畳の種類と特徴とは?座ってくつろぐ床材の基本情報
ライフスタイルの変化と共に減りつつあるといわれてきた畳ですが、最近では「和モダン」と呼ばれるデザインへの注目が高まり、ふたたび見直されています。そこで畳の基本的な情報をご紹介します。
- 種類と色も豊富
畳表の色も樹脂畳の場合には、イグサの若草色だけでなく、黒や藍色・桜色や茶色とバリエーションが豊富なため、部屋のインテリアにも合わせやすくなっています。他にも「琉球畳」や「スタイロ畳」などもあります。
- 大きさは4種類
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値段や種類、交換時期・メンテナンスの時期
①本畳
1畳1万円から2万円。畳表が汚れたら裏返して綺麗な面を表にします。これを「裏返し」と言いますが、3年から5年程で行います。さらに畳表がささくれたり汚れたりして、いよいよ交換することを「表替え」と言い、5年から8年程度で行います。
②樹脂畳
1畳1万円から2.5万円と、本畳より少し高いかもしれません。畳表が樹脂製のため、イグサの畳表より持ちが良く、毎日の掃除も楽でメンテナンスが簡単です。表替えは7~8年程で行います。
①本畳
1畳1万円から2万円。畳表が汚れたら裏返して綺麗な面を表にします。これを「裏返し」と言いますが、3年から5年程で行います。さらに畳表がささくれたり汚れたりして、いよいよ交換することを「表替え」と言い、5年から8年程度で行います。
②樹脂畳
1畳1万円から2.5万円と、本畳より少し高いかもしれません。畳表が樹脂製のため、イグサの畳表より持ちが良く、毎日の掃除も楽でメンテナンスが簡単です。表替えは7~8年程で行います。
③和紙畳
1畳2万円から3万円と、本畳と比較してやや高い金額になります。畳表をイグサではなく、和紙を加工した物を編み上げてゴザ状にしています。その際、撥水加工や防虫性能を付加させていることが、値段に反映されているようです。
④置き畳
1畳0.5万円から1万円程。ウレタンボード等を芯材とした厚さ15mm程の軽い畳で、移動や持ち運びが容易です。ラグ・カーペットのような感覚で利用することが出来ます。畳表にイグサを使用した物もあるので、表替えをすることは可能ですが、買い替えた方が安く済むかもしれません。また利用方法から、持ち運びに適した半畳サイズの物を利用することが多いようです。
⑤縁なし畳
1畳2万円から3万円程。裏返しや表替えの時期は、本畳と同じ程度です。
ちなみに縁なし畳を琉球畳と同じ物だと勘違いされがちですが、厳密に言えば両者は別物です。琉球畳とは、沖縄地方に生息する「七島イ(しちとうい)」と呼ばれる太くて丈夫なイグサを利用した畳でのことで、縁なし畳=琉球畳ではないのです。
これらの値段や交換時期は、使用状況や環境に拠っても大きく変わってきますので、あくまでも目安としてお考え下さい。
1畳2万円から3万円と、本畳と比較してやや高い金額になります。畳表をイグサではなく、和紙を加工した物を編み上げてゴザ状にしています。その際、撥水加工や防虫性能を付加させていることが、値段に反映されているようです。
④置き畳
1畳0.5万円から1万円程。ウレタンボード等を芯材とした厚さ15mm程の軽い畳で、移動や持ち運びが容易です。ラグ・カーペットのような感覚で利用することが出来ます。畳表にイグサを使用した物もあるので、表替えをすることは可能ですが、買い替えた方が安く済むかもしれません。また利用方法から、持ち運びに適した半畳サイズの物を利用することが多いようです。
⑤縁なし畳
1畳2万円から3万円程。裏返しや表替えの時期は、本畳と同じ程度です。
ちなみに縁なし畳を琉球畳と同じ物だと勘違いされがちですが、厳密に言えば両者は別物です。琉球畳とは、沖縄地方に生息する「七島イ(しちとうい)」と呼ばれる太くて丈夫なイグサを利用した畳でのことで、縁なし畳=琉球畳ではないのです。
これらの値段や交換時期は、使用状況や環境に拠っても大きく変わってきますので、あくまでも目安としてお考え下さい。
畳の良い点
