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1アイテム入れ替えて、狭い空間を最大限に生かす方法
小さな部屋にあるものを1つだけ入れ替えることで、その空間の見た目と機能を大きく変えることができます。
Amanda Pollard
2020年2月29日
小さな空間の家づくりに関して、デザイナー達はあらゆる策を熟知しています。簡単な仕掛けもあれば、驚くようなからくりもありますが、たいていは部屋の要素のうち1つだけを取り替えることで、その空間の見た目と効率性を大幅に変えることができます。以下の事例で、単純な入れ替えがどのような違いを生みだすかをご紹介します。
背面カウンターを、収納に替える
かつてクローゼットとして使用されていた場所につくられた、この狭いキッチン。
デザイナーとしては、部屋の両側にワークトップを追加できたかもしれませんが、そのためには収納が犠牲になってしまいます。発想を逆転させ、片側の壁全面に床から天井まであるキャビネットを備え付け、そこにオーブンと冷凍冷蔵庫のためのスペースを組み込みました。
十分な収納スペースによってワークトップはすっきりと片付き、ミニマルな白いデザインは、スペースを広く見せる効果を発揮しています。
かつてクローゼットとして使用されていた場所につくられた、この狭いキッチン。
デザイナーとしては、部屋の両側にワークトップを追加できたかもしれませんが、そのためには収納が犠牲になってしまいます。発想を逆転させ、片側の壁全面に床から天井まであるキャビネットを備え付け、そこにオーブンと冷凍冷蔵庫のためのスペースを組み込みました。
十分な収納スペースによってワークトップはすっきりと片付き、ミニマルな白いデザインは、スペースを広く見せる効果を発揮しています。
エッジは張り出さずに、立ち上げる
不要なものは追加せず、狭い調理空間内の無駄をなくしましょう。デザイナーたちはこのワークトップを張り出させるのでなく、業務用キッチンから盗んだ巧妙なアイデアを採り入れました。
このワークトップは手前側を持ち上げるように成形され、油やその他の液体こぼれをキャッチするための縁となっています。この加工によって、ワークトップは狭い空間に張り出さず、ベースキャビネットにすっきりおさまります。
知っておきたいスモールキッチンの技!
不要なものは追加せず、狭い調理空間内の無駄をなくしましょう。デザイナーたちはこのワークトップを張り出させるのでなく、業務用キッチンから盗んだ巧妙なアイデアを採り入れました。
このワークトップは手前側を持ち上げるように成形され、油やその他の液体こぼれをキャッチするための縁となっています。この加工によって、ワークトップは狭い空間に張り出さず、ベースキャビネットにすっきりおさまります。
知っておきたいスモールキッチンの技!
朝食用の大きなバーカウンターを、すっきりスリムに替える
このワンルームマンションのキッチンエリアはミニサイズですが、デザイナー達は、座る場所を制限せず十分に確保しています。ただし、ベースに食器棚を組み込んだアイランドキッチンにするのではなく、バーエリアをよりスリムにデザインしました。
壁に取り付けられたすっきりとした棚は、持ち出しのテーブルへと続き、その下にバー・スツールを収納することで省スペース化を実現しています。
このワンルームマンションのキッチンエリアはミニサイズですが、デザイナー達は、座る場所を制限せず十分に確保しています。ただし、ベースに食器棚を組み込んだアイランドキッチンにするのではなく、バーエリアをよりスリムにデザインしました。
壁に取り付けられたすっきりとした棚は、持ち出しのテーブルへと続き、その下にバー・スツールを収納することで省スペース化を実現しています。
収納家具を、壁面収納に替える
この小さなマンションの一室にあるオープンプランのスペースは、キッチン、ダイニング、リビングで構成され、角度のあるフロアプランに収まるように、巧妙にレイアウトされています。
デザイナーなら、このような狭いエリアでは、家具をより小さめに設計して、広々とした印象にしたいと考えたかもしれません。しかし小ぶりな本棚はむしろ乱雑な印象を与える可能性があり、壁一面をオーダーメイドのディスプレイユニットにしたのです。
リビングエリアの範囲を明確にし、スペースに個性をもたせるのにも役立っています。
この小さなマンションの一室にあるオープンプランのスペースは、キッチン、ダイニング、リビングで構成され、角度のあるフロアプランに収まるように、巧妙にレイアウトされています。
デザイナーなら、このような狭いエリアでは、家具をより小さめに設計して、広々とした印象にしたいと考えたかもしれません。しかし小ぶりな本棚はむしろ乱雑な印象を与える可能性があり、壁一面をオーダーメイドのディスプレイユニットにしたのです。
リビングエリアの範囲を明確にし、スペースに個性をもたせるのにも役立っています。
小型のベッドサイドユニットを、背の高い棚に替える
こちらの部屋では、背面の壁を巧みに利用することで、コンパクトな寝室でも十分な収納スペースが確保できています。
ベッドサイドの引き出しユニットでは収納が足りなかったため、追加の棚のフレームがベッドを囲むよう、上部にも設置されました。トップはさらに広い棚になっていて、普段あまり使わないものを置いておくこともできます。
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こちらの部屋では、背面の壁を巧みに利用することで、コンパクトな寝室でも十分な収納スペースが確保できています。
ベッドサイドの引き出しユニットでは収納が足りなかったため、追加の棚のフレームがベッドを囲むよう、上部にも設置されました。トップはさらに広い棚になっていて、普段あまり使わないものを置いておくこともできます。
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四角いシャワー室を、省スペースな多角形に替える
大きな正方形のシャワー室は場所を取り過ぎるため、シャワー室を縮小するという選択肢もデザイナーたちにはあったはずです。
しかしこちらの部屋では、シャワーを浴びる場所を十分に確保しながら、トイレや洗面器の近くの貴重な床面積を占有しないよう、斜線を用いたデザインが用いられています。
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大きな正方形のシャワー室は場所を取り過ぎるため、シャワー室を縮小するという選択肢もデザイナーたちにはあったはずです。
しかしこちらの部屋では、シャワーを浴びる場所を十分に確保しながら、トイレや洗面器の近くの貴重な床面積を占有しないよう、斜線を用いたデザインが用いられています。
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