リフォーム業界で注目を集める「ホームステージング」とは？
最近、リフォーム業界や不動産業界で「ホームステージング」や「ホームステージャー」という言葉を耳にする機会が増えています。中古物件の売買において、欧米ではかかせない存在になっているホームステージャーについて解説します。
一般社団法人 日本ホームステージング協会
2017年2月16日
住宅の資産価値を高めるためにあらゆる手法で演出することをホームステージングといいます。日本独自のホームステージングを普及するための協会です。
「ホームステージング」や「ホームステージャー」という言葉をご存知でしょうか。不動産の販売に際して、インテリアを美しく整えて、物件の魅力を引き出す仕事で、リフォーム・リノベーション業界や不動産業界を中心に最近注目が集まっています。
ホームステージングはアメリカ発
ホームステージングが始まったのは、1970年代のアメリカです。不動産営業の仕事をしていたバーブ・シュワルツという女性が、販売する住宅を演出して魅力的に見せる手法として、ホームステージングを始めました。
その後、90年代半ばからインターネットが急速に普及し、2001年ごろには、アメリカでは、不動産物件はネットで閲覧する時代になります。家具が何もない部屋よりも、素敵にホームステージングされた物件の方が売れやすく、マーケットに滞留している期間も少ないことから、ホームステージングが浸透していったといわれています。
ホームステージングが始まったのは、1970年代のアメリカです。不動産営業の仕事をしていたバーブ・シュワルツという女性が、販売する住宅を演出して魅力的に見せる手法として、ホームステージングを始めました。
その後、90年代半ばからインターネットが急速に普及し、2001年ごろには、アメリカでは、不動産物件はネットで閲覧する時代になります。家具が何もない部屋よりも、素敵にホームステージングされた物件の方が売れやすく、マーケットに滞留している期間も少ないことから、ホームステージングが浸透していったといわれています。
日本でも増加中
日本では2013年に〈一般社団法人日本ホームステージング協会〉が発足し、ホームステージャーの認定資格制度が始まりました。2016年以降はメディアで取り上げられることも増え、認定資格講座の受講者も増えています。2013年度に比べて、資格取得者は6倍に。協会会員のなかには、社内で資格取得を奨励する法人も少なくありません。また、個人で資格を取得し、独立して活動している人もいます。
日本では2013年に〈一般社団法人日本ホームステージング協会〉が発足し、ホームステージャーの認定資格制度が始まりました。2016年以降はメディアで取り上げられることも増え、認定資格講座の受講者も増えています。2013年度に比べて、資格取得者は6倍に。協会会員のなかには、社内で資格取得を奨励する法人も少なくありません。また、個人で資格を取得し、独立して活動している人もいます。
家を演出する総合プロデューサー
〈日本ホームステージング協会〉では、ホームステージングとは「家の演出をするためにありとあらゆる手を尽くすこと」と定義しています。よく「ホームステージャーはインテリアコーディネーターなどのインテリアの専門資格とどう違うのですか？」 という質問を受けますが、インテリアコーディネーターが「住まい手が暮らすためのインテリアづくり」を手がけるのに対して、ホームステージャーは「見せるためのステージングをする」のが仕事です。
例えば、売り出し中の物件をステージングする場合には、家具をコーディネートし、玄関やキッチンが汚れていたらきれいにし、片付いていない家があれば片づけます。人が心地よく感じる色やセンスを見極め、訪れる人に家を買いたいと思ってもらえるような魅力的な空間を作ります。つまり、ホームステージャーとは、家を演出する総合プロデューサーです。
〈日本ホームステージング協会〉では、ホームステージングとは「家の演出をするためにありとあらゆる手を尽くすこと」と定義しています。よく「ホームステージャーはインテリアコーディネーターなどのインテリアの専門資格とどう違うのですか？」 という質問を受けますが、インテリアコーディネーターが「住まい手が暮らすためのインテリアづくり」を手がけるのに対して、ホームステージャーは「見せるためのステージングをする」のが仕事です。
例えば、売り出し中の物件をステージングする場合には、家具をコーディネートし、玄関やキッチンが汚れていたらきれいにし、片付いていない家があれば片づけます。人が心地よく感じる色やセンスを見極め、訪れる人に家を買いたいと思ってもらえるような魅力的な空間を作ります。つまり、ホームステージャーとは、家を演出する総合プロデューサーです。
