身、海外生活でも必ず一緒に持っていくアイテムです」とHouzzイタリアのエディター、レオノーラ・サルトリも話しています。
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コーヒーはイタリア式エスプレッソメーカー(パーコレーター)で淹れるのがベスト、という回答がいちばん多かったのは、もちろんイタリア。イタリアでは、62%の回答者が、コンロで使う直火式エスプレッソメーカー(ビアレッティ)を使っている、と答えました。
1930年代にアルフォンソ・ビアレッティがデザインしたエスプレッソメーカーは、使い方が簡単でコンパクト。カフェのエスプレッソのように美味しいエスプレッソを自宅で楽しめるようにしてくれた、初期のエスプレッソメーカーの1つです。素敵なデザインはもはやクラシックとなっています。
「シンプルですぐれたデザインで、イタリア人なら目にしたとたんに家庭を思い浮かべますね。私自身、海外生活でも必ず一緒に持っていくアイテムです」とHouzzイタリアのエディター、レオノーラ・サルトリも話しています。
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でも、オーストラリアでは人気ゼロ!
一方、地球の裏側のオーストラリアのHouzzユーザーのアンケートでは、イタリア式エスプレッソメーカーを使う人はゼロ。1人もいませんでした! こんなに違いがあるのはなぜでしょうか?
Houzzオーストラリアのエディター、ジェニー・ドリューによれば、理由はいろいろある、とのこと。「パーコレーターは、ノスタルジックなものを好むボヘミアンやグルメといった限られた人たちの間では人気が復活しているものの、ヨーロッパに比べてオーストラリアには広く浸透していないよう。オーストラリアーのHouzzユーザーは、朝はマシンでコーヒーを淹れる(回答者の38%はエスプレッソマシンを使用)か、通勤の途中でコーヒーを買っている人が多数です。平日は、毎日決まったお気に入りの店でコーヒーを買う、という人もめずらしくないですね」。
一方、地球の裏側のオーストラリアのHouzzユーザーのアンケートでは、イタリア式エスプレッソメーカーを使う人はゼロ。1人もいませんでした! こんなに違いがあるのはなぜでしょうか?
Houzzオーストラリアのエディター、ジェニー・ドリューによれば、理由はいろいろある、とのこと。「パーコレーターは、ノスタルジックなものを好むボヘミアンやグルメといった限られた人たちの間では人気が復活しているものの、ヨーロッパに比べてオーストラリアには広く浸透していないよう。オーストラリアーのHouzzユーザーは、朝はマシンでコーヒーを淹れる(回答者の38%はエスプレッソマシンを使用)か、通勤の途中でコーヒーを買っている人が多数です。平日は、毎日決まったお気に入りの店でコーヒーを買う、という人もめずらしくないですね」。
2. アメリカではドリップ式コーヒーメーカーがいちばん人気
アメリカ映画を観て育ったので、子供の頃、大きくなったらアメリカのダイナーに行って、ペーパードリップのコーヒーをオーダーするのが夢でした(もちろん、山のようなパンケーキもいっしょに!)。ついにニューヨークでダイナーにいったときには、無料のおかわりをいただいて、本当にうれしく思ったものです。
でもドリップ式コーヒーメーカーの人気は、映画の中に限った話ではないのです。実際、アメリカ人は家ではペーパードリップのコーヒーメーカーを使っている人が多数派。アンケートでは約3分の1の回答者がペーパードリップがいちばん、と答えました。HouzzユーザーのJbsilverさんもその1人。「どんな日でもペーパードリップです。コーヒーを淹れるときの香りがいいんです。口に入れるときに楽しむ香りや、カップに注いだコーヒーの香りだけではありません。お湯を落としたときに立つ最初の香りも最高なんです」
アメリカ映画を観て育ったので、子供の頃、大きくなったらアメリカのダイナーに行って、ペーパードリップのコーヒーをオーダーするのが夢でした(もちろん、山のようなパンケーキもいっしょに!)。ついにニューヨークでダイナーにいったときには、無料のおかわりをいただいて、本当にうれしく思ったものです。
でもドリップ式コーヒーメーカーの人気は、映画の中に限った話ではないのです。実際、アメリカ人は家ではペーパードリップのコーヒーメーカーを使っている人が多数派。アンケートでは約3分の1の回答者がペーパードリップがいちばん、と答えました。HouzzユーザーのJbsilverさんもその1人。「どんな日でもペーパードリップです。コーヒーを淹れるときの香りがいいんです。口に入れるときに楽しむ香りや、カップに注いだコーヒーの香りだけではありません。お湯を落としたときに立つ最初の香りも最高なんです」
でも、他の国ではそうでもありません
イギリスではHouzzユーザーのうち、家でペーパードリップのコーヒーを淹れると回答したのはわずか7%。ドイツ、ロシア、スペイン、イタリアでも10%以下でした。
ご存じでしたか?
