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ゆとりある敷地で自分たちの理想をかなえる茨城の家10選
都心へのアクセスがよく、住宅平均敷地面積全国1位の茨城県。豊かな日々の暮らしをもとめる人たちに人気のエリアです。
Houzz Japan
2018年4月23日
Houzz Japan 公式アカウント
茨城県の1住宅あたりの平均敷地面積は、424.79平方メートル。全国平均の263.23平方メートルの1.6倍で、全国1位となっています(平成25年住宅・土地統計調査)。建屋の配置、アプローチや庭、テラスといった外部空間も含めて住まい手のこだわりを反映させて計画され、最近は自然素材を外部に使いたいという要望が多いそう。複数世帯が一緒に暮らすのも一般的で、以前は母屋の増築が好まれましたが、最近では敷地の広さを活かし、母屋とは別に子世帯の平家を建てる傾向にあります。県南部では、つくばエクスプレス沿線を中心に都会生活と昔ながらの田園生活が共存し、古民家をモダンに再生するプロジェクトや、自家菜園を楽しむオーナーも増えています。県北地区や鹿行地区では海や山といった自然を取り入れた家が人気です。開放的な開口部をつくりつつプライバシーに配慮した植栽、建屋のレイアウトに工夫をこらし、県各地の自然環境に合う、省エネを考慮した住宅建築が人気です。
さんかく屋根の家
設計:井川建築設計事務所 / igawa-architecture
中庭のある平屋建て、バリアフリーの住まいです。緑地と菜園に挟まれた居住エリアで、周辺環境を保全するための制限がありました。外部のバリアフリーアクセスや内部のバリアフリー計画は、専門家のアドバイスを活かし、車椅子生活に対応しています。車椅子かどうかに関わらず、スムーズな生活動線となるよう、レイアウトを検討し、寸法や設備配置、建具などをバリアフリー化することにより、介護側の負担も軽減されます。家と敷地全体がつながるデザインは、車椅子での自由なアクセスを可能にしました。
設計:井川建築設計事務所 / igawa-architecture
中庭のある平屋建て、バリアフリーの住まいです。緑地と菜園に挟まれた居住エリアで、周辺環境を保全するための制限がありました。外部のバリアフリーアクセスや内部のバリアフリー計画は、専門家のアドバイスを活かし、車椅子生活に対応しています。車椅子かどうかに関わらず、スムーズな生活動線となるよう、レイアウトを検討し、寸法や設備配置、建具などをバリアフリー化することにより、介護側の負担も軽減されます。家と敷地全体がつながるデザインは、車椅子での自由なアクセスを可能にしました。
土浦の家
設計:木楽工房 Atelier Kiraku
設計事務所、大工、作庭家、製材所、林業家がフラットにつながり、材だけでなく家づくりのプロセスや体系も環境や地域に根ざす地産地消に取り組む〈木楽工房〉。オーナーはこの家を、10年ほどの週末滞在を経て、終の住処として使用する予定です。故郷で晴耕雨読の生活を望むオーナーのため、畑の日照を確保する平屋建てとし、切妻屋根を採用。畑に雨水タンク、庭に天水桶を置いて雨水利用を促し、外壁や木製建具を保護する深い軒が快適な環境をつくり出しています。畑・庭仕事に活躍する土間は、深岩石貼りと笠間の真砂土を使用した三和土仕上げを採用。夏は打ち水で涼気を、冬は薪ストーブで沸かした湯をまいて加湿します。
オーナーは常陸太田市の山林で伐採を体験、樹齢97年の桧丸太を棟木に使用。また、大工の刻み場も見学し、伐採した木材が家のどの部分に使用されるかを知りました。使われた構造材の9割が県産材です。杉の建具や檜風呂も地元の木材を使って製作。空間を構成する素材やその加工に至るまでトレーサビリティが確保され、自然とともにある生活の器に、職人たちの丁寧な手仕事と家づくりの記憶が刻まれています。続きはこちら
設計:木楽工房 Atelier Kiraku
