片付け習慣に取り入れたい「ちょい置き」アイデア6選
いつも、何もかもきっちり整理整頓するのはちょっとしんどくて、と思う人におすすめしたい、「ちょい置き」の習慣とは?
栗原晶子|Akiko Kurihara
2016年9月30日
フリーの編集&ライターとしてインテリア誌やハウジング誌を中心に取材・執筆活動する傍ら、NPO法人ハウスキーピング協会認定の整理収納アドバイザーとして、コラムの連載やセミナーの企画に携わる。暮らしがラクに楽しくなる、整理収納アイデアを研究・発信中です。
また、エンタメ好きとして演劇や映画に関するライティングも手がけています。
フリーの編集&ライターとしてインテリア誌やハウジング誌を中心に取材・執筆活動する傍ら、NPO法人ハウスキーピング協会認定の整理収納アドバイザーとして、コラムの連載やセミナーの企画に携わる。暮らしがラクに楽しくなる、整理収納アイデアを研究・発信中です。... もっと見る
「家の中ではすべてのモノに住所をつけましょう。そして、使い終わったらそこに戻すだけでいいんです! 」――部屋を整え、使いやすい状態にするための方法として、これは整理収納アドバイザーのようなプロが発信しているアドバイスのひとつです。しかし、この「戻すだけでいい」というフレーズを聞くと、「それが出来れば苦労しない」と思ってしまう人もいるのです。とくに忙しく毎日を送る人には、そういう方も多いようです。
「つい置き」じゃなく「ちょい置き」ならOK
整った部屋を保つことをつねに意識するのはハードルが高いと感じる人には、ちょい置き習慣をおすすめします。ちょい置きとは、ちょっとのスペースに置くとか、少しの間置くという意味で使います。ハードルは下げていますが、ちょい置きにも目安やルールは必要です。ついつい置いてしまう「つい置き」ではないことを踏まえ、ちょい置きアイディアとその目安をご提案します。
整った部屋を保つことをつねに意識するのはハードルが高いと感じる人には、ちょい置き習慣をおすすめします。ちょい置きとは、ちょっとのスペースに置くとか、少しの間置くという意味で使います。ハードルは下げていますが、ちょい置きにも目安やルールは必要です。ついつい置いてしまう「つい置き」ではないことを踏まえ、ちょい置きアイディアとその目安をご提案します。
1. ボックスやカゴを利用する
温度調節のために脱ぎ着する部屋着、読みかけの雑誌をちょい置きすることも多いリビング。ここでは、ボックスやカゴを利用します。置く場所の雰囲気を合わせた素材や形のものを選びましょう。
書斎なら分類する前の紙資料を、少しの間保管しておくためにファイルボックスをちょい置きの器にします。ボックスにぎゅうぎゅうに詰め込んだりしてはいけません。あくまでも中に何が入っているのかわかる程度の量、つまりボックスやカゴからモノがはみ出しそうになったら、中のモノを取り出しそれぞれの定位置に戻し、不要なものは取り除きましょう。あくまでもちょい置きのためのボックスですので、容量の大きなものは使いません。
温度調節のために脱ぎ着する部屋着、読みかけの雑誌をちょい置きすることも多いリビング。ここでは、ボックスやカゴを利用します。置く場所の雰囲気を合わせた素材や形のものを選びましょう。
書斎なら分類する前の紙資料を、少しの間保管しておくためにファイルボックスをちょい置きの器にします。ボックスにぎゅうぎゅうに詰め込んだりしてはいけません。あくまでも中に何が入っているのかわかる程度の量、つまりボックスやカゴからモノがはみ出しそうになったら、中のモノを取り出しそれぞれの定位置に戻し、不要なものは取り除きましょう。あくまでもちょい置きのためのボックスですので、容量の大きなものは使いません。
2. トレーを利用する
テーブルの上、棚や腰高のカウンタの一角も無意識でいると、さまざまな種類のモノ置きになってしまいます。ペンやメモなど文房具、食べかけのお菓子、携帯電話、眼鏡など、すぐにまた使うことが多い日用品や雑貨は、一つひとつのサイズが大きくないこともあって、ついそのまま出しっぱなしになりがちです。結果、どこかにモノが紛れてしまったりするのです。そこで利用したいのはトレーです。テーブルの一隅に置いて、バラつきがちなモノをトレーの上にならちょい置きしていいと決めましょう。
トレーの上にもモノを重ねないことをルールにしましょう。モノを置けるすき間がなくなったら見直しの合図です。柄のあるトレーを選んでその柄が見えなくなったら見直すというのもいいですね。
テーブルの上、棚や腰高のカウンタの一角も無意識でいると、さまざまな種類のモノ置きになってしまいます。ペンやメモなど文房具、食べかけのお菓子、携帯電話、眼鏡など、すぐにまた使うことが多い日用品や雑貨は、一つひとつのサイズが大きくないこともあって、ついそのまま出しっぱなしになりがちです。結果、どこかにモノが紛れてしまったりするのです。そこで利用したいのはトレーです。テーブルの一隅に置いて、バラつきがちなモノをトレーの上にならちょい置きしていいと決めましょう。
トレーの上にもモノを重ねないことをルールにしましょう。モノを置けるすき間がなくなったら見直しの合図です。柄のあるトレーを選んでその柄が見えなくなったら見直すというのもいいですね。
3. マスキングテープで仕切る