ドイツでもペーパードリップでコーヒーを淹れると回答したHouzzユーザーの数はごくわずかだったわけですが、実はその発明者はドイツ人でした。1908年、主婦だったメリタ・ベンツがペーパーフィルターを使ってコーヒーを淹れる方法を発明し、起業しました。茶こしで入れるとどうしてもコーヒーの滓がカップに入ってしまうのがいやだったベンツは、手元にあった紙を折ってフィルターにしたのが、ペーパードリップ式コーヒーの始まりでした。
イギリスではHouzzユーザーのうち、家でペーパードリップのコーヒーを淹れると回答したのはわずか7%。ドイツ、ロシア、スペイン、イタリアでも10%以下でした。
ご存じでしたか?
ドイツでもペーパードリップでコーヒーを淹れると回答したHouzzユーザーの数はごくわずかだったわけですが、実はその発明者はドイツ人でした。1908年、主婦だったメリタ・ベンツがペーパーフィルターを使ってコーヒーを淹れる方法を発明し、起業しました。茶こしで入れるとどうしてもコーヒーの滓がカップに入ってしまうのがいやだったベンツは、手元にあった紙を折ってフィルターにしたのが、ペーパードリップ式コーヒーの始まりでした。
3. 電気ケトルの人気は世界に拡大中
コーヒーマシンを使わないイギリスやドイツ、ロシアのHouzzユーザーは、コーヒーや紅茶をどうやって準備しているのでしょうか? 答えは電気ケトルです。この3ヵ国では回答者の3分の1が、朝はコーヒーやお茶を準備するのに電気ケトルを使うと答えています。また、オーストラリア、フランス、日本、スウェーデンでも3分の1近くが同じ回答を寄せています。フレンチプレスのコーヒーを淹れる場合も、濃いイングリッシュティーを煎れる場合も、電気ケトルが大活躍しているのです。
電気ケトルがこれほど人気を集める理由は何でしょうか? イギリスのHouzzプロユーザーの JML Garden Rooms によれば、やはりスピードが理由だそう。「他の方法も試しましたが、せっかちの僕には電気ケトルとフレンチプレスに勝る方法はありません」
日本でも電気ケトルがいちばん人気。「私も電気ポットを使っています。あと、1人でめんどうなときは、電子レンジでお湯を沸かしてお茶を入れることもあります」とHouzzユーザーのAnne Shimamoto さんも回答しています。
コーヒーマシンを使わないイギリスやドイツ、ロシアのHouzzユーザーは、コーヒーや紅茶をどうやって準備しているのでしょうか? 答えは電気ケトルです。この3ヵ国では回答者の3分の1が、朝はコーヒーやお茶を準備するのに電気ケトルを使うと答えています。また、オーストラリア、フランス、日本、スウェーデンでも3分の1近くが同じ回答を寄せています。フレンチプレスのコーヒーを淹れる場合も、濃いイングリッシュティーを煎れる場合も、電気ケトルが大活躍しているのです。
電気ケトルがこれほど人気を集める理由は何でしょうか? イギリスのHouzzプロユーザーの JML Garden Rooms によれば、やはりスピードが理由だそう。「他の方法も試しましたが、せっかちの僕には電気ケトルとフレンチプレスに勝る方法はありません」
日本でも電気ケトルがいちばん人気。「私も電気ポットを使っています。あと、1人でめんどうなときは、電子レンジでお湯を沸かしてお茶を入れることもあります」とHouzzユーザーのAnne Shimamoto さんも回答しています。
でも、どこでも大人気というわけではありません
イタリア、スペイン、アメリカでは電気ケトルを持っていると答えた人は15%と少数でした。
ご存じでしたか?
Houzz UKが行った調査、ビッグ・ハウズ・レポートによれば、イギリスのホームオーナーの18%が「理想のキッチンに必要なもの」として、「熱湯が出る蛇口」を挙げました。となると、電気ケトルの人気も長続きしないかも。HouzzユーザーのJas88さんは、「将来は、電気ケトルの代わりに熱湯の出る蛇口をつけたいですね。あと、エスプレッソマシンもほしいです。いつかきっと、」と答えています。
イタリア、スペイン、アメリカでは電気ケトルを持っていると答えた人は15%と少数でした。
ご存じでしたか?
