8つの茶室から学ぶ。「茶の湯空間」づくりのヒント
自宅に茶室をつくるとしたら、どんなことから始めればよいのでしょうか?Houzzでみられる事例を手がけた専門家の方々に、アドバイスをもらいましょう。

Miki Anzai
2023年3月6日
自宅に茶室を造りたいけれど、なにから手をつけてよいか分からない。複雑な決まりごとがありそうで、誰に設計や施工を依頼してよいかわからない。費用もどのくらいかかるのか心配だ。そんなお悩みをお持ちの方のために、茶室づくりのヒントを、実際に設計や施工を手がけた専門家の方々から教えていただきました。
写真をクリックすると、それぞれの事例の写真をもっとみることができ、手がけた専門家の詳細もチェックできます。
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茶室づくりの基本は、利用目的に応じて臨機応変に、且つお客さまに滞りなく、美味しくお茶を召し上がっていただける空間になるよう心がけることです。
①目的を明確化する
茶道教室を開きたい、茶会や(懐石とお茶をふるまう)茶事をしたい、リビングと兼用で使いたいなど、目的をはっきりさせれば、めざす茶室の形がみえてきます。
②固定観念に囚われず、「自分好み」の茶の湯空間を追求する
古来、千利休のような茶匠や、茶の湯に通じた数寄者は、茶室の構成や用材にいたるまで、自ら創意工夫を凝らしました。「守破離」の言葉のように、さまざま茶室の「型」を楽しく学び、自分流に造り、利用できればよいですね。
③動線を整理する
本当に使いやすい茶室をつくるには、亭主(お茶を点てる人)や客の動きを念頭にいれて、設計・施工することです。
それでは、いくつかの事例を、プロの意見を交えてご紹介しますので、是非、ご自身の実現したい茶室のイメージを膨らませてみてください。
①目的を明確化する
茶道教室を開きたい、茶会や(懐石とお茶をふるまう)茶事をしたい、リビングと兼用で使いたいなど、目的をはっきりさせれば、めざす茶室の形がみえてきます。
②固定観念に囚われず、「自分好み」の茶の湯空間を追求する
古来、千利休のような茶匠や、茶の湯に通じた数寄者は、茶室の構成や用材にいたるまで、自ら創意工夫を凝らしました。「守破離」の言葉のように、さまざま茶室の「型」を楽しく学び、自分流に造り、利用できればよいですね。
③動線を整理する
本当に使いやすい茶室をつくるには、亭主(お茶を点てる人)や客の動きを念頭にいれて、設計・施工することです。
それでは、いくつかの事例を、プロの意見を交えてご紹介しますので、是非、ご自身の実現したい茶室のイメージを膨らませてみてください。
茶室を中心に設計した鎌倉の戸建住宅(茶道教室)
週末に茶道教室を開くため、1階に小間(2帖台目)、2つの広間(6帖・8帖)、水屋、厨房、2階に椅子に腰掛けて喫茶する立礼(りゅうれい)席、水屋、着物部屋、寝室・バスルーム・リビングを設けました。
写真は、オーナーたっての希望で、織田信長の弟で茶人だった有楽斎(うらくさい)がつくった如庵(じょあん・国宝)を模した小間です。壁の一部(画像手前)を間仕切りにして、扉を取り外すと4帖半の茶室にもなります。
設計は、先代から茶室を主に手がけてきた北澤建設の早坂裕美子さん。「一番のチャレンジは、通常の数寄屋建築の1/3の予算内で仕上げることでした。たとえば、火灯形にくりぬいた板張りの壁には、銘木ではなく、父が保管していた秋田杉を利用し、継ぎ目が分からないように張るなど工夫しました。熟練の職人を社内に抱えているのも、われわれの強みです」(早坂さん)
週末に茶道教室を開くため、1階に小間(2帖台目)、2つの広間(6帖・8帖)、水屋、厨房、2階に椅子に腰掛けて喫茶する立礼(りゅうれい)席、水屋、着物部屋、寝室・バスルーム・リビングを設けました。
写真は、オーナーたっての希望で、織田信長の弟で茶人だった有楽斎(うらくさい)がつくった如庵(じょあん・国宝)を模した小間です。壁の一部(画像手前)を間仕切りにして、扉を取り外すと4帖半の茶室にもなります。
設計は、先代から茶室を主に手がけてきた北澤建設の早坂裕美子さん。「一番のチャレンジは、通常の数寄屋建築の1/3の予算内で仕上げることでした。たとえば、火灯形にくりぬいた板張りの壁には、銘木ではなく、父が保管していた秋田杉を利用し、継ぎ目が分からないように張るなど工夫しました。熟練の職人を社内に抱えているのも、われわれの強みです」(早坂さん)
