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「ウェルネス」をテーマにした書斎づくり
在宅ワークも3年目に入る2022年、より快適に心地よくウェルネスを意識した書斎を目指してみませんか?
sayaka_sumiyoshi
2022年1月15日
突然テレワークが始まった2020年は、自宅の中にワークスペースを確保することが最優先でした。その後、テレワークの長期化に伴い、書斎スペースを確保できる間取りに住み替えたり、デスクやチェアを買い替えるなどの投資を行い、長時間のデスクワークが出来る環境を整えた方も多いのではないでしょうか。テレワークも3年目を迎える2022年は、「ウェルネス」をテーマに、より健康で快適に働ける書斎づくりをご提案します。
ウェルネス・デザインとは?
ウェルネス・デザインとは?
1. 照明コントロールで体内時計を整える
まずご提案したいのは、スマート照明による明るさのコントロールです。スマート照明とは、スマートフォンや専用の機器とつなぐことで光の色、明るさ、オンオフタイマーなどをプログラムすることができる照明器具のことを指します。スマート照明を適切にプログラムして使うと、その時々での最適な明るさの環境をつくることができます。
まずご提案したいのは、スマート照明による明るさのコントロールです。スマート照明とは、スマートフォンや専用の機器とつなぐことで光の色、明るさ、オンオフタイマーなどをプログラムすることができる照明器具のことを指します。スマート照明を適切にプログラムして使うと、その時々での最適な明るさの環境をつくることができます。
仕事中は集中力が高まるように、スッキリと白い昼間の太陽のような明るさにしておき、定時頃にはゆっくりと日が落ちていくように、オレンジ色の弱めの明るさにタイマーをセットしておきます。仕事モードからリラックスモードに、照明の力を借りて切り替えるのです。
とくに、窓が小さかったり外光があまり入らない部屋を書斎にしている方は、スマート照明で時間の流れを視覚的に感じられるようになるでしょう。明るさは人によって感じ方が大きく異なるので、タイマー設定などが面倒だと感じる方でも、普段の明るさを自分の好みにチューニングしておくだけで、快適な環境がつくれます。
とくに、窓が小さかったり外光があまり入らない部屋を書斎にしている方は、スマート照明で時間の流れを視覚的に感じられるようになるでしょう。明るさは人によって感じ方が大きく異なるので、タイマー設定などが面倒だと感じる方でも、普段の明るさを自分の好みにチューニングしておくだけで、快適な環境がつくれます。
2. 不快な音の響きを減らす
テレワーク時の音の問題はいろいろありますが、二人以上で書斎を使用している場合、「相手の電話やウェブ会議の声が気になる」という問題にお悩みの方も多いのではないでしょうか。ウェブ会議のときだけどちらかが移動する、という方法も考えられますが、毎回のことだとそれも面倒です。
そこでおすすめなのが、防音素材を使用したパーティションやペンダントライト。元々はシェアオフィスやコワーキングスペースなどのために開発されたものです。パーティションの方がより高い防音効果を期待できますが、圧迫感を感じたくない場合には、ペンダントライトもおすすめです。
テレワーク時の音の問題はいろいろありますが、二人以上で書斎を使用している場合、「相手の電話やウェブ会議の声が気になる」という問題にお悩みの方も多いのではないでしょうか。ウェブ会議のときだけどちらかが移動する、という方法も考えられますが、毎回のことだとそれも面倒です。
そこでおすすめなのが、防音素材を使用したパーティションやペンダントライト。元々はシェアオフィスやコワーキングスペースなどのために開発されたものです。パーティションの方がより高い防音効果を期待できますが、圧迫感を感じたくない場合には、ペンダントライトもおすすめです。
3. 植物を育ててリラックス&リフレッシュ
続いてのご提案は、植物を書斎に置くことです。リビングなどには大きめの観葉植物をおすすめしていますが、書斎ならまずはデスクの上に置ける小ぶりのものを探してみてはいかがでしょうか?小さなものは管理もしやすいですし、書斎であれば毎日観察できるので、枯らしてしまう心配も少ないはずです。
とはいえ、植物は手をかけて育てるからこそ楽しく、癒やされるという一面もあります。休憩時間に霧吹きで葉水をあげて、植物にもリラックスタイムを与えてみてはいかがでしょうか?
続いてのご提案は、植物を書斎に置くことです。リビングなどには大きめの観葉植物をおすすめしていますが、書斎ならまずはデスクの上に置ける小ぶりのものを探してみてはいかがでしょうか?小さなものは管理もしやすいですし、書斎であれば毎日観察できるので、枯らしてしまう心配も少ないはずです。
とはいえ、植物は手をかけて育てるからこそ楽しく、癒やされるという一面もあります。休憩時間に霧吹きで葉水をあげて、植物にもリラックスタイムを与えてみてはいかがでしょうか?
4. アートで自分と対話する
アートはウェルネスと深い関わりがあります。例えば、ホスピタルアート先進国のイギリスでは、病院にアートを飾ることで患者の入院日数が短縮されたり、鎮痛剤の使用量が減ったという事例が報告されています。
書斎にアートを飾るなら、一つは普段からすぐに目につく場所に、元気になれる作品を飾ってみてください。できればカレンダーなどではなく、作家さんの息遣いが感じられるような作品がおすすめです。そういう作品は見るたびに新しい発見をしたり、気分によって見え方が変わったりして、自分の今日のコンディションをはかるバロメーターになります。
アートはウェルネスと深い関わりがあります。例えば、ホスピタルアート先進国のイギリスでは、病院にアートを飾ることで患者の入院日数が短縮されたり、鎮痛剤の使用量が減ったという事例が報告されています。
書斎にアートを飾るなら、一つは普段からすぐに目につく場所に、元気になれる作品を飾ってみてください。できればカレンダーなどではなく、作家さんの息遣いが感じられるような作品がおすすめです。そういう作品は見るたびに新しい発見をしたり、気分によって見え方が変わったりして、自分の今日のコンディションをはかるバロメーターになります。
もう一つは、ウェブ会議などでカメラに映る場所に、自分らしさを表現する作品を飾ってみてはいかがでしょうか。こちらは、ポスターでもOK。自分の好きなもの、好きなこと、好きな場所や人をアートで表現しておくのです。ウェブ会議で初対面の人と話すことになっても、アートがあなたのことを相手に伝えてくれます。
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テレワークは今後、スタンダードな働き方になっていくものと予想されます。開始当初は問題点もたくさん指摘されましたが、今ではメリットも広く認識されるようになりました。
これまで働く環境に対して受動的だった方は、働き方に対しても受動的だったかもしれません。自宅の書斎を自分らしく心地よく働ける環境に整えていくことで、働き方だけでなく、暮らし方、生き方にも変化が起きるかもしれませんよ。
インテリアデザイナー・コーディネーターを探す
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