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個性豊かな照明で、階段を魅力的な空間に!
住まい雰囲気がこんなにも変わるのか?と感動する、階段まわりの照明。器具の種類、光の明るさや色、設置場所の違いがもたらす光の効果の妙をご覧ください。
ブラッキン・ヘザー
2022年2月13日
Houzz contributor.
Home Life Style インテリア、収納空間デザイン。
「贅沢な時間を過ごせる、あなたらしい心地よい住まいづくり」をモットーに、一人ひとりの個性や「好き」を引き出しながらのインテリアのコーディネーション、
より快適な暮らしのためのライフスタイルに合わせた収納計画のご提案をいたします。
著書「ふつうの住まいでかなえる外国スタイルの部屋づくり(文藝春秋)
Interior decoration and storage space planning in Tokyo, Japan. English/Japanese bilingual, with interior design and decoration experience in Europe and Japan.
Houzz contributor.
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階段まわりを、照明を使って素敵に演出すると、リビングやホールのインテリアもぐっと映えてみえます。この記事では、階段まわりのデザインを考える際のヒントになるような照明のアイデアを、13の事例を用いてご紹介します。
光の表情が豊かなブラケット
日本の住まいの階段でも人気のある、壁面に設置して部屋を照らす壁付けタイプのブラケットライト。こちらの上下に照らすタイプは光によって、独特なモチーフが楽しめます。壁の色を変えたり、質感のある素材を使いながら、光との遊びを楽しめるような空間にしてみてはいかがでしょう。
日本の住まいの階段でも人気のある、壁面に設置して部屋を照らす壁付けタイプのブラケットライト。こちらの上下に照らすタイプは光によって、独特なモチーフが楽しめます。壁の色を変えたり、質感のある素材を使いながら、光との遊びを楽しめるような空間にしてみてはいかがでしょう。
アートのように楽しむライト
階段横のニッチ(くぼみ部分)に吊るした、まるでアートのようなペンダントライト。ペンダントだけではなく、ニッチの底の部分のアップライトも含めて、2方向からの光でさらに奥深さのあるライティングに。
階段横のニッチ(くぼみ部分)に吊るした、まるでアートのようなペンダントライト。ペンダントだけではなく、ニッチの底の部分のアップライトも含めて、2方向からの光でさらに奥深さのあるライティングに。
宙に浮かぶようなペンダント
高い位置から吊るした、丸型の大きめなペンダントは、1つよりも複数、高さ違いで吊るしてリズムを出しましょう。
小さな空間だからこそ、多少大きめのものがよりインパクトを与えてくれます。透明感のあるものや、見た目が軽いスタイルのペンダントであれば、圧迫感も出にくいので、複数あっても大丈夫。こちらの写真のような、シンプルな丸いボールタイプも素敵ですね。
高い位置から吊るした、丸型の大きめなペンダントは、1つよりも複数、高さ違いで吊るしてリズムを出しましょう。
小さな空間だからこそ、多少大きめのものがよりインパクトを与えてくれます。透明感のあるものや、見た目が軽いスタイルのペンダントであれば、圧迫感も出にくいので、複数あっても大丈夫。こちらの写真のような、シンプルな丸いボールタイプも素敵ですね。
吹き抜けには長さのあるシャンデリアタイプ
上から下まで高さ違いに吊るした、複数の小さなライトのついたシャンデリアタイプの照明は、階段の吹き抜けにぴったりです。小さな光が上から下まで散らばって、まるで星空を見ているような美しい光景が浮かびます。
階段まわりの照明のアイデアをもっとみる
上から下まで高さ違いに吊るした、複数の小さなライトのついたシャンデリアタイプの照明は、階段の吹き抜けにぴったりです。小さな光が上から下まで散らばって、まるで星空を見ているような美しい光景が浮かびます。
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フローティングに見える幻想的なライト
