トレンド:注目のトライバルスタイルをモダンにとりいれる7つのポイント
今年のメゾン・エ・オブジェでも注目を集めた「トライバル・スタイル」。エスニックなラグや小物をモダンにアレンジするのがトレンドです!
Samantha van Egmond
2017年3月3日
世界各地の民族のモチーフを取り入れるトライバル・スタイル。民族調のモチーフをとりいれるスタイルは昔からありますが、今年のトレンドは、スタイルをモダンにアレンジするのがポイント。モノクロのラグからスパイスカラーの壁まで、世界のエスニックなデザインをとりいれて、悠久の時を感じさせつつコンテンポラリーな空間を作り出した例を紹介します。
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エキゾチックな木材
個性的な形で存在感のある木を使ったアイテムは、大地を思わせるオーガニックなイメージにぴったり。緑豊かな植物と合わせることで、色味とフレッシュさをプラスするとよいでしょう。大型のヤシやシダ類は白を基調とした空間にも映え、リュクスな南国の雰囲気が生まれます。
個性的な形で存在感のある木を使ったアイテムは、大地を思わせるオーガニックなイメージにぴったり。緑豊かな植物と合わせることで、色味とフレッシュさをプラスするとよいでしょう。大型のヤシやシダ類は白を基調とした空間にも映え、リュクスな南国の雰囲気が生まれます。
家具を1点決め、それをメインに位置づけた部屋づくりをするのがおすすめ。彫りが美しいインドのチェスト、マラウィの椅子、カメルーンのバミレケ族のテーブルなどは注目すべきアイテムです。ダークなトーンの木材は、柔らかく流れるような布地と合わせると、環境に配慮しながら高いデザイン性をもつエコリュクスな雰囲気に。自由な発想で工夫しましょう。ヒマラヤの昔の茶摘み籠も、天井から吊るせばこんなに印象的なアイテムになります。
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部屋を印象づけるアートを壁に
ポイントはやりすぎないこと。インパクトの強いアートを1点か2点に絞って選びましょう。部族のお面は簡素でシンプルな空間に飾るとモダンな印象に変わり、いくつかまとめて飾るのが効果的です。思い切って5つ以上のお面を使ってコレクションとして飾ると素敵になります。
ポイントはやりすぎないこと。インパクトの強いアートを1点か2点に絞って選びましょう。部族のお面は簡素でシンプルな空間に飾るとモダンな印象に変わり、いくつかまとめて飾るのが効果的です。思い切って5つ以上のお面を使ってコレクションとして飾ると素敵になります。
ヤシの葉を編んだバスケットなど、アフリカの手工芸品は美しくて軽く、壁に掛けやすいウォールデコレーションにぴったりなアイテムです。さまざまな色と柄を組み合わせて一緒に飾り、背景は淡い色にするとフォーカルポイントに。
自然からの贈りもの
貝や骨、羽など、自然の産物をそのまま飾ると、トライバルの雰囲気を出すことができます。コースタル、ミニマル、コンテンポラリー、エクレクティックなどさまざまなスタイルのインテリアと相性がいいので、こうしたトライバルなアクセントを少し加えるのはどんな家でも取り入れることができるでしょう。
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木片を使った壁掛けオブジェは簡単なDIYながら、スタイリッシュで世界にひとつしかないアートができあがります。海辺で拾った木片や樹皮など、いろいろな形と質感の素材を集め、ワイヤーか細いロープでつなげてガーランドにすればできあがりです。
モノクロ&ミニマル
白と黒のシンプルな組み合わせは、それだけで部屋をモダンなイメージに変える力があります。アニマルプリントのラグでもモノクロ写真を並べたディスプレイでも、控えめにするほど効果的です。王道の白と黒をあえて外し、チャコールや黒檀、グレーのトーンから選ぶことで、さりげなくセンスのいい空間に。
白と黒のシンプルな組み合わせは、それだけで部屋をモダンなイメージに変える力があります。アニマルプリントのラグでもモノクロ写真を並べたディスプレイでも、控えめにするほど効果的です。王道の白と黒をあえて外し、チャコールや黒檀、グレーのトーンから選ぶことで、さりげなくセンスのいい空間に。
ほかのインテリアがミニマルで控えめな場合、白黒モノトーンの柄をあしらったラグは自然と視線が集まります。ニュートラルカラーの空間では、モノクロのアイテムが部屋のフォーカルポイントになるように配置します。
プリント地のクッションやテキスタイルで取り入れる
トライバルスタイルのトレンドを少し取り入れてみたいとき、いちばん手軽なのが小さくて値の張らないアイテムを少しだけ加えること。クッションなら、少ない予算ですぐにいくつもの色と柄が試せます。ベッドルームやリビングで、多彩な色と柄を組み合わせて楽しみましょう。
トライバルスタイルのトレンドを少し取り入れてみたいとき、いちばん手軽なのが小さくて値の張らないアイテムを少しだけ加えること。クッションなら、少ない予算ですぐにいくつもの色と柄が試せます。ベッドルームやリビングで、多彩な色と柄を組み合わせて楽しみましょう。
ラグはどんな部屋にも取り入れられます。バスルームやベランダの足元にも、廊下に敷くランナーにも、はたまたテーブルクロスや壁飾りとしても、幅広く使えるので、1枚とりいれたら、いつの間にかラグが増えていくかもしれません!
鮮やかで陽気な色彩
目の覚めるような明るい色づかいのインテリア製品があふれている今、中間色にこだわる必要はありません。アート作品のように目を引くアイテムなら、力強く鮮やかな色づかいを楽しみましょう。
目の覚めるような明るい色づかいのインテリア製品があふれている今、中間色にこだわる必要はありません。アート作品のように目を引くアイテムなら、力強く鮮やかな色づかいを楽しみましょう。
鮮やかなマルチカラーのラグなら、木材やメタルのような硬質な素材を主役にした部屋に楽しい雰囲気とソフトな印象を加えることができます。壁を1面だけアクセントウォールにするのも、ダークな空間に色をプラスする方法のひとつ。ペイント用の道具はスポンジやくしなど何種類か使うことで、あえて均一でない質感を出して仕上げることができます。サフランやターメリックなど、スパイスからヒントを得た色はトライバルなスタイルによく合います。
素材に注目
革やラタン(藤)など、自然のままのラスティックな味わいの素材は、丈夫なだけでなく、トライバルなトレンドの鍵といえるオーガニックで凝りすぎないシンプルさを演出してくれます。写真の例では、ベドウィンの遊牧生活を思わせるモロッコのプーフとベルベル人のラグが、そのほかを抑えたトーンでまとめた空間の主役になっています。
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