子供がいても片付いた家を保つためのヒント
子供や家族が片付けを一緒にしてくれず、ストレスが溜まってしまう?頑張りすぎずに心地よい住まいに近づくためのコツを、みていきましょう。

栗原晶子|Akiko Kurihara
2021年7月6日
フリーの編集&ライターとしてインテリア誌やハウジング誌を中心に取材・執筆活動する傍ら、NPO法人ハウスキーピング協会認定の整理収納アドバイザーとして、コラムの連載やセミナーの企画に携わる。暮らしがラクに楽しくなる、整理収納アイデアを研究・発信中です。
また、エンタメ好きとして演劇や映画に関するライティングも手がけています。
フリーの編集&ライターとしてインテリア誌やハウジング誌を中心に取材・執筆活動する傍ら、NPO法人ハウスキーピング協会認定の整理収納アドバイザーとして、コラムの連載やセミナーの企画に携わる。暮らしがラクに楽しくなる、整理収納アイデアを研究・発信中です。... もっと見る
家が片付かない理由は、苦手意識がある、家族の協力が得られない、片付け方がわからない、などさまざまです。なかでも「子供がいるので、片付かない」と感じている人も多いのではないでしょうか。ここでは、子供がいても片付いた家を保つためのヒントを、心技体の面から考えます。
“心”
「片付いていない」ことの精神的ストレスは計り知れません。家事・育児・仕事といくつもの役割をこなしている方は、特にそう感じているかも。心の持ち方が大きく影響しています。
「片付いていない」ことの精神的ストレスは計り知れません。家事・育児・仕事といくつもの役割をこなしている方は、特にそう感じているかも。心の持ち方が大きく影響しています。
- ハードルを下げる
テーブルの上には何もなく、扉や引き出しの中は常に整頓されているモデルルームのような家をイメージしていたら片付きません。たとえその状態を一度作り上げたとしても、暮らしながらそれを継続するのは難しいからです。モデルルームが美しいのは、そこにリアルの暮らしがないからなのですから。
- 一人でやろうとしない
こう暮らしたい、この場所はこう整えたいという理想があれば、それを共有することが大切です。家族やパートナーと共有した上で実現できることを皆で習慣化しましょう。
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“技”
では具体的にどんな方法が、片付けの習慣化に役立つでしょうか。お子さんの年齢や家族構成によっても異なりますが、すぐに始められることからご紹介します。
では具体的にどんな方法が、片付けの習慣化に役立つでしょうか。お子さんの年齢や家族構成によっても異なりますが、すぐに始められることからご紹介します。
- 「片付けなさい」という言葉を使わない
「今使っていたおもちゃを元の箱に戻そう」「洗濯物を自分の引き出しにしまおう」。なんだか面倒だと思うかもしれませんが、「片付けなさい」を連呼して、なかなか出来ないことにイライラするよりもずっと効率がいいですよ。
- 収納の位置を見直す
棚一つとってもその高さはしまいにくい、この収納ケースは使いにくいというネガティブな要因があるかもしれません。使う頻度が高い人が一番使いやすい位置に収納できるよう見直しましょう。
“体”
実際に体験したり、体感して実効性を高めていきましょう。どうせ出来ない、協力してくれるわけがないと決めつけてはいけません。体験はいつでも、行動の源です。
実際に体験したり、体感して実効性を高めていきましょう。どうせ出来ない、協力してくれるわけがないと決めつけてはいけません。体験はいつでも、行動の源です。
- 物を減らして管理しやすくする
例えば物をケースに入れたり出したりする時間をはかってみて、10個と30個ではどちらが早くてラクかを体感してもらいます。結果は明白ですから、メインのケースには厳選したものを収納します。なぜそうするのかという理由がわかれば、納得して実行できることは多いものです。
- 床に置かない
ますば一週間、床には物を置かない、もしくは物を置いていいのはこのスペースだけと決めてみてください。床に散らばったものを後で片付けるのと、手に取りやすい箇所に集まったものを戻すのでは後者の方が体の負担が少ないという点でもメリットがあります。
床にモノを置かないようにするコツ
- 自分のテリトリーを徹底的に片付ける
心技体、片付けに関する気持ちの持ち方、収納の見直しなど具体的なテクニック、そして片付けで得られるメリットを体感すること。このバランスを取りながら、無理なくリセットできる片付いた空間を手に入れましょう。
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アース建築工房様
コメントありがとうございます。納戸をお子さんの遊び場所と収納場所に。すばらしいですね。家の事情によって条件はさまざまですが、テリトリーを作り、おおざっぱな住所を決めてあげるのは、理想的なお片付け習慣の始まりだなぁと思います。