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使うときにあわてず美しく保管できる、バッグと帽子の片付け収納
ファッション小物の収納を考える記事の第2弾。用途、素材、形、サイズもいろいろなら、シーズンごとに入れ替えも必要なバッグと帽子の収納に関する、実践的なアドバイスです。
新倉暁子
2016年5月31日
短期大学卒業後百貨店で外資系ブランドの販売、ディスプレイ、顧客管理等に携わった後、語学留学の為渡英、帰国後外資系企業の営業事務等を経て結婚、出産。
出産を機に、自宅で過ごす時間が増えインテリアや暮らしについて深く考える。
モノだけ一生懸命片付けても「心地よい暮らし」はやってこない。住空間だけでなく・時間・子育て環境/働き方・情報と思考の整理整頓をバランスよく暮らし全般を整えることの大切さを提案。
元片付けられない女の経験を活かした片付け講座、個人向け片付けサポートなどに携わる。
北欧視察したことをきっかけに、人々の暮らしにおける考え方に強く共感。”幸福度の高い北欧ライフスタイル研究と発信。北欧流Lgoma(ラゴム)な暮らし方、モノとコトの整頓をサービスしている。
北欧の暮らしから「ちょうどいい」幸せのカタチを発信する「北欧くらしラボ/ミッケリュッカプロジェクト」の共同発起人
HP:http://studio-cozy-home.com/
ブログ: http://ameblo.jp/dear0412
短期大学卒業後百貨店で外資系ブランドの販売、ディスプレイ、顧客管理等に携わった後、語学留学の為渡英、帰国後外資系企業の営業事務等を経て結婚、出産。
出産を機に、自宅で過ごす時間が増えインテリアや暮らしについて深く考える。
モノだけ一生懸命片付けても「心地よい暮らし」はやってこない。住空間だけでなく・時間・子育て環境/働き方・情報と思考の整理整頓をバランスよく暮らし全般を整えることの大切さを提案。
元片付けられない女の経験を活かした片付け講座、個人向け片付けサポートなどに携わる。
北欧視察したことをきっかけに、人々の暮らしにおける考え方に強く共感。”幸福度の高い北欧ライフスタイル研究と発信。北欧流Lgoma(ラゴム)な暮らし方、モノとコトの整頓をサービスしている。
北欧の暮らしから「ちょうどいい」幸せのカタチを発信する「北欧くらしラボ/ミッケリュッカプロジェクト」の共同発起人
HP:
ブログ:... もっと見る
前回の記事「絶対なくさない! コーディネートがすぐ決まる! ファッション小物の片付け収納」では、アクセサリーを中心としたファッション小物の収納について書きましたが、今回はさらに、アイテムごとの収納の工夫が必要となるバッグと帽子について、そのポイントをお伝えしたいと思います。
バッグと一口に言っても、スーツケース、旅行バッグなどの大きなものから、小脇に抱えるクラッチバッグ、肩からかけるショルダーバッグやポシェット、仕事に使うカッチリとしたビジネスバッグなど、その種類はさまざまです。ふと思いついたバッグを書き出しただけでこれだけありますが、それに加え、普段使いやスポーツ用などのカジュアルなものか、慶弔用などのフォーマルなものかの別、素材や形もそれこそいろいろ。おしゃれ上手な方なら、バッグも帽子も、ついつい多くなってしまうアイテムなのではないでしょうか。
バッグと一口に言っても、スーツケース、旅行バッグなどの大きなものから、小脇に抱えるクラッチバッグ、肩からかけるショルダーバッグやポシェット、仕事に使うカッチリとしたビジネスバッグなど、その種類はさまざまです。ふと思いついたバッグを書き出しただけでこれだけありますが、それに加え、普段使いやスポーツ用などのカジュアルなものか、慶弔用などのフォーマルなものかの別、素材や形もそれこそいろいろ。おしゃれ上手な方なら、バッグも帽子も、ついつい多くなってしまうアイテムなのではないでしょうか。
バッグは洋服収納の近くに
バッグはコーディネートの一部と考え、洋服を管理している場所の周辺に収納するのがベストです。また、靴とバッグの組み合わせが決まると、全体のコーディネートがまとまりやすくなるのはご存じの通り。おしゃれ上手な方の収納レイアウトとしてもっと欲を言えば、靴とバッグを決める際の動線も確保できると、さらに理想的です。
