洗練されていて温かい。ラスティックモダンスタイルのヒント
モダンな空間に自然で素朴な質感をプラスすると、すっきりシンプルでありながら、癒される雰囲気のインテリアが生まれます。
ブラッキン・ヘザー
2021年3月15日
Houzz contributor.
Home Life Style インテリア、収納空間デザイン。
「贅沢な時間を過ごせる、あなたらしい心地よい住まいづくり」をモットーに、一人ひとりの個性や「好き」を引き出しながらのインテリアのコーディネーション、
より快適な暮らしのためのライフスタイルに合わせた収納計画のご提案をいたします。
著書「ふつうの住まいでかなえる外国スタイルの部屋づくり(文藝春秋)
Interior decoration and storage space planning in Tokyo, Japan. English/Japanese bilingual, with interior design and decoration experience in Europe and Japan.
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「贅沢な時間を過ごせる、あなたらしい心地よい住まいづくり」をモットーに、一人ひとりの個性や「好き」を引き出しながらのインテリアのコーディネーション、
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“田舎風の素朴さ”を英語でラスティックチャーム(rustic charm) といいます。そんなラスティックチャームは田舎の家に限らず、味わい深さや心の癒しとなる心地よさを求めるモダンな住まいでも取り入れたい人気の要素です。モダンな住まいのシンプルで機能的な特徴を活かしながら、田舎の風合いをプラスしたこのようなスタイルを「ラスティックモダン」と呼び、海外だけではなく日本でも人気のあるスタイルです。
ありのままで残した素材感
ラスティックとは「シンプルで飾り気のない、素朴な」を意味します。シンプルさはモダンインテリアにもみられるものです。二つのスタイルの大きな違いは、シンプルさを得る方法、だといえるでしょう。
ラスティックのシンプルさは「そのまま」を活かした素朴さ。モダンのシンプルさは空間のデザイン性や機能性を含めて丁寧に計画されたなかから生み出されるもの。モダンのクオリティーやデザイン性の高さと、ラスティックの英語でいうdown to earth (素朴さ)の絶妙なコラボレーションが、ラスティックモダンスタイルの魅力でしょう。
ラスティックとは「シンプルで飾り気のない、素朴な」を意味します。シンプルさはモダンインテリアにもみられるものです。二つのスタイルの大きな違いは、シンプルさを得る方法、だといえるでしょう。
ラスティックのシンプルさは「そのまま」を活かした素朴さ。モダンのシンプルさは空間のデザイン性や機能性を含めて丁寧に計画されたなかから生み出されるもの。モダンのクオリティーやデザイン性の高さと、ラスティックの英語でいうdown to earth (素朴さ)の絶妙なコラボレーションが、ラスティックモダンスタイルの魅力でしょう。
質感のコントラスト
オーソドックスなラスティックなインテリアは、自然素材をそのままを活かしていることで知られています。一方のモダンといえば、シンプルでクリーンな印象。
ラスティックモダンの特徴はそのような素材感を活かしながら機能性やシンプルさを追求したスタイルです。
二つの異なるスタイルの特徴を合わせた時に生み出されるのがコントラスト。すっきりしたシンプルな空間の中で映えるラスティックな要素がアクセントとなったり、反対にラスティックをベースにしながら、モダンな要素を取り入れることで新鮮さが感じられます。二つの要素がお互いの特徴を引き立て、暮らしに馴染みやすい心地よい空間をつくり上げてくれます。
そのようなラスティックモダンをつくりあげるための要素を、ご紹介しましょう。
Houzzでインテリアの専門家を探す
オーソドックスなラスティックなインテリアは、自然素材をそのままを活かしていることで知られています。一方のモダンといえば、シンプルでクリーンな印象。
ラスティックモダンの特徴はそのような素材感を活かしながら機能性やシンプルさを追求したスタイルです。
