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Houzz スタイル事典:ミニマリスト
カオスとは無縁。ミニマリストは必要最小限のものを、美しいデザインのもので揃えて、無駄のないすっきりとした美しい空間をつくりだします。
Lisa Frederick
2015年7月2日
どんなスタイル?:ミニマリズムとは、とにかく「最小限の」スタイル。色、装飾、視覚的に余分な要素を少なくし、そしてとにかくモノを減らす。かといって、無感覚状態を目指すわけでも、徹底的に掃除すればいいわけでもありません。むやみにたくさん物を置くのではなく、本当に必要で気に入っているアイテムだけに絞って生かすインテリア、という選択なのです。
どんな効果が?:好き嫌いがはっきり分かれがちなミニマリストスタイル。好きな人にとってはシンプルで落ち着ける雰囲気とメンテナンスが楽(=掃除する物が減る)なことがいちばんの魅力でしょう。何かとあわただしく刺激過剰な世の中ですが、静かで安らげる家に帰ってくればきっと癒されるはず。
こんな人におすすめ:フルコーラスよりもソロのアカペラが聴きたい。リトル・ブラック・ドレスなら何十枚も持っている。荒涼とした風景が好き。材料を5つしか使わない料理が得意。ガレージセールを開くことを考えると何よりわくわくする。
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フレンチカントリー/インダストリアル/ミッドセンチュリーモダン/ジャパニーズ/コテージ/トラディショナル/ラスティック/アールデコ/コースタル/レトロ
どんな効果が?:好き嫌いがはっきり分かれがちなミニマリストスタイル。好きな人にとってはシンプルで落ち着ける雰囲気とメンテナンスが楽(=掃除する物が減る)なことがいちばんの魅力でしょう。何かとあわただしく刺激過剰な世の中ですが、静かで安らげる家に帰ってくればきっと癒されるはず。
こんな人におすすめ:フルコーラスよりもソロのアカペラが聴きたい。リトル・ブラック・ドレスなら何十枚も持っている。荒涼とした風景が好き。材料を5つしか使わない料理が得意。ガレージセールを開くことを考えると何よりわくわくする。
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スタイルの鍵:ものを減らす
本当に必要なものだけに抑えるのがミニマリズム。雑多なものを減らすことから始めましょう。無駄のないスタイルが好きな人なら、もともと余計なものは少ないはずですが、さらにものを減らす余地がないか考えてみて。例えばテーブルの上のがらくたやマントルピースを整理したり、ラグをしまったり。絵や写真をたくさん飾るギャラリーウォールをやめて、代わりにインパクトのあるアートを1点だけ飾ってみるのもおすすめ。
柔らかさを演出:余分なものがひとつもないミニマルな空間も、もちろん結構。純粋主義のミニマリストならそれこそ理想的と言うでしょう。でも、コーヒーテーブルの上に本もない、壁に絵もないような部屋は冷たくてよそよそしい感じがするかもしれません。いくつかアクセントを加えて、ちょっと個性をプラスしてみましょう。たとえば、形のシンプルな花瓶を載せた鮮やかな色のトレー、コーナーにひとつだけ置いたオブジェ、ドラマチックなペンダントライトやシャンデリア。
本当に必要なものだけに抑えるのがミニマリズム。雑多なものを減らすことから始めましょう。無駄のないスタイルが好きな人なら、もともと余計なものは少ないはずですが、さらにものを減らす余地がないか考えてみて。例えばテーブルの上のがらくたやマントルピースを整理したり、ラグをしまったり。絵や写真をたくさん飾るギャラリーウォールをやめて、代わりにインパクトのあるアートを1点だけ飾ってみるのもおすすめ。