バッグはコーディネートの一部と考え、洋服を管理している場所の周辺に収納するのがベストです。また、靴とバッグの組み合わせが決まると、全体のコーディネートがまとまりやすくなるのはご存じの通り。おしゃれ上手な方の収納レイアウトとしてもっと欲を言えば、靴とバッグを決める際の動線も確保できると、さらに理想的です。
普段用、フォーマル用、シーズンオフに分ける
さて、我が家のバッグ収納もやはり、洋服と同じ場所で管理をしています。
デイリー使いとそうでないもの(パーティー用、慶弔用、シーズンオフ)に分けて、現在使っているものを使いやすい位置に収納しています。
シーズンオフのものは、通気性のよいラタン素材のバスケットなどに入れて、革素材の大切なバッグは型崩れを防ぐため、中に詰めものをして休ませるとよいでしょう。
さて、我が家のバッグ収納もやはり、洋服と同じ場所で管理をしています。
デイリー使いとそうでないもの(パーティー用、慶弔用、シーズンオフ)に分けて、現在使っているものを使いやすい位置に収納しています。
シーズンオフのものは、通気性のよいラタン素材のバスケットなどに入れて、革素材の大切なバッグは型崩れを防ぐため、中に詰めものをして休ませるとよいでしょう。
お店でもらう「布袋」は必要?
高級ブランドのバッグをたくさん持っている方から「購入時にお店で入れてくれるブランドの布袋に入れて保存した方がいいのですか?」と聞かれることがたびたびあります。
布袋は、かばんを外部摩擦や埃から守ってくれる役割もあるのですが、布袋がかびてしまった、布袋に何だかわからない染みがついている……そんな状態になっている場合は使用しないでください。革製品はデリケートなので、守ってくれるはずの布袋がバッグに悪影響を及ぼす可能性もあります。革と革が触れる状態でなければ、布袋は必ずしも必要ないかもしれません。
どうしても心配な方は、不織布製の袋に入れることをおすすめします。不織布の袋に覆われていると中身がわからなくなりがちなので、見える場所に写真などのラベルタグをつけると迷わないでしょう。
革のバッグを何年も風通しの悪いクローゼットに放置したままにしておくと、カビの温床になりがちです。購入時に入っていた詰めものも、そのまま同じものを詰め続けるのではなく、一年に一度は交換し、時々全体を点検して、大切に扱ってあげてください。
高級ブランドのバッグをたくさん持っている方から「購入時にお店で入れてくれるブランドの布袋に入れて保存した方がいいのですか?」と聞かれることがたびたびあります。
布袋は、かばんを外部摩擦や埃から守ってくれる役割もあるのですが、布袋がかびてしまった、布袋に何だかわからない染みがついている……そんな状態になっている場合は使用しないでください。革製品はデリケートなので、守ってくれるはずの布袋がバッグに悪影響を及ぼす可能性もあります。革と革が触れる状態でなければ、布袋は必ずしも必要ないかもしれません。
どうしても心配な方は、不織布製の袋に入れることをおすすめします。不織布の袋に覆われていると中身がわからなくなりがちなので、見える場所に写真などのラベルタグをつけると迷わないでしょう。
革のバッグを何年も風通しの悪いクローゼットに放置したままにしておくと、カビの温床になりがちです。購入時に入っていた詰めものも、そのまま同じものを詰め続けるのではなく、一年に一度は交換し、時々全体を点検して、大切に扱ってあげてください。
慶弔用は一式でまとめておく
慶弔用のバッグは袱紗、数珠、サブバッグ、香典袋、ストッキングなど、そのときに使うであろうものと一緒に、それぞれ慶事用、弔事用セットとしてまとめておき、いざというときにあわてないようにスタンバイ状態で収納をしています。
普段用は「自分のテリトリー」に「自立させる」
ではデイリーのバッグの収納はというと、「取り出しやすくもとに戻しやすい」「見渡しやすい」ことをポイントに自立させた収納にしています。
