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マキシマリストなインテリアをつくる10の秘訣
物を徹底的に減らすミニマリストの対極、たくさんの大好きなものに囲まれるマキシマリズム。あたたかさのあるインテリアとして注目を集めています。
Karen Wilson
2016年2月24日
すっきりとしたライン、シンプルな調度、ニュートラルな色調が基本のミニマリストインテリアでは、物はできるだけ隠します。カップ1つ、子どものおもちゃ1つ出しっぱなしにするだけでスタイルが台無しになってしまうことも。そんなミニマリズムの対極にあるスタイルが、マキシマリズムなのです。
マキシマリストな住まいは、ドラマチックで大胆、そして温かく包み込んでくれるような居心地良さがある場所。目にも楽しい、住人のパーソナリティと遊び心が詰まった部屋です。インテリアデザインの決まりごとなんてどこへやら、ルールブックなんてシュレッダーにかけてデコパージュの材料にしてしまいます。
異なる色・柄・素材・大きさを組み合わせるのが好き、そして集めたものをとことん飾らなければ気がすまない……というあなたは、このスタイルに向いているタイプです。どんどん足し算していくスタイルですから、マキシマリストな部屋は常に進化し続けます。その実践ためのヒントがこちら。
マキシマリストな住まいは、ドラマチックで大胆、そして温かく包み込んでくれるような居心地良さがある場所。目にも楽しい、住人のパーソナリティと遊び心が詰まった部屋です。インテリアデザインの決まりごとなんてどこへやら、ルールブックなんてシュレッダーにかけてデコパージュの材料にしてしまいます。
異なる色・柄・素材・大きさを組み合わせるのが好き、そして集めたものをとことん飾らなければ気がすまない……というあなたは、このスタイルに向いているタイプです。どんどん足し算していくスタイルですから、マキシマリストな部屋は常に進化し続けます。その実践ためのヒントがこちら。
1. スペースがあれば埋め尽くす
マキシマリストのインテリアに余白はありません。舞台美術のように大胆にたくさんのものを重ねていきましょう。ベースとなるニュートラルカラーの大型家具をいくつか決めるところから始めてもいいでしょう。こちらでは、ソファ、椅子、テーブル、ドレッサー、バルーンシェードがベースとなり、赤、グリーン、ブルー、ゴールドのアイテムをまとめ、柄入りの壁紙やアートを引き立てます。
マキシマリストの住まいはおもてなしも得意。座る場所は多ければ多いほどよく、話題の種になるアイテムも尽きません。
マキシマリストのインテリアに余白はありません。舞台美術のように大胆にたくさんのものを重ねていきましょう。ベースとなるニュートラルカラーの大型家具をいくつか決めるところから始めてもいいでしょう。こちらでは、ソファ、椅子、テーブル、ドレッサー、バルーンシェードがベースとなり、赤、グリーン、ブルー、ゴールドのアイテムをまとめ、柄入りの壁紙やアートを引き立てます。
マキシマリストの住まいはおもてなしも得意。座る場所は多ければ多いほどよく、話題の種になるアイテムも尽きません。
2. 色で遊ぶ
マキシマリストは強い原色もためらわず取り入れます。色を限定したり、カラーチャートのルールに従うなんてありえません。ダークトーンの壁を背景に、家具やファブリック、装飾品、アートなどに鮮やかな色を使ったコントラストでも美しくまとめることができます。必ずしも対比・調和・明暗という色の原則に沿う必要はありません。意外な色の組み合わせは、まずムードボードを使ってうまく行くか試してみましょう。
マキシマリストは強い原色もためらわず取り入れます。色を限定したり、カラーチャートのルールに従うなんてありえません。ダークトーンの壁を背景に、家具やファブリック、装飾品、アートなどに鮮やかな色を使ったコントラストでも美しくまとめることができます。必ずしも対比・調和・明暗という色の原則に沿う必要はありません。意外な色の組み合わせは、まずムードボードを使ってうまく行くか試してみましょう。
3. スタイルや時代を組み合わせる
マキシマリストな住まいを表すのによく使われる言葉が「エクレクティック」や「ボヘミアン」。寄せ集め感が魅力のスタイルですから、1つの時代やスタイルで統一されることはまずありません。とことんミックスしてOK。トライバルなアート、動物モチーフの版画、ヴィクトリアン調、草花模様、ラスティックな家具、そしてインダストリアルスタイルまで、何でも自由に取り入れられる開放感もマキシマリズムならではです。
マキシマリストな住まいを表すのによく使われる言葉が「エクレクティック」や「ボヘミアン」。寄せ集め感が魅力のスタイルですから、1つの時代やスタイルで統一されることはまずありません。とことんミックスしてOK。トライバルなアート、動物モチーフの版画、ヴィクトリアン調、草花模様、ラスティックな家具、そしてインダストリアルスタイルまで、何でも自由に取り入れられる開放感もマキシマリズムならではです。
4. 柄に柄を重ねる
マキシマリストの部屋では、柄はアクセントではなく、あらゆるところに使われるものです。グラフィカルなシェブロン柄もイングリッシュフローラルもムーア風パターンも大好きなら、ためらわずにすべて使ってみましょう。マキシマリストの辞書に「やりすぎ」という言葉はありません。エディンバラに住むこの写真のホームオーナーのように思い切って挑戦を。