柔らかさを演出:余分なものがひとつもないミニマルな空間も、もちろん結構。純粋主義のミニマリストならそれこそ理想的と言うでしょう。でも、コーヒーテーブルの上に本もない、壁に絵もないような部屋は冷たくてよそよそしい感じがするかもしれません。いくつかアクセントを加えて、ちょっと個性をプラスしてみましょう。たとえば、形のシンプルな花瓶を載せた鮮やかな色のトレー、コーナーにひとつだけ置いたオブジェ、ドラマチックなペンダントライトやシャンデリア。
スタイルの鍵:家具類はすっきりと
ミニマリストなインテリアの中心となり、視覚的な美しさを生み出す家具。部屋に不可欠なものは何か考えましょう。カクテルテーブルが3つとチェストが2つ、そして大きなサイドボード――本当に必要でしょうか?いちばん生活しやすい状態を保つために最低限必要な家具は何でしょうか?それが決まったら、椅子、テーブル、収納など、家具類はすっきりと無駄のないシルエットで装飾のないものを選びましょう。
柔らかさを演出:ミニマルだからといって、足置きも使わずに硬いサイドチェアに座って我慢する必要はありません。クッション性のある家具も、締まりのある形を選べば大丈夫。たとえば椅子やソファなら、背もたれのすっきりとしたデザインを。ぜひスタイリッシュなオットマンやスツールを置いて、ゆっくり足を伸ばしてくつろげる工夫をしてください。
ミニマリストなインテリアの中心となり、視覚的な美しさを生み出す家具。部屋に不可欠なものは何か考えましょう。カクテルテーブルが3つとチェストが2つ、そして大きなサイドボード――本当に必要でしょうか?いちばん生活しやすい状態を保つために最低限必要な家具は何でしょうか?それが決まったら、椅子、テーブル、収納など、家具類はすっきりと無駄のないシルエットで装飾のないものを選びましょう。
柔らかさを演出:ミニマルだからといって、足置きも使わずに硬いサイドチェアに座って我慢する必要はありません。クッション性のある家具も、締まりのある形を選べば大丈夫。たとえば椅子やソファなら、背もたれのすっきりとしたデザインを。ぜひスタイリッシュなオットマンやスツールを置いて、ゆっくり足を伸ばしてくつろげる工夫をしてください。
スタイルの鍵:色は限定して使う
色とりどりの部屋でミニマリストスタイルを成功させるのは至難の業。色が多いとモノが少なくても視界が騒がしく感じられます。代わりに控えめなニュートラルのトーンを使って目にも優しく。ミニマリストな色といえば白ですが、あまり殺風景で病院みたい、と感じるなら、クリームやベージュ、カーキ、またはごく薄いグリーンやブルー、ラベンダーなどを試してみて。黒やエスプレッソブラウンを少しプラスすれば空間が引き締まります。
柔らかさを演出:もっとインパクトのある色使いがしたいなら、部屋全体の落ち着いた雰囲気を壊さないような取り入れ方を工夫して。やりすぎると、厚化粧な印象の空間になってしまいます。絵を暖炉の上にひとつだけ飾ったり、小さい壁や廊下など1か所だけ鮮やかな色でペイントしてアクセントウォールに。また、アクセントとなるアイテムで色を取り入れれば、飽きてきたら簡単に変えられるので便利です。たとえばクッションやトレー、本を利用するのもいいでしょう。
色とりどりの部屋でミニマリストスタイルを成功させるのは至難の業。色が多いとモノが少なくても視界が騒がしく感じられます。代わりに控えめなニュートラルのトーンを使って目にも優しく。ミニマリストな色といえば白ですが、あまり殺風景で病院みたい、と感じるなら、クリームやベージュ、カーキ、またはごく薄いグリーンやブルー、ラベンダーなどを試してみて。黒やエスプレッソブラウンを少しプラスすれば空間が引き締まります。
柔らかさを演出:もっとインパクトのある色使いがしたいなら、部屋全体の落ち着いた雰囲気を壊さないような取り入れ方を工夫して。やりすぎると、厚化粧な印象の空間になってしまいます。絵を暖炉の上にひとつだけ飾ったり、小さい壁や廊下など1か所だけ鮮やかな色でペイントしてアクセントウォールに。また、アクセントとなるアイテムで色を取り入れれば、飽きてきたら簡単に変えられるので便利です。たとえばクッションやトレー、本を利用するのもいいでしょう。
スタイルの鍵:収納と整理
