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冬の乾燥に要注意!無垢フローリングを長持ちさせるプロの施工テクニックとは?

冬の乾燥が続くこの季節、無垢フローリングをお使いの方や施工を検討中の方にとって、大切なポイントがあります。

それは、無垢フローリングの「伸縮性」です。この特性を活かしながら、しっかりとトラブルを防ぐには、プロならではの施工ノウハウが欠かせません。今回は無垢フローリングの施工時に注意すべきポイントと、冬季に特に気を付けたい施工ミスを回避するための秘訣をご紹介します。

冬の乾燥で起こる無垢フローリングの変化

無垢フローリングは天然木材でできているため、湿度の影響を受けやすいのが特徴です。





特に乾燥が激しい冬場は、木材の水分が蒸発し、横幅が縮むことがあります。この現象は無垢材特有のメリットでもありますが、施工時の注意不足が原因で思わぬトラブルを招くことも…。

例えば、以下のような問題が発生する可能性があります。

  • 梅雨時期の湿度増加でフローリングが膨張し、床が盛り上がる
  • 壁際のクリアランス不足による変形
  • 湿気の多い環境でフローリングが反る

これらのトラブルを防ぐには、無垢フローリング特有の施工技術が求められます。




こんな現場は特に注意!トラブルが起こりやすい条件

無垢フローリングの施工時には、以下のような環境が要注意です。

  1. 高気密なRC造で壁がビニールクロス:高気密な建物では、湿気がこもりやすく、無垢材にとって不利な条件が生まれます。ビニールクロスは通気性がなく、湿度変化への対応が難しくなるため、フローリングの膨張や収縮が激しくなる可能性があります。
  2. 幅広の無垢フローリングを使用:幅が広いフローリングは、面積が大きい分、湿度による伸縮幅も大きくなります。特に乾燥する季節には注意が必要です。
  3. 壁際のクリアランス不足(巾木未使用):巾木や適切なスペーサーを使用せず、壁際にクリアランスを設けないと、湿気が高まる時期に膨張したフローリングが壁に押されて盛り上がるリスクがあります。
  4. 半地下など湿気がこもりやすい場所:地下や半地下の環境は湿度が高くなりがちです。これにより、無垢材が湿気を吸収して反りや割れの原因になることがあります。

施工ミスを防ぐためのプロのテクニック

1. 壁際のクリアランスを確保する

壁際の巾木下には、必ずクリアランス(隙間)を設けましょう。フローリングが湿気で膨張する際、このスペースがないと押し上げられてしまいます。

2. 調湿効果のある壁材を使用する

壁材に調湿効果がある素材を選ぶと、室内の湿度が安定し、無垢フローリングへの影響が軽減されます。例えば、

  • 漆喰
  • 珪藻土
  • 羽目板



これらの素材は、湿度が高いときには吸収し、乾燥すると放出する性質があります。

3. 木口の保護

掃き出し窓のサッシ下など、木口(木材の断面)が露出する部分にはロウや防水剤を塗り、湿気を吸収しないよう対策します。これにより、湿気が木材内部に侵入するのを防ぎます。

4. スペーサーを使用する

施工時には必ずスペーサーを挟み、適切な間隔を確保します。これにより、フローリング同士の接触を避け、膨張時の圧力を分散させることができます。

5. 湿気対策を徹底する

半地下や湿気がこもりやすい場所では、以下のような対策を講じます:

  • 防湿シートの設置
  • 床下換気システムの導入

無垢フローリングの魅力を最大限に活かすために

無垢フローリングは、四季を通じて木の温もりや質感を楽しめる素晴らしい素材です。しかし、その魅力を最大限に引き出すためには、適切な施工とメンテナンスが不可欠です。特に、湿度が大きく変化する日本の気候では、専門知識を持つプロの技術が求められます。

「餅は餅屋」と言われるように、無垢フローリングの施工は経験豊富な専門家に任せることが安心です。エコロキアでは、長年のノウハウを活かし、お客様の理想の住空間を実現します。

無垢フローリングに関するご相談はエコロキアへ

エコロキアでは、無垢フローリングの施工からメンテナンスまでトータルサポートを提供しています。施工や素材選びでお悩みの方、ぜひお気軽にご相談ください。

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