バッグを「自立させる」というと不思議に思われるかもしれませんが、さまざまな形と素材があるバッグの中には、どうしてもくたっ、べろんとなりやすいバッグもあります。これらをそのまま置いただけでは見た目にも美しくないですし、取り出すときに隣のバッグがからみついて雪崩を起こし、短気な私はそのたびにイライラしてしまいます。バッグは「自立が基本」、自立できないものはたとえばブックエンドやファイルボックスを使用して、しっかり「自分のテリトリー」に立ってもらうようにしています。
慶弔用のバッグは袱紗、数珠、サブバッグ、香典袋、ストッキングなど、そのときに使うであろうものと一緒に、それぞれ慶事用、弔事用セットとしてまとめておき、いざというときにあわてないようにスタンバイ状態で収納をしています。
普段用は「自分のテリトリー」に「自立させる」
ではデイリーのバッグの収納はというと、「取り出しやすくもとに戻しやすい」「見渡しやすい」ことをポイントに自立させた収納にしています。
バッグを「自立させる」というと不思議に思われるかもしれませんが、さまざまな形と素材があるバッグの中には、どうしてもくたっ、べろんとなりやすいバッグもあります。これらをそのまま置いただけでは見た目にも美しくないですし、取り出すときに隣のバッグがからみついて雪崩を起こし、短気な私はそのたびにイライラしてしまいます。バッグは「自立が基本」、自立できないものはたとえばブックエンドやファイルボックスを使用して、しっかり「自分のテリトリー」に立ってもらうようにしています。
ショルダーストラップつきのバッグは
ショルダーが長めなポシェットは、フックを利用して掛ける収納がおすすめです。クローゼットの壁面に吊るしたり、クローゼットドアの内側を利用したり、ハンガーバーに大きめのS字フックを掛ければ、ハンギングスペースとして使うこともできます。
どうしても掛ける場所がない場合は、ショルダーストラップをバッグの中におさめてしまえば、からまることも防げますし、平置き収納も可能になります。
ショルダーが長めなポシェットは、フックを利用して掛ける収納がおすすめです。クローゼットの壁面に吊るしたり、クローゼットドアの内側を利用したり、ハンガーバーに大きめのS字フックを掛ければ、ハンギングスペースとして使うこともできます。
どうしても掛ける場所がない場合は、ショルダーストラップをバッグの中におさめてしまえば、からまることも防げますし、平置き収納も可能になります。
コーディネートに欠かせない帽子
最近のファッショントレンドの傾向でしょうか、帽子をデイリーにコーディネートに取り入れている方が多く見かけられます。そうなると帽子も収納に悩まされるアイテムの上位に挙がってきますね。
最近のファッショントレンドの傾向でしょうか、帽子をデイリーにコーディネートに取り入れている方が多く見かけられます。そうなると帽子も収納に悩まされるアイテムの上位に挙がってきますね。
オンシーズンの帽子はクローゼットの上部と下部に
私の場合、今の季節で使う帽子はもとの形が立体的なものとそうでないものを分けて収納しています。
ブリム(つば)付きの立体的な帽子(かぶっていない状態で下から見ても立体的な形をしているもの)はクローゼットの上部に、基本的に平置き収納で置いていますが、ニットキャップや折りたためる帽子などは、バッグとしてはあまり使っていないキャンパス地のトートバッグに放り込んで、視線より下の場所にフックで吊るして収納しています。
私の場合、今の季節で使う帽子はもとの形が立体的なものとそうでないものを分けて収納しています。
ブリム(つば)付きの立体的な帽子(かぶっていない状態で下から見ても立体的な形をしているもの)はクローゼットの上部に、基本的に平置き収納で置いていますが、ニットキャップや折りたためる帽子などは、バッグとしてはあまり使っていないキャンパス地のトートバッグに放り込んで、視線より下の場所にフックで吊るして収納しています。
コレクションを見せる収納も楽しい
たくさん帽子を持っている方は、平置きだけではなく壁面を利用して、見て楽しくワクワクするハンギング収納を採用したり、折りたためる素材のものを透明ポケットのウォールポケットに入れる収納なども、おしゃれテンションが上がっていいかもしれません。