二つの異なるスタイルの特徴を合わせた時に生み出されるのがコントラスト。すっきりしたシンプルな空間の中で映えるラスティックな要素がアクセントとなったり、反対にラスティックをベースにしながら、モダンな要素を取り入れることで新鮮さが感じられます。二つの要素がお互いの特徴を引き立て、暮らしに馴染みやすい心地よい空間をつくり上げてくれます。
そのようなラスティックモダンをつくりあげるための要素を、ご紹介しましょう。
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剥き出しの柱や梁
ラスティックといえば、加工されていない荒削りの状態の木材が豊富に使われているのがいちばんの特徴です。とくに柱や梁はそのまま剥き出しの状態が一般的です。
そのようならスティックの特徴を活かしたモダンなリビングダイニング。白い壁や天井が、梁の質感をより活かしてくれています。このようなメリハリを、ラスティックモダンな住まいづくりをする際には意識したいものです。
もともと低めな天井ですが、あえて梁を特徴にすることで、重圧感を良い風に活かした落ち着く空間となっています。
梁を見せる天井にしたいなら知っておきたいこと
ラスティックといえば、加工されていない荒削りの状態の木材が豊富に使われているのがいちばんの特徴です。とくに柱や梁はそのまま剥き出しの状態が一般的です。
そのようならスティックの特徴を活かしたモダンなリビングダイニング。白い壁や天井が、梁の質感をより活かしてくれています。このようなメリハリを、ラスティックモダンな住まいづくりをする際には意識したいものです。
もともと低めな天井ですが、あえて梁を特徴にすることで、重圧感を良い風に活かした落ち着く空間となっています。
梁を見せる天井にしたいなら知っておきたいこと
自然素材を取り入れた壁
ペンキや壁紙で仕上げない、素材をそのまま剥き出しにした壁。ラスティックモダンスタイルでそんな自然な姿を取り入れるなら、アクセントウォールとしてがよいでしょう。一面だけ質感の変化を楽しめます。
滑らかな、艶のあるガラスやメタル、上質の木の床や階段と、ラフでマット感のある石壁のコントラストが絶妙な階段ホール。様々な素材やテクスチャーの取り入れ方をぜひ参考にしたいです。
ペンキや壁紙で仕上げない、素材をそのまま剥き出しにした壁。ラスティックモダンスタイルでそんな自然な姿を取り入れるなら、アクセントウォールとしてがよいでしょう。一面だけ質感の変化を楽しめます。
滑らかな、艶のあるガラスやメタル、上質の木の床や階段と、ラフでマット感のある石壁のコントラストが絶妙な階段ホール。様々な素材やテクスチャーの取り入れ方をぜひ参考にしたいです。
心休まる優しい木の質感の壁
ラスティックなインテリアでは、木の存在感が大きいもの。ラスティックモダンの場合、木をワンポイント施すだけでも、モダンな空間でラスティックな風合いが楽しめます。
古材を使ったり、一枚一枚、色や幅の異なる板を合わせることで、より味わい深く、ナチュラルな雰囲気が出せます。
壁から天井まで、まるでキャノピーみたいにベッドを覆うような板のアレンジが印象的です。周りのシャープなグレーの壁や天井とのコントラストが木の部分にさらに温かみを感じさせる効果も与えくれています。
ラスティックなインテリアでは、木の存在感が大きいもの。ラスティックモダンの場合、木をワンポイント施すだけでも、モダンな空間でラスティックな風合いが楽しめます。
古材を使ったり、一枚一枚、色や幅の異なる板を合わせることで、より味わい深く、ナチュラルな雰囲気が出せます。
壁から天井まで、まるでキャノピーみたいにベッドを覆うような板のアレンジが印象的です。周りのシャープなグレーの壁や天井とのコントラストが木の部分にさらに温かみを感じさせる効果も与えくれています。
ニュートラルカラーで落ち着いた雰囲気
ブラウンやグレーのようなナチュラルな色、アースカラーを中心にしたのがラスティックカラーです。ポイント的にアクセントカラーを入れるとしたらビビッドな色は避け、土っぽい、くすんだような色合いや、濃淡や質感のコントラストをつけると良いでしょう。
すっきりしたフォルムのモダンな家具にそのような色合いを取り入れて、温かみを出してみましょう。
ニュートラルトーンの部屋に春らしさをプラスするインテリアテクニック10