「すべての物には決まった収納場所を!」が合言葉。ミニマルなスタイルにするときめたら、整理整頓は必須です。部屋にあるものすべてに収納場所が決まっていれば、すっきり片づけるのが楽になります。普通のキッチンでは調理器具をカウンターの上に並べていたり、棚に食器を見せて収納していることもありますが、ここでは全部キャビネットの扉の中にしまって統一感のあるクリーンな雰囲気に。さらに上を目指すなら、引き出しやキャビネットの中に溜め込んでしまった物も片付けて、どこまでもミニマリストな家に。
柔らかさを演出:オープンシェルフなら、必ずしも扉やスクリーンで隠す必要はなく、もちろん空っぽにしておく必要もありません。中身を厳選・整理すれば大丈夫。本には白いペーパーカバーをかけたり、コレクションしている吹きガラスの器はひとつかふたつに絞ってディスプレイ。家族の写真も、いくつもフレームを並べるのではなく1枚選んで飾りましょう。
「すべての物には決まった収納場所を!」が合言葉。ミニマルなスタイルにするときめたら、整理整頓は必須です。部屋にあるものすべてに収納場所が決まっていれば、すっきり片づけるのが楽になります。普通のキッチンでは調理器具をカウンターの上に並べていたり、棚に食器を見せて収納していることもありますが、ここでは全部キャビネットの扉の中にしまって統一感のあるクリーンな雰囲気に。さらに上を目指すなら、引き出しやキャビネットの中に溜め込んでしまった物も片付けて、どこまでもミニマリストな家に。
柔らかさを演出:オープンシェルフなら、必ずしも扉やスクリーンで隠す必要はなく、もちろん空っぽにしておく必要もありません。中身を厳選・整理すれば大丈夫。本には白いペーパーカバーをかけたり、コレクションしている吹きガラスの器はひとつかふたつに絞ってディスプレイ。家族の写真も、いくつもフレームを並べるのではなく1枚選んで飾りましょう。
スタイルの鍵:窓は飾らずに
言うまでもありませんが、ボリュームのあるカーテンやヒダ飾りの付いたシェードはミニマルな部屋には過剰です。窓まわりは飾らずに、構造自体のシンプルな形を生かしましょう。プライバシーが心配なら、不透明な素材感のあるガラスを使ったり、不透明になるフィルムを張るなど工夫しましょう。
柔らかさを演出:むき出しの窓はどうしても気になるという場合は、カーテンなどを使ってもいいですが、最低限に抑えましょう。すだれのようなブラインドや、シンプルなローラーシェード。部屋のほかの部分がかなり無駄なく収まっているなら、プレーンなカーテンでもうまくいくかもしれません。その場合も、無地で目を引かない色にするように気を付けて。
言うまでもありませんが、ボリュームのあるカーテンやヒダ飾りの付いたシェードはミニマルな部屋には過剰です。窓まわりは飾らずに、構造自体のシンプルな形を生かしましょう。プライバシーが心配なら、不透明な素材感のあるガラスを使ったり、不透明になるフィルムを張るなど工夫しましょう。
柔らかさを演出:むき出しの窓はどうしても気になるという場合は、カーテンなどを使ってもいいですが、最低限に抑えましょう。すだれのようなブラインドや、シンプルなローラーシェード。部屋のほかの部分がかなり無駄なく収まっているなら、プレーンなカーテンでもうまくいくかもしれません。その場合も、無地で目を引かない色にするように気を付けて。
スタイルの鍵:柄使いは控えめに
ミニマリズムでは無地が定番。柄を使うなら目立たないものにしましょう。ストライプのキルトや千鳥格子のカバーリングのようなシンプルなアイテムでも、ミニマリストな空間では微妙に作り上げられたバランスを崩してしまう恐れが。もしパターンを使うなら、同系色で小さな絵柄のものを。
柔らかさを演出:柄の代わりに素材感で変化をつけてみては?こちらのベッドルームは柄をほとんど使わず、感触を重視した部屋になっています。白くペイントしたレンガ、毛足の深いラグ、凹凸のあるカバー、キルティングのブランケットという組み合わせで深みが生まれ、極限までシンプルでスタイリッシュなベッドが全体にまとまりを持たせています。
