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【2019年】日本のHouzzユーザーが選んだ人気写真:スタイル別
2019年、日本のHouzzユーザーが最も多くアイデアブックに保存した写真。今回はHouzzで根強い人気の4スタイルのトップ3をそれぞれご紹介します。
Houzz Japan
2019年12月30日
Houzz Japan 公式アカウント
今回は住宅のデザインやインテリアのスタイルに着目し、人気写真を見ていきましょう。日本のHouzzユーザーに最も人気があるスタイルは「モダンスタイル」「アジアンスタイル(ジャパニーズスタイルを含む)」「コンテンポラリースタイル」「スカンジナビアンスタイル(北欧スタイル)」の4つです。それらのスタイルの中から、写真の保存数が最も多かった写真のトップ3を、それぞれご紹介します。
*この記事は、2018年1月〜2019年11月15日までにアップロードされた写真のうち、2019年1月〜11月15日までの間に日本のHouzzユーザーがアイデアブックに保存した写真のデータに基づいています。
*この記事は、2018年1月〜2019年11月15日までにアップロードされた写真のうち、2019年1月〜11月15日までの間に日本のHouzzユーザーがアイデアブックに保存した写真のデータに基づいています。
モダンスタイルとは、スッキリしていてミニマル、そして建築と共鳴するようなスタイルです。近代以前の装飾性の高いスタイルから脱却したスタイルのことを指します。
モダンスタイル:1位
人気写真ベスト10リビング&ファミリールーム編でも1位を獲得した神奈川県のビー・ツーが手がけたリビングです。
このプロジェクトで使われた家具に注目。モダンスタイルでは、これらの家具のようにすっきりとした直線的なラインや、金属などのつるっとした素材がよく使われます。
モダンスタイル:1位
人気写真ベスト10リビング&ファミリールーム編でも1位を獲得した神奈川県のビー・ツーが手がけたリビングです。
このプロジェクトで使われた家具に注目。モダンスタイルでは、これらの家具のようにすっきりとした直線的なラインや、金属などのつるっとした素材がよく使われます。
モダンスタイル:2位
愛知県の建築設計室アーキスタジオが手がけた和モダンなキッチンです。
モダンスタイルといえば、モノトーンの配色に抽象画などでフォーカルポイントとなる原色を取り入れるなど、少々冷たい印象を持っている人もいるかもしれません。
でも最近では、このキッチンのようにダークな色味の木を採用したり、幾何学的なフォルムを取り入れたりして、クールさのなかにあたたかみや変化をプラスしたスタイルが人気です。
愛知県の建築設計室アーキスタジオが手がけた和モダンなキッチンです。
モダンスタイルといえば、モノトーンの配色に抽象画などでフォーカルポイントとなる原色を取り入れるなど、少々冷たい印象を持っている人もいるかもしれません。
でも最近では、このキッチンのようにダークな色味の木を採用したり、幾何学的なフォルムを取り入れたりして、クールさのなかにあたたかみや変化をプラスしたスタイルが人気です。
モダンスタイル:3位
こちらも人気写真ベスト10リビング&ファミリールーム編にも入った写真。モダンスタイルの人気の高さを伺わせます。京都府の岸研一建築士事務所が手がけた、リノベーションプロジェクトです。
装飾を限りなくそぎ落とし、ミニマルスタイルを追求しながらも、本当に必要な日用品はキャビネットやビルトインの収納棚に収まるよう計算されています。そのため、すっきりとした見た目以上にゆったりとくつろげる空間となっています。
こちらも人気写真ベスト10リビング&ファミリールーム編にも入った写真。モダンスタイルの人気の高さを伺わせます。京都府の岸研一建築士事務所が手がけた、リノベーションプロジェクトです。