2階の立礼席は、あえてシンプルに。天井は突き板、床にはアカマツを使い、ところどことに丸太をアクセントに入れています。格子扉の奥に、小さい水屋と厨房、そして収納スペースが続きます。
目黒区のマンション屋上階(多目的スペース)
ワンフロアを茶室に改装し、稽古や茶事だけでなく、友人と集えるようにバーカウンターも設けました。立礼棚や水屋も動線を考えて配置されています。「お茶で最も大切なのは流れです。床の間は勿論のこと、水屋・厨房・出入口の位置は重要です。人・空気・光の流れがうまくいってこそ、使い勝手のよい茶室となります」(椿建築デザイン研究所の椿邦司さん)
ワンフロアを茶室に改装し、稽古や茶事だけでなく、友人と集えるようにバーカウンターも設けました。立礼棚や水屋も動線を考えて配置されています。「お茶で最も大切なのは流れです。床の間は勿論のこと、水屋・厨房・出入口の位置は重要です。人・空気・光の流れがうまくいってこそ、使い勝手のよい茶室となります」(椿建築デザイン研究所の椿邦司さん)
ベランダにつくった露地が、茶室の雰囲気を一層盛り上げています。「もしベランダが狭くても、つくばいを置くだけでもよい感じになるでしょう」(椿さん)
椿さんは伝統を踏まえつつ、「革新的要素」を加味した茶室づくりをめざしていると言います。たとえば、庭の一角に設計した品川区の茶室では、正座が苦手な現代人でも気楽に座って身繕いや、お茶を愉しめる土間空間や、茶道具を収納する地下スペースをつくるなど、「今の時代ならではの茶室」を追求しています。
品川区の自宅の庭に建てた茶室の記事を読む
椿さんは伝統を踏まえつつ、「革新的要素」を加味した茶室づくりをめざしていると言います。たとえば、庭の一角に設計した品川区の茶室では、正座が苦手な現代人でも気楽に座って身繕いや、お茶を愉しめる土間空間や、茶道具を収納する地下スペースをつくるなど、「今の時代ならではの茶室」を追求しています。
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町田市の自宅敷地内に建てた2.37坪の離れ(茶道・華道教室)
茶道や華道を教えるだけでなく、茶事を習慣化するために造った小間です。20代から茶道・華道を始めたオーナー。ブランクを経て再開したお茶の師匠が、とても自由な発想の持ち主だったので、触発されて「自分らしい茶室づくり」を実現させました。壁と屋根を斜めに傾けて庇を設け、構造体の杉の板が内部の仕上げになっています。水屋を茶室内に設けたり、ステンドグラスをはめ込むなど斬新ながらも、落ち着ける茶室です。
設計は旧知の家具デザイナー小泉誠さん、施工は相羽建設です。このチームで「舎庫」という、家の敷地内に設置できる、6帖の建物を設計・施工した実績を買われて任されました。「舎庫の開発時に、工法・予算・素材などをかなり工夫したので、その経験を生かすことができました」(小泉さん)「一見シンプルな外観ですが、建物のちょっとした角度や左官壁の絶妙な色味など、小泉さんや大工さん、職人さんたちとの技術と工夫の結晶といえる空間となりました」(相羽建設・広報・吉川碧さん)
茶道や華道を教えるだけでなく、茶事を習慣化するために造った小間です。20代から茶道・華道を始めたオーナー。ブランクを経て再開したお茶の師匠が、とても自由な発想の持ち主だったので、触発されて「自分らしい茶室づくり」を実現させました。壁と屋根を斜めに傾けて庇を設け、構造体の杉の板が内部の仕上げになっています。水屋を茶室内に設けたり、ステンドグラスをはめ込むなど斬新ながらも、落ち着ける茶室です。
設計は旧知の家具デザイナー小泉誠さん、施工は相羽建設です。このチームで「舎庫」という、家の敷地内に設置できる、6帖の建物を設計・施工した実績を買われて任されました。「舎庫の開発時に、工法・予算・素材などをかなり工夫したので、その経験を生かすことができました」(小泉さん)「一見シンプルな外観ですが、建物のちょっとした角度や左官壁の絶妙な色味など、小泉さんや大工さん、職人さんたちとの技術と工夫の結晶といえる空間となりました」(相羽建設・広報・吉川碧さん)
広間・厨房・水屋を設けた横浜市のマンション1階の1室(茶事)
ワンフロアを居住部と茶の湯空間に分け、境に格子戸を入れ、茶室・厨房・水屋を造りました。引き戸を開けると、石灯籠のある露地空間が広がり、沓脱石から一段あがった先が6帖の広間です。
