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秋色の贅沢な花束をプロのように美しくつくる方法
見た目もゴージャスな秋の花束。花選びからバランスの取り方まで、まるでプロのような花束をつくる細かなコツを伝授します!
Rikki Snyder
2017年10月25日
パーティーに呼ばれたときや、お祝いごとがあると、友達や恋人に花を贈りますよね。プロみたいな素敵な花束も、コツを学ぶと意外に簡単につくれます。サベリコ・グリーンハウス&フローリストのトレーシー・ゴールドマンさんが、プロのように美しい花束づくりのコツと、花を長持ちさせる秘訣を教えてくれました。秋色の花を使って、素敵な花束づくりにトライしてみましょう!
オレンジ系の秋らしい色の花を中心に、パープルを差し色にして秋色ブーケをつくります。もちろん、自分の好きな色を選んでいただいてかまいませんし、小麦の穂やかぼちゃなどの秋の野菜を加えるのも素敵です。
オレンジとカボチャを組み合わせると、ハロウィンの時期にもおすすめの彩りになります。
オレンジとカボチャを組み合わせると、ハロウィンの時期にもおすすめの彩りになります。
道具
剪定バサミや花用ナイフ(なければ果物ナイフでも大丈夫)を用意します。
剪定バサミや花用ナイフ(なければ果物ナイフでも大丈夫)を用意します。
1. 花瓶を用意し、写真のように、緑の葉でフレームをつくります(今回はレモンの葉を使いました)。作業中、葉は水につけておくと長持ちします。
葉の切り口は斜めにシャープにカットすると、水揚げがよくなります。花束をつくる前から、花をキープしている水に切り花用の栄養剤を入れておくと、長持ちする花束になります。花瓶に入れる水は、葉や切り花をさしていっても水があふれない程度にたっぷりと入れておきます。
葉の切り口は斜めにシャープにカットすると、水揚げがよくなります。花束をつくる前から、花をキープしている水に切り花用の栄養剤を入れておくと、長持ちする花束になります。花瓶に入れる水は、葉や切り花をさしていっても水があふれない程度にたっぷりと入れておきます。
2. 葉は、ちょっと多すぎるかも、と思うくらいにたっぷり使って、花をしっかりと支えます。
3. ここからがお楽しみ、花選びです。ゴールドマンさんは、オレンジとえび茶のスプレー菊を選びました。秋にぴったりの色ですね。各色6本ずつ、計12本のスプレー菊が、この花束の背景になります。
背景の花を選んだら、次は視線を集める花を選びます。通常は、背景の花よりも数を抑えます。ゴールドマンさんは、明るいイエローのローズ、オレンジのガーベラ、オレンジのユリを選びました。
4. 花瓶に活ける花束をつくるときには、水に触れる部分の葉は取り去っておきます。写真、向かって左が、葉を取り去ったあとのユリです。視線を集める花は、花束から突き出して目立つように、他の花よりも長くカットします。
5. 視線を集める花を、真ん中に挿していきます。
視線を集める花を次々と挿していきます。左右対称のアレンジを心がけましょう。ゴールドマンさんは、1本目のユリの脇に、2本目のユリを挿しているところです。
6. もう1種の視線を集める花、ガーベラを挿していきます。花材店で手に入るプラスティック製のチューブを使うと、茎が折れるのを防げます。
7. 3種目の視線を集める花、ローズを挿していきます。全体のバランスを見ながら、挿していきましょう。
8. ここで、背景となる花を挿していきます。今回はオレンジのスプレー菊です。水につかる部分の葉は取り去っておきます。
9. 視線を集める花と花の間を埋めるように、背景となる花を挿していきます。
10. 背景となる花はバランスよく配置します。花瓶にまっすぐではなく、少し傾けて挿すのがコツ。
ときどき手を止めて、花の高さのバランスを確認してください。視線を集める花が背景となる花よりも高くなるように。バランスも整えましょう。
11. アクセントになる花を加えます。「アクセントになる花を加えると、花束に新しい次元が加わるんですよ」とゴールドマンさん。今回は、暖色であるオレンジとイエローの補色であるパープルのアスターをアクセントとして使います。
アクセントになる花は、隙間を埋めるように挿していきます。花瓶を回して、すべてがきれいにバランスがとれるように挿していきます。アクセントになる花は、長短をつけて使います。
12. アクセントになる花をすべて挿すと、こんな感じに仕上がります。お花のアレンジ部分はこれで終了です。
13. ここに、小麦の穂など、季節を感じさせるアイテムを加えていきます。
14. 季節のアイテムは花束のトップに配置します。まばらに使えば、花の魅力を損なうことはありません。ゴールドマンさんは、小麦の穂を三角形をつくる配置に挿していきます。
15. 季節のアイテムをもう少し加えましょう。飾り用の乾燥カボチャやウリや茶色のどんぐり等はいかがでしょうか?
ウリを使う場合は、茎が細いものを。茎の長さが足りない場合は、ワイヤーを足してグリーンのコサージュ用テープを巻き付けたり、グリーンのプラスティック製ステムを使ったりして延長します。
16. ウリを花束の正面に慎重に挿していきます。今回は2個使っています。
17. 花瓶の周りにリボンを巻いたら完成です! 写真は黃朝布(バーラップ)のリボンを使っていますが、色が秋らしくていいですね。
さあ、大好きな人にプレゼントしましょう。また、おもてなしのテーブルに飾っても素敵です!
花瓶の花束を長持ちさせるコツ:
花瓶には室温の水を入れ、毎日水を入れ替えましょう。水を替えれば、バクテリアが繁殖しにくいので、花が長持ちします。
また、水を替えるときに、ときどき鋭いナイフで茎を斜めにカットして、水揚げをよくしましょう。
切り花は涼しいところのほうが長持ちします。乾燥は禁物。温風が吹き付ける場所や、直射日光が当たる窓辺などには置かないこと。
花瓶の花束を長持ちさせるコツ:
花瓶には室温の水を入れ、毎日水を入れ替えましょう。水を替えれば、バクテリアが繁殖しにくいので、花が長持ちします。
また、水を替えるときに、ときどき鋭いナイフで茎を斜めにカットして、水揚げをよくしましょう。
切り花は涼しいところのほうが長持ちします。乾燥は禁物。温風が吹き付ける場所や、直射日光が当たる窓辺などには置かないこと。
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