装飾を限りなくそぎ落とし、ミニマルスタイルを追求しながらも、本当に必要な日用品はキャビネットやビルトインの収納棚に収まるよう計算されています。そのため、すっきりとした見た目以上にゆったりとくつろげる空間となっています。
アジアンスタイルと聞くと、バリやインド、中国のようにエスニック寄りのスタイルを思い浮かべる人も多いかと思います。Houzzのスタイルカテゴリーでは、和風や和モダンスタイルなどの「ジャパニーズスタイル」は「アジアンスタイル」に含まれています。つまり、和のテイストのあるものはアジアンスタイルに含まれます。
アジアンスタイル:1位
山形県のグッドライフ黒田工務所が手がけたプロジェクトの玄関。写真奥のクローゼットはガレージに繋がります。
色味の異なる木を効果的に使いつつ、玄関から見えない位置に手洗い場やクローゼットを設け、住まい手の使い勝手に心配りされた玄関です。
アジアンスタイル:1位
山形県のグッドライフ黒田工務所が手がけたプロジェクトの玄関。写真奥のクローゼットはガレージに繋がります。
色味の異なる木を効果的に使いつつ、玄関から見えない位置に手洗い場やクローゼットを設け、住まい手の使い勝手に心配りされた玄関です。
アジアンスタイル:2位
人気写真ベスト10エクステリア編でも1位にランクインした、東京都のYOSHINORI SAKANO ARCHITECT Co,.Ltd.のプロジェクトです。落ち着いたグレーの壁は手仕事の質感が感じられ、玄関ドアと一体化した木の板張りがアクセントになっています。葉形のコントラストが面白い植栽も魅力的ですね。
人気写真ベスト10エクステリア編でも1位にランクインした、東京都のYOSHINORI SAKANO ARCHITECT Co,.Ltd.のプロジェクトです。落ち着いたグレーの壁は手仕事の質感が感じられ、玄関ドアと一体化した木の板張りがアクセントになっています。葉形のコントラストが面白い植栽も魅力的ですね。
アジアンスタイル:3位
新潟県、ナレッジライフが手がけたプロジェクトです。あらわしになった梁や、柱を堪能できる気持ちのよい吹き抜けのLDK。家族のコミュニケーションを重視した現代的レイアウトの空間で、和の家具や建具もしっくりと馴染んでいます。経年変化と不変の構造美の両方を味わいながら、家族で過ごす時間を大切にできる家です。
新潟県、ナレッジライフが手がけたプロジェクトです。あらわしになった梁や、柱を堪能できる気持ちのよい吹き抜けのLDK。家族のコミュニケーションを重視した現代的レイアウトの空間で、和の家具や建具もしっくりと馴染んでいます。経年変化と不変の構造美の両方を味わいながら、家族で過ごす時間を大切にできる家です。
コンテンポラリースタイルは、すっきりしたラインを重視して、装飾を最小限に抑えている点がモダンスタイルと共通しています。しかし、20世紀中頃という時代に根差したモダンスタイルと違い、コンテンポラリースタイルはより自由に現在進行形の雰囲気やトレンドを取り入れています。
このスタイルはシンプルで質のよい素材、クリーンなラインやフォルムといったデザイン性と機能性の高さが特徴です。
コンテンポラリースタイル:1位
東京都のErnest Architectsが手がけたプロジェクトのリビング写真。ボーダータイルの壁や厚みをもたせた開口部のつくりが、空間に奥行きをプラスしています。「同時代」を意味するコンテンポラリーの1位にふさわしく、最新のデザインと技術を活用しつつ、すっきりとした印象にまとめています。
このスタイルはシンプルで質のよい素材、クリーンなラインやフォルムといったデザイン性と機能性の高さが特徴です。
コンテンポラリースタイル:1位
東京都のErnest Architectsが手がけたプロジェクトのリビング写真。ボーダータイルの壁や厚みをもたせた開口部のつくりが、空間に奥行きをプラスしています。「同時代」を意味するコンテンポラリーの1位にふさわしく、最新のデザインと技術を活用しつつ、すっきりとした印象にまとめています。