一般の広間(8帖)より狭いため、全体のバランスを考慮して、床の間の幅を1尺5寸(約45cm)ほど短くしています。床の間に設けた墨蹟(ぼくせき)窓は、露地の石灯籠の上部にあたる意匠性の高い下地窓。内側の壁に折れ釘を打ち、そこに小障子を引っかけています(掛け障子)。床柱の赤松皮付き丸太は、下部が「畳寄せ」からはみ出ないようにそぎ落とされています(竹の子面取り)。その対の柱は「栗なぐり」です。「床柱 (赤松)の存在感を邪魔しないけれども印象に残る素材を使いました」(渡邊貞明建築設計事務所の渡辺貞明さん)
茶室の外が構造壁のため、障子や天井の裏に照明を入れ、炉も電気炉です。一段下がった「落天井」の壁受けに採用した「磨き丸太」は、「あえて『エクボ』と呼ばれる小さな節が入ったものを使い、ひとつの景色としました」(渡辺さん)
茶道口と給仕口を兼ねた太鼓張紙障子の奥が、水屋と厨房です。
ワンフロアを居住部と茶の湯空間に分け、境に格子戸を入れ、茶室・厨房・水屋を造りました。引き戸を開けると、石灯籠のある露地空間が広がり、沓脱石から一段あがった先が6帖の広間です。
一般の広間(8帖)より狭いため、全体のバランスを考慮して、床の間の幅を1尺5寸(約45cm)ほど短くしています。床の間に設けた墨蹟(ぼくせき)窓は、露地の石灯籠の上部にあたる意匠性の高い下地窓。内側の壁に折れ釘を打ち、そこに小障子を引っかけています(掛け障子)。床柱の赤松皮付き丸太は、下部が「畳寄せ」からはみ出ないようにそぎ落とされています(竹の子面取り)。その対の柱は「栗なぐり」です。「床柱 (赤松)の存在感を邪魔しないけれども印象に残る素材を使いました」(渡邊貞明建築設計事務所の渡辺貞明さん)
茶室の外が構造壁のため、障子や天井の裏に照明を入れ、炉も電気炉です。一段下がった「落天井」の壁受けに採用した「磨き丸太」は、「あえて『エクボ』と呼ばれる小さな節が入ったものを使い、ひとつの景色としました」(渡辺さん)
茶道口と給仕口を兼ねた太鼓張紙障子の奥が、水屋と厨房です。
京都の職人が京都の材で建てた本格茶室のある鎌倉の戸建住宅(茶事)
2階建ての1階部分を全て、茶事のできる空間にした住まいです。趣のある杉皮張の塀を背景にした庭を眺められる8帖の広間が、玄関(画像右)から6帖の寄付(待合)を介して続いています。境の壁(寄付側)が、古田織部好みの「織部床」(おりべどこ)よろしく、簡易式の床の間になっています。客は、そこに飾られた(茶事のテーマが暗示された)掛け軸を拝見した後、一旦、腰掛で待ち、広間で懐石・茶をいただく流れになります。
広間の床の間の脇の下地窓は、裏千家11代家元好みの上座床「咄々斎」(とつとつさい)」の大きな下地窓を参考に、渡辺さんが小ぶりにデザインしたもの。そこから織りなされる陰影がなんとも風情があります。「京都の工務店がほとんどの資材と職人を連れてきたので、細部にわたるこだわりも実現することができました」(渡辺さん)
露地をさらに奥に進むと、3帖台目の小間の入口(躙口)が見えてきてます。広間・小間をつなぐ空間に厨房を設え、水屋はそれぞれ専用に設置しています。
2階建ての1階部分を全て、茶事のできる空間にした住まいです。趣のある杉皮張の塀を背景にした庭を眺められる8帖の広間が、玄関(画像右)から6帖の寄付(待合)を介して続いています。境の壁(寄付側)が、古田織部好みの「織部床」(おりべどこ)よろしく、簡易式の床の間になっています。客は、そこに飾られた(茶事のテーマが暗示された)掛け軸を拝見した後、一旦、腰掛で待ち、広間で懐石・茶をいただく流れになります。
広間の床の間の脇の下地窓は、裏千家11代家元好みの上座床「咄々斎」(とつとつさい)」の大きな下地窓を参考に、渡辺さんが小ぶりにデザインしたもの。そこから織りなされる陰影がなんとも風情があります。「京都の工務店がほとんどの資材と職人を連れてきたので、細部にわたるこだわりも実現することができました」(渡辺さん)
露地をさらに奥に進むと、3帖台目の小間の入口(躙口)が見えてきてます。広間・小間をつなぐ空間に厨房を設え、水屋はそれぞれ専用に設置しています。
2つの茶室を内包する千葉の家(多目的スペース・茶道教室)
将来的に茶道教室が開けるように、広間と小間を、生活空間に溶け込ませた住まいです。8帖の広間はリビングや寝室としても利用しています。小間は、千利休の待庵(たいあん・国宝)と大徳寺・玉林院の蓑庵(さあん)を参照しており、床柱・中柱には、オーナーご一家全員で山から伐り倒して来た椿の木が使われています。
「茶室はひとつの宇宙(異空間)なので、素材選びが大切です。必ずしも銘木が良いという訳でもなく、既製の建材よりも、金属やコンクリートでも構わないので、『素』の材を効果的に使ったほうが良い空気感をつくれるでしょう」(一級建築士事務所ikmoの比護結子さん)
