我が家の「コモンスペース」、リビングの収納ルール
家族の集まる場所だけに散らかりやすい、リビング空間の収納がうまくいくコツとは? モノの「住所」の明確化、ルールの決め方、「生活感」に対する考え方など、参考にしてみてください。
新倉暁子
2016年2月23日
短期大学卒業後百貨店で外資系ブランドの販売、ディスプレイ、顧客管理等に携わった後、語学留学の為渡英、帰国後外資系企業の営業事務等を経て結婚、出産。
出産を機に、自宅で過ごす時間が増えインテリアや暮らしについて深く考える。
モノだけ一生懸命片付けても「心地よい暮らし」はやってこない。住空間だけでなく・時間・子育て環境/働き方・情報と思考の整理整頓をバランスよく暮らし全般を整えることの大切さを提案。
元片付けられない女の経験を活かした片付け講座、個人向け片付けサポートなどに携わる。
北欧視察したことをきっかけに、人々の暮らしにおける考え方に強く共感。”幸福度の高い北欧ライフスタイル研究と発信。北欧流Lgoma(ラゴム)な暮らし方、モノとコトの整頓をサービスしている。
北欧の暮らしから「ちょうどいい」幸せのカタチを発信する「北欧くらしラボ/ミッケリュッカプロジェクト」の共同発起人
HP:http://studio-cozy-home.com/
ブログ: http://ameblo.jp/dear0412
短期大学卒業後百貨店で外資系ブランドの販売、ディスプレイ、顧客管理等に携わった後、語学留学の為渡英、帰国後外資系企業の営業事務等を経て結婚、出産。
出産を機に、自宅で過ごす時間が増えインテリアや暮らしについて深く考える。
モノだけ一生懸命片付けても「心地よい暮らし」はやってこない。住空間だけでなく・時間・子育て環境/働き方・情報と思考の整理整頓をバランスよく暮らし全般を整えることの大切さを提案。
元片付けられない女の経験を活かした片付け講座、個人向け片付けサポートなどに携わる。
北欧視察したことをきっかけに、人々の暮らしにおける考え方に強く共感。”幸福度の高い北欧ライフスタイル研究と発信。北欧流Lgoma(ラゴム)な暮らし方、モノとコトの整頓をサービスしている。
北欧の暮らしから「ちょうどいい」幸せのカタチを発信する「北欧くらしラボ/ミッケリュッカプロジェクト」の共同発起人
HP:
ブログ:... もっと見る
家にも「コモンスペース」と「プライベートスペース」があり、リビングは「コモンスペース」の代表的な場所です。文字通り、家族の共有スペースであることはもちろんですが、いつでもそこに帰りたくなる場所、家族みんなのくつろぎと癒しの空間であるリビングだからこそ、気持ちのいい素敵なスペースにしたいもの。でも人が集まるからこそ、片付け収納では難しい点もあります。
たとえば、「便利だから」「また使うから」といって、たくさんのモノがルールもなく、乱雑に置きっぱなしになっていたりしませんか?今よりもっとすっきりとしたリビングで心地よく生活できるように、家族の共用空間の収納ルールを見直してみましょう。
たとえば、「便利だから」「また使うから」といって、たくさんのモノがルールもなく、乱雑に置きっぱなしになっていたりしませんか?今よりもっとすっきりとしたリビングで心地よく生活できるように、家族の共用空間の収納ルールを見直してみましょう。
リビングをもっと心地よい場所にするために
あなたにとって、リビングとはどんなスペースですか?
お茶を飲んでくつろぐ、読書する、ときにお風呂上がりにストレッチをする……など、リビングですることはたくさんあります。ともすると就寝時以外、大半の時間をこのリビングスペースで過ごしているのではないでしょうか。
そんなリビングは、いつもほっとできる空間になっていて欲しいですね。
あなたにとって、リビングとはどんなスペースですか?
お茶を飲んでくつろぐ、読書する、ときにお風呂上がりにストレッチをする……など、リビングですることはたくさんあります。ともすると就寝時以外、大半の時間をこのリビングスペースで過ごしているのではないでしょうか。
そんなリビングは、いつもほっとできる空間になっていて欲しいですね。
たとえば、家族で暮らしていると、一緒にいる心地よさも相まって、個々がリビングに思い思いのモノを出しっぱなしにしてしまう、という現象が起こります。
誰か1人が「ちょっとくらいいいか」と置きっぱなしにすると、また1人……片付けられない「負の連鎖」が始まります。これではせっかくのくつろぎ空間が台無しになってしまいます。
リビングは我が家の「コモンスペース(共有空間)」と考え、一緒に使う人を思いやり、自分のモノは出しっぱなしにせず、必ず1日1度はリセット=もとに戻すように心がけましょう。
誰か1人が「ちょっとくらいいいか」と置きっぱなしにすると、また1人……片付けられない「負の連鎖」が始まります。これではせっかくのくつろぎ空間が台無しになってしまいます。
リビングは我が家の「コモンスペース(共有空間)」と考え、一緒に使う人を思いやり、自分のモノは出しっぱなしにせず、必ず1日1度はリセット=もとに戻すように心がけましょう。
10分で片付く仕組みづくりを
簡単にもとに戻すためには、片付く仕組みづくりこそ大切な作業になってきます。
暮らしの中でモノを元に戻す作業はほぼ毎日行われますが、出しっぱなしで片づけられない状況に陥るのはひとえに、もとに戻す仕組みが整っていないことが原因です。
簡単にもとに戻すためには、片付く仕組みづくりこそ大切な作業になってきます。
暮らしの中でモノを元に戻す作業はほぼ毎日行われますが、出しっぱなしで片づけられない状況に陥るのはひとえに、もとに戻す仕組みが整っていないことが原因です。