設計事務所、大工、作庭家、製材所、林業家がフラットにつながり、材だけでなく家づくりのプロセスや体系も環境や地域に根ざす地産地消に取り組む〈木楽工房〉。オーナーはこの家を、10年ほどの週末滞在を経て、終の住処として使用する予定です。故郷で晴耕雨読の生活を望むオーナーのため、畑の日照を確保する平屋建てとし、切妻屋根を採用。畑に雨水タンク、庭に天水桶を置いて雨水利用を促し、外壁や木製建具を保護する深い軒が快適な環境をつくり出しています。畑・庭仕事に活躍する土間は、深岩石貼りと笠間の真砂土を使用した三和土仕上げを採用。夏は打ち水で涼気を、冬は薪ストーブで沸かした湯をまいて加湿します。
オーナーは常陸太田市の山林で伐採を体験、樹齢97年の桧丸太を棟木に使用。また、大工の刻み場も見学し、伐採した木材が家のどの部分に使用されるかを知りました。使われた構造材の9割が県産材です。杉の建具や檜風呂も地元の木材を使って製作。空間を構成する素材やその加工に至るまでトレーサビリティが確保され、自然とともにある生活の器に、職人たちの丁寧な手仕事と家づくりの記憶が刻まれています。続きはこちら
House of Blocks
設計:Kichi Architectural Design
オーナーが好きなアンティークの家具や小物、古道具と調和をとるため、木、石、モルタルなど素材感がありながらシンプルで主張しすぎない材料を丁寧に選んでいきました。各部屋は決して広さがあるわけではありませんが、吹き抜けやロフトなどで空間の広がりをつくり、収納をしっかり確保するなど工夫しています。家の中心にある階段はお母さんが料理をしている間、子供の椅子になり、本を読んだりテレビを観たりして会話を楽しんでいます。三角屋根の外観は前面道路側に窓を設けず、家の形の大きな積み木のようなデザインにしました。
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間取りのマジックで、コンパクトなマンションに一戸建ての雰囲気を
設計:Kichi Architectural Design
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大きな屋根の家
設計:カナエル家
「常にリビングに家族が集まる空間を」という要望に応え、1階だけでも生活できるように主寝室も1階に配置しました。2階には子ども部屋と納戸があり、黒板塗料を塗った廊下の壁では子供たちが自由にお絵かきを楽しんでいます。床材はアカシア、天井は杉材の羽目板、壁にエッグパルプを使用した壁紙を使用するなど、自然素材をふんだんに使い、あたたかみのある家になりました。
設計:カナエル家
「常にリビングに家族が集まる空間を」という要望に応え、1階だけでも生活できるように主寝室も1階に配置しました。2階には子ども部屋と納戸があり、黒板塗料を塗った廊下の壁では子供たちが自由にお絵かきを楽しんでいます。床材はアカシア、天井は杉材の羽目板、壁にエッグパルプを使用した壁紙を使用するなど、自然素材をふんだんに使い、あたたかみのある家になりました。
つくばの家
設計:m・style 一級建築士事務所
二世帯、家族5人が住む平屋で、敷地はけやき林に隣接し、大開口の窓によって季節の移ろいを絵画のように切り取る家です。日本家屋のような深い軒と三角形の大きな屋根が外壁の木部を雨から守るほか、夏には強い日差しを遮り、冬には室内の奥深くまで日差しを取り込みます。将来的な家族形態の変化に対応できるよう、部屋を連続させ、室内は間仕切りを必要最小限にしてリビングダイニングから寝室まで一体的に広々と使っています。二世帯で使う水回りの床は、土間をイメージして、フローリング部分から一段下げたコンクリート仕上げ。冬にはコンクリートの床が日差しを受けて蓄熱床となり、室内の寒さを和らげます。
設計:m・style 一級建築士事務所
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te to te
設計:e do design 一級建築士事務所
前面道路側は窓のない閉鎖的な外観ですが、内部は明るく開放的になるよう、配置や窓の計画に工夫されています。LDKを前面道路から死角になる位置に配置しているので、日中は視線を気にすることなく明るい空間で過ごせます。裏の雑木林を借景する窓があり、ブラインドが不要な窓を要所要所に設けています。その結果、視線が抜けて開放感を得られるとともに、毎日の生活のなかで、四季の変化を感じることができます。