ブラウンやグレーのようなナチュラルな色、アースカラーを中心にしたのがラスティックカラーです。ポイント的にアクセントカラーを入れるとしたらビビッドな色は避け、土っぽい、くすんだような色合いや、濃淡や質感のコントラストをつけると良いでしょう。
すっきりしたフォルムのモダンな家具にそのような色合いを取り入れて、温かみを出してみましょう。
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ラフな形を取り入れる
モダンな空間の基本となる「直線」を、有機的でラフな形で「崩し」を加えましょう。シンボルアイテムになるような美しい古材や一枚板の天板、テーブルトップはモダンスタイルの部屋にラスティックチャームを与えてくれます。
モダンな空間の基本となる「直線」を、有機的でラフな形で「崩し」を加えましょう。シンボルアイテムになるような美しい古材や一枚板の天板、テーブルトップはモダンスタイルの部屋にラスティックチャームを与えてくれます。
バーンドア
日本でも最近注目を集めているバーンドア。「バーン」とは納屋を意味する言葉。もともと納屋で使われていた天井から吊るタイプのスライディングドアのことをバーンドアといいます。バーンドアは、今ではラスティックなインテリアのシンボルの一つともなっています。
重圧感のあるアイアンのレールに吊るした、無垢のパネルドア。様々な素材や色のバーンドアはありますが、モダンな空間の中に取り入れると、自然な質感を活かしたドアが良いアクセントになってくれます。
日本でも最近注目を集めているバーンドア。「バーン」とは納屋を意味する言葉。もともと納屋で使われていた天井から吊るタイプのスライディングドアのことをバーンドアといいます。バーンドアは、今ではラスティックなインテリアのシンボルの一つともなっています。
重圧感のあるアイアンのレールに吊るした、無垢のパネルドア。様々な素材や色のバーンドアはありますが、モダンな空間の中に取り入れると、自然な質感を活かしたドアが良いアクセントになってくれます。
暖炉や薪ストーブ
田舎暮らしと言えば暖炉や薪ストーブは欠かせない要素。どんなにモダンな空間でも、あるだけでラスティックならではの心地良さをつくりあげてくれます。
一見モダンにしか見えないこちらの住まい。でもよく見ると、暖炉をもちろん、天井の梁や石の床、積み上げられた薪、大きな丸太からつくり出したテーブル、カウハイドのラグや全体の色使いは、まさにラスティック。モダンとの調和が完璧です。
始めたい、薪ストーブのある暖かい暮らし
田舎暮らしと言えば暖炉や薪ストーブは欠かせない要素。どんなにモダンな空間でも、あるだけでラスティックならではの心地良さをつくりあげてくれます。
一見モダンにしか見えないこちらの住まい。でもよく見ると、暖炉をもちろん、天井の梁や石の床、積み上げられた薪、大きな丸太からつくり出したテーブル、カウハイドのラグや全体の色使いは、まさにラスティック。モダンとの調和が完璧です。
始めたい、薪ストーブのある暖かい暮らし
重みのある家具
無垢の家具、素材を活かした重みのある家具でモダンな空間にラスティックなエッセンスを加えてみてはいかがでしょう。
太めの脚、厚めの板や天板のチャンキーな家具。やや重圧感のあるシャンデリアがラスティックな雰囲気を作り上げています。
ただ、すべてを重みのあるものにせず、適度な抜け感を意識すると良いでしょう。背板のないオープン棚や、見た目の軽いスチール製の「トリックスチェア」がそのような役割を果たしてくれ、素材感が生かされながらも、軽やかさが感じられます。
家の計画の際にアクセントに気になるラスティックな要素をいくつか取り入れてはいかがでしょう。
Houzz スタイル事典:ラスティック
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無垢の家具、素材を活かした重みのある家具でモダンな空間にラスティックなエッセンスを加えてみてはいかがでしょう。
太めの脚、厚めの板や天板のチャンキーな家具。やや重圧感のあるシャンデリアがラスティックな雰囲気を作り上げています。
ただ、すべてを重みのあるものにせず、適度な抜け感を意識すると良いでしょう。背板のないオープン棚や、見た目の軽いスチール製の「トリックスチェア」がそのような役割を果たしてくれ、素材感が生かされながらも、軽やかさが感じられます。
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