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インテリアコーディネートにまつわるありがちな7つの失敗とその解決法
自分らしいインテリアにしたい、トレンドを取り入れたいと思ったのに、なぜかうまくいかない……そんな人は、ぜひ以下の7つのありがちな失敗とその解決法を参考にしてみてください!
tidgboutique
2016年8月11日
多くの人がインテリアをコーディネートするというプロジェクトに尻込みする大きな理由の1つは、手痛い失敗をしたくないということ。そんな人でも自信を持って自分らしい夢のデザインに取りかかれるように、そしてそれが最初から上手くいくように、インテリアコーディネート全般にまつわる、ありがちな7つの失敗をまとめました。これらを反面教師にすれば、気をつけるべきことや、失敗しかかったときの軌道修正の方法がわかるはずです。
1. 最初にペンキを選んでしまう
ペンキはいろいろな意味で(特に純粋に面積という意味では)インテリアデザインの最大の要素の1つではありますが、だからといって必ずしも最初に選ぶべきではありません。
解決法
部屋に必要な布製品(ラグ、クッション、カーテン、椅子の張り地など)をある程度決めてから、調和する色をカード式の色見本帳や塗装サンプルから選んだほうがずっと楽です。逆に、塗装の計画が固めてしまってから気に入る布製品を探そうとするととても大変です。
ペンキはいろいろな意味で(特に純粋に面積という意味では)インテリアデザインの最大の要素の1つではありますが、だからといって必ずしも最初に選ぶべきではありません。
解決法
部屋に必要な布製品(ラグ、クッション、カーテン、椅子の張り地など)をある程度決めてから、調和する色をカード式の色見本帳や塗装サンプルから選んだほうがずっと楽です。逆に、塗装の計画が固めてしまってから気に入る布製品を探そうとするととても大変です。
2. 寸法を測らずに家具を買う
だだっ広いショールームに置かれた家具の大きさを正確に把握するのは簡単ではありません。ショールームで見た美しいユニット家具やコーヒーテーブルを自宅のリビングルームに入れたら、部屋全体を占領されてしまってショックを受ける、なんてこともそのせいです。
解決法
買いたい物の大きさが決まっているなら、あてにならない自分の目ではなく、客観的で確かな数字を頼りにすること。欲しい大きな家具を置ける広さをしっかり測って(テープで印をつけてもよいでしょう)、置けるサイズを確かめます。
家具を買いに行くときはそのメモを持って行き、それにちゃんと従うこと。メモにあるサイズよりも大きなものに心を奪われてしまったときは、小さめサイズの同じアイテムが手に入らないか聞いてみるか、そのサイズを控えて家に帰り、部屋にテープを貼ってみて、本当にその大きさで満足できるかどうかを確認します。
だだっ広いショールームに置かれた家具の大きさを正確に把握するのは簡単ではありません。ショールームで見た美しいユニット家具やコーヒーテーブルを自宅のリビングルームに入れたら、部屋全体を占領されてしまってショックを受ける、なんてこともそのせいです。
解決法
買いたい物の大きさが決まっているなら、あてにならない自分の目ではなく、客観的で確かな数字を頼りにすること。欲しい大きな家具を置ける広さをしっかり測って(テープで印をつけてもよいでしょう)、置けるサイズを確かめます。
家具を買いに行くときはそのメモを持って行き、それにちゃんと従うこと。メモにあるサイズよりも大きなものに心を奪われてしまったときは、小さめサイズの同じアイテムが手に入らないか聞いてみるか、そのサイズを控えて家に帰り、部屋にテープを貼ってみて、本当にその大きさで満足できるかどうかを確認します。
3. 1つの店で買い物を済ませる
近頃はワンストップショッピングが大流行ですが、家全体を(または1部屋だけでも)同じ店の家具で揃えると、時間をかけてあちこちの店で買った場合と比べて、見ていて面白みに欠ける部屋になりがちです。