トレーの代わりに、マスキングテープで仕切るというのもユニークで簡単です。テーブルに直接テープを貼り付け、枠を作ります。その中になら自由にモノを置いてもOK。もちろん、雪崩がおきるほど積み重ねたりするのはNGです。家族で陣地取りのように、専用スペースのサイズを決めるのも楽しいかもしれません。季節に合わせてマスキングテープを貼り換えたりすれば、そのときがモノの見直しのタイミングにもなります。
トレーの代わりに、マスキングテープで仕切るというのもユニークで簡単です。テーブルに直接テープを貼り付け、枠を作ります。その中になら自由にモノを置いてもOK。もちろん、雪崩がおきるほど積み重ねたりするのはNGです。家族で陣地取りのように、専用スペースのサイズを決めるのも楽しいかもしれません。季節に合わせてマスキングテープを貼り換えたりすれば、そのときがモノの見直しのタイミングにもなります。
4. スツールを利用する
スツールは、バッグなどのちょい置きに向いています。帰宅後、つい床やソファにバッグをきがちな人は、スツールに置くだけで乱れの解消になります。スツールは、部屋のコーナー置くと、壁にもたれさせて重ね置きしやすくなってしまうので要注意。スツールにちょい置きしていいのは1アイテムだけとしましょう。
スツールは、バッグなどのちょい置きに向いています。帰宅後、つい床やソファにバッグをきがちな人は、スツールに置くだけで乱れの解消になります。スツールは、部屋のコーナー置くと、壁にもたれさせて重ね置きしやすくなってしまうので要注意。スツールにちょい置きしていいのは1アイテムだけとしましょう。
5. はしごにちょい掛けする
はしごや脚立ならちょい掛けに使えます。これから寒くなってくると、ストールなどを身に着ける機会も増えますので、帰宅後、はしご部分にちょい掛けしておけば、風を通す意味でも効果的です。ただし、ここに二重も三重ねてはいけません。ちょい掛けスペースから本来の収納場所まで距離があると、戻しづらくなってしまいますので、設置場所をよく検討しましょう。
はしごや脚立ならちょい掛けに使えます。これから寒くなってくると、ストールなどを身に着ける機会も増えますので、帰宅後、はしご部分にちょい掛けしておけば、風を通す意味でも効果的です。ただし、ここに二重も三重ねてはいけません。ちょい掛けスペースから本来の収納場所まで距離があると、戻しづらくなってしまいますので、設置場所をよく検討しましょう。
6. 引き出しをまるごと使う
オフィスのデスクでは、横長の引き出しには何も収納しないことを提案している人もいます。これはまさにちょい置きの考え方で、昼休みや外出時など、その日やりかけの仕事に関するモノをしまうためのスペースに使います。そんなもったいない使い方? と感じるかもしれませんが、収納スペースはあればあるだけモノを持ってしまうということが少なからずありますので、オフィスでいつも探し物ばかりしている人は、思い切って横長の引き出しをカラにしてみてはいかがでしょうか。
オフィスのデスクでは、横長の引き出しには何も収納しないことを提案している人もいます。これはまさにちょい置きの考え方で、昼休みや外出時など、その日やりかけの仕事に関するモノをしまうためのスペースに使います。そんなもったいない使い方? と感じるかもしれませんが、収納スペースはあればあるだけモノを持ってしまうということが少なからずありますので、オフィスでいつも探し物ばかりしている人は、思い切って横長の引き出しをカラにしてみてはいかがでしょうか。
自分に向いている方法を探る
さて、ここまで提案してきた方法とルールを読んで、結局ちょい置きしたモノも元に戻さなくてはいけないのかとがっかりした方もいるかもしれません。そう考えると、後でまとめて戻すより、都度定位置に戻したほうがむしろ楽だと感じるのではないでしょうか。何を選択するかは自分次第です。
ちょい置きスペースを活用して、週末にまとめて見直したり、掃除をすることがリセットにつながるという人もいますし、あちこちにちょい置きしたくなる人は、持ち物を減らし、代用できるものをなくして乱れにくくするという方法もあります。ついつい置きたくなってしまう気持ちや習慣を、ちょい置きというアイデアで軽減してみてください。
さて、ここまで提案してきた方法とルールを読んで、結局ちょい置きしたモノも元に戻さなくてはいけないのかとがっかりした方もいるかもしれません。そう考えると、後でまとめて戻すより、都度定位置に戻したほうがむしろ楽だと感じるのではないでしょうか。何を選択するかは自分次第です。
ちょい置きスペースを活用して、週末にまとめて見直したり、掃除をすることがリセットにつながるという人もいますし、あちこちにちょい置きしたくなる人は、持ち物を減らし、代用できるものをなくして乱れにくくするという方法もあります。ついつい置きたくなってしまう気持ちや習慣を、ちょい置きというアイデアで軽減してみてください。
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「ちょい置き」という考え方が自分には無く、新鮮でした。
きれいに保っておきたいという気持ちが先行して、”使ったら直す”のルールに縛られていました。
カゴ・トレーなどを設置して、「ちょい置き」にトライしてみます。
もしかしたら、「ちょい置き」から生まれた組合せが、そのままインテリアになるかもという期待をしつつ。
株式会社ファイン様
コメントありがとうございます。ルールに縛られて息苦しくなってしまっている人も昨今、多いように思います。「ちょい置き」から生まれた組み合わせが、そのままインテリアになる…その考え方も素敵ですね。カゴやトレー選びも楽しくなるに違いありません!