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コンクリート床をインテリアに使うべき5つの理由
センスよく見える上、メンテナンスが楽で、耐久性が高いコンクリートの床。日本でも室内に土間をつくるときによく使われます。今回は、コンクリートの床がよく使われるオーストラリアから、コンクリート床をとりいれるメリットをご紹介します。
Natalie Myers
2017年10月27日
コンクリートの床と聞くと、すぐに「冷たそう」「刑務所みたい」「インダストリアルな雰囲気」と思う人も多いのでは。でも、実際には、色をつけたり、ポリッシュ仕上げにしたりできますし、使い勝手の面でもメリットが多い素材です。これから紹介する美しくてエレガントであたたかみのあるコンクリートの床を見れば、次の家づくりでとり入れたくなるかもしれません!
それでは、コンクリートの床のメリットをいくつかご紹介します。
サステナビリティ
既存の床スラブをそのまま使うなら、新しい素材を消費せずにすむわけですから、コンクリートの床はサステナブルな素材になります。コンクリートの床は地下室やガレージに使うものとは限りません。研磨したり、ポリッシュ仕上げにしたり、コーティング仕上げにして、さらにラグや照明、家具をコーディネートすれば、トラディショナルなキッチンやリビングルームにもしっかりマッチします。
サステナビリティ
既存の床スラブをそのまま使うなら、新しい素材を消費せずにすむわけですから、コンクリートの床はサステナブルな素材になります。コンクリートの床は地下室やガレージに使うものとは限りません。研磨したり、ポリッシュ仕上げにしたり、コーティング仕上げにして、さらにラグや照明、家具をコーディネートすれば、トラディショナルなキッチンやリビングルームにもしっかりマッチします。
手入れが簡単
コンクリートの床の手入れは、週に一度、石鹸水でモップがけすればOKです。コンクリートの床にする場合、巾木はいらないと思うかもしれませんが、つけることをおすすめします。巾木がなければ、壁と床の隙間にモップの汚れた毛先が挟まって残ってしまうかもしれません。それに、巾木があれば、あえてデザインとしてコンクリート床を選んでいるということが伝わります。
コンクリートの床の手入れは、週に一度、石鹸水でモップがけすればOKです。コンクリートの床にする場合、巾木はいらないと思うかもしれませんが、つけることをおすすめします。巾木がなければ、壁と床の隙間にモップの汚れた毛先が挟まって残ってしまうかもしれません。それに、巾木があれば、あえてデザインとしてコンクリート床を選んでいるということが伝わります。
豊富な仕上げ
既存のスラブをポリッシュして床にする場合、オーストラリアではだいたい1平方メートルあたり130豪ドルかかります。まだらな色調やかすかなクラック(ひび)、骨材が、コンクリートに自然石のような、自然な雰囲気を生み出します。
既存のスラブをポリッシュして床にする場合、オーストラリアではだいたい1平方メートルあたり130豪ドルかかります。まだらな色調やかすかなクラック(ひび)、骨材が、コンクリートに自然石のような、自然な雰囲気を生み出します。
光沢仕上げのコストはおおむね120〜125豪ドルです。オーストラリアでは、しばらく前から、ステインコンクリート(ステイン塗料仕上げ)の人気が高まっています。色と塗り方の組み合わせで、オーナーが求めるユニークな仕上げが可能です。
塗料でグリッドパターンを描き、タイルのような表情を出したり、大理石を真似た模様を描くなど、もっと装飾的な仕上げにすることもできます。
寿命が長い
ポリッシュ仕上げにしたコンクリート床は、手入れ次第で100年以上使用することができます。経年変化やクラックも、新しいタイルやカーペットで隠したりせずに、その床に刻まれた歴史として、あえて見せて楽しみましょう。
ポリッシュ仕上げにしたコンクリート床は、手入れ次第で100年以上使用することができます。経年変化やクラックも、新しいタイルやカーペットで隠したりせずに、その床に刻まれた歴史として、あえて見せて楽しみましょう。
コンクリートは、ストーンベニアの壁にもよく似合います。この素材の壁がもつラスティックな雰囲気を引き立ててくれます。
再生材を床に敷き詰める変わりに、コンクリートで似た風合いをつくり出すことも可能です。乾いていないコンクリートに木目を型押しすると、素敵な雰囲気にしあがります。
教えてHouzz
コンクリートの床を使ったプロジェクトがあれば、コメント欄で教えてください!
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