解決法
いろんなデザインの家具を置いているお店や、複数のメーカーやブランドの家具を扱うオンラインストアを見てみましょう。そうすれば、お気に入りのスタイルや時代がある場合にも、家の中が型にはまったありきたりな空間になることはないでしょう。
近頃はワンストップショッピングが大流行ですが、家全体を(または1部屋だけでも)同じ店の家具で揃えると、時間をかけてあちこちの店で買った場合と比べて、見ていて面白みに欠ける部屋になりがちです。
解決法
いろんなデザインの家具を置いているお店や、複数のメーカーやブランドの家具を扱うオンラインストアを見てみましょう。そうすれば、お気に入りのスタイルや時代がある場合にも、家の中が型にはまったありきたりな空間になることはないでしょう。
4. セットでまとめて買う
ワンストップショッピングの話のついでに言えば、もう1つデザイナーがこれはやめて欲しいと思うのは(中には違う考えの人もいるでしょうが)、ベッドルーム家具一式やソファセット一式といった具合に、お揃いの「セット」で家具を買ってよしとすること。あまり考えなくてもコーディネートされたスタイルが手に入るという意味では楽ですが、ミックスしたスタイルほど魅力的にはならないものです。
解決法
中心となる家具を1つ決めたら、別のメーカーで、完璧なお揃いではないけれど似いそうなアイテムを探してみましょう。例えばこの写真のちょっとだけ違う2つのサイドテーブルのように。すると、カタログとは違う、自分らしさのある空間になるでしょう。
ワンストップショッピングの話のついでに言えば、もう1つデザイナーがこれはやめて欲しいと思うのは(中には違う考えの人もいるでしょうが)、ベッドルーム家具一式やソファセット一式といった具合に、お揃いの「セット」で家具を買ってよしとすること。あまり考えなくてもコーディネートされたスタイルが手に入るという意味では楽ですが、ミックスしたスタイルほど魅力的にはならないものです。
解決法
中心となる家具を1つ決めたら、別のメーカーで、完璧なお揃いではないけれど似いそうなアイテムを探してみましょう。例えばこの写真のちょっとだけ違う2つのサイドテーブルのように。すると、カタログとは違う、自分らしさのある空間になるでしょう。
1つ共通点があるけれど、別もの、という家具をあわせましょう。共通点は、色、素材(一般的な張り地やメタリック仕上げなど)、飾りボタンやプリーツ、脚のスタイル、ラインがストレートか丸みを帯びているか、デザインの時代など。そういう共通点がある家具同士を組み合わせれば、安心感のあるコーディネートになります。(写真の、グレーのソファの組み合わせがまさにそうです)。
5. 大胆な選択を必死で避ける
先週塗ったばかりのペンキを塗り直す羽目になるのがうれしい人はいないでしょう。でも、冒険を恐れたために、部屋が退屈で物足りないものになってしまうこともあります。
解決法
時にはリスクをとりましょう! 安心してください。壁にドラマティックなデザインを選んでも、明るくさわやかなアイテム(白いウォールアートや中間色の家具など)を重ねれば、日常生活を送るのには支障のない空間になります。それに、大胆な柄に飽きてしまったら、また新しくコーディネートすればいいだけの話です。
先週塗ったばかりのペンキを塗り直す羽目になるのがうれしい人はいないでしょう。でも、冒険を恐れたために、部屋が退屈で物足りないものになってしまうこともあります。
解決法
時にはリスクをとりましょう! 安心してください。壁にドラマティックなデザインを選んでも、明るくさわやかなアイテム(白いウォールアートや中間色の家具など)を重ねれば、日常生活を送るのには支障のない空間になります。それに、大胆な柄に飽きてしまったら、また新しくコーディネートすればいいだけの話です。
6. 大胆なものばかりをあわせる