ホームステージングをするメリットは？
不動産の購入を検討する場合、何もない部屋と家具や小物が置かれていて素敵な生活の雰囲気がある部屋、どちらに惹かれるでしょうか？ きれいに片付いている部屋とそうでない部屋のどちらを購入したいと思うでしょうか？ マイナスポイントと感じる部分があれば、買い手が値下げ交渉を申し入れる可能性があります。一方、その家にふさわしい空間が演出されていれば、その家本来の価値が買い手にきちんと伝わります。
ホームステージングが活用されるのは、家の売買の場面だけではありません。例えば、お祝いや特別な日の家族の食事や、ホームパーティーも、プロのホームステージャーが活躍する場。ゲストとホストの思い出に残る空間を作ります。
不動産の購入を検討する場合、何もない部屋と家具や小物が置かれていて素敵な生活の雰囲気がある部屋、どちらに惹かれるでしょうか？ きれいに片付いている部屋とそうでない部屋のどちらを購入したいと思うでしょうか？ マイナスポイントと感じる部分があれば、買い手が値下げ交渉を申し入れる可能性があります。一方、その家にふさわしい空間が演出されていれば、その家本来の価値が買い手にきちんと伝わります。
ホームステージングが活用されるのは、家の売買の場面だけではありません。例えば、お祝いや特別な日の家族の食事や、ホームパーティーも、プロのホームステージャーが活躍する場。ゲストとホストの思い出に残る空間を作ります。
どのくらいの費用がかかるの？
〈日本ホームステージング協会〉を通じてホームステージャーを雇った人がかけた費用は、3万〜40万円程度。しかし、物件や目的によって金額もさまざまです。実際にプロに仕事を頼む場合には、ホームステージャーに目的と予算を伝えて、何ができるかを相談しましょう。
ホームステージングを依頼するには？
プロのホームステージャーを探しましょう。例えば〈日本ホームステージング協会〉にはたくさんのプロが登録しているのでそのなかから選ぶと良いでしょう。Houzzの〈日本ホームステージング協会〉アカウントでも登録会員を見つけることができます。
こちらもあわせて
大切な家を売るなら「ホームステージング」は必須。アメリカでますます注目が集まる「ホームステージャー」のサービスとは？
家を売るときのホームステージング、お金と手間をかけるべき場所はどこ？
教えてHouzz
ホームステージングを利用したことはありますか？
〈日本ホームステージング協会〉を通じてホームステージャーを雇った人がかけた費用は、3万〜40万円程度。しかし、物件や目的によって金額もさまざまです。実際にプロに仕事を頼む場合には、ホームステージャーに目的と予算を伝えて、何ができるかを相談しましょう。
ホームステージングを依頼するには？
プロのホームステージャーを探しましょう。例えば〈日本ホームステージング協会〉にはたくさんのプロが登録しているのでそのなかから選ぶと良いでしょう。Houzzの〈日本ホームステージング協会〉アカウントでも登録会員を見つけることができます。
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ホームステージング紹介の記事、どうもありがとうございます。
私はインテリアコーディネーターですが、ホームステージングも手掛けています。
お書きのように、「インテリアコーディネーターが「住まい手が暮らすためのインテリアづくり」を手がけるのに対して、ホームステージャーは「見せるためのステージングをする」」という側面はあるかと思いますが、家の良さを最大限に活かし、表現するというのは同じだと思っています。
違いと言えば、ホームステージングは、売却(または賃貸)で早く結果を出す、という事に繋がる為、比較的費用対効果をお客様が感じて下さり易いという事はあるかと思います。
本家アメリカでは、プロのホームステージャーは自分で持ち込んだ家具等も使い、とにかくその場を美しく見せる事に注力している事が多い為、本来その家に備わっていない(Unfurnished)ものを使って、高く売りつけるという評価もあるようです。
そういう事も踏まえて、私はまずはハウスクリーニングで家そのものをリフレッシュさせ、基本的にはプラスonするものは小物を主にという事をご提案しています。また、その部屋に元々あった家具が活かせればそれを使い、なければ手頃な値段でその部屋が気に入った方が欲しいと仰ればお渡し出来る位の価格の家具を幾つかプラスします。
そうそう、ホームステージングで素晴らしくなった家に惚れ直し、売るのを止めたというホームオーナーさんもいらっしゃるとお聞きした事があります。そういうホームステージングが出来ればと私も思っています。