写真のラグのようなマルチカラーのアイテムから始めて、その中にある色味からほかのアイテムの柄を選んでも良いでしょう。
マキシマリストの部屋では、柄はアクセントではなく、あらゆるところに使われるものです。グラフィカルなシェブロン柄もイングリッシュフローラルもムーア風パターンも大好きなら、ためらわずにすべて使ってみましょう。マキシマリストの辞書に「やりすぎ」という言葉はありません。エディンバラに住むこの写真のホームオーナーのように思い切って挑戦を。
写真のラグのようなマルチカラーのアイテムから始めて、その中にある色味からほかのアイテムの柄を選んでも良いでしょう。
5. 質感の違う素材を組み合わせる
マキシマリストの合言葉は「重ねる」こと。シープスキンのスローにウールのブランケット、シルクやヴェルヴェットなど素材感のあるクッションを重ね、さらにフリンジやレース、フェルトのアップリケなどのデコレーションも加えます。そして壁もお忘れなく。ラグを飾ったり、凹凸のある壁紙を使うなど、壁にも素材感をプラスできます。
マキシマリストの合言葉は「重ねる」こと。シープスキンのスローにウールのブランケット、シルクやヴェルヴェットなど素材感のあるクッションを重ね、さらにフリンジやレース、フェルトのアップリケなどのデコレーションも加えます。そして壁もお忘れなく。ラグを飾ったり、凹凸のある壁紙を使うなど、壁にも素材感をプラスできます。
6. 照明を増やす
マキシマリズムは、好みの幅が広くて1つに絞れない、という人にぴったり。例えば天井のペンダントライトも、1つだけではなくいくつか集めてしまいましょう。照明の種類もフロアランプ、テーブルランプ、小さな豆球タイプなど、色・柄・スタイルにバリエーションをつけて選び、いろいろな高さに目が行くように配置して。
マキシマリズムは、好みの幅が広くて1つに絞れない、という人にぴったり。例えば天井のペンダントライトも、1つだけではなくいくつか集めてしまいましょう。照明の種類もフロアランプ、テーブルランプ、小さな豆球タイプなど、色・柄・スタイルにバリエーションをつけて選び、いろいろな高さに目が行くように配置して。
7.キッチュなものを取り入れる
笑顔になれるものなら、家の中に置いて間違いないはず。エレガンスや趣味の良さなど堅苦しいことは忘れて、ポップカルチャーから楽しいアイテムを取り入れましょう。
笑顔になれるものなら、家の中に置いて間違いないはず。エレガンスや趣味の良さなど堅苦しいことは忘れて、ポップカルチャーから楽しいアイテムを取り入れましょう。
8. コレクションをディスプレイする
マキシマリストにはコレクターが多く、集めているものが1種類だけではないこともしばしば。ディスプレイには、写真の銅のシェルフのような、大きなオープンシェルフキャビネットがぴったりです。さらに、小さめのガラス張りキャビネットや、壁に掛けた植字用の活字ケースも組み合わせれば、コレクター天国の出来上がり。
マキシマリストにはコレクターが多く、集めているものが1種類だけではないこともしばしば。ディスプレイには、写真の銅のシェルフのような、大きなオープンシェルフキャビネットがぴったりです。さらに、小さめのガラス張りキャビネットや、壁に掛けた植字用の活字ケースも組み合わせれば、コレクター天国の出来上がり。
9. 天井に目を向ける。壁もすべて使い、柄や素材も重ねたけれど、それでもまだ物足りないなら、目線を上に向けてみて。ふだんは見逃されがちな天井にも壁紙をはってみましょう。
こちらの写真では柄入りの天井と明るい壁の色を組み合わせていますが、暗い色の壁でも同様に効果的です。または、同じシリーズの壁紙を天井と壁に色違いで使うのも良いかもしれません。
こちらの写真では柄入りの天井と明るい壁の色を組み合わせていますが、暗い色の壁でも同様に効果的です。または、同じシリーズの壁紙を天井と壁に色違いで使うのも良いかもしれません。
10. 時間をかけてじっくりと
マキシマリズムは一朝一夕で完成できるスタイルではありません(あなたの仕事がセットデザイナーで、小道具部屋があるなら別ですが……)。もっとも印象的で素敵なマキシマリストの空間というのは、何年も時間をかけて、お店やネットで買ったもの、コレクション、旅行のおみやげ、誰かから受け継いだもの、ヴィンテージの宝物など、いろいろな場所から集めたアイテムで出来上がったものが多いのです。それぞれの物に詰まった物語や思い出が、住まいを作り出しているからでしょう。
教えてHouzz
ミニマリストとマキシマリスト、どちらが好きですか?
マキシマリズムは一朝一夕で完成できるスタイルではありません(あなたの仕事がセットデザイナーで、小道具部屋があるなら別ですが……)。もっとも印象的で素敵なマキシマリストの空間というのは、何年も時間をかけて、お店やネットで買ったもの、コレクション、旅行のおみやげ、誰かから受け継いだもの、ヴィンテージの宝物など、いろいろな場所から集めたアイテムで出来上がったものが多いのです。それぞれの物に詰まった物語や思い出が、住まいを作り出しているからでしょう。
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