もっとしっかりしまいたい方には、ハンガーバーに吊り下げできるタイプの布製収納ラックもいろいろ出ていますので、必要に応じて試してみてはいかがでしょうか。
たくさん帽子を持っている方は、平置きだけではなく壁面を利用して、見て楽しくワクワクするハンギング収納を採用したり、折りたためる素材のものを透明ポケットのウォールポケットに入れる収納なども、おしゃれテンションが上がっていいかもしれません。
もっとしっかりしまいたい方には、ハンガーバーに吊り下げできるタイプの布製収納ラックもいろいろ出ていますので、必要に応じて試してみてはいかがでしょうか。
夏の日射し対策セットを玄関に
これからの時期は、日射しの強さが本格的になります。日よけ対策など実用的な用途で帽子をフル活用したい方なら、クローゼットに収納するよりも玄関まわり、たとえば下駄箱扉の内側などに収納すると「あっ、忘れた!」という事態を防げるのでは。かくいう私も、使用頻度が高いサングラスとキャップを一緒に玄関で収納しています。
これからの時期は、日射しの強さが本格的になります。日よけ対策など実用的な用途で帽子をフル活用したい方なら、クローゼットに収納するよりも玄関まわり、たとえば下駄箱扉の内側などに収納すると「あっ、忘れた!」という事態を防げるのでは。かくいう私も、使用頻度が高いサングラスとキャップを一緒に玄関で収納しています。
オフシーズンの帽子はボックスに
ニットキャップなど、折りたためるものはかさばらないので心配ないのですが、ブリム(つば)付きの帽子などはそうはいきません。シーズンが終わってお手入れをし、次の年までしばしお休みというとき、型崩れしやすい帽子は頭の部分に軽く詰め物をして、ふたができる箱に入れて収納することが必要です。専用の帽子箱でなくてもよく、安価で丈夫な段ボール製のバンカーズボックスなどは、積み重ねておくことができるのでおすすめです。同じような形の帽子なら、間に薄紙を挟んで重ねて収納しても大きな問題はありませんが、ブリムの部分は傷みやすいのでやや注意してください。デリケートな素材も多いので、ご自身の持ち物の形状、材質と相談して決めてくださいね。
ニットキャップなど、折りたためるものはかさばらないので心配ないのですが、ブリム(つば)付きの帽子などはそうはいきません。シーズンが終わってお手入れをし、次の年までしばしお休みというとき、型崩れしやすい帽子は頭の部分に軽く詰め物をして、ふたができる箱に入れて収納することが必要です。専用の帽子箱でなくてもよく、安価で丈夫な段ボール製のバンカーズボックスなどは、積み重ねておくことができるのでおすすめです。同じような形の帽子なら、間に薄紙を挟んで重ねて収納しても大きな問題はありませんが、ブリムの部分は傷みやすいのでやや注意してください。デリケートな素材も多いので、ご自身の持ち物の形状、材質と相談して決めてくださいね。
どこに収納したら取り出しやすくてもとに戻しやすいのか、それはそれぞれの人の生活動線と、そのものをどう使いたいかに深く関わってきます。これはファッションアイテムに限らず、言うまでもなくすべての片付け収納に当てはまることです。
2回にわたって、コーディネートのカギになるファッション小物の収納を取り上げました。あなたが毎朝、その日のコーディネートを決めるときやここぞというおしゃれをするとき、ワクワクしながらテンションを上げたいタイプならば、見せる収納が向いているでしょう。いっぽう、限られた時間を生かし、無駄を極力省きたいという合理的な収納を望むタイプだったなら……、そんなこともあわせて考えてみると、ご自分に適した使いやすいオリジナル収納を組み立てていけるかもしれませんね。
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収納・クローゼットを参考にする
近くの片付け・収納アドバイザーに相談する
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