設計:e do design 一級建築士事務所
前面道路側は窓のない閉鎖的な外観ですが、内部は明るく開放的になるよう、配置や窓の計画に工夫されています。LDKを前面道路から死角になる位置に配置しているので、日中は視線を気にすることなく明るい空間で過ごせます。裏の雑木林を借景する窓があり、ブラインドが不要な窓を要所要所に設けています。その結果、視線が抜けて開放感を得られるとともに、毎日の生活のなかで、四季の変化を感じることができます。
古民家再生住宅-家族と風土を見守る家-
設計:井川建築設計事務所 / igawa-architecture
オーナーが長年暮らしてきた家の改修のため、「家の記憶の継承」がテーマに。土間や縁側、続き間を残し、以前と同じように地域とのつながりを保っています。柱や梁、建具や天井材なども使えるものは補修して再利用。新規の仕上材は既存のものと色合いを合わせ、外観も家の高さや屋根の勾配は前の家と同じにして面影を残しました。性能面では、家を柱と梁だけの状態にし、基礎を新たにつくり、構造を補強し、高性能の断熱材を充填。耐震性や断熱性が向上しました。また、キッチンやトイレの設備面は最新のものを導入。照明器具はLEDや、高効率の給湯器を設置して省エネ化を図っています。
設計:井川建築設計事務所 / igawa-architecture
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SweetHome
設計・施工:モリハウジング
すっきりとした外観にナチュラルなインテリアで、白と茶色を中心とした落ち着いたコーディネートに、雑貨が好きな住まい手のセンスが光ります。長く住むことを念頭に、将来的な家族の年齢、家具・家電、趣味の変化に対応できるレイアウトを意識して計画されました。バリアフリーにもこだわり、手すりは握りやすくて手にやさしく、経年変化を美しく感じられる無垢材を使用。細部の造作まで住まい手の要望に応えています。
設計・施工:モリハウジング
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茨城の住宅
設計:Less is design Inc.
手芸クラフトを一緒に楽しむ友人たちが頻繁に集まるオーナーの家。その暮らしぶりや、好みのスタイル、趣味を設計に反映させています。パブリックなLDKは吹き抜けや天窓と中庭で開放感を、プライベートな空間は、建物の内部に、もう一軒、板張りの建物を構成することで対比させたギミックになっています。板張りの建物にはガルバリウム鋼板の屋根を葺いています。
設計:Less is design Inc.
手芸クラフトを一緒に楽しむ友人たちが頻繁に集まるオーナーの家。その暮らしぶりや、好みのスタイル、趣味を設計に反映させています。パブリックなLDKは吹き抜けや天窓と中庭で開放感を、プライベートな空間は、建物の内部に、もう一軒、板張りの建物を構成することで対比させたギミックになっています。板張りの建物にはガルバリウム鋼板の屋根を葺いています。
アートと暮らす|ギャラリーハウス
設計:長谷川建築デザインオフィス
施工:TH-1
画家であり美術教師でもあるオーナー。倉庫にしまわれていた大型の作品を飾れるように配慮しながらも、壁をあまり増やさない空間構成となるよう工夫しています。庭へ開いた開口部は額縁のないキャンバス。庭の景色も絵になります。垂れ壁に大型の作品を飾ることで作品自体を自然光から保護。裏庭もふくめ、外部に展示スペースをいくつも配置したギャラリーハウスです。作品制作用の屋外アトリエスペースは、リビングと一続きになっているため、家族のアウトドアリビングとしても使えます。天井の高いギャラリーリビングと2階の子供部屋は、吹き抜けとゲートを介して結ばれ、程よく空間を引き締め、良好な連続性が生まれています。
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