一つ下の段を照らす踏板の底側に取り付けられたライト。立ち上がり部分のないオープンタイプの階段なため、階段下の空間も照してくれるので、グリーンを置いたり、ちょっとしたくつろぎを感じられるコーナーとして活用することもできます。
一つ下の段を照らす踏板の底側に取り付けられたライト。立ち上がり部分のないオープンタイプの階段なため、階段下の空間も照してくれるので、グリーンを置いたり、ちょっとしたくつろぎを感じられるコーナーとして活用することもできます。
こちらの階段は、壁から少しだけ離した構造が印象的です。
隙間から漏れるようなライトによって、まるで階段が浮いているように見え、階段そのものが彫刻などのアートのような、特別な存在になっています。照明を取り入れるのはもちろん、日中は上の階の窓からの光も楽しめそうなデザインです。
隙間から漏れるようなライトによって、まるで階段が浮いているように見え、階段そのものが彫刻などのアートのような、特別な存在になっています。照明を取り入れるのはもちろん、日中は上の階の窓からの光も楽しめそうなデザインです。
足元をしっかり照らす間接照明
階段の照明計画では、安全性も考慮しなくてはなりませんが、暗いのも危険ですし、照明が視界に直接入って眩しく感じるのも問題です。
こちらの写真の階段では、壁の下の部分からの間接照明が、足元をしっかりと照らしています。このように足元を優しく照らすことで、夜も安心して上り下りができます。
ふかし壁の奥だけレンガといった異なる素材を使っているところにもご注目を。照明でレンガならではのラフな質感が映え、まわりとの面白いコントラストをつくりだしています。
階段の照明計画では、安全性も考慮しなくてはなりませんが、暗いのも危険ですし、照明が視界に直接入って眩しく感じるのも問題です。
こちらの写真の階段では、壁の下の部分からの間接照明が、足元をしっかりと照らしています。このように足元を優しく照らすことで、夜も安心して上り下りができます。
ふかし壁の奥だけレンガといった異なる素材を使っているところにもご注目を。照明でレンガならではのラフな質感が映え、まわりとの面白いコントラストをつくりだしています。
足元が柔らかな光で照らされる、手すりに組み込まれたコーニス照明。光を壁面に反射させる間接照明なので、手すりの下や踏板周りが、ふわっと柔らかな光で包まれ、優しい印象を与えています。しかも、足元にはしっかりと光が届き、それでいて眩しさも避けられるのがポイントです。
こちらは、壁の中に埋め込んだ手すり。光を取り入れることで、壁のアクセントにもなっています。
階段をインテリアのアクセントに
リビングのアクセントになっている階段のライトブルーの明かり。まるで水のようなイメージは、まさに海に近いこの家にぴったりです。透明な素材による軽さや抜け感は階段だけではなく、階段から続くロフトスペースの通路にまで続き、部屋全体に明るい、広々とした、軽やかな印象を与えてくれています。
こちらもあわせて
印象的なインテリアを作る、リビング階段の活かし方
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オープン階段の場合は、暗くなりがちな階段下の演出も意識したいものです。
床に埋め込んだアップライトは、階段のデザインや階段下の空間を引き立て、空間にさらに立体感を生み出しています。
また、壁を照らすのは空間を広く感じさせる効果もあるので、このスペースも生かすと良いでしょう。
床に埋め込んだアップライトは、階段のデザインや階段下の空間を引き立て、空間にさらに立体感を生み出しています。
また、壁を照らすのは空間を広く感じさせる効果もあるので、このスペースも生かすと良いでしょう。
こちらの写真では、一見、階段下の壁が紫に塗ってあるように見えるますが、実は色のついた照明によるドラマティックな演出です。調色可能なライトであれば気分やシチュエーションによって色を変えられるのも面白いですね。
さまざまな照明のアイデアをご紹介しましたが、いかがでしたか? 階段まわりの照明を選ぶときには、ぜひデザイン性だけでなく、安全性や機能性もチェックするようにしてください。
Houzzで照明の専門家を探す
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