コンテンポラリースタイル:2位
熊本県のコムハウスが手がけた書斎スペースです。
コンテンポラリースタイルには1位のプロジェクトのようなフォーマルスタイルと、このプロジェクトのように生活を明るくシンプルに楽しむことを優先したカジュアルスタイルがあります。
収納ボックスや本がすっきりと収まるよう、緻密に計算しつつ、フォルムが印象的な家具を置いて楽しい空間を演出しています。
熊本県のコムハウスが手がけた書斎スペースです。
コンテンポラリースタイルには1位のプロジェクトのようなフォーマルスタイルと、このプロジェクトのように生活を明るくシンプルに楽しむことを優先したカジュアルスタイルがあります。
収納ボックスや本がすっきりと収まるよう、緻密に計算しつつ、フォルムが印象的な家具を置いて楽しい空間を演出しています。
コンテンポラリースタイル:3位
大阪のオーダーキッチン会社Accaが手がけたキッチン。こちらはフォーマルなコンテンポラリースタイルです。5.5mの長さのキッチンの天板はクォーツストーン。扉にはオーク材を使用し、木目が通るよう細部まで計算されています。まさに料理をふるまう人の舞台となるキッチンです。
大阪のオーダーキッチン会社Accaが手がけたキッチン。こちらはフォーマルなコンテンポラリースタイルです。5.5mの長さのキッチンの天板はクォーツストーン。扉にはオーク材を使用し、木目が通るよう細部まで計算されています。まさに料理をふるまう人の舞台となるキッチンです。
スカンジナビアンスタイル(北欧スタイル)は日本では根強い人気のスタイルです。北欧のインテリアはシンプルでクリーン。白や中間色の使い方も上手です。多くの名作デザインを生み出した国々のスタイルらしく、アイコニックな家具や照明を配置すれば、印象深いシーンがつくれます。
スカンジナビアンスタイル:1位大阪の一級建築士事務所sootoが手がけたキッチンです。このプロジェクトでは白と中間色を効果的に配色し、優しい色味の木をキッチンに使って自然を敬う、北欧のインテリアを取り入れています。
スカンジナビアンスタイル:1位大阪の一級建築士事務所sootoが手がけたキッチンです。このプロジェクトでは白と中間色を効果的に配色し、優しい色味の木をキッチンに使って自然を敬う、北欧のインテリアを取り入れています。
スカンジナビアンスタイル:2位
大阪の一級建築士事務所アトリエmが手がけたキッチン。クリーンでシンプル、タイムレスな北欧スタイルです。ダイニングのヤコブソンランプと同じ明るい色味の木は、子育て期間に増えるポップな色味との相性も抜群です。
スローなデザインをとりいれた、北欧スタイルの豊かな暮らしとは?
大阪の一級建築士事務所アトリエmが手がけたキッチン。クリーンでシンプル、タイムレスな北欧スタイルです。ダイニングのヤコブソンランプと同じ明るい色味の木は、子育て期間に増えるポップな色味との相性も抜群です。
スローなデザインをとりいれた、北欧スタイルの豊かな暮らしとは?
スカンジナビアンスタイル:3位
山口県のI.D.Worksが手がけたダイニングキッチンがランクイン。北欧インテリアで統一されたダイニングは、自然光を楽しみながら心ゆくまでヒュッゲを楽しめそうです。
光と自然を上手に取り入れ、陰影を楽しむ北欧スタイルは、日本人にとっても馴染み深く、心地いいものです。
北欧スタイルの写真をもっと見る
山口県のI.D.Worksが手がけたダイニングキッチンがランクイン。北欧インテリアで統一されたダイニングは、自然光を楽しみながら心ゆくまでヒュッゲを楽しめそうです。
光と自然を上手に取り入れ、陰影を楽しむ北欧スタイルは、日本人にとっても馴染み深く、心地いいものです。
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