Houzz UKが行った調査、ビッグ・ハウズ・レポートによれば、イギリスのホームオーナーの18%が「理想のキッチンに必要なもの」として、「熱湯が出る蛇口」を挙げました。となると、電気ケトルの人気も長続きしないかも。HouzzユーザーのJas88さんは、「将来は、電気ケトルの代わりに熱湯の出る蛇口をつけたいですね。あと、エスプレッソマシンもほしいです。いつかきっと、」と答えています。
4. 昔ながらのティーケトルややかんを愛する人たちも
定番のティーケトルややかんじゃないと、という人も少数ですがいました。日本では26%、ロシアでは21%という結果です。昔ながらのコンロの火にかけて使うティーケトルややかんは、見た目も美しいですし、他のキッチンツールと同様、コレクションする人もいます。
ロシア人からは、「アンケートの選択肢にトゥルクがあれば」という声が。トゥルクとは、トルココーヒーを淹れるときに使う、真鍮や銅でできた小鍋です(日本ではイブリックやジェズべと呼ばれています)。ロシアのHouzzユーザーのElena Grechmanさんなど複数が「家ではトゥルクを使っている」と回答しました。
定番のティーケトルややかんじゃないと、という人も少数ですがいました。日本では26%、ロシアでは21%という結果です。昔ながらのコンロの火にかけて使うティーケトルややかんは、見た目も美しいですし、他のキッチンツールと同様、コレクションする人もいます。
ロシア人からは、「アンケートの選択肢にトゥルクがあれば」という声が。トゥルクとは、トルココーヒーを淹れるときに使う、真鍮や銅でできた小鍋です(日本ではイブリックやジェズべと呼ばれています)。ロシアのHouzzユーザーのElena Grechmanさんなど複数が「家ではトゥルクを使っている」と回答しました。
でも、多数派ではありません
とはいえ、トゥルクを使う人は多数派ではありません
一方、イギリス、アメリカ、オーストラリア、ドイツ、フランス、スペイン、イタリア、スウェーデンでは、定番のティーケトルややかんを使うと答えた人は非常に少数でした。(最少はドイツの5%。)
とはいえ、トゥルクを使う人は多数派ではありません
一方、イギリス、アメリカ、オーストラリア、ドイツ、フランス、スペイン、イタリア、スウェーデンでは、定番のティーケトルややかんを使うと答えた人は非常に少数でした。(最少はドイツの5%。)
5. オーストラリアとスペインではエスプレッソマシンが人気
オーストラリアとスペインのHouzzユーザーの間では、エスプレッソが人気。いずれも38%の人が自宅でエスプレッソマシンを使っていると答えました。イギリスとドイツではそれぞれ26%でした。(エポッド式のマシンおよびプロ用のスタンダードなエスプレッソマシンの両方を含む。)
Houzzオーストラリアのエディター、ジェニー・ドリューによれば、「オーストラリアはカフェ文化が浸透しているので、自宅でのコーヒーの楽しみ方にも影響を与えたのかもしれません。カフェではコーヒーのフレイバーやクオリティだけでなく、コミュニケーションも楽しみます。エスプレッソマシンを使う人たちは、そんなカフェのカルチャーを自宅にもとりいれたいのでしょう。」
オーストラリアとスペインのHouzzユーザーの間では、エスプレッソが人気。いずれも38%の人が自宅でエスプレッソマシンを使っていると答えました。イギリスとドイツではそれぞれ26%でした。(エポッド式のマシンおよびプロ用のスタンダードなエスプレッソマシンの両方を含む。)
Houzzオーストラリアのエディター、ジェニー・ドリューによれば、「オーストラリアはカフェ文化が浸透しているので、自宅でのコーヒーの楽しみ方にも影響を与えたのかもしれません。カフェではコーヒーのフレイバーやクオリティだけでなく、コミュニケーションも楽しみます。エスプレッソマシンを使う人たちは、そんなカフェのカルチャーを自宅にもとりいれたいのでしょう。」
でも、他の国ではそれほど人気ではありません
スウェーデンのHouzzユーザーはエスプレッソにあまり関心がないようで、自宅で使っているのはわずか7%。日本とロシアも、定番のやかんやティーケトルに比べると、はるかに低い数字でした。
ご存じでしたか?
「エスプレッソ」とはイタリア語で「速い」という意味。ポッド式のエスプレッソマシンの人気の理由は速さにあるようです。オーストラリアのHouzzユーザーのPazzさんは、「ちゃんとしたエスプレッソマシンを使いたいけど、朝はものすごく時間がないので、ネスプレッソを使っています」と答えました。
スウェーデンのHouzzユーザーはエスプレッソにあまり関心がないようで、自宅で使っているのはわずか7%。日本とロシアも、定番のやかんやティーケトルに比べると、はるかに低い数字でした。
ご存じでしたか?