この茶室付き住まいの記事を読む
将来的に茶道教室が開けるように、広間と小間を、生活空間に溶け込ませた住まいです。8帖の広間はリビングや寝室としても利用しています。小間は、千利休の待庵(たいあん・国宝)と大徳寺・玉林院の蓑庵(さあん)を参照しており、床柱・中柱には、オーナーご一家全員で山から伐り倒して来た椿の木が使われています。
「茶室はひとつの宇宙(異空間)なので、素材選びが大切です。必ずしも銘木が良いという訳でもなく、既製の建材よりも、金属やコンクリートでも構わないので、『素』の材を効果的に使ったほうが良い空気感をつくれるでしょう」(一級建築士事務所ikmoの比護結子さん)
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玄関ホール部分には、ガラス棚(画像右)を造作し、訪問者が茶道具を眺めたり、触れられるようにしました。水屋(画像左)は、使っていない時は、途中まで引いてある鶯色のスクリーンを下まで降ろしています。
設計を手がけたStudio tanpopo-gumiの坂口弘樹さんは、茶室の設計を「クライアントと一緒に理想の茶室を造る醍醐味を味わった」といいます。現在は、3件の茶室付き住宅を設計中とのこと。「日常は和室・客間として利用しながら、気軽にお茶を愉しめる炉を計画した和室へのニーズが増えていると感じます」(坂口さん)
設計を手がけたStudio tanpopo-gumiの坂口弘樹さんは、茶室の設計を「クライアントと一緒に理想の茶室を造る醍醐味を味わった」といいます。現在は、3件の茶室付き住宅を設計中とのこと。「日常は和室・客間として利用しながら、気軽にお茶を愉しめる炉を計画した和室へのニーズが増えていると感じます」(坂口さん)
いかがでしたか?茶室づくりはハードルが高いと思っておられた方も、亭主(オーナー)の「創意工夫」次第で、どのようにでも設計可能なことがお分かりいただけたと思います。「茶の湯」は「もてなしの文化」です。どのような空間であれば、客を心地よくもてなせるか、そして、自らも茶を愉しむことができるかを念頭に置けば、自然にご自身が実現なさりたい茶室の形が見えてくるのではないでしょうか。
わび茶を完成した千利休の道歌に、「規矩(きく)作法 守り尽くして破るとも 離るるとても本を忘るな」(規則を破っても規則から離れても本質を忘れてはならない)という教えがあります。伝統を理解した上で、現代の暮らしに根ざした、魅力あふれる茶室づくりをなさってみてください。
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Office Kさま。
早速に素敵なコメントを、こちらの記事にも寄せてくださり、ありがとうございます。
お茶室づくりというと、どうしてもお金持ちの道楽・・・というようなイメージがありますよね。しかし、利休さんも「見立て」の心を大いにいかして、侘び寂びの精神を大切にしていたので、ご紹介した事例のように、それぞれの方が、ご自身のできる範囲内で「茶の湯」を楽しめる空間をつくって、心豊かに過ごすことができれば、素晴らしいと思います。
現在、マンションにお住まいとのことですが、お父様から譲り受けられたお茶道具や電気風炉をお持ちでいらっしゃるのは、とても羨ましいです。落ち着かない毎日ですが、どうぞ大切なお道具で、美味しいお茶を点てられ、穏やかに心和らぐ時間をお過ごしくださいませ。毎回、心温まるコメントをくださり、本当にありがとうございます。
Office Kさま。ご実家の和室のお写真もシェアしてくださり、ありがとうございます。掛け軸のかわりに、季節感のある手ぬぐいを飾るのも良いアイディアですね。趣向を凝らしたおもてなしに、ご友人の方々もさぞやお喜びになったことでしょう!素敵なエピソードを教えてくださり、感謝いたします。まさに拙記事で伝えたかったメッセージを補っていただいたようで、嬉しかったです。ありがとうございました。
安西美樹さま
いえいえ、無い中で何とかと思いまして編み出した手段です(笑)
ところで、写真は私が独身時代に買った中古の戸建てのものです。普通は和室は嫌われるようですが、私は実家が畳屋だった事もあり畳の部屋が好きで、喜んでいました。
中古で買った小さな家で、実家のような設えは無理でしたが、それでも和室があったお蔭で小さなお席を持てました。
今はこの家は人様に借りて戴いています。可愛がって使って戴いていれば…と願っております。
重ねまして、丁寧なコメント本当にどうもありがとうございました。