モノにも明確な「住所」を決める
毎日心地よく過ごすために、一度モノについて真剣に向き合い、取捨選択をします。そしてそのモノを使いやすくもとに戻しやすい位置決めをし、「住所」を決定してあげましょう。そしてもちろんその情報は、一緒に住む家族としっかり共有する必要があります。
家族のコモンスペースであるリビングこそ、住所の明確化と情報共有は必須です。こうすることで、「ねえ、あれどこだっけ?」と聞かれなくなるだけでなく、出しっぱなしも防ぐことができます。
すべてのモノに家族全員が知っている明確な住所を決めれば、10分でモノを元の位置に戻すことも容易にできます。
またモノの引っ越し(移動)があった場合は、その都度、新しい住所を家族にしっかり知らせてくださいね。
毎日心地よく過ごすために、一度モノについて真剣に向き合い、取捨選択をします。そしてそのモノを使いやすくもとに戻しやすい位置決めをし、「住所」を決定してあげましょう。そしてもちろんその情報は、一緒に住む家族としっかり共有する必要があります。
家族のコモンスペースであるリビングこそ、住所の明確化と情報共有は必須です。こうすることで、「ねえ、あれどこだっけ?」と聞かれなくなるだけでなく、出しっぱなしも防ぐことができます。
すべてのモノに家族全員が知っている明確な住所を決めれば、10分でモノを元の位置に戻すことも容易にできます。
またモノの引っ越し(移動)があった場合は、その都度、新しい住所を家族にしっかり知らせてくださいね。
手元に置いておきたいモノは出しっぱなしでもいい
ソファに座りながら読書をする習慣がある人なら、いつものその場所の近くに、デザイン性も配慮したマガジンラックを設置して、一緒に使うしおりや文具もまとめておく。これもモノの住所の設定の一例です。「読みかけの本はここだけ」とルールを決めれば、それは「意味のある」出しっぱなしです。こういった簡単なルールを決めることで、意味のない出しっぱなしを完全に防ぐことができるのです。
ソファに座りながら読書をする習慣がある人なら、いつものその場所の近くに、デザイン性も配慮したマガジンラックを設置して、一緒に使うしおりや文具もまとめておく。これもモノの住所の設定の一例です。「読みかけの本はここだけ」とルールを決めれば、それは「意味のある」出しっぱなしです。こういった簡単なルールを決めることで、意味のない出しっぱなしを完全に防ぐことができるのです。
ほかにも、こういったルールを
- 出しっぱなしになりがちなモノがなぜ出しっぱなしになるのかリサーチする。
- なるべく使う場所の近くで収納する。
- 使うモノとグルーピングして同一の場所に収納する。
- 出しっぱなしと決めたなら、収納用品をリビングの雰囲気を損ねないお気に入りのモノを選ぶ。
- ゆるいルールでもいったん取り決めて、それに従って生活することを守る。
- あいまいな収納をつくらない。
リビングは収納用品にもこだわって
家族がくつろぐ空間であるリビングですが、その家を訪れたゲストが共有する空間でもあります。
来客時、すっきりした素敵な空間を披露したいがために、生活感のある普段使いのモノを、急遽すべて別の場所へ移動する、なんてことをしていないでしょうか。
暮らしていれば、生活感が出るのは当たり前です。ホテルライクな空間を望んでいたとしても、リビングとはそもそも用途が違うのだから、しかたがありません。
家族がくつろぐ空間であるリビングですが、その家を訪れたゲストが共有する空間でもあります。
来客時、すっきりした素敵な空間を披露したいがために、生活感のある普段使いのモノを、急遽すべて別の場所へ移動する、なんてことをしていないでしょうか。
暮らしていれば、生活感が出るのは当たり前です。ホテルライクな空間を望んでいたとしても、リビングとはそもそも用途が違うのだから、しかたがありません。
素敵な空間を演出するために、リビングの収納用品は見た目と用途を兼ね備えたものをこだわって選ぶのはどうでしょうか。たとえば、行き場のすぐに見つからないモノを放り込む「一時収納」のために、とびきり素敵なデザインのかごを選んで「見せる収納」にするなどは有効です。
普段は開けっ放しの収納家具があったら、スライドドアやロールスクリーンを採用して来客仕様にするなど、工夫次第で、不意の来訪にもあわてず対応できるようになりますよ。
普段は開けっ放しの収納家具があったら、スライドドアやロールスクリーンを採用して来客仕様にするなど、工夫次第で、不意の来訪にもあわてず対応できるようになりますよ。
生活感を見せないようにするために、普段から何でもかんでも隠してしまう収納はナンセンスですし、使いやすくなければ続きません。
片付けやすい仕組みづくり、モノの住所の明確化、出しっぱなしのルールなど、いくつかのキーワードを参考に、一緒に暮らす家族にも思いやりをもって工夫を重ね、コモンスペースならではの、使いやすい収納を心がけてみてください。
片付けやすい仕組みづくり、モノの住所の明確化、出しっぱなしのルールなど、いくつかのキーワードを参考に、一緒に暮らす家族にも思いやりをもって工夫を重ね、コモンスペースならではの、使いやすい収納を心がけてみてください。
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この文面が全てを物が建ていますね~
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ポイントは~
掃除やお片付けをする前に買う時点での判断が全てに通いるんじゃないでしょうか~安物買いの銭失いと言う諺もありますよ!