ミニマリズムでは無地が定番。柄を使うなら目立たないものにしましょう。ストライプのキルトや千鳥格子のカバーリングのようなシンプルなアイテムでも、ミニマリストな空間では微妙に作り上げられたバランスを崩してしまう恐れが。もしパターンを使うなら、同系色で小さな絵柄のものを。
柔らかさを演出:柄の代わりに素材感で変化をつけてみては?こちらのベッドルームは柄をほとんど使わず、感触を重視した部屋になっています。白くペイントしたレンガ、毛足の深いラグ、凹凸のあるカバー、キルティングのブランケットという組み合わせで深みが生まれ、極限までシンプルでスタイリッシュなベッドが全体にまとまりを持たせています。
スタイルの鍵:質のよさ
デザインは料理のようなもの。料理はシンプルであればあるほど、素材の良さが重要になってきます。同じように、ミニマリストの部屋にはものが少ない分、あるものすべてに注意が向くようになります。家具や小物は予算が許す限り質の良いものを選んで。数が少なくて済む分、ひとつひとつをアップグレードする余地ができるかもしれませんね。
柔らかさを演出:シェーカー家具のチェストやウィンザーチェア、フランスの簡素な折りたたみ式アンティークベッドのような、作りの優れた定番アイテムは質がよいだけでなくシンプルで時代を超えたデザインのため流行遅れになることがありません。これらの家具を見ていると、ミニマリズムは必ずしもモダニズムと同じでないことがよくわかります。ミニマリズムとは特定のルールに沿ったものというより、幅広いアプローチを指すスタイルです。
デザインは料理のようなもの。料理はシンプルであればあるほど、素材の良さが重要になってきます。同じように、ミニマリストの部屋にはものが少ない分、あるものすべてに注意が向くようになります。家具や小物は予算が許す限り質の良いものを選んで。数が少なくて済む分、ひとつひとつをアップグレードする余地ができるかもしれませんね。
柔らかさを演出:シェーカー家具のチェストやウィンザーチェア、フランスの簡素な折りたたみ式アンティークベッドのような、作りの優れた定番アイテムは質がよいだけでなくシンプルで時代を超えたデザインのため流行遅れになることがありません。これらの家具を見ていると、ミニマリズムは必ずしもモダニズムと同じでないことがよくわかります。ミニマリズムとは特定のルールに沿ったものというより、幅広いアプローチを指すスタイルです。
スタイルの鍵:空間は広々と使う
視界を遮られない広がりのある空間だからこそ、ミニマリストなインテリアがくつろいだ雰囲気に。家の構造によりそれが難しい場合、もし予算と時間が許すなら部分的な(または大規模な)リフォームをして空間の流れを見直すのも一案です。または、ちょっとしたワザを使ってそれに似た効果を出すことも。例えば壁・天井・モールディングをすべて同じ色でペイントして広がりを感じさせたり、あるいは視覚的な反復を利用するのも手です。同じ照明器具をいくつか連続させて使ったり、シンプルなフレームに入れた大きなモノクロ写真を3枚並べてみてもいいでしょう。
柔らかさを演出:「オープンな空間=空っぽで何もない」というわけでもありません。表面の連続性を少し崩すことで温かみを出してもいいでしょう。こちらの廊下とリビングのエリアでは、ニュートラルカラーのラグ、効果的に配置された家具、鏡、ペンダント照明を使い、より親密感のある空間になっています。
教えてHouzz
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柔らかさを演出:「オープンな空間=空っぽで何もない」というわけでもありません。表面の連続性を少し崩すことで温かみを出してもいいでしょう。こちらの廊下とリビングのエリアでは、ニュートラルカラーのラグ、効果的に配置された家具、鏡、ペンダント照明を使い、より親密感のある空間になっています。
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