上の失敗の反対が、買うものすべてにめまいがするほど強烈な魅力を求めること。どんなにドラマティックなスペースでも、フォーカルポイントになるものに主役を譲る、シンプルな要素もなければなりません。料理で考えてみましょう。ある素晴らしいレシピでは興味をそそるスパイスが使われているかもしれませんが、そのフレーバーを引き立たせるには控えめな塩加減が必要なのです。
解決法
大胆なアート作品や美しいカーテン、鮮やかなファブリックがあるなら、その他(ソファの張り地や大きなラグなど)は美しくシンプルなものにしましょう。
新しく加えるアイテムや素材を選ぶときは、単体で評価するのではなく、必ず全体の色彩になじむかどうかを考えましょう。無地のクッションや控え目なグレーのブランケットは、買い物中に目を引くものではないかもしれませんが、それこそまさに部屋に必要なものだったりするのです。
上の失敗の反対が、買うものすべてにめまいがするほど強烈な魅力を求めること。どんなにドラマティックなスペースでも、フォーカルポイントになるものに主役を譲る、シンプルな要素もなければなりません。料理で考えてみましょう。ある素晴らしいレシピでは興味をそそるスパイスが使われているかもしれませんが、そのフレーバーを引き立たせるには控えめな塩加減が必要なのです。
解決法
大胆なアート作品や美しいカーテン、鮮やかなファブリックがあるなら、その他(ソファの張り地や大きなラグなど)は美しくシンプルなものにしましょう。
新しく加えるアイテムや素材を選ぶときは、単体で評価するのではなく、必ず全体の色彩になじむかどうかを考えましょう。無地のクッションや控え目なグレーのブランケットは、買い物中に目を引くものではないかもしれませんが、それこそまさに部屋に必要なものだったりするのです。
7. 過去を引きずる
過ぎ去った日々のうちに溜めてしまった物の山を処分するのは大変ですし、ひどいデザインの記憶を忘れ去るのはもっと大変かもしれません。でも、今にして思えば。ぞっとするような流行を経験したからといって、美しいスペースを求める気持ちを永遠にを失ってしまうべきではありません。例えば、数十年前の金ピカ趣味に懲りたからといって、現在流行っているマットな真鍮の家具まで拒絶することはありません。
解決法
壁紙を引き剥がすのに大変な思いをしたり、ださいオレンジ色のペンキを塗ってうんざりした経験があるからといって、インテリアコーディネートの楽しみをあきらめてしまうのはもったいないこと。最近はさまざまなテクノロジーが登場し、選択肢も昔よりずっと洗練されているので、失敗をおかす心配は以前よりはるかに減っています。だから、ぜひ気になるトレンドがあったら、トライしてみましょう。人生は一度きりですが、デザインの世界では古いものが新しくなってカムバックするのが常。それを受け入れてみれば、これからずっと愛せる大胆なスタイルが見つかるかもしれません。
コメント募集中
インテリアコーディネートやスタイリングを成功させるアドバイスがあれば、教えてください!
過ぎ去った日々のうちに溜めてしまった物の山を処分するのは大変ですし、ひどいデザインの記憶を忘れ去るのはもっと大変かもしれません。でも、今にして思えば。ぞっとするような流行を経験したからといって、美しいスペースを求める気持ちを永遠にを失ってしまうべきではありません。例えば、数十年前の金ピカ趣味に懲りたからといって、現在流行っているマットな真鍮の家具まで拒絶することはありません。
解決法
壁紙を引き剥がすのに大変な思いをしたり、ださいオレンジ色のペンキを塗ってうんざりした経験があるからといって、インテリアコーディネートの楽しみをあきらめてしまうのはもったいないこと。最近はさまざまなテクノロジーが登場し、選択肢も昔よりずっと洗練されているので、失敗をおかす心配は以前よりはるかに減っています。だから、ぜひ気になるトレンドがあったら、トライしてみましょう。人生は一度きりですが、デザインの世界では古いものが新しくなってカムバックするのが常。それを受け入れてみれば、これからずっと愛せる大胆なスタイルが見つかるかもしれません。
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