「エスプレッソ」とはイタリア語で「速い」という意味。ポッド式のエスプレッソマシンの人気の理由は速さにあるようです。オーストラリアのHouzzユーザーのPazzさんは、「ちゃんとしたエスプレッソマシンを使いたいけど、朝はものすごく時間がないので、ネスプレッソを使っています」と答えました。
平日 vs 週末
平日と週末ではコーヒーの楽しみ方を変えるというHouzzユーザーもいます。アメリカのHouzzユーザー、rredpennさんもその1人。「平日はドリップ式のコーヒーメーカーを使い、週末は時間があるのでフレンチプレスを使います。そのほうが、コーヒーも熱くて美味しいですからね」と話す。
スペインのHouzzユーザーのKarin & Saraさんも同じ意見です。「平日は時間がないので、速くて便利なエスプレッソマシンを使います。週末はゆっくりと朝食をとれるので、イタリアの美味しいコーヒーをゆっくりと淹れて楽しみます」と話しています。
平日と週末ではコーヒーの楽しみ方を変えるというHouzzユーザーもいます。アメリカのHouzzユーザー、rredpennさんもその1人。「平日はドリップ式のコーヒーメーカーを使い、週末は時間があるのでフレンチプレスを使います。そのほうが、コーヒーも熱くて美味しいですからね」と話す。
スペインのHouzzユーザーのKarin & Saraさんも同じ意見です。「平日は時間がないので、速くて便利なエスプレッソマシンを使います。週末はゆっくりと朝食をとれるので、イタリアの美味しいコーヒーをゆっくりと淹れて楽しみます」と話しています。
究極のコーヒータイム「フィーカ」
さまざまな国にコーヒータイムを楽しむ独自の文化は根付いていますが、一歩先を行っているのはスウェーデンのようです。なにしろスウェーデンには、くつろぎのコーヒータイムを指す「フィーカ」という言葉まであるのです。
Houzzスウェーデンのエディターサラ・ノーマンによれば、「フィーカはスウェーデン人にとってとても大切な時間。慌ただしい日常をふと離れ、コーヒーとシナモンロールを味わいながらほっと一息つく時間なのです。時間帯はとくに決まっていません」
フィーカの習慣はいつ始まったのでしょうか? サラによれば、「フィーカという言葉が使われ始めたのは1910年ごろ。スウェーデン語でコーヒーはカフェ(kaffe)ですが、くだけた言い方ではカフィ(kaffi)と言います。それをスラングで、さかさまにしたのがフィーカ(fika)という言葉です。友だちと30分フィーカをして近況を報告しあったり、あるいはカフェインのおかげでちょっと興奮するのか長々と話し込んだり。フィーカに決まったスタイルはありません。美味しいコーヒーを楽しみながら人と人がふれあう時間がフィーカなのです。」
まだまだ投票募集中!
アンケート「朝のコーヒーや紅茶などを準備するときに使うものは?」にご参加ください。
さまざまな国にコーヒータイムを楽しむ独自の文化は根付いていますが、一歩先を行っているのはスウェーデンのようです。なにしろスウェーデンには、くつろぎのコーヒータイムを指す「フィーカ」という言葉まであるのです。
Houzzスウェーデンのエディターサラ・ノーマンによれば、「フィーカはスウェーデン人にとってとても大切な時間。慌ただしい日常をふと離れ、コーヒーとシナモンロールを味わいながらほっと一息つく時間なのです。時間帯はとくに決まっていません」
フィーカの習慣はいつ始まったのでしょうか? サラによれば、「フィーカという言葉が使われ始めたのは1910年ごろ。スウェーデン語でコーヒーはカフェ(kaffe)ですが、くだけた言い方ではカフィ(kaffi)と言います。それをスラングで、さかさまにしたのがフィーカ(fika)という言葉です。友だちと30分フィーカをして近況を報告しあったり、あるいはカフェインのおかげでちょっと興奮するのか長々と話し込んだり。フィーカに決まったスタイルはありません。美味しいコーヒーを楽しみながら人と人がふれあう時間がフィーカなのです。」
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我が家はやっぱりケトルでお湯を沸かし、豆をドリップしてペーパーフィルターにテーポットにお湯を入れ替えて少しづつ注いでいきます。
Our house is still the boiling water in the kettle, will pour little by little by replacing the hot water to Tepotto by drip beans in paper filter.
以前の勤務先がスウェーデン系だったので、フィーカはとっても楽しみな時間のひとつでした。どんなに忙しくて締め切りに追われていても、ちゃんとフィーカするスウェーデンの方々と一緒にお仕事していると、日本人って働きすぎ?って思うことも度々、、、(そんな自分は忙しいときはやっぱりフィーカの時間をスキップしてました)気分の切り替え方を上手に学べましたね。コーヒーもこれまではハンドドリップでしたが、フレンチプレスとお鍋を使った入れ方、大変興味を持ちましたので、ぜひやってみようと思います♪