イグサには吸・放湿性があるため、室内の湿度調整に一役買ってくれます。同時に消臭効果と空気の浄化効果も期待できます。さらにいえば、イグサの香りには、心を落ち着けるリラックス効果もあるので、香りが消えてしまうまでの1~2年の間には、アロマ効果も期待できます。また本畳は断熱効果が高く、足元の寒さを和らげてくれる効果もあるでしょう。着物を着られる方にとっては裾の汚れが気になるため、フローリングよりも畳を好まれることでしょう。また適度なクッション性があるので、寝転んでゴロゴロすることも可能ですし、小さなお子さんが居るご家庭では、フローリングの上で遊ばせるよりも安心だと思います。畳の上に布団を敷き、親子で川の字で寝ることだって出来ちゃいます。
イグサには吸・放湿性があるため、室内の湿度調整に一役買ってくれます。同時に消臭効果と空気の浄化効果も期待できます。さらにいえば、イグサの香りには、心を落ち着けるリラックス効果もあるので、香りが消えてしまうまでの1~2年の間には、アロマ効果も期待できます。また本畳は断熱効果が高く、足元の寒さを和らげてくれる効果もあるでしょう。着物を着られる方にとっては裾の汚れが気になるため、フローリングよりも畳を好まれることでしょう。また適度なクッション性があるので、寝転んでゴロゴロすることも可能ですし、小さなお子さんが居るご家庭では、フローリングの上で遊ばせるよりも安心だと思います。畳の上に布団を敷き、親子で川の字で寝ることだって出来ちゃいます。
畳の難しい点
掃除が難しく、水拭きなどは避けなければなりません。ダニやカビが発生しやすく、風通しと適度な日差しが必要です。家具などの凹みが出来やすく、模様替えの際に困ることもあります。畳がブカブカするようになった時には、本体全部を取り換える必要も出てきます。
掃除が難しく、水拭きなどは避けなければなりません。ダニやカビが発生しやすく、風通しと適度な日差しが必要です。家具などの凹みが出来やすく、模様替えの際に困ることもあります。畳がブカブカするようになった時には、本体全部を取り換える必要も出てきます。
畳の取り入れ方
「和モダン」スタイルのの人気が高まっていますが、その際に手軽に行える設えの一つに、畳を取り込む方法があります。居間の一部に畳のコーナーを設けるだけで、その使い道は格段に上がります。子供の遊び場をはじめ、洗濯物をたたむ家事スペースとしての利用や、来客の寝室にも使えます。外から帰って来て直ぐに、大の字で寝転ぶことだって出来ちゃいます。
「和モダン」スタイルのの人気が高まっていますが、その際に手軽に行える設えの一つに、畳を取り込む方法があります。居間の一部に畳のコーナーを設けるだけで、その使い道は格段に上がります。子供の遊び場をはじめ、洗濯物をたたむ家事スペースとしての利用や、来客の寝室にも使えます。外から帰って来て直ぐに、大の字で寝転ぶことだって出来ちゃいます。
また一段高くした小上がりとすれば、室内空間を仕切ることなく雰囲気を変えることが可能です。小上がりにした際に掘りごたつを設ければ、畳敷きの空間なのに腰掛けて寛ぐことが可能になります。
ライフスタイルが変わり、床材の選択肢に畳が選ばれないことが多くなりましたが、少し考え方を変えるだけで、洋風のスタイルにも適した床材となります。建築家とご相談の上で、選択肢の一つとしてご検討されてみてはいかがでしょうか。
家づくりのヒントをもっと読む
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畳とは
そもそも畳とは、畳表(たたみおもて)、畳床(たたみどこ)、縁(へり)の3つのパーツから出来ています。畳表はイグサと呼ばれる植物を織った物で、ゴザと呼んだ方がイメージしやすいでしょう。それを、藁を折り重ねて作った畳床と呼ばれる芯材に縫い付け、畳表を折り曲げた角が傷まないように、縁と呼ばれる布で補強した物を本畳(ほんだたみ)と呼びます。本畳の厚さは約5cmで、その重さは2~30kg程になります。ちなみに畳床には、藁以外に木製チップを原料とした物や、スチレンボードを利用した物もあります。