帰宅後のカバン置き場は、家のどこですか?
意外と頭を悩ませる、普段使いのカバン置き場。 一度置き場所ルールを決めてしまえば、部屋がすっきりして支度も楽になります。
ブラッキン・ヘザー
2023年12月15日
Houzz contributor.
Home Life Style インテリア、収納空間デザイン。
「贅沢な時間を過ごせる、あなたらしい心地よい住まいづくり」をモットーに、一人ひとりの個性や「好き」を引き出しながらのインテリアのコーディネーション、
より快適な暮らしのためのライフスタイルに合わせた収納計画のご提案をいたします。
著書「ふつうの住まいでかなえる外国スタイルの部屋づくり(文藝春秋)
Interior decoration and storage space planning in Tokyo, Japan. English/Japanese bilingual, with interior design and decoration experience in Europe and Japan.
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「贅沢な時間を過ごせる、あなたらしい心地よい住まいづくり」をモットーに、一人ひとりの個性や「好き」を引き出しながらのインテリアのコーディネーション、
より快適な暮らしのためのライフスタイルに合わせた収納計画のご提案をいたします。
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帰宅後、持っていたカバンを近くの椅子やテーブル、または床などに置いてしまい、ついそのままに。毎日使っているアイテムなのに、きちんとした定位置がなく、場当たり的に置いてしまう……そんな悩みをよく聞きます。洋服はクローゼットに、食器は食器棚に、本は本棚にと、きちんと収納スペースを確保しているものもあるのに、日々使うカバンの置き場は意外と考えないものです。
カバンの定位置を決めることで、リビングなどの生活空間がすっきりし、外出の準備もあわてず楽にできるようになります。普段使いのカバン置き場について、一度しっかり考えてみましょう。
カバンの定位置を決めることで、リビングなどの生活空間がすっきりし、外出の準備もあわてず楽にできるようになります。普段使いのカバン置き場について、一度しっかり考えてみましょう。
1. 帰宅後の動線から考える
帰宅後のカバンの置き場を決めるとき、まず考えたいのが玄関からの動線です。帰宅後、すぐに寝室へ行って着替えますか? それともそのままLDKへ直行しますか? 玄関近くにクロークがあれば、そこでコートを脱ぐために、カバンをいったん床や家具の上に置くこともあるでしょう。
カバン置き場は、帰宅してからの動線によって決まるケースが多いです。寝室に持って行くのか、リビングに置くのか、クロークの中にコートと一緒にしまうのか。最適な場所はどこか検討してみましょう。
帰宅後のカバンの置き場を決めるとき、まず考えたいのが玄関からの動線です。帰宅後、すぐに寝室へ行って着替えますか? それともそのままLDKへ直行しますか? 玄関近くにクロークがあれば、そこでコートを脱ぐために、カバンをいったん床や家具の上に置くこともあるでしょう。
カバン置き場は、帰宅してからの動線によって決まるケースが多いです。寝室に持って行くのか、リビングに置くのか、クロークの中にコートと一緒にしまうのか。最適な場所はどこか検討してみましょう。
2. 家の中でカバンを触る頻度から考える
家にいる間にカバンに頻繁に触れるかどうかによっても、最適な置き場所は変わってきます。外出時の使用頻度ではなく、外で使ったカバンを帰宅していったん置いたら、次の日まで置きっぱなしの状態なのか、中身を何度か出し入れするかどうかで考えます。
どちらにしても、帰宅後にはカバンの中身を取り出したいもの。不要なレシートや紙くず、使ったハンカチ、翌日は使わないものなどは取り出し、次の日のためにリフレッシュすることで、カバンの中がごちゃごちゃにならず、いつも気持ちよく使えます。
家にいる間にカバンに頻繁に触れるかどうかによっても、最適な置き場所は変わってきます。外出時の使用頻度ではなく、外で使ったカバンを帰宅していったん置いたら、次の日まで置きっぱなしの状態なのか、中身を何度か出し入れするかどうかで考えます。
どちらにしても、帰宅後にはカバンの中身を取り出したいもの。不要なレシートや紙くず、使ったハンカチ、翌日は使わないものなどは取り出し、次の日のためにリフレッシュすることで、カバンの中がごちゃごちゃにならず、いつも気持ちよく使えます。
携帯電話やタブレットなど、家でも使うもの、充電の必要があるものは必ず取り出すでしょう。手帳を見ることもあるかもしれません。化粧品ポーチも、自宅と外で兼用していれば取り出しますね。取り出したものはすべて1カ所にまとめて置き、カバンそのものはリビングや生活空間には持ち込まないと決めるのもひとつの方法です。置き場所を玄関ホールや寝室に決めることも考えられます。
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- カバンの中身も置き場所を決める
忙しい朝、カバンの中身を入れ替えるのが面倒で、毎日同じカバンを使ってしまいがちな人は、帰宅後にカバンの中身をいったん取り出す習慣をつけてみましょう。別のカバンに移すのが楽になり、その日の気分で取り替えやすくなるはずです。
3. 現在のライフスタイルを考える
家族構成や暮らし方によっても、カバンの置き場所は変わってきます。たとえば、買い物や子供の幼稚園への送り迎えなど、家を出入りする頻度が高い場合は、その都度中身の取り出しをするのは手間ですし、いちいちカバンをしまい込むのも面倒でしょう。そんなときは、外出時、帰宅時の動線に合わせて軽く置ける椅子やベンチ、あるいは壁のフックなどにさっと掛けられると便利です。
次に、ここまで説明してきた生活動線、使用頻度、ライフスタイルの3つの条件を考慮したうえで、普段使いのバッグのベストな置き場所と置き方を考えてみましょう。
家族構成や暮らし方によっても、カバンの置き場所は変わってきます。たとえば、買い物や子供の幼稚園への送り迎えなど、家を出入りする頻度が高い場合は、その都度中身の取り出しをするのは手間ですし、いちいちカバンをしまい込むのも面倒でしょう。そんなときは、外出時、帰宅時の動線に合わせて軽く置ける椅子やベンチ、あるいは壁のフックなどにさっと掛けられると便利です。
次に、ここまで説明してきた生活動線、使用頻度、ライフスタイルの3つの条件を考慮したうえで、普段使いのバッグのベストな置き場所と置き方を考えてみましょう。
- 玄関や廊下に置く場合
玄関ホールなどの共有スペースに棚を設けると、さらに片付けやすくなります。写真のように家族分のカバン置き場がここにあると、日常使いのカバンだけでなく、たとえば子供のランドセルや通学かばん、ご主人の仕事カバンやブリーフケースなどが家のあらゆる場所に置きっぱなしになるのを避けることができます。
すっきりした玄関を実現する、シューズクロークをつくろう
すっきりした玄関を実現する、シューズクロークをつくろう
リビングのすぐ外の壁にフックを取り付ければ、玄関よりもセキュリティ面で安心です。リビングからも遠くないので、必要なものがあればすぐに取りに行けます。
- LDKで定位置を決める場合
椅子やソファの上、または床に直置きするのは、部屋が散らかって見えるので避けたいところです。棚があればベストですが、スペースが取れなければ、インテリアになじむ専用のかごを使うのはいかがでしょう。写真のように、家具の下に収めるとすっきり見えます。
写真は、キッチンのパントリーの中に設けた、カバンと携帯の充電ステーション。LDKの収納の一部を、カバンのために確保するのもよい考えです。パントリー以外にも、リビングやダイニング、または玄関の家具など、生活動線に合わせて検討してみましょう。
こちらでは、サイドボードのような家具にカバンが入る程度のへこみがあり、そこにフックを取り付けて掛ける収納に役立てています。このように少しくぼんだ場所なら、あまり邪魔にならずにカバンを掛けられます。壁のニッチやキッチンカウンターの一部なども利用できそうですね。カバンをキッチンやダイニングの近くに置きたい人のヒントになるアイデアです。
- 書斎やワークスペースに置く場合
こちらは我が家の仕事部屋のドア。室内のドアに引っ掛けるタイプのドアフックを使えば、便利なカバン置き場が簡単にできます。たくさん掛けすぎると重くなって、ドアの開きが悪くなるため、アイテム数は厳選し、「見せる収納」としても楽しんでいます。見せたくなければ、収納の扉の内側につける手もあります。
リュックタイプなら、ワークスペースの椅子の背にそのまま掛けてしまうのもひとつの方法。おしゃれなカバンであればご覧のとおり、インテリアに溶け込んで見えます。
- カバン置き場を「身支度ステーション」にする
使うときにあわてず美しく保管できる、バッグと帽子の片付け収納
- カバンをまとめてディスプレイ収納
カバン置き場をきちんと決めるだけで、かなり快適になることが実感できるはずです。ちょっとしたひと工夫で簡単に実践できることなので、これを機に、気になっていたカバン置き場問題を解決してみませんか?
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今の住んでいるマンションは収納が少なく、いつも悩んでいるトピックなので、とても参考になります♪
カバンに添うように帽子が・・・帽子好きにとっても参考になりました。
インテリアの一部としてバッグをディスプレイするアイデア、素敵です。
お気に入りを